今回はファイトは前後編では無く珍しく1話完結となります。
……今まで1話完結のファイト回は前後編物のファイト回よりも少ないので本当に珍しいです。
でも本編内容は余り長さが(ry
それでは、本編へどうぞ。
幻想郷、人間や妖怪が共存する世界。
其処に異世界からの人々や技術が流れ込んでから数年、それらの技術は幻想郷に受け入れられ、更にヴァンガードファイトに用いられ惑星クレイの風景を立体的に再現するなどが行われてた。
しかし、幻想郷でヴァンガードが流行ると同時に不正にカードを対戦相手から巻き上げるカードハンターなども後を絶たず、それらを取り締まる為のファイター達が普及協会に作られるなどの措置が取られていた。
そして、この幻想郷の地底……『旧都』でもそのカードハンターと普及協会所属ファイター達の戦いは行われていた。
それも、地上とは比較にならない程日常的に。
「よう、今日の収穫はどうだった?」
「ああ、バッチリさ。
見ろ、
「おお〜!
こりゃ売り捌けばかなりの大金になるぜ‼︎」
此処はカードハンターの中でも少数でありながら実力はそこそこあり、普及協会のファイター達から逃れ続けている5人のチームのアジト、其処で彼らは自分らの戦利品……他人から奪ったレアカードを見て売り捌いた際の大金に目が眩み下品な笑い声を上げていた。
しかし、普及協会所属ファイターから捕縛対象とされる彼らには当然いつかは報いを受ける時が来る。
「よし、さっさと売り捌きに『ヒュンッ‼︎」ってうわ⁉︎
何だこれ、手裏剣⁈
……ハッ、誰だ⁉︎」
……そして、それは今であった。
カードハンター達の中の一人に当たるか当たらないかスレスレで手裏剣が投げられ壁に刺さり、カードハンター達は一斉に手裏剣が投げられた方向を見やる。
するといつの間にかカードハンター達のアジトのドアが開け放たれており、其処に逆光により良く見えないが5名の人物がおり、更に真ん中に立つ者は明らかな忍び装束を着ており、この人物が手裏剣を投げて来たと予想が出来た。
「お、お前らか手裏剣を投げて来やがったのは!
名前を名乗りやがれ‼︎」
「へっへっへっへ、名前を名乗れだぁ?
はっ、普及協会のルールを無視しやがるカードハンター共に名乗る名なんかねぇよ。
だが、敢えて言うなら…………貴様らを捕縛しに来た普及協会の影、〈むらくも〉の使い手、『汚い忍者』だぁ‼︎」
そしてカードハンター達の声に受け答えた後、真ん中に立っていた男……忍び装束を纏い、何故か目には黒い目線をしている者は数歩前に出ると、自らを『汚い忍者』と名乗りカードハンター達を威嚇する。
それに続き残りの4名も前に出て来る。
それぞれカードハンター達に顔が知れてる者達だった為カードハンター達は狼狽する。
まず金髪と少し尖った耳、緑の瞳とペルシアンドレスに似た服装が特徴的な少女『水橋パルスィ』と、緑色の長髪を胸元で纏め、頭に赤いリボンと赤いワンピース状の服が特徴の少女『鍵山雛』、更に金髪に赤い蝶結びのリボン、黒と赤が基調の服に赤いロングスカートが特徴の少女『メディスン・メランコリー』に地上でデッキ改造前のチルノと対戦し勝利を収めた漢、不破刃であった。
この者達は、汚い忍者が率いるチーム、かつてブロントさんが率いた幻想郷切ってのチームのライバルチームであり幾多の激闘を繰り広げた者達『汚忍LS』であった。
彼らは普及協会のカードハンター捕縛チームとしても活動しており、カードハンター達からは自分達に対する死神の様な存在であり、恐怖の対象であった。
「な、な、な、お、汚忍LS⁉︎
ば、バカな、何故このアジトがバレた⁉︎」
「いや〜付けてて良かった発信機www
お前……そう、手裏剣投げられたお前。
お前が今日カードを巻き上げた一人がお前に諦めずにしがみ付いただろ?
そん時にてめぇの背中に発信機を付けてたのさ…………そう、アイツは実は俺が提案して囮捜査に協力させて貰ったファイターでした〜www
いや〜、見事に獲物が引っ掛かって俺もそん時は笑っちまったぜwwwww」
「なっ…………⁉︎」
一人が何故アジトの位置がバレたのかと叫ぶと忍者は煽り言葉てわ説明し、腹を抱えて笑っていた。
普通なら気付くレベルの物を気付かずアジトまで道案内し、そしてそのまま拿捕の流れが忍者のツボに入ったのである。
それを聞いたカードハンター達はワナワナと肩を震わせ、忍者が笑った時点で頭の血管が切れ、此処で無抵抗で捕縛されるよりも実力で突破する道を選ぶのであった。
「上等だお前ら、舐めた真似をしてくれた事を後悔させてやる、ファイトだ‼︎
勝ったら俺らを見逃しやがれ‼︎」
「おっ、アンティファイトか。
まあするよな、そんな風に誘導したんだからな。
良いぜ、俺らが勝ったら大人しくとっ捕まってカード全てを手放しな。
さて、行くぜお前ら!」
「はいはい、何時も通りのお仕事熱心な事妬ましい事この上ないわね」
『スタンドアップ・ヴァンガード‼︎』
そうして忍者の誘導によりファイトが始まり、その場に居た全員が一斉にファイトを開始する。
忍者のFVは『鎖鎌の忍鬼 オニフンドウ』、〈かげろう〉や〈なるかみ〉等と同じく『ドラゴンエンパイア』に所属する忍者部隊の一つ、分身の術や口寄せなどの忍術を得意とし、速攻と手札を余り消費しない戦いを得意とするクラン〈むらくも〉であった。
対して忍者の相手であるカードハンターの一人、実はこの男こそがこのカードハンターチームのリーダーであり、1番の実力者である。
そんな者が使うFVは『グリーピングダーク・ゴート』、〈シャドウパラディン〉である。
「ふん、シャドパラか。
上手く使い熟してるのか見物だな」
「このやろっ……ドロー!
『ナイトスカイ・イーグル』にライド!
グリーピングダークは移動‼︎」
グリーピングダーク・ゴート:P4000、C1
ナイトスカイ・イーグル:P7000、C1
布陣
R ナイトスカイ R
グリーピングダーク R R
カードハンターチームのリーダーはパワー7000に4000をブーストした所でパワーラインは組めないと判断してか、グリーピングダークを左後列に移動させてターンを終える。
忍者はこれを見て「ふーん」と声を出した後ターンを進める。
「俺のターン、ドロー。
『忍妖 レイクダイバー』にライド!
オニフンドウは右前列に移動し、その後ろに『忍妖 チャコール・フォックス』をコール!」
鎖鎌の忍鬼 オニフンドウ:P5000、C1
忍妖 レイクダイバー:P7000、C1
忍獣 チャコール・フォックス:P7000、C1
布陣
R レイクダイバー オニフンドウ
R R チャコール
対して忍者はパワー5000のオニフンドウと7000のチャコール・フォックスを右ラインに立たせ速攻の構えを見せる。
しかもヴァンガード も相手のと同じパワー7000の為きっちりとヒット圏内だっだ。
「バトル、レイクダイバーでアタック!「ノーガード!」
お、良いのか?
ドライブチェック『忍獣 キャットデビル』『☆』クリティカルトリガーゲットでござる^^
いや〜態々ノーガードしてくれたので上手くダメージレースで差を付けられたでござるなぁ〜^^、クリティカルはヴァンガードでパワーはオニフンドウに。「げっ、ダメージ2…………クソ、ノートリガー!」
オニフンドウでアタック!「こっちもノーガード……『デスフェザー・イーグル』『☆』今更クリティカルかよ!」
おお無駄トリガー、俺はこれにてターンエンドでござるよ^^」
「こ、この…………‼︎」
レイクダイバーVSナイトスカイ:7000VS7000=ヒット
ドライブチェック『忍獣 キャットデビル』『☆』
レイクダイバー:C1→2
オニフンドウ:P5000+5000=10000
ダメージチェック『黒翼のソードブレイカー 』『漆黒の乙女 マーハ』
オニフンドウVSナイトスカイ:10000+7000VS7000=ヒット
ダメージチェック『デスフェザー・イーグル』『☆』
汚い忍者:手札:5
カードハンター:ダメージ:3 手札:5
更にバトルフェイズに於いても忍者は相手がノーガードし、余計なダメージを受け過ぎた事を煽り相手の冷静さを欠かせに掛かる。
その為カードハンターのリーダーは顔を赤くし、忍者に対する怒りが溢れていた。
しかし、この場合ならばカードハンターのリーダーはヴァンガードのアタックだけでもガードし、余計なダメージを減らすべきであった。
事実カードハンターの手札にはヴァンガードのアタックだけなら防げていたので、この男は相手がクリティカルを引く可能性を一切考慮せず手札消費を渋った結果、手痛いダメージを貰ったのである。
当然これは結果論ではあるが、忍者のライバル…………今はもう滅多にファイトで当たる事が無くなったブロントさんならば、同じ様な手札であるならばガードをしていた。
そして忍者は頭の片隅でそんな事を考えていた(相手の手札はまだ分からない)
「クソ、ドロー!
『闘気の騎士 ドルドナ』にライド!
更に『漆黒の乙女 マーハ』をコールし
『黒翼のソードブレイカー』をコールし更にスキル発動し
オマケだ、『荘厳の騎士 バルベリト』をコール!
グリーピングのブースト、バルベリトでオニフンドウをアタック!「ノーガードだ、オニフンドウ退却」
ヴァンガード でアタック‼︎「ならキャットデビルでガードだな」
ドライブチェック『グリム・リーパー』『☆』
クリティカルトリガー、効果は全てマーハに‼︎
マーハでアタック‼︎「ダメージチェック『天竺の忍鬼 トクベエ』『隠密魔竜 ヒャッキボーグ ‘‘
これでターンエンド!」
闘気の騎士 ドルドナ:P10000、C1
漆黒の乙女 マーハ:P8000、C1
黒翼のソードブレイカー:P6000、C1
荘厳の騎士 バルベリト:P9000、C1
カードハンター:ダメージ:1/3 手札(メインフェイズ終了時点):4
布陣
バルベリト ドルドナ マーハ
グリーピングダーク R ソードブレイカー
バルベリトVSオニフンドウ:9000+3000VS5000=ヒット、退却
ドルドナVSレイクダイバー:10000VS7000+10000=ガード成功
ドライブチェック『グリム・リーパー』『☆』
マーハ:P8000+5000=13000、C1→2
マーハVSレイクダイバー:13000+6000VS7000=ヒット
ダメージチェック『天竺の忍鬼 トクベエ』『隠密魔竜 ヒャッキボーグ ‘‘
カードハンター:手札:5
汚い忍者:手札:4 ダメージ:2
カードハンターのリーダーは手札を2枚使い盤面を埋め、ソードブレイカーで1枚手札を補給しながらアタックを仕掛け、忍者にダメージ2枚を負わせるも、忍者は矢張り油断無くヴァンガードのアタックを止め、相手がやらかしたミスを犯さずダメージレースのリードを守る。
しかし、ドルドナはパワーが10000あり、忍者の手札にはヴァンガードのパワーラインを確保するユニットが居なくヴァンガードのアタックのみ空撃ちになる可能性が高かった。
「成る程、防御面を補って来たか……スタンド&ドロー。
『天竺の忍鬼 トクベエ』にライド!
更に『忍竜 ルーンスター』をコール!
このままバトルフェイズ、トクベエでアタック!「マーハでインターセプト!」
まあ守るよな、ドライブチェック『忍獣 ホワイトヘロン』ノートリガー、ルーンスターでアタック!「ガード‼︎」
ターンエンドだ」
天竺の忍鬼 トクベエ:P9000、C1
忍竜 ルーンスター:P9000、C1
トクベエVSドルドナ:9000VS10000+5000=ガード成功
ドライブチェック『忍獣 ホワイトヘロン』
ルーンスターVSドルドナ:9000+7000VS10000+10000=ガード成功
汚い忍者:手札:4
カードハンター:手札:4
そしてそのターンの忍者の攻撃は全て防がれ、カードハンターにダメージを与えられなかったが、忍者はドルドナを見た時点でこの結果が目に見えていた為大して気にせず、次のターン……否、カードハンターの攻撃が終わった後に来る自分の攻撃でカードハンターの運次第ではこのファイトが早々に終わる、そう忍者は考えその工程を『既に作っていた』。
だが、カードハンターのリーダーはそれに気付かずファイトを進める。
「スタンド&ドロー!
『暴慢の騎士 ギルヴァエース』にライド‼︎
グリーピングダークのスキル、
手札に加えるのはギルヴァエース、そしてシャッフル!
更に『魔界城 トートヴェヒター』をコール!
バルベリトでルーンスターをアタック!「ノーガード」
ギルヴァエースでアタック‼︎「ガード!」
ツインドライブ‼︎『黒翼のソードブレイカー 』『哀慕の騎士 ブランウェン』
トートヴェヒターでアタック‼︎「ダメージチェック『忍獣 ホワイトヘロン』
ターンエンド‼︎」
暴慢の騎士 ギルヴァエース:P11000、C1
魔界城 トートヴェヒター:P11000、C1
バルベリトVSルーンスター:9000VS9000=ヒット、退却
ギルヴァエースVSトクベエ:11000VS9000+10000=ガード成功
ツインドライブ『黒翼のソードブレイカー』『哀慕の騎士 ブランウェン』
トートヴェヒターVSトクベエ:11000+6000VS9000=ヒット
ダメージチェック『忍獣 ホワイトヘロン』
カードハンター:手札:6
汚い忍者:ダメージ:3 手札:3
そして忍者が思った以上にカードハンターのリーダーは引きが悪かったのか、トリガーが一切乗らずダメージレースに追い付いただけであった。
しかしカードハンターのリーダーはこれで良しとし、次の自身のターンでファイトを終わらせると考え焦る表情を見せる所か余裕すら見せていた。
「よし、次のターンで決められ「俺だったら」?」
「俺だったらグリーピングダークをヴァンガード後列に、次にお前がやったコールをバルベリトラインは後列無しにし、次にヴァンガードはトートヴェヒターにライドしてグレード1を、て感じにしたな」
「……何が言いたいんだよ」
「はぁ、まだ分からないか?
つまりお前は初手から選択ミスをしてたんだよ。
そして今、そのツケを払わせてやるぜ!」
そんなカードハンターのリーダーに忍者は選択ミスをしたとし、それらに対してのツケを払わせると豪語しながらドローする。
汚い忍者、彼はブロントさんのライバルである。
そしてそれは何を意味するのかと言えば、それに見合った実力や戦績、しかもジャイアントキリングを何度も何度も経験している。
故に、このカードハンターの様なヴァンガードファイターの風上に置けない者で自身よりも明らかな格下に負ける道理など存在しないのだ。
「ドロー!
見せてしんぜよう、忍びし者の生き様!
ライド、『看破の忍鬼 ヤスイエ』!
更に『関門の忍鬼 アタカ』をコストに
忍び舞え、悪鬼を討ち払わんが為に!
ストライド・ジェネレーション、『伏魔忍鬼 カガミジシ』‼︎
ヤスイエの
チャコール・フォックスの
更にカガミジシのスキル、俺のユニットがリアガードとして登場時、そのユニットと同名ユニットが2体以上居ればパワー+2000と後列からアタック出来るスキルを得る‼︎
そして手札からヤスイエをコールし、右のチャコール・フォックスを前列へ‼︎」
「な、後列からアタックだとぉ⁉︎」
看破の忍鬼 ヤスイエ:P11000、C1
伏魔忍鬼 カガミジシ:P15000+11000=26000、C1
チャコール・フォックス(A):P7000+4000=11000
チャコール・フォックス(B&C):P7000+6000=13000、スキル付与【後列からアタック】
忍者:手札:2
布陣
ヤスイエ カガミジシ チャコール(A)
チャコール(B) チャコール(C) R
忍者は
更に最低5回と言うのはスタンドトリガーが無ければである。
忍者のデッキにはスタンドトリガーは当然入っている為、6回はアタックが来ると考えねばならないのだが、カードハンターのリーダーは忍者のデッキの中身は知らない為、そんな事は分からないのであった。
「さて、大人しくお縄につきな!
チャコール・フォックス(A)でヴァンガードにアタック!「イ、インターセプト!」
ヤスイエでヴァンガード にアタック!「ソードブレイカーでガード!」
チャコール・フォックス(B)で後列からアタック!「ブランウェンでガード」
チャコール・フォックス(C)で後列からアタック!「グリム・リーパーでガード」
カガミジシでヴァンガード にアタック‼︎「完全ガード‼︎」
っは、手札は残り1枚だ‼︎
さあ、此処からはてめぇの運と俺の引きの勝負!
此処で負けるか首の皮一枚繋がるかは天のみぞ知る事だぜ!
トリプルドライブ‼︎『忍竜 ヒデンスクロール』『醒』
スタンドトリガーゲット、チャコール・フォックス(C)をスタンドしてパワープラスだ!!『忍妖 ダートスパイダー』『醒』
スタンドトリガーゲット、ヤスイエをスタンドしパワープラスだ!『忍獣 ムーンエッジ』『☆』
クリティカルトリガーゲット、ヤスイエに全てプラスだ‼︎
チャコール・フォックス(C)、ヤスイエの順でアタック、てめぇの手札は1枚、しかもそれは
よってガードは出来ねぇ‼︎「そ、そんなバカなぁぁぁぁぁぁ‼︎」」
チャコール・フォックス(A)VSギルヴァエース:11000VS11000+5000=ガード成功
ヤスイエVSギルヴァエース:11000VS11000+5000=ガード成功
チャコール・フォックス(B)VSギルヴァエース:13000VS11000+5000=ガード成功
チャコール・フォックス(C)VSギルヴァエース:13000VS11000+10000=ガード成功
カガミジシVSギルヴァエース:26000VS11000+0=完全ガード
トリプルドライブ『忍竜 ヒデンスクロール』『醒』『忍妖 ダートスパイダー』『醒』『忍獣 ムーンエッジ』『☆』
ヤスイエ:P11000+10000=21000、C1→2、スタンド
チャコール・フォックス(C):P13000+5000=18000、スタンド
チャコール・フォックス(C)VSギルヴァエース:18000VS11000=ヒット
ダメージチェック『漆黒の乙女 マーハ』
ヤスイエVSギルヴァエース:21000VS11000=ヒット
ダメージチェック『デスフェザー・イーグル』『☆』『アビス・フリーザー』『引』
汚い忍者:WIN カードハンター:LOSE
忍者はこのターン中に7回ものアタックを仕掛け、ダメージ3点を与えこのファイトで勝利を収めた。
そしてカードハンターのリーダーの手札はと言えば予測通りの『哀慕の騎士 ブランウェン』、忍者が使ったアタカやブロントさんが使うシシルスと同じく〈シャドウパラディン〉の
本来ならこれをグリム・リーパーをガードに使った時点で使えば、グリム・リーパーをスタンドしたチャコール・フォックス(C)に回せてダメージ5でギリギリ6枚目のダメージは受けずに済んではいた計算となる。
しかし、ダメージに落ちたカードを見る限り例えダメージ5で凌げてもその先は戦い抜けない為、結局は忍者の圧倒的勝利でありカードハンターのリーダーのミスプレイによる敗北であった。
「……ま、こんなもんか。
おいお前ら、そっちはどうだ?」
「今終わったわよ。
全く、弱くて妬ましくならないわ」
「私も終わりましたよ」
「拙もたった今終えた」
「こっちも終わったよノブオ〜「だから本名で呼ぶんじゃねぇよメメ子‼︎」」
更に忍者が他のメンバーの状況を確認すると、どうやら全員ほぼ同時にファイトを終えたらしく、それぞれが倒した相手を縄で縛り、動けない様にしていた。
当選忍者も縄を縛りながら確認していた為カードハンターのリーダーが逃げる事など出来ないでいた。
「……兎も角任務は終了だ、このままこいつらとカードを地霊殿支部に送るぞ。
後の事は古明地に任せて次の任務があれば受けるぞ」
『うん!/はい/ええ/うむ』
そうして忍者達はカードハンター達と彼らが奪ったカードを提げ、古明地さとりが治める地霊殿へと向かう。
任務終了の報告とカードやハンター達の引き渡しの為に。
この様にして忍者達の日常は流れ、これからも大体はこのままである。
…………余程大きな任務が来ない限り…………。
場所は変わり地霊殿の執務室、其処に古明地さとりが座りとある書類を確認し、頭を抱えていた。
そして、その書類を持って来たのは…………さとりが協力関係にある人物、ブライトだった。
「……はぁ、この情報は本当なんですか?」
「ああ、普及協会の情報網を駆使して漸く見つけ出せた信憑性が高い情報だ。
後は少し人員を借りて確保するだけだ」
「そうですか…………」
ブライトの目と『心』を見て、彼が嘘を言っていない事を改めて確認すると、さとりは再び書類に目を向け内容を確認する。
そして、その内容とは…………。
「分かりました、では普及協会本部からの最重要事項として受理しましょう。
この………………。
『
『
えー、汚い忍者について説明を少し。
汚い忍者はブロントさんのライバルで、実力もブロントさんと同格です。
また、パルスィ達と馬が合いチームを組み、大会で良くファイトをしていたと言う設定です。
今はブロントさんと余り……滅多にファイトをしていない為少しだけ燻ってたりします。
さて、本編最後にまだ忍者が活躍しそうなフラグが出ましたが……はい、します。
次回もよろしくお願いします、宜しければ感想、指摘をお願い致します。
キャラ設定を見たいですか?
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見たい
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見たくない
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