秘封先導鉄   作:”蒼龍”

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皆様お待たせ致しました。
令和になってからの初投稿になりましたが、第95話目更新です。
新元号になっても本作はまだまだ続きますのでよろしくお願い致します!
今回はファイト決着回ですが……少しそんな回にそぐわないタイトルなのは本編を見れば少し分かると思われます。
では、本編をどうぞ!


第95話「芸人、決着、ちょっぴり情報」

「アップヒーバル・ペガサスのスキル発動、相手の全リアガードをデッキボトムへ置き、デッキトップから戻した枚数分コールさせるわ!「ふむ…………『綻びた世界のレディヒーラー』をヴァンガード裏に、アローザルをコール」

よし、クロノジェットの超越スキル発動!

CB(カウンターブラスト)(1)を払い、アローザル・メサイアをデッキボトムへ‼︎

そして此処まで待機していたウルニギンのGB1スキル発動、『クロノジェット』がヴァンガード時、1ターンに1回相手のリアガードがデッキに送られた時にコストで裏向きにしたダメージを表向きにするCC(カウンターチャージ)(1)!

更にガンナーギアのGB1スキル、CB(カウンターブラスト)(1)を払いガンナーギアをソウルに置き、デッキからグレード3を1枚……私は『スチームファイター バリフ』を選び手札に加えるわ‼︎

そして『アップストリーム・ドラゴン』と『ドキドキ・ワーカー』をコール‼︎」

 

アップストリーム・ドラゴン:P9000、C1

ドキドキ・ワーカー:P4000、C1、『☆』

メリー:手札:2 ダメージ:2/3

布陣

 

カリブム アップヒーバル アップストリーム

ウルニギン R ドキドキ

 

綻びた世界のレディヒーラー:P5000、C1、『治』

ブライト:全リアガード入れ替わり、1体消失

布陣

 

R オルターエゴ R

R レディヒーラー R

 

メリーはアップヒーバルのスキルとクロノジェット、更にガンナーギアやウルニギンのスキルを巧みに使いブライトのヒールトリガーを1枚デッキ外へ出させ、インターセプトも潰しつつリアガードを展開する。

更にこのリアガード配置には意味があり、その意味に対戦者であるブライトは直ぐに読み解き、蓮子もそれに続いて理解する。

 

「さあバトルよ、ドキドキ・ワーカーのブースト、アップストリームでヴァンガードにアタックし、GB1スキルが発動しパワー+4000しスキル獲得!「ふむ……ノーガード『アレスター・メサイア』」

アップストリームの追加スキル、このユニットをデッキへ送り、更にデッキからグレード1のユニットをレスト状態でスペリオルコールしデッキをシャッフルする!

『スチームスカラー ジジ』をヴァンガードの後ろにコールしてスキル発動、SB(ソウルブラスト)(2)を払い1枚ドロー!

アップヒーバルでアタック、ドキドキ・ワーカーはスキルでソウルに移動してヴァンガードにパワー+5000と1枚ドロー‼︎「ノーガード」

トリプルドライブ‼︎『スチームファイター アンバー』『スチームナイト カリブム』『ラッキーポッド・ドラコキッド』『引』

ドロートリガー、パワーはカリブムに付与して更にドロー‼︎「ダメージチェック『超弦理論の愛し子』『引』ドロートリガーゲット、1枚ドローしパワーはオルターエゴへ」

……ウルニギンのブースト、カリブムでアタック!!「手札の超弦理論でガード」

ターンエンド‼︎(よし、ライトラインが空いて呪縛(ロック)による妨害の効力が半減した‼︎)」

 

アップストリームVSオルターエゴ:P9000+4000+4000VS11000=ヒット

ダメージチェック『アレスター・メサイア』

アップストリーム:デッキ送り

スチームスカラー ジジ:P5000、C1

メリー:手札:2→3 ソウル:1

アップヒーバルVSオルターエゴ:26000+5000VS11000=ヒット

トリプルドライブ『スチームファイター アンバー』『スチームナイト カリブム』『ラッキーポッド・ドラコキッド』『引』

メリー:6→7

カリブム:P8000+5000=13000

ダメージチェック『超弦理論の愛し子』『引』

ブライト:手札:6→7

オルターエゴ:P11000+5000=16000

カリブムVSオルターエゴ:13000+7000VS16000+5000=ガード成功

メリー:手札(ターン終了時):7

ブライト:ダメージ:4 手札(ターン終了時):6

 

メリーは更に攻撃を加え、ブライトのダメージを4にしつつライトラインを空ける事で呪縛(ロック)対象を減らし、その妨害の効力を半減させる。

これによりメリーは改めてライトラインにリアガードを配置する事も出来、堅実でありながらも大胆な戦略を蓮子達やブライトに見せる。

 

「成る程、呪縛(ロック)対策でサークルを空けたのね。

あれならブライトが返しのターンでデッキトップを呪縛(ロック)として置かない限りライトラインは機能を失わないわね」

 

「メリーやるじゃん!

今のターンだけでも前よりもずっと動きも良いし、これってもしかしたりするかも!」

 

ずっと静かに見守っていた咲夜が漸く口を開き、それに合わせて菫子も指をパチンと鳴らしながらメリーのファイトを、更にブライトを倒す可能性がある事も仄めかしメリーの変わったデッキとそれを使い熟すファイターとしての技術力の向上を褒めていた。

蓮子もまたメリーの成長を喜んでいる為、グッと手に力が入り握り拳を作りながらガッツポーズをやり掛けてしまうが、それはメリーがブライトに勝った時にやろうと思い笑顔でメリーに頷く程度に止める。

 

「ファイトにはその者の全てが表れる…………お前もまた、宇佐見蓮子同様成長している様だな。

このファイトで全てを出し切ると考えいるとも感じる。

なら、次はどう受ける?

スタンド&ドロー!

デスティニー・ディーラーをコストにG(ジェネレーション)ゾーン解放!

混沌を切り裂き、白き翼で描け未来!

ストライド・ジェネレーション、『創世竜 アムネスティ・メサイア』‼︎

オルターエゴの超越(ストライド)スキル、CB(カウンターブラスト)(1)を払いレディヒーラーを呪縛(ロック)し、カリブムを呪縛(ロック)、そしてヴァンガードにパワー+5000‼︎

更に『アレスター・メサイア』をコールしスキル発動、パワー+2000と追加スキル獲得‼︎

まだだ、『サクリファイス・メサイア』をコール‼︎」

 

創世竜 アムネスティ・メサイア:P15000+11000+5000=31000、C1

アレスター・メサイア:P9000+2000=11000、C1

サクリファイス・メサイア:P7000、C1

ブライト:ダメージ:3/4 手札:4

布陣

 

R アムネスティ アレスター

R レディヒーラー(【●】) サクリファイス

【●】:呪縛(ロック)状態

 

ブライトは持論であるファイトにはその者の全てが表れるを口ずさみ、メリーの成長をファイトを通じて感じ更にメリーの実力を見たいとは直接口にはせず、如何対処するかと問い掛けながら蓮子や魔理沙とのファイトでは初手で使わなかったGユニット、アムネスティ・メサイアを使用しメリーに攻撃を仕掛けようとしていた。

 

「アムネスティ・メサイア……確か、私のファイトではブリーザーを使って、そのスキルで表向きにしてた……」

 

「(メサイアのGユニット……オリオンとガチファイトした時に使ってた『創世竜 エクセリクス・メサイア』のスキル要件になってたりしたが、アレみたいに自陣解呪(アンロック)による連続アタックを成すユニットだろうな。

そしてサクリファイスやアレスターも使って来たとなれば……)」

 

蓮子、ブロントさんがアムネスティを見てそれぞれ思い返し、特にブロントさんはオリオンとブライトのファイトで使われた創世竜 エクセリクス・メサイアからそのスキルを予想していた。

そうこうしている間にブライトはユニットに手を掛けていた。

 

「サクリファイスのブースト、アレスターでヴァンガードにアタック!「ノーガード!『ラッキーポッド・ドラコキッド』『引』

ドロートリガー、パワーをクロノジェットに付与してドロー‼︎」

ふむ、アップストリームやジジ、ドキドキ・ワーカーのデッキシャッフルとドローが呼び込んだか。

アレスターの獲得したスキルにより自身を呪縛(ロック)し、ウルニギンを呪縛(ロック)!

更にサクリファイスのスキルで自身を呪縛(ロック)CC(カウンターチャージ)(1)とアムネスティにパワー+3000!

そして、アムネスティ・メサイアでヴァンガードにアタックしスキル発動、CB(カウンターブラスト)(1)を払いこちらの呪縛(ロック)カードを全て解呪(アンロック)解呪(アンロック)した枚数分アムネスティはパワー+3000、更に3枚以上ならクリティカルも+1‼︎

赦しから生まれし白き誇り。

構築せよ、理想の世界!

ホワイト・ライトニング・アンデュレイト‼︎

アムネスティは合計パワーは43000、クリティカル2だ‼︎」

 

アレスターVSクロノジェット:11000+7000VS11000=ヒット

ダメージチェック『ラッキーポッド・ドラコキッド』『引』

クロノジェット・ドラゴン:P11000+5000=16000

メリー:手札:7→8

アレスター、サクリファイス、ウルニギン:呪縛(ロック)状態

アムネスティ・メサイア:31000+3000=34000

アムネスティVSクロノジェット:34000+3000×3VS11000

アレスター、サクリファイス、レディヒーラー:解呪(アンロック)、スタンド

 

アレスターサクリファイスによる呪縛(ロック)生成コンボに加え、アムネスティによるアタックでブライトの全呪縛(ロック)カードが表向きになり使用可能な状態になった上、アムネスティ・メサイアはそのパワーを更に引き上げ、ダメージトリガー1枚のパワーアップでも微々たる差程度になる強大なパワーを発揮する。

メリーはそれらを見て思わず固唾を飲んでしまう。

 

「やっぱりあのメサイアのGユニットも解呪(アンロック)スキルを備えてたか!」

 

「しかもあのアムネスティは自身のパワーを引き上げ、Gゾーンでその神秘のベールに未だ包まれてカーテンコールを待つエクセリクスは自分のリア強化と相手のリア退却で役割がまた違うので状況で使い分けも出来る妙な謙虚さを持っていた!

しかも解呪(アンロック)はゴルパラが持つとナイトが浄化の光で呪いを打ち破り最強に見える筈なのに呪いの大元が逆に持つとコレガワカラナイと思考停止し掛けてしまうのについげきのノヴァグラアクフォ並の連パンでダメージがさらに加速する不具合!

これで俺は〈リンクジョーカー〉が更に嫌いになったなあまりにも卑怯すぎるでしょう‼︎」

 

「でもエクセリクス・メサイアは確かアムネスティが1枚でも表向きになってないと使えず、更にアムネスティを表向きにするコストもある切り札中の切り札だから中盤ではいきなり……あ、だからアイツブリーザーで何時もアムネスティを表向きにしてたんだ‼︎

GB2を達成するのと並行させて‼︎」

 

魔理沙、ブロントさん、蓮子がそれぞれ口を開きアムネスティを見た感想(ブロントさんのは完全なdisり)を言い、蓮子はブライトが〈クレイエレメンタル〉の『スノーエレメント ブリーザー』を採用していた理由を完全に理解し、麟、菫子、咲夜、更にファイトしているメリーは蓮子達の言葉に理に適った理想的な採用理由や戦術に関心し、ブライトは仏頂面ではあるが内心では蓮子の言うブリーザーの採用理由を正解だと思いつつメリーの出方を持っていた。

そしてメリーは手札に手を掛け、ガーディアンをコールする。

 

「『スチームメイデン アルリム』、完全ガード‼︎

コストは『スチームファイター バリフ』よ‼︎」

 

「ジジで引いたカードか……トリプルドライブ‼︎『綻びた世界のレディヒーラー』『治』

ヒールトリガーゲット、ダメージ回復‼︎『超弦理論の愛し子』『引』

ドロートリガーゲット、1枚ドローし、トリガー2枚のパワーはアレスターに付与‼︎

サードチェック‼︎『真空に咲く花 コスモリース』

ノートリガー、アレスターでアタック‼︎「ノーガード……‼︎『スチームメイデン アルリム』」

ターンエンド……上手くこのターンは切り抜けたが……次は無いと思え」

 

アムネスティVSクロノジェット:43000VS16000+0=完全ガード

トリプルドライブ『綻びた世界のレディヒーラー』『治』『超弦理論の愛し子』『引』『真空に咲く花 コスモリース』

アレスター:P9000+10000=19000

ブライト:手札:7→8 ダメージ:3/4→3

アレスターVSクロノジェット:19000+7000VS16000=ヒット

ダメージチェック『スチームメイデン アルリム』

メリー:ダメージ:5 手札:6

 

メリーはギリギリの所で踏み止まり、ダメージ5で凌ぐもブライトは明らかに次のターンで決め切る気で居る為、実質メリーはこの後のターンしかチャンスが無く、メリー自身もそれを理解して緊張が走る。

蓮子達も固唾を飲みながらメリーのファイト、最終攻撃ターンを見守る。

 

「スタンド&ドロー‼︎

(リアガードを吹き飛ばしたいけどクロノスコマンドは完全ガードで止められる、アップヒーバルも効果が薄い……なら、カリブムやこれを使って…………うん、最後までやれる事をやり切る‼︎)今引いたクロノジェットをコストにGゾーン解放‼︎

ストライド・ジェネレーション、『時空竜 ラグナクロック・ドラゴン』‼︎

クロノジェットの超越(ストライド)スキル、CB(カウンターブラスト)(1)を払いアレスターをデッキボトムに‼︎

更に『頂きに立つギアウルフ』、カリブムをコールして、カリブムのスキルでサクリファイスをデッキボトムに‼︎「ではデッキからネオンメサイアをコール、シャッフル!」

そして『スチームファイター アンバー』をコール‼︎」

 

時空竜 ラグナクロック・ドラゴン:P15000+11000=26000、C1

アレスター:デッキボトム

頂きに立つギアウルフ:P7000、C1

サクリファイス:デッキ送り→ネオンメサイアコール

ギアウルフ:P7000+3000=10000

スチームファイター アンバー:P9000、C1

 

メリーはやれる事を考えた結果、ラグナクロックを使いつつ開けていたライトラインを埋め、更にカリブムをヴァンガード裏にコールしサクリファイスをデッキに送りギアウルフのパワーを引き上げ、攻撃態勢を整える。

対するブライトは確かにこの状態ではこれが最善だと考え、それらを止める気でいた。

 

「ラグナクロックでアタック、スキルでCB(カウンターブラスト)(1)を払いGゾーンのラグナクロックを1枚表向きにして、アンタはこれでグレード0のガードは不可、更にラグナクロックのクリティカル+1‼︎「コスモリースで完全ガード‼︎」

トリプルドライブ‼︎『スチームバトラー ダダシグ』『☆』

クリティカルトリガー、全てアンバーに付与‼︎『スチームファイター バリフ』

ノートリガー‼︎

サード……チェック‼︎」

 

メリーはラグナクロックでアタックし、ブライトは完全ガードを使う。

此処までは誰もが見えている結果であった。

残りはメリーのトリガー次第で全てが決まる、ブライトの対応も何もかもが。

メリーは気合を入れてトリプルドライブを引いて行きクリティカルトリガーを1枚引き、次の1枚が最後のドライブチェックとなる。

そして、捲られたそのカードは……。

 

「…………『スチームファイター バリフ』、ダメージゾーンとドロップゾーンに1枚ずつ、よってそれは4枚目だな…………」

 

「……ノートリガー‼︎

あーもうバリフー!!!!!

何でアンタはぁぁぁぁぁぁ…………「おい、バリフに文句を言うのは後にしてターンを進めてくれ」あっ…………コホン、アンバーでアタックし、ブーストされてるのでGB1スキル発動‼︎

CB(カウンターブラスト)(1)を払ってネオンメサイアをデッキボトムに‼︎「当然ながらノーガード『サクリファイス・メサイア』『デスティニー・ディーラー』」

ターンエンド……此処までか……」

 

ラグナクロックVSオルターエゴ:26000VS11000+0=完全ガード

トリプルドライブ『スチームバトラー ダダシグ』『☆』『スチームファイター バリフ』『スチームファイター バリフ』

アンバー:P9000+5000=14000、C1→2

アンバーVSオルターエゴ:14000+10000+3000VS11000=ヒット

ダメージチェック『サクリファイス・メサイア』『デスティニー・ディーラー』

ブライト:ダメージ:5 手札:6

メリー:手札:6 ダメージ:3/5

 

4枚目のバリフであり、トリガーでは無かった。

その為ブライトはリアガードのアタックを完全にスルーし、ダメージ5になるもそれで終わりだった。

メリーのターンが終わりカリブム、ウルニギンの呪縛(ロック)が解除されても状況は変わらず。

更に手札には荷物となるグレード3が2枚も見えてしまった為、最早メリーには次の連続アタックを凌ぎ切る手段が無かった。

だが口ではバリフ4枚目が捲れ、此処までと言いつつも、メリーの目は諦めてはおらず、ファイトを投げ出さないでいた。

ブライトはそれを見てふと少し笑みを浮かべ、直ぐに仏頂面に戻る。

 

「スタンド&ドロー……マエリベリー・ハーン、餞別としてお前が今後関わる情報を少し出す」

 

『……?』

 

するとブライトはメリーに何か情報を出すらしく、メリーや蓮子達は頭に?を浮かべ、何が何だと思いつつそれを聞こうとした。

 

「お前は、お前達は今後あるカードの争奪戦に巻き込まれて行くだろう。

何故ならそのあるカードは、異変を企てる者達が必要とする物だからな……たった今引いたオルターエゴ・メサイアをコストにGゾーン解放‼︎

混沌を切り裂き、白き翼で描け未来!

ストライド・ジェネレーション、『創世竜 エクセリクス・メサイア』‼︎

超越(ストライド)スキル、レディヒーラーを呪縛(ロック)、左前列のカリブムを呪縛(ロック)‼︎

『ブリンクメサイア』と『中性子星のレディガンナー』をコールし、中性子星のスキルでブリンクメサイアを呪縛(ロック)、アンバーを呪縛(ロック)‼︎

更に『超弦理論の愛し子』をコールし、ソウルに移動させレディガンナーのパワー+3000‼︎』

 

創世竜 エクセリクス・メサイア:P15000+11000+5000=31000、C1

ブリンクメサイア:P4000、C1、『☆』

中性子星のレディガンナー:P11000、C1

超弦理論の愛し子:P4000、C1、『引』

中性子星:P11000+3000=14000

レディヒーラー、ブリンクメサイア、カリブム(A)、アンバー:呪縛(ロック)状態

 

ブライトはメリー達が異変を企てる者達が求めるカードの争奪戦に巻き込まれると口にしながら、何とアムネスティでも勝てる状況にも関わらずエクセリクス・メサイアを使用し、メリーに完全にトドメを刺す態勢を作り上げてしまう。

 

「あるカード……あるカードって、何なのよ⁉︎」

 

「恐らくだが、騎士ブロント達はそれを既に知っている筈だ。

永遠亭での騒動の折にな……エクセリクスでヴァンガードにアタックしスキル発動、Gゾーンのアムネスティを1枚表向きにし、好きな数の呪縛(ロック)カードを選択。

此処で全ての呪縛(ロック)カードを選択し解呪(アンロック)‼︎

その際こちらの解呪(アンロック)されたリアガードはパワー+3000、そちらの解呪(アンロック)されたカリブム、アンバーは退却‼︎

更にアムネスティと同条件でクリティカル+1‼︎

これこそが混沌より出でし創世の光、ジ・アポカリプスだ‼︎

さあガードは!「……ノーガード‼︎」

トリプルドライブ‼︎『ブリンクメサイア』『☆』『重力井戸のレディバトラー』『アステロイド・ウルフ』『☆』

クリティカルはヴァンガード、パワーは中性子星に‼︎

…………そのカード争奪戦を制する為にも強くなれ。

俺を倒して一泡吹かせたり、運命の修正力の余計な介在を拒みたいなら尚更な……」

 

エクセリクスVSクロノジェット:31000VS11000=ヒット

呪縛(ロック)カード:解呪(アンロック)

カリブム(A)、アンバー:退却

エクセリクス:C1→2

ブリンクメサイア:P4000+3000=7000

レディヒーラー:P5000+3000=8000

トリプルドライブ『ブリンクメサイア』『☆』『重力井戸のレディバトラー』『アステロイド・ウルフ』『☆』

エクセリクス:C2→4

中性子星:P14000+10000=24000

ダメージチェック『スチームメイデン ウルル』『治』『スチームブレス・ドラゴン』

メリー:ダメージ:6(8) LOSE

ブライト:WIN

 

ブライトはダブルクリティカルを引き当て、クリティカル4でトドメを刺し、ファイトはブライトの勝利で終わる。

その間にもブライトはメリーに再度強くなる様に言いながら、デッキを仕舞い始めていた。

ブロントさん達はブライトが言うあるカードと言う情報を思考し、永琳の口から出たと言うヒントも加味した結果、該当する物が浮かび、恐らくその事を言っているのだろうと思い至る。

 

「……ファイトにはその者の全てが表れる……アンタの意志が全く揺るぎ無い、容赦も妥協もしないってのはファイトのやり方、息遣いとかで伝わったわ。

でもエクセリクス・メサイアをわざわざ使ったのは何でかしら?

アムネスティ・メサイアで勝てる状況だったのに……最初の頃から比べて成長したから?」

 

「……負けるとトリプルドライブの時点で察して居たにも関わらず、追い詰められても弱気にならず、諦める素ぶりすら見せずファイトを続けようとしたから、もある」

 

対してメリーはブライトのファイトから容赦も妥協も一切せず、目標を達成しようとする姿勢が見え、この青年は余程の事が無い限り決めた事は一切変えないと感じ、それらを聞き、ファイトを見ていた蓮子達もそう感じ、言わない事は話すまで待つしか無いと納得する。

しかしメリーは何故アムネスティでも十分だったラストターンにエクセリクスを使って来たのか理由が分からず、予想を入れながらブライトにそれを聞くと返って来た答えはそれも含めて諦める素ぶりを見せずファイトを続けた為だと答え、ブライトはメリーの現段階での実力を少しは認めているのだと遠回しに言っていた。

それを聞いたメリー達の反応はと言えば。

 

『(……素直に強くなったなって言えないのか……?)』

 

素直じゃない態度に少し呆れ顔を見せると言った物だった。

 




此処までの閲覧ありがとうございました。
メリーさん、バリフ芸人の片鱗を見せるの巻(バリフ芸人とは例えばトリプルドライブで3枚バリフが来たり、バリフを蔑ろにするとファイト結果が頗る悪くなったりすると言う狙って出来ない芸であります)
メリーが真のバリフ芸人になる日も近いかも……?
それは兎も角として、ブライトは少しずつ蓮子のみならずメリーも認めて来ている事も分かる回となりました。
その結果少しだけ情報を出し忠告をしました。
いつかブライトが2人を全面的に信頼する時、物語は更に加速する事でしょうがそれはまだ先の話です…………。

次回もよろしくお願い致します、よろしければ感想、指摘をお願い致します。

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