第76話目の更新です。
サブタイトルの●●は本編中にありますが、余り重要では無いです(確信)
そしてファイト回前編です。
誰と守矢の軍神とがファイトするか、本編をどうぞ!
追記:UAが5000を突破していました!
見て下さってる皆様、本当にありがとうございます‼︎
遂にスペシャルファイター、八坂神奈子と遭遇したチームファンタズマ。
そして彼女は懐からデッキを取り出し、蓮子達を余裕ある表情で見つめてるいた。
「さあ挑戦者達よ、この私にチームから1人代表を選びファイトをするが良い。
もし私に勝てば、この守矢コイン300枚を諸君に与えよう!」
「よし……此処は誰が行くべきかな?」
すると蓮子達はスペシャルファイターを見つけたは良いが、いざ誰がファイトするか決めていなかった事に今気付きハッとなり考え始めていた。
1分1秒が惜しい為早め早めに誰が行くかを決めようとするが全員上手く誰が行くか決まらず、悩みに悩んでいた。
するとメリーが手を挙げ、全員に声を掛ける。
「ねぇ皆、そんなに誰が行くか悩むならいっそジャンケンで決めたら?
そしたら早々と決まるかも」
「……確かに、今はくじも無いしジャンケンが1番かもね。
じゃあ皆集まって!」
メリーからの提案によりチームファンタズマは神奈子の相手をジャンケンで決める事となり手を構えていつでも3手の内の1つを出す用意をする。
その表情は真剣なもので、誰が勝とうが恨みっこなしではあるが対戦権を譲る気は無い事が窺い知れていた。
「じゃあ恨みっこなしだからね、行くわよ!」
「俺、ジャンケンで負けた事無いし」
「ぬっふっふっふ、宇佐見家で大体ジャンケンに勝つ私を相手にするとは不運ね!
じゃあ…………勝っても負けても恨みっこなしジャンケン『ポン』‼︎
…………⁉︎」
菫子の合図で一斉に手を出し、全員ジャンケンの結果を見やる。
すると…………驚くべき事に、5人でやっていた筈なのに1人勝ちが発生してしまっていたのだ。
そう…………ジャンケンで負けた事が無いと言うブロントさんの。
「う、うっそぉ⁉︎
なんで5人居る中で1人勝ちが起きたの⁉︎」
「俺、ジャンケンなら無慈悲にクラエアを布教する姉の脅威にすら勝っちまうし一度もジャンケンで負けた事が無いし先攻は譲る事があってもジャンケンだけは負けてないと言う不動の不敗神話が打ち立てられている系の話があるぞ」
「ブ、ブロントさんってメチャクチャジャンケン運が強い……?」
「意外……」
「ほう……」
ブロントさんのジャンケン不敗神話を聞き蓮子達は意外だと思いつつもそのジャンケンの強さはある意味羨ましく、自分もそうだったらあの場面で連れに奢る事は無かったのにと思ってしまっていた。
そんな中でブロントさんと神奈子はファイトテーブルを展開し、デッキをシャッフルしFVを置き、手札も入れ替え準備は残りジャンケンによる先攻後攻の決定だけだった。
『ジャンケン、ポン』
「ふむ、ブロントさんの勝ちか。
ではそちらが先攻で良いか?」
「うむ、今回先攻は有難く使わせて貰うがどこもおかしくない。
じゃあ行くぜ、『スタンドアップ・』THE・『ヴァンガード‼︎』」
そして再びブロントさんがジャンケンを制し先攻を取り、そのままファイトが開始される。
ブロントさんのFVは『閃きの騎士 ミーリウス』、神奈子のFVは『レッドパルス・ドラコキッド』である。
神奈子の軸はまだこの時点では分からず、何にライドするかにより軸が決まる。
「ドロー!
ライド、『繊月の騎士 フェレックス』!
ミーリウスはヴァンガードの後ろに移動させ、俺はこれでターンエンドで良いんだが?」
「私のターン、ライド、『ヌーベルロマン・ドラゴン』!
レッドパルスはヴァンガード後ろに移動してヌーベルロマンのスキル、ヴァンガードかリアガード登場時にコストとして手札の『超越龍 ドラゴニック・ヌーベルバーグ』を見せてデッキの上に置く。
それからデッキからグレード3の《かげろう》を1枚見せてから手札に加える!
私が加えるのは『クルーエル・ドラゴン』!
そしてシャッフルし、アタック!
ドライブチェック『封竜 アートピケ』『引』ドロートリガー、1枚ドローだ。
ターンエンド!」
閃きの騎士 ミーリウス:P5000、C1
繊月の騎士 フェレックス:P8000、C1
レッドパルス・ドラコキッド:P4000、C1
ヌーベルロマン・ドラゴン:P7000、C1
ヌーベルロマンVSフェリックス:7000+4000VS8000=ヒット
ドライブチェック『封竜 アートピケ』『引』
神奈子:手札:5→6
ダメージチェック『月桂の騎士 シシルス』
神奈子:手札:7
ブロントさん:ダメージ:1
ブロントさんは安定のフェレックスにライドし様子を見ると、神奈子はグレード1から自らの手の内を明かす。
ヴァンガードに立ったのは『超越龍 ドラゴニック・ヌーベルバーグ』を軸としたデッキのサポートカードであるヌーベルロマン、更にヌーベルロマンで加えたカードは手札からスペリオルライドスキルを持つ『クルーエル・ドラゴン』、つまりは最速でヌーベルバーグとなり相手に圧力を与えようとするデッキであると判明した。
蓮子とメリーは、神奈子の使うカードを魔理沙のコレクションから見ていた為どんな動きをするかは理解しており、ブロントさんは中々曲者のデッキに当たったなと考えていた。
「ほむ、やはり守矢の軍神は相変わらずヌーベルバーグだったと言う顔になった。
懐古主義の殻を破り新しい一歩を踏み出す事も大事だが、自らのフェイバリットを限界まで極める事もまた一級の廃になる道の一つだと言う事があるので神奈子も後者なのだろうな(確信)。
ならば油断は一切出来ないだろう……ドロー!
『絶剣の騎士 リヴァーロ』にライド!
そして『ナイト・オブ・フラグメント』をコールするんだが!」
絶剣の騎士 リヴァーロ:P10000、C1
ナイト・オブ・フラグメント:P9000、C1
ブロントさんは神奈子のカードを見てかつてファイトした時とメインデッキは変わらずと言う事を確認し、1を極め10とするものを神奈子もしていると判断し、尚且つ〈かげろう〉を相手する場合の堅実策……リアガードを余り焼かせない様にコールを控え、仕掛けるタイミングを伺うを実行する。
それを見た神奈子な一瞬眉が動くが、直ぐにファイトに集中する。
「フラグメントでアタック!「ノーガード『ヌーベルロマン・ドラゴン』」
次だ、リヴァーロでアタックだ!
ドライブチェック!『青天の騎士 アルトマイル』「ダメージチェック『ガトリングクロー・ドラゴン』『引』ドロートリガー、1枚ドロー」
ターンエンド!」
フラグメントVSヌーベルロマン:9000VS7000=ヒット
ダメージチェック『ヌーベルロマン・ドラゴン』
リヴァーロVSヌーベルロマン:10000+5000VS7000=ヒット
ドライブチェック『青天の騎士 アルトマイル』
ダメージチェック『ガトリングクロー・ドラゴン』『引』
神奈子:手札:7→8 ダメージ:2
ブロントさん:手札:5
ブロントさんは堅実に2ダメージを与え、ダメージレースではリードするも、神奈子は直前のドライブチェックと今のダメージチェックでドロートリガーを引き当て、手札を既に8枚まで増やし手札の差ではブロントさんを勝り、その点においてはブロントさん以上に次のターンの手が増えていた。
「これでダメージ2、だけどスペシャルファイターの八坂神奈子さんは次のターンで手札が9枚になるわ」
「成る程ね、ノーマルユニットのグレード4であるヌーベルバーグは採用するだけでも手札事故を誘発し易い。
だからこそそのケアをする為にヌーベルロマン・ドラゴンを採用するだけで無くドロートリガーも2種類にしてる訳ね……これは、思った以上に苦しいファイトになるかもしれないわね」
蓮子とメリーは神奈子のデッキを現状場に出たカード情報から読み取り、考察し彼女のデッキは良く考えられた物であると見抜き、更にその引きの強さも加味し幾らブロントさんであろうと苦戦は必至だと考え、固唾を飲みそのファイトの行方を見守る。
「私のターン、ドロー。
ふむ、ブロントさんが堅実策を取るか…………時間と共にファイトスタイルを昔の物から変えたらしいな…………では、どれだけ強くなったか見せて貰おうか!
ライド、『臥竜 ストライケン』!
このユニットはヴァンガード時に拘束スキルがありアタック出来ない。
代わりに次のライドしたユニットにパワー+5000とクリティカル+1を与える……だから私はこのカード達を使う!
コール、『ヌーベルクリティック・ドラゴン』!
ヌーベルクリティックのスキル、
これで相手のリアガードを1体焼き払う、フラグメントを退却!
更に手札の『クルーエル・ドラゴン』のスキル発動!
私のヴァンガードがグレード2以上でこのカードが手札にあり、相手リアガードが私のメインフェイズ中に退却した時、このカードを公開しスタンド状態でスペリオルライドが出来る‼︎
スペリオルライド、クルーエル・ドラゴン‼︎
そしてこのユニットのパワーはこのターン中-3000の修正を受ける!」
臥竜 ストライケン:P10000、C1、拘束状態(アタック不可)
ヌーベルクリティック・ドラゴン:P9000、C1
クルーエル・ドラゴン:P11000+5000-3000=13000、C1→2
神奈子は早速クルーエル・ドラゴンのスキルを有効化し、更にそのクルーエルがプレッシャーを発揮出来る様にする動きを見せさせ蓮子達はこれが神奈子が先攻だった場合対戦者がグレード1の段階でグレード3になる為逆転が更に難しくなっていただろうと言う事が容易にイメージ出来ていた。
「更に『封竜 アートピケ』をコールし、これでバトルに入る!
アートピケのブースト、ヌーベルクリティックでアタック!「残念ながらそちらのアタックは止められるので『まぁるがる』でガードするんだが!」
こちらを止めるか……ならレッドパルスのブースト、クルーエル・ドラゴンでアタック!
合計パワー17000、1枚貫通にはなるがトリガー1枚をガードに出せば止められるかもしれないが……「…………(この手札から考えれば…………)うむ、ノーガードだ‼︎」ほう……ツインドライブ『ラーヴァフロウ・ドラゴン』『ブルーレイ・ドラコキッド』『☆』クリティカルトリガー、全てクルーエルに付与!「ダメんジチェック‼︎『風雅の騎士 ベニゼール』『ヒーリング・ペガサス』『治』ヒールトリガー、現時点で同ダメージなので回復する‼︎『ナイト・オブ・シンセリティ』」
結果は2ダメージと5000の手札1枚損失、堅実に進めるな……ターンエンドだ」
ヌーベルクリティックVSリヴァーロ:9000+4000VS10000+5000=ガード成功
クルーエル・ドラゴンVSリヴァーロ:13000+4000VS10000=ヒット
ツインドライブ『ラーヴァフロウ・ドラゴン』『ブルーレイ・ドラコキッド』『☆』
クルーエル・ドラゴン:P17000+5000=22000、C1→2
ダメージチェック『風雅の騎士 ベニゼール』『ヒーリング・ペガサス』『治』『ナイト・オブ・シンセリティ』
ブロントさん:ダメージ:3 手札:4
神奈子:手札:7
ブロントさんは持ち前のセンスと引きで有効ヒールを引き当て、ダメージ2枚と手札1枚の損失のみでこの場を凌ぎ次のターンに移る事に成功する。
「ふう、ブロントさん上手くダメージ4枚になるのを避けたわね。
しかしまぁ、相手の手札は7枚……」
「しかもブロントさんは手札4、次で5、上手く手札を整えないとこの先がキツくなる……けどブロントさんは次はグレード3、そして
そう、次のターンでブロントさんはグレード3となり、神奈子がスペリオルライドで1ターン早くグレード3に到達した為本来先攻のブロントさんから
一度
「うむ、ではスタンド&ドロォー!(イケボ)
我が騎士の誇りは汝と共にあり!
ライド、『青天の騎士 アルトマイル』‼︎
そしてGゾーン解放、コストは『ナイト・オブ・シンセリティ』!
……(さて、此処で出すべきはジーロンか、サムイルか……コスト全てを使い切る気ならサムイルだが次に残すなら…………うむ、なら)過去より来たれ、偉大なる大賢者よ!
ストライド・ジェネレーション、『撞着の大賢者 ジーロン』‼︎
ジーロンのスキル、手札から『風雅の騎士 ベニゼール』をコールし、ベニゼールにパワー+5000のパワーを奢る!
更にベニゼールのスキル、ヴァンガードが『アルトマイル』を含むなら
そしてアルトマイルの
最後に『夢の運び手 ベレヌス』をベニゼールの後ろにコールするんだが‼︎」
青天の騎士 アルトマイル:P11000、C1
撞着の大賢者 ジーロン:P15000+11000=26000、C1、ハーツカード:青天の騎士 アルトマイル
風雅の騎士 ベニゼール:P9000、C1
夢の運び手 ベレヌス:P4000、C1、『☆』
ベニゼール:P9000+5000+2000+5000=21000
フラグメント:P9000+2000+2000+5000=18000
ブロントさんはジーロンかサムイルかで少し考えたが、此処はジーロンで行きリアガードを上手く展開し攻撃体制を整える。
神奈子はそれを「ふむふむ」と感心を寄せる声を出しながら見た後にブロントさんを見て笑う。
ブロントさんも釣られて笑いファイトをそれぞれ楽しんでいた。
「ではベレヌスのブースト、ベニゼールでアタック!「『ドラゴンモンク ゲンジョウ』と『ブルーレイ・ドラコキッド』でガード!」
ではミーリウスのブースト、ジーロンでアタックしベレヌスのスキル、『アルトマイル』のヴァンガードが居るならベレヌスをソウルへ移動させヴァンガードにパワー+5000と1枚ドロー!「此処はノーガードだね」
トリプルドライブ‼︎『ホーリーナイト・ガーディアン』『ナイト・オブ・フラッシュ』『☆』『ヒーリング・ペガサス』『治』
クリティカル&ヒールトリガーゲット、パワーはフラグメント、クリティカルはヴァンガード、そしてダメージ回復!「ダメージチェック!『クルーエル・ドラゴン』『クルーエル・ドラゴン』」
そしてフラグメントでアタックだ‼︎「ふむ……ノーガード、ダメージチェック『ドラゴンモンク ゲンジョウ』『治』ヒールトリガー、有効ヒールなのでダメージ回復」
フラグメントのGB1、ヴァンガードへのアタックヒット時にダメージ1枚を表向きにし
ベニゼールVSクルーエル・ドラゴン:21000+4000VS11000+10000×2=ガード成功
ジーロンVSクルーエル・ドラゴン:26000+5000×2VS11000=ヒット
トリプルドライブ『ホーリーナイト・ガーディアン』『ナイト・オブ・フラッシュ』『☆』『ヒーリング・ペガサス』『治』
ジーロン:C1→2
フラグメント:P18000+5000×2=28000
ダメージチェック『クルーエル・ドラゴン』『クルーエル・ドラゴン』
フラグメントVSクルーエル・ドラゴン:28000VS11000=ヒット
ダメージチェック『ドラゴンモンク ゲンジョウ』『治』
神奈子:ダメージ:5→4 手札:5
ブロントさん:ダメージ:3→2 手札:5
ブロントさんは神奈子にアタックをヒットさせダメージレースで再び有利になり、手札も同数となる。
麟やメリー達、更にファイト相手の神奈子はこの堅実なファイト運びに中々の感心を持ち、また蓮子とメリーはブロントさんが自分達よりまだ実力が上なのだと言う事を改めて理解し、いつか超えたい身近な人筆頭としてウズウズとしていた。
これに対し神奈子は次どう動くべきかを、そしてそろそろ本格的に動こうと考えていた。
「スタンド&ドロー。
さてブロントさん、私はそろそろ本格的に動こうと思う。
君は何処まで付いて来られるか見せて貰おうか!」
「付いて行くとか付いて行かないとか言ってる時点で勝負は決まっていた。
付いて来られるかじゃねえ、てめえの方こそ付いて来やがれと言う霊的な名台詞もあるのだが実はこれも正しくはないと言う意見。
俺ならこう答えるだろうな、その分お前を追い越してやるってな!
だから神奈子も付いて来させる気では無く置いて行く気で来いよ、そうじゃないならあっさり追い越すぞ。
おれ、ファイト力で100とか普通に出すし‼︎」
「……ふっ、そうだな、では言い改めよう。
そちらが追い越す気で来なければ私は地平の彼方へ置き去りにするかの如くファイトを展開しようと‼︎」
神奈子とブロントさんは言葉でも闘志を剥き出しにし、互いに追い付くでは無く追い抜く気で相手を追い込もうとしていた。
このファイト姿勢は己のファイトに絶対の自信がある者か決して折れぬ闘志を持つ者が持ち得る闘志そのものであり、蓮子やメリーはまだ持つに至れていない物である。
そして、この闘志が出た時こそファイトが更に加速して行く合図でもあった…。
此処までの閲覧ありがとうございました。
神奈子のデッキは先攻を取ると下手すれば相手がG1の段階からG3になり、更にG4のヌーベルバーグ(ヴァンガード時自ターン中ダメージトリガー無効、G0ガード制限)になり、更にこの時の相手はG2と言う泣きたくなる展開になってしまいます(超越あっても差が開き過ぎる可能性あり)。
しかし今回は後攻の為ブロントさんの超越が早まる結果になりました。
そして次回もファイト回、今までのファイト展開がどんな結果を齎すのかお楽しみに。
次回もよろしくお願い致します、よろしければ感想、指摘をお願い致します。
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