冬木の第5次聖杯戦争に月の聖杯戦争のマスター達が参戦します!   作:白野&凛

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すいません。氷室鐘さんを氷室鏡と間違いがあると感想があり訂正しました。

其れでは第10話よろしくです。


第10話

おはようございます。

私は岸波白野、穂群原学園に通う高校生であります。

今日は天気が良くとても気持ちがいい朝です。

それでは今日も一日元気よく学校に・・・・・。

 

凛「何現実逃避してるのかしら?岸波君?」

 

白野「・・・・・・。」

 

おかしいです。何故か朝早くから凛さん達が自分の部屋で仁王立ち状態で自分を見ています。

さらに自分はパジャマ姿で正座をしているのです。

 

蒔寺「いや~、まさか白野が金髪美人と一緒に寝てるなんてね。鐘、あんたライバルが多すぎね・・・。」

 

ドコッ!

 

蒔寺「グハッ!」

 

氷室「白野、これはどうゆうことだ?確かお前は独り暮らしのはずだが?」

 

白野「え、えっと、あの、彼女は居候と言うかなんと言うか。だ、だけど何もやましい事はないよ!ほんとですよ!朝目が覚めたら何故か右に彼女がいて左にありすがいて、てっゆーか何故ありすが自分のベットで寝てるの?」

 

桜「ありすちゃんは先輩の部屋に入るなり先輩とセイバーさんが同じベットで寝てるのを見て『私も一緒にお兄ちゃんと寝る。』と言って布団に入りました。」

 

白野「そ、そうですか。」

 

ネロ「ムフフ、奏者よ~。く~く~。」

 

ありす「く~く~。ウフフ、お兄ちゃん、く~。」

 

桜「先輩は両手に花状態でしたね。」

 

白野「(こ、恐い、皆の目線が恐い!や、やばい、ど、どうすれば)」

 

美綴「岸波?どうした?急に黙りこんで、ん?」

 

ガタガタガタガタガタガタガタガタ

 

凛「あら?どうして震えているの岸波君?」

 

白野「・・・・・・・・・。」

 

ラニ「今度は顔が青くなりました。何故でしょうね?」

 

白野「あ、あの。」

 

凛「ん?何かしら岸波君?」

 

白野「ひ、ひぃっ!」

 

氷室「どうした?何故怯えてる?別にやましい事はないんだろ?とりあえずお前が話したいことがあるなら話してみたらいい。」

 

美綴「早くしろよ。でないと学校に遅れるからな。」

 

白野「あ、あのですね。そ、その、何故皆さんが自分の部屋にいるのかなと思いまして。何時もならチャイムが鳴るはずなのに、おかしいなと思いまして。」

 

凛「白野、あんたユリウスに合鍵を渡してるでしょ。それを預かったの。ま、たまには私達があんたを起こしてあげようかなと思ってね。蒔寺さん達はたまたま会ったから、彼女達もあんたを迎えに行くみたいだったから一緒にとね。」

 

氷室「とりあえず白野よ、学校があるから着替えるべきだろう。私達は外で待っていよう。」

 

蒔寺「鐘、随分あっさりしてるわね。白野の言葉信じてるの?」

 

氷室「まぁ、それなりに付き合いが長いしな、白野は嘘をつくことはまずない。だか、セイバーさん?だっけか?彼女と一緒に寝ていたのは事実だがな。フフフ。」

 

白野「(こ、恐い!だ、誰か助けて!あ、シンジって無理だな、桜は、何か微笑んでるけど目が微笑んでない!ほ、他は、三枝は、あっ、駄目か、凄くおろおろしている)」

 

凛「はぁ~。まぁいいわ。あまり白野を追い詰めても仕方ないしね。私達は外にいるからさっさと着替えなさい。あ、そうだ、ほらありす、起きなさい。学校に遅れるわよ。」

 

ありす「む~。やっ!」

 

ラニ「やっ!って、白野さんが着替えられませんよありす。」

 

ありす「ん~、あ、お兄ちゃん!おはよう。」

 

        チュッ!

 

白野「んっ!」

 

女性陣達

 「・・・・・なっ!?」

 

ありす「ん~、お兄ちゃん!」

 

白野「あ、ありす!な、何を!・・・・・・っ!殺気!」

 

凛「白野君?」

 

ラニ「白野さん?」

 

桜「先輩?」

 

氷室「白野?」

 

美綴「岸波?」

 

白野「ち、違うぞ!こ、これはありすが、ほらありす離れて、俺は着替えないといけないから、ね?」

 

ありす「お兄ちゃん大好き!」

 

蒔寺「いや~、白野、朝からいい修羅場っぷりだわ。由紀香、先に学校に行こうか。」

 

三枝「えっ、あ、うん、それじゃ岸波君私達先に行くね。」

 

白野「あ、待って!行かないで!お願いします!行かないでください!」

 

白野の言葉で蒔寺が近寄る。

 

蒔寺(とりあえず鐘達に何でも言うこと聞くと言いなさい。たぶんそれで助かると思うからね)

 

白野(な、何でも言うこと聞くと?だ、だけど本当にそれで助かるの?)

 

蒔寺(あら?私が信用できないの?大丈夫よ、ま、その後は白野次第だけどね)

 

白野「・・・・・。」(わ、わかった。言ってみる)

 

蒔寺(うんうん、あ、貸し1つだから)「・・・・。由紀香、とりあえず先に学校行こうか。」

 

三枝「うん、それじゃまた後でね。」

 

 

 

 

 

 

 

蒔寺と三枝がいなくしばらくして姿勢を正す白野。

 

 

 

 

 

 

 

白野「え、え~と、あの、とりあえず今回は、す、すいませんでした!まさかセイバーが自分のベットに入ってくるなんて思いもよらず、そのせいで皆さんに不愉快な思いをさせてしまい誠に申し訳ありません!つきましては皆さんの言うことを何でも受け入れますのでどうか許してください!お願いします!」

 

凛「何でも?」

 

ラニ「・・・・何でもですか?」

 

桜「何でも・・・・・。」

 

氷室「ほぅ?」

 

美綴「!?」

 

白野「何でもは流石に言い過ぎですが自分が出来ることなら喜んで引き受けます!」

 

セイバー「く~く~。ムフフ、奏者よ、く~く~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~学校内~

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

士郎「オッス白野って!どうした!な、何があったんだ?目が死んでるみたいだぞ!はっ?ま、まさか慎二が!?」

 

白野「し、士郎?お、おはよう、うん、大丈夫だよ。うん、大丈夫ですよ。」

 

士郎「お、おぉ、(な、何かこの世の終わりみたいな顔つきみたいな、)そ、そうか、ならいいけど。」

 

凛「おはよう衛宮君。んっ、ほら白野、シャキッとしなさい!朝のことはもう済んだんだから。あんたは今朝言ったことを忘れなければそれでいいの!わかったかしら?」

 

白野「ひ、ひぃ!は、はい!わかりました凛さん!」

 

 

 

 

 

 

 

士郎「・・・・・・・・。白野、何があったかは聞かないが・・・・。これだけは言わせてくれ。」

 

白野「し、士郎?」

 

士郎「頑張れ。」

 

白野「し、士郎、・・・・・・・。あ、あれ?何か目から涙が・・・・・。」

 

士郎「頑張れ!白野。」

 

白野「あ、あぁ、ありがとう士郎、やっぱ持つべきものは親友だな。」

 

士郎「当たり前だろ!俺達は親友だろ。」

 

白野「あぁ!俺、頑張るよ!」

 

士郎「うんうん、何時ものお前に戻ってきたな!」

 

白野「サンキューな士郎、今度俺特製の麻婆豆腐をご馳走するよ!」

 

士郎「いや、それはいい。」

 

白野「なっ!」

 

凛「何やってんだか、あっ、そうだ衛宮君、さっきユリウスから連絡が来て間桐君まだ家から出てないみたいよ。たぶん間桐君は学校には来ないと思うわ。」

 

士郎「えっ?そうなんだ。わかった、遠坂には後で俺から伝えとくよ。後は学校が終わり次第皆ユリウスさんと合流しよう。」

 

凛「そうね、もしも間桐君が遅刻で来たら一応私も使い魔を出せるからそれで対応しましょう。」

 

士郎「あぁ。」

 

   ガラガラ。

 

藤村「はーい、皆席に着いて、ホームルーム始めるわよ!あ、後間桐君は体調不良で休みだから、衛宮君、悪いんだけど放課後職員室に来てくれないかしら、今日渡すプリントを届けて欲しいの、お願いね。」

 

士郎「あ、はい。わかりました。」

 

白野「ど、どうして誰も俺が作る麻婆豆腐を認めてくれないんだ。あんなに美味しいのに・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~放課後~

 

白野「なぁ凛、ユリウスが指定した場所は此処で合ってるの?」

 

凛「えぇ、ユリウスからのメールではこの付近にいるみたい、何処にいるのかしら?」

 

ラニ「あっ!白野さんユリウスがいました。」

 

ユリウス「来たか岸波。皆揃っているな。」

 

白野「ユリウス!すまないな、朝から慎二の尾行何かさせてしまい。」

 

ユリウス「昨日も言ったがこういう事は慣れているからな、気にするな岸波。」

 

士郎「ところでユリウスさん、慎二は今何処に?」

 

ユリウス「間桐慎二はこの森の奥にいるはずだ。どうやらアインツベルン城に向かったみたいだな。」

 

リン「アインツベルンって!・・・・・!なるほどね。慎二の奴イリヤと手を組みに交渉しに行ったのね。ま、断られるでしょうけど。」

 

凛「それ以前にアインツベルン城にたどり着けるのかしら?確かアリ、じゃない、キャスターの話ではイリヤって娘のサーヴァントはバーサーカー、アインツベルン城にたどり着く前にバーサーカーに始末されてたりして。」

 

白野・士郎「・・・・・・・・。」

 

ラニ「ところで皆さん、間桐慎二を探すのにあたってはどうしましょうか?」

 

ユリウス「手分けして探すべきだな。まとまって探すよりは効率がいいだろう。」

 

リン「そうね、それじゃあ士郎、あなたは私と行きましょう。岸波君、私達はアインツベルン城に最短のルートで慎二を探すわね。それじゃまた後で。」

 

リンは士郎と共に森の中に消えていく。

 

凛「さて、私達はどうしましょうか?シンジとありすは流石にこんな暗い森の中に連れていけないし、ユリウスとシンジとありすは此処にいてもらおうかしら?ユリウス、二人をお願い出来るかしら?」

 

ユリウス「構わんが、いいのか?俺も間桐を探さなくて?」

 

凛「あんたは朝早くから間桐君を尾行してもらったからね、此処で休んでなさい。白野、それでいいわね?」

 

白野「うん、ユリウスには色々と助けてもらってるしな。少しは休んだ方がいいだろう。」

 

ラニ「それでは私達は二手に別れましょう。白野さんは私と一緒に。」

 

白野「えっ?あ、うん。」

 

ラニ「では、行きましょうか白野さん。」

 

ありす「私もお兄ちゃんと一緒に行く!」

 

白野「駄目だよありす、いい子だから此処にいてね。ね。」

 

ありす「む~~!」

 

白野「キャスター、ありすのことお願いね。」

 

アリス「えぇお兄ちゃん、ほらありす、お兄ちゃんの邪魔しちゃダメよ。私達は此処でお兄ちゃんの帰りを待っていましょう。」

 

ありす「・・・・・・・・うん。」

 

白野「うんうん、いい子だなありす、ユリウス、シンジとありすを頼むな。」

 

ユリウス「心配するな、こっちにはサーヴァントが三騎いるからな。」

 

白野「そうだな、それじゃラニ、行こうか。」

 

ラニ「はい、では皆さんまた後程。」

 

白野とラニは士郎とリンとは別のルートから森へと消えていく。

 

凛「・・・・・・はっ!しまった!ラニめ、ちゃっかり白野と行動するとは。」

 

エリザ「くっ!ラニの奴。凛、何やってるのよ!ラニに先を越されたでしょ!」

 

凛「う、うるさい!はぁ、まあいいわ。桜、私達も間桐君を探しに行きましょう。」

 

桜「・・・・・・・・・・・・。」

 

凛「さ、桜?桜?」

 

桜「へっ?あ、す、すいません凛さん、では、ユリウスさん、シンジさんとありすちゃんをお願いします。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白野達がユリウスと合流する30分程前のアインツベルン城内~

 

イリヤ「・・・・・・。はぁ、悪いけど私は貴方と手を組む気はないから、他をあたりなさい。」

 

慎二「なっ!?お前アインツベルン家の人間だろ!御三家の1つ間桐家と手を組めるんだ、それに聖杯戦争で勝利すれば聖杯を分けてやるって言ってるんだよ、いい条件だと思うけどね。」

 

イリヤ「間桐家?・・・・・・。あぁ、あの落ちこぼれのマキリね、え~と、貴方、慎二だったかしら?昔のマキリならともかく今のマキリは聖杯戦争の仕組みがわかってないみたいね。なんとなく城に招き入れたけど下らない話です。私の前から消えなさい。」

 

慎二「はぁっ!お前馬鹿なのか!この僕と手を組めるんだぜ。お前みたいな子供が聖杯戦争に生き残れないから助けてやると言ってんだろ!はぁ、これだからお子様は・・・・・。」

 

イリヤ「・・・・・・はっ?馬鹿なのは貴方でしょ?マキリの人間、所詮貴方は仮初めのマスター、そうね、今すぐ消してあげようかしら?バーサーカー。」

 

慎二「なっ!?」

 

イリヤ「選ばしてあげる。この城から消えるかバーサーカーに消されるか。さぁ、選びなさい。」

 

慎二「・・・・・・。ちっ!行くぞライダー!おい!お前覚えてろよ!僕と組まなかったことを後悔させてやるからな!」

 

イリヤ「後悔?逆にマキリの蟲と組む方が後悔してしまうわ。」

 

慎二「ぐぅっ!」

 

イリヤ「あ、そうだ、マキリの蟲さん、帰りは気を付けなさい。私達以外にもこの森にはマスターがいるみたいだから。」

 

慎二「・・・・・・・・なっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~アインツベルンの森~

 

慎二「クソッ!あのガキ、せっかくこの僕がわざわざここまで足を運んだのに・・・・・。」

 

ライダー「マスター。どうやらイリヤスフィールが言った通りこの付近にマスターがいます。それも一人ではなく複数いるみたいですね。」

 

慎二「ほっとけばいいさ、僕が通ったルートは誰にも見つからないように細工してるからな。」

 

ライダー「・・・・・・・・。」

 

慎二「そろそろ出口付近だな、何してるライダー!さっさと来いよな!たくっ!使えないサーヴァントだな。」

 

ライダー「・・・・・っ!?マスター!」

 

慎二「え?」

 

         ガキンッ!

 

慎二「な、何だ!クソッ!誰だ!」

 

ドレイク「おや?受け止めたかい。どうやらお前さんのサーヴァントは周囲を警戒してたみたいだね。」

 

慎二「サーヴァント?い、何時の間に!」

 

李「細工をしてたみたいだが儂からすれば大したことはないのでな。」

 

ドレイク「アサシン、邪魔するんじゃないよ。これは私の獲物だからね。」

 

李「カッカッカッ!邪魔はせんさライダーよ。だが、観る分には問題なかろう?」

 

ドレイク「好きにしな、さて、間桐慎二のサーヴァント、悪いが此処で消えてもらうよ。心配しなくていいさね、私とタイマン勝負といこうじゃないか!」

 

ライダー「・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第10話~

  完

 




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ありがとうございます。
では次回もよろしくお願いします。

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