最近更新が遅れがちになってしまい申し訳ありませんでした。
更新は絶対しますのでご安心下さい。
では、本編にどうぞ。
ブロントさん達が地下でてゐ達を倒し、蓮子達が閉じ込められている牢屋に向かっていた頃。
地上ではブライトが永琳を相手に『蓮子達の解放』を賭けてファイトをしていた。
ブライト:ダメージ:4 手札:7
布陣
重力井戸 アローザル R
ダークメタル ネオンメサイア R
永琳:ダメージ:1 手札:5
布陣
クロイカヅチ スサノオ R
R ハヒキ R
「あらあら、〈ロイヤルパラディン〉から〈リンクジョーカー〉にクラン変更をした割にはダメージ受け過ぎね。
貴方、弱くなったんじゃないかしら?」
「言っていろ………信じし未来の為に羽ばたけ、我が運命の翼!
ライド、『オルターエゴ・メサイア』!
そして手札のオルターエゴをコストに
混沌を切り裂き、白き翼で描け未来!
ストライド・ジェネレーション!」
4枚のダメージを受けている中、ブライトは順当にライドし、
呼び出したGユニットはジャッジメント・メサイア…………では無く、ドラゴン達の始祖である『超越龍 ドラゴニック・ヌーベルバーグ』と同じ特徴が幾つか見られ、また『メサイア』の特徴である神々しさと2つの惑星を模した球体を足の部位に浮かばせていた。
「全ての罪を赦す救世の翼、『創世竜 アムネスティ・メサイア』!」
創世竜 アムネスティ・メサイア:P15000+11000=26000、C1、ハーツ『オルターエゴ・メサイア』
「『アムネスティ』………大赦ね。
侵略者だった物が大赦を名乗るとはね………しかも、救世主が侵略者と同じクランになるとは皮肉ね」
「………オルターエゴの
更に『神凪 クロイカヅチ』を
更に『白色矮星のレディバトラー』と『中性子星のレディガンナー』をコールし、レディガンナーの
白色矮星を
『重力井戸のレディバトラー』の
ブライト:GB:1 布陣
重力井戸
【●】 【●】 【●】
永琳:布陣
【●】 スサノオ R
R 【●】 R
ブライトは更に
また、永琳は〈リンクジョーカー〉が自陣
「アタックフェイズ、アムネスティでヴァンガードにアタック、スキル発動!
俺は自陣の3つを選ぶ、そして、選んだ
ダークメタル、ネオンメサイアの
先ずはダークメタル、
アムネスティ・メサイアのスキルによりブライトの
「成る程ね、これが貴方の切り札。
貴方の戦術……
ふふ、確かに見事な物ね………」
「御託は良い、さっさとガードするかしないか決めろ、時間が惜しい」
「……本当、可愛げが無くなったわね。
さて、これは…………『お、お師匠様〜……』?」
そして永琳にガードするか否かを早々と決めさせようと促し、彼女が手札を見た所でクリスタルの魔力で構成された映像が永琳の横に現れる。
其処に映っていたのはてゐとモブイナバ達だった。
「あら、貴女達何があったの?
今はファイト中だから手短に済ませて頂戴」
「は、はい………実は、地下区画に侵入者が………」
「……はい?」
すると、てゐの報告を聞いた永琳はファイトの手を一時止め、映像の方に顔を向け、詳細情報を聞き出そうとし、ブライトもそれに聞き耳を立てていた。
「ちょっと待ちなさい、地下区画は貴女達の警護地区でしょ?
なら侵入者はどうしたの!
そいつらは誰?
そもそも何処から侵入を許したの!」
「え、え〜と………侵入者は私達を倒して進行中、そいつらは白黒を中心とした捕らえた連中の救出隊、そんでもって侵入経路は………地面の直下掘りです」
「………はい?」
ブライトがその話を聞いていると、永遠亭の地下に区画があり、魔理沙達がまさかの地面の直下掘りと言う守矢の巫女もびっくりな常識外れの方法で侵入し、更にてゐ達を倒して蓮子達の下に向かっているらしい。
「ちょっと……地面の直下掘りで侵入を許した……?
いつかは侵入されるとは分かってたけど、こんな方法で………?」
それを聞いた永琳は侵入に関しては予測はしていたが、スニーキングでは無くギャグ漫画の方法で入って来られた事に頭を抱えてしまったらしく、手と方向でブライトから表情を隠していたが明らかに動揺していた。
そしてブライトも侵入経路を聞いた瞬間表情が固まり、思考停止し掛けたが直ぐに頭を元に戻し、魔理沙達が来たなら自分は動く必要は無いと判断しデッキを仕舞い込む。
「!
待ちなさい、貴方ファイトを中断する気?」
「ああ、中断する理由も3つある。
1つ、魔理沙達が来た為動く必要が無くなった。
2つ、ファイトもあのまま続けても負けは確定していた。
3つ、魔理沙達ならば宇佐見蓮子を助け出せる。
俺はどの道アンティで敗北すれば一連の出来事が終わるまで介入するなとされていた。
負けが確定し、俺がわざわざ動く必要が無いなら此処で手を引くべきだと合理的に判断した。
そう言う訳だ、俺はこのまま去らせて貰うぞ」
ブライトはファイトを中断する理由を永琳に話し、デッキケースにカードを全て仕舞いそのまま部屋の鍵を開け、永遠亭から去って行った。
そして永琳は、去る者には構わず地下区画の宇佐見蓮子達、『特に蓮子とメリー救出』を阻止するべく警報装置を作動させ、同時にクリスタルに魔力を込め、永遠亭内から外周全てにビジョンを出し、妖怪兎達に指示を出し始めていた。
「貴女達、侵入者が既に永遠亭の地下区画内に侵入したわ!
外にいる者は4割を地下区画に突入、6割は万が一侵入者達が外に脱出した場合に備え厳戒態勢に入りなさい!
それから永遠亭内に居る者も地下区画へ突入、主要ポイントと侵入者が使った侵入経路の入り口を押さえなさい!
それとうどんげ、貴女は私と共に行動なさい!
後てゐ、貴女達は後でお仕置きよ!」
『りょ、了解‼︎』
永琳は次々と妖怪兎達に指示を出し、魔理沙達を捕らえるべく要所要所の警備を厳重にし始める。
「………さて、次は………あーあー、聞こえるかしら?
貴方達の出番よ、準備なさい」
更に永琳は手を打ち、とある人物達に指示を出していつでも動ける様に準備させる。
そしてこの人物達こそが、永琳が蓮子達を救出されぬ様に水際作戦の位置で配置した駒であった。
一方その頃牢屋の中では、再び蓮子達は妹紅と蓮子、妖夢とメリーの組み合わせでファイトをして捕まってるのが嘘な程のんびりしていた。
「『ドラゴニック・ブレードマスター』でヴァンガードにアタック、
ノーガードよ‼︎」ツインドライブ………ゲット、クリティカルトリガーダブル、全てヴァンガードに付与。「嘘だッ‼︎
だ、ダメージチェック………うがぁぁぁぁぁ負けた〜‼︎」はい、私の勝ち」
「『古代竜 ティラノクエイク』と『古代竜 ティラノバイト』で
ティラノクエイクのアタック時スキルでリアガードのティラノバイトを退却してパワー+5000!
更に
更にティラノバイトのスキル、このユニットが退却した時
ツインドライブ………さあ、ダメージを「えっとダメージチェック………負けました」
ありがとうございました」
その結果は蓮子もメリーもクリティカルを引き上げられたりパワー増加でガード出来なかったりとヴァンガードの基本『パワー上げて殴れ』で負けていた。
そんな事をして時間をまた潰していた。
「………しかし、私達はこんな感じでのんびりしてて良いのでしょうか?」
「妖夢、今はジタバタしても何も始まらないわ。
兎に角体力は温存しつつ脱出の機会を伺うって10分前に決めたよな?」
「分かってますよ。
でも………」
しかし妖夢は、10分前に妹紅や蓮子達と話し合って決めた時間を潰しつつ脱出の機会を伺う、及び落ち着く事での体力温存と言う事に慣れていない為か疑問を口にし、妹紅がそれに口を出しそれ以上の話を止めようとする。
それに便乗して蓮子も口を開く。
「確かにね〜、妹紅の言う通り脱出の為に体力は残すべきだよ。
幸い此処の連中は1週間ご飯を運んで来たり、お風呂には監視付きで入れてくれた訳だし、隙さえあれば出られるわ。
その為にも余計な体力を使う事は避けるわよ」
「………意外だな、お前みたいな明らか行動派タイプが私の意見に同調するなんて」
「へっへーん、こう見えても私は冷静に考えて行動するタイプなのよん!」
「はいはい何時も猪突猛進で内心早く出たいとウズウズしてる臨機応変派(笑)の蓮子さんご高説どうも。「ちょっ、シドいよメリーさん!」
まあ私達もやる事が無いですから、妹紅の意見には概ね賛成よ。
だから妖夢、貴女も落ち着いてチャンスを待ちましょう、ね?」
其処にメリーも同調して妖夢に語りかけ、脱出の機会を待つ事を促す。
それを聞いて妖夢は確かに此処でジタバタしても無駄な体力を使うだけだと分かってはいたが、矢張りジッとしているのが苦手なのだと改めて自己認識し、自分はまだまだ未熟者だなと妹紅達の意見に同調する事とした。
「そう、ですね。
分かりました、ジッと機会を待ちましょう」
「そうこなくっちゃ!」
「それでOKよ、妖夢」
そして妖夢は改めて蓮子達…………否、メリーの方を見て瞳を閉じ、思案し始めた。
「(そして矢張り………メリーさん、貴女は幽々子様が仰ってた通り………)『タッタッタッタッタ!』!
足音が5つ、近付いて来ます!」
『!』
すると妖夢がいち早く牢屋があるこの区画に近付く足音に気付き、他の三人に伝え警戒を始めた。
しかし妖夢は既に武器である二振りの刀、『楼観剣』と『白楼剣』を奪われており、護身術程度の挌闘技しか使えなく、もしこれが自分らに危害を加える者の足音ならば戦闘面は不老不死の『蓬莱人』であり、自分以上の実戦で鍛えられた我流の挌闘技を持つ妹紅に頼り切りになってしまうが、それでも一般人たる蓮子とメリーを守らねばと思い、構えていた。
そして…………この区画に足跡の主達が入り、牢屋の前に立っていた。
その顔は蓮子達が良く見知った者だった。
「あ、魔理沙!
それに皆!」
「ビンゴ、情報通り此処に居たぜ!
1週間振りだな蓮子、メリー!」
「妖夢さん、妹紅さん、お二人を守ってくれてありがとうございます!」
「あ、あんたら!」
「兎も角今牢屋を開けるのでちょと下がるべきそうすべき!
早く出たいならそうすべき!『カチカチッ、カチャンッ!』
よし、、牢屋の鍵が開けられたぞ!」
そう、其処に来たのはてゐ達を倒し、蓮子達が居る牢屋を聞いて鍵を持ってやって来た魔理沙達であった。
そして彼女らにより牢屋の鍵は開けられ、蓮子達は漸く窮屈な空間から出られた。
「ありがと皆、助けに来てくれて!」
「礼は後よ、早く脱出しましょう!」
「一度使った出入り口は多分押さえられてる、別の正規の出入り口から正面突破するしかない!
まだ永琳達が気付いていない今の内に」
再会を喜び、会話をしようとしたが直ぐに脱出を促され魔理沙達が使ったのと別の出入り口から正面突破を掛けると言い、走ろうとした正にその時であった。
『WARNING‼︎
WARNING‼︎』
「あ、まさかこれ警報か⁉︎」
「恐らく因幡てゐ達ね。
私達、此処に来た時にあいつらに見つかってたのよ!
どの道見つかってたから増援を呼ばれるのは時間の問題だったから貴女達の救出を優先したのよ!」
「マジか⁈
なら早く出ないと囲まれるぞ!」
突如として警報が鳴り響き、咲夜が蓮子達に事情を説明し、妹紅がそれを聞き早く脱出する事を促し出す。
「なら内藤さんとミストさんも早く出しましょう!
二人もこの隣の牢屋に『ガシャン!』………えっ?」
妖夢が鍵を持つブロントさんに内藤とミストの入れられた牢屋を開ける様にと言おうとした所、その牢屋が開き、中から内藤とミストが出て来た。
「内藤、ミスト、おもえら自力で脱出を?」
『…………』
「………内藤さん、ミストさん?」
しかし件の二人は何故か目が虚ろで、蓮子や魔理沙達と目の焦点が何処か合わず、更に普段の二人からは考えられない程静かで妙に不気味な雰囲気が二人から出ていた。
「お、お前ら何がどうしたんだよ?
ほら、早く脱出するぞ?」
「………し」
「し?」
「囚人が牢屋から脱走するなんて、こんなの普通じゃ考えられない………」
「うは…………監視役の俺様達が牢屋に戻すザマス……………」
『⁉︎』
更に二人の口から信じられない言葉………監視役や脱走と言う単語が出て来て、二人は懐からデッキを取り出し蓮子達に構えていた。
「お、おいお前ら冗談はやめろよ!
あまりにも悪質な冗談を言うと迷惑防止条例法違反で天狗ポリスに捕まるハメになる!」
『……………』
「てか内藤!
お前草どうしたんだよ⁉︎
会話文にお前がアイデンティティの草が無いとか異常だぞ⁉︎
何があったんだよ⁉︎」
『……………』
更に魔理沙は内藤の会話文が草まみれで無い事を指摘し、これは明らかな異常事態だとして二人に説明を求めたが、二人はだんまりしてその質問に答えなかった。
すると二人と蓮子達の間に映像が映し出され、其処に映っていたのは蓮子達を捕らえた者、八意永琳の顔だった。
『あら、まともに会うのは1週間振りね妹紅、魂魄妖夢、それから宇佐見蓮子にマエリベリー・ハーン。
そしてようこそブロントさんに霧雨魔理沙達。
歓迎するわ、盛大に』
「あんたは私達を閉じ込めた………八意永琳!」
「オイコラ!
内藤達に何やったんだ!
特に内藤は会話文に草が無いとか除草され尽くしてるぞ!」
『あ、あら?
ちょっと洗脳しただけなんだけど………もしかして変になっちゃった?』
『せ、洗脳⁉︎』
『ええ、貴女達の監視役にと思ってね』
すると永琳の口から内藤達が洗脳されていると告げられ、全員驚き再び内藤達に視線を向ける。
すると確かに内藤達は目が虚ろで、とても正気とは思えない状態であり洗脳と言われれば間違い無くその状態であると言えた。
「おい永琳!
何故こんな事をしでかすんだ‼︎
答えろ‼︎」
『うーん、今この場で答えてあげても良いけど………説明するのも面倒ね。
内藤達、捕らえなさい。「あ、コラ‼︎」
もしも私の下に来られたら答えてあげなくも無いわ。
じゃあ、精々頑張りなさい』
そして彼女は妹紅の質問に答えず、自分の居る場所に来れたら答えると言い映像を切ってしまう。
その後、内藤達がジリジリと蓮子達に近付き、ファイトを今にも仕掛けて来そうであった。
「くっ、洗脳されているとは言え、内藤達に構ってる時間は………!」
「………仕方ありません、皆さん此処は私が押さえます‼︎
皆さんは脱出を‼︎」
すると妖夢が全員の前に出て庇う様にデッキを取り出し、内藤達を押さえようとする。
それと同時に妹紅も前に出てデッキを構えていた。
「何だ、貴女も同じ考えだったんだ。
……て言う事だから、私らに任せて早く行きな!」
「な、妖夢に妹紅⁉︎」
「でも………‼︎」
それに対し蓮子とメリーは二人を置いて行けないと言わんばかりに反論しようとしたが、二人の、特に妖夢の内藤とミストの洗脳を解こうとする決意の表情を見て何も言えなくなってしまう。
すると魔理沙が二人の手を取り、妖夢達に振り向きながら引いていた。
「………すまねぇ、絶対に助けに来るからな!」
「分かってますよ。
ほら、早く行って下さい!」
「………二人共、ごめん‼︎」
そして、蓮子とメリーは魔理沙達に引かれながらその場を去り、牢屋がある区画から姿を消す。
それを追おうと内藤とミストが駆け出そうとするが、妖夢と妹紅に阻まれ奥に行けなかった。
「さて、あんたらの相手は私達だ。
ちょっと付き合って貰うぞ!」
「内藤さん、ミストさん、貴方達の目を絶対覚まさせます!」
こうして妖夢、妹紅は内藤、ミストを押さえるべくファイトをする事となり、ファイターとしての闘気を醸し出していた。
そしてマッチングは妖夢VS内藤、妹紅VSミストと言う形となった。
妖夢は二人の手の内を知ってはいるが、果たして彼女達は洗脳されている二人を正気に戻す事が出来るのであろうか……?
はい、次回からは妖夢と妹紅が内藤とミストさんを押さえつつ元に戻すべくファイトをします。
白玉楼編でファイトをさせてあげられなかった妖夢と内藤ですが、漸くファイトをする所まで漕ぎ着けました。
四人のファイト、楽しみに待っていて下さい。
次回もよろしくお願いします。
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