えー、今回描写したらヤヴァーイ物をやってしまったと感じてしまいました(←だったら書くなよ)
何があったのかは本編へどうぞ………。
時を遡り、幽々子とメリーがファイトをする事となった直後にてメリーは早速デッキを取り出し、FVを抜いてデッキをシャッフル&カットし、ファイトの準備を進めていた。
「……ねえメリー、大丈夫なの?」
「大丈夫って、何が?」
「何か話が上手い気がしてならないんだけど」
「う〜ん、大丈夫だとは思うわよ?
ただヴァンガードファイトをするだけだから」
すると蓮子は嫌な予感がしたのか、メリーに少し話が上手い気がしてならない事を伝え、彼女に警戒心を持たせようとしたが当のメリー本人はただヴァンガードをするだけだから平気と考え、特に警戒心も無くそのままファイトの準備を終えようとしていた。
「それに、これはアイツの数少ない情報を得るチャンスだし、今朝また送られて来た新しいカードを試す機会でもあるの。
一人のヴァンガードファイターとして、可能性やイメージを広げたいの………あいつを、シャドウを見返す為にも」
「メリー……其処まで言うなら任せるわ、しっかりファイトして情報を貰ってやろうじゃん!」
「ええ、最初から全力で行くわ!」
更にメリーは自分の今の気持ちを、余り自分から強く主張しなかったメリーが珍しく強気に出てはっきりと蓮子にその言葉を言う。
それにより蓮子はメリーのやりたい様にやらせようと決め、互いにハイタッチをしてメリーはこのファイトに臨み出した。
「じゃあ、先攻は私からね………スタンドアップ・ヴァンガード!」
「スタンドアップ・ヴァンガード!」
そしてジャンケンの結果幽々子の先攻となり、ファイトを開始した。
メリーは早速クレイの大地をイメージし始め、霊体の状態で降り立つ。
しかし其処は夜の所為か、はてまたは霧の所為か薄暗く、降り立った場所も地上では無く海の上、巨大で浮かんでるのが不思議なポロポロで不気味な船の上だった。
「此処は……「此処はクレイに名を轟かず海賊連合〈グランブルー〉の支配する海、その上に浮かぶ幽霊船よ」幽霊船……〈グランブルー〉?」
「あらあら、〈グランブルー〉とファイトをするのは初めてなのかしら?
じゃあ、その特性はファイト中に教えてあげるわ〜。
さあ、私の下にいらっしゃい、『お化けのぴーたー』」
「……どんな相手でも全力よ、『ガンナーギア・ドラコキッド』‼︎」
幽々子の話によればその船は〈グランブルー〉海賊団の幽霊船の一つらしく、幽々子がライドしたユニットも何故か可愛げがあるお化けのユニットだった。
しかしメリーの中では今、如何なる特性を持つクランであろうと全力でぶつかりに行き、シャドウの情報を引き出すだけだと言う考えが強く、だがそれでも冷静に考えてファイトをする方向性である。
「じゃあドロー。
『サムライスピリット』にライド、ぴーたーは先駆スキルでヴァンガードの後ろへ移動、ターン終了よ」
「ドロー、『メーザーギア・ドラゴン』!
ガンナーギアは先駆でヴァンガードの後ろに移動して、このままアタック!『クロノジェット・ドラゴン』「ダメージチェック『ナイトスピリット』『☆』」
メリーはメーザーギアにライドし、次のターンでの7000以下のユニットの攻撃をシャットアウトと言ういつもの動きをし、更にクロノジェットをドライブチェックで引き当てた為
「私のターン、ドロー。
『大幹部 ブルーブラッド』にライドして、次にぴーたーのスキルを発動。
「えっ、自分からデッキをドロップした⁉︎」
「これは〈グランブルー〉の特性を活かす為に必要な前準備、慌てずじっくり噛み締める事が大切よ」
しかしメリーは次のターンで幽々子がスキルとは言え自分のデッキを削り出した事に驚いてしまうが、これが前準備と言われこの次に何が来るのか警戒し出し、防ぎようのある物ならば防ごうと考えた。
更に観戦中の蓮子も〈グランブルー〉の特性をしっかり書こうとしてメモとペンを取り出していた。
「更に『ルイン・シェイド』を2体コール、ルイン・シェイドでヴァンガードにアタックして、スキルを発動。
デッキの上から2枚をドロップしてパワー+2000。「またデッキ削り……ノーガード『メーザーギア・ドラゴン』」
次にもう1体のルイン・シェイドでアタック、先程と同じくパワー+2000「『ラッキーポット・ドラコキッド』『引』ドロートリガー、パワー+5000をヴァンガードに与えて1枚ドロー」あらあら〜、じゃあブルーブラッドでアタック「何か嫌な予感…さっきのトリガーで引いたラッキーポットでガード!」う〜ん、ドライブチェック『荒波のバンシー』『☆』う〜ん折角のクリティカルだけど、アタックがヒットしないから処理は省略するわ」
「危ない危ない、シャドウとのファイトで得た経験が役に立つ時が来るのは皮肉だけど、何とか4枚のダメージは受ける事態は防いだ…!」
シャドウとのファイトが経験となり、トリガー1枚でヒットする場面に於ける危険察知能力が付き、それにより1ターンでいきなり4枚のダメージを受けてしまう大失態を防ぎ、これを皮肉と言ってファイト経験に関しては体験して微妙に良かったと思っていた。
「ドロー、ライド、『スモークギア・ドラゴン』!
更に『ツインメーザー・ドラゴン』と『頂きに立つギアウルフ』をコールして、ギアウルフのブーストを掛けたツインメーザーでヴァンガードにアタック!
スモークギアでアタック、ドライブチェック!『スチームメイデン ウルル』『治』
ヒールトリガーゲット、パワーはスモークギアに与えてダメージ回復!」
その返しのターンでヒールトリガーを引き当て、バニラユニットにもライドして堅実にファイトが進み出していた。
これには観戦中の蓮子も喜ぶ………筈なのだが、蓮子はメリーがダメージを受けた時から気分が沈んだり目が霞んだりして何か当の蓮子でも自身の様子が可笑しいと感じ、このファイトには何かあるのではと感じ始めていた。
「スタンド&ドロー。
じゃあ此処からが本当の勝負になるから、気を付けてね『二人共』…………深淵なる深海に潜みし悪意よ、深海の底にありし氷獄より招来したりて悪しき力を具現せよ。
ライド、『氷獄の冥王 コキュートス ‘‘
コキュートス ‘‘
幽々子のターンとなり、グレード3にライドしようとした瞬間におっとりとした雰囲気が豹変し、絶対零度の威圧感を放ち、ライドしたユニットもメリーは何処か異質な何かを感じてしまい、嫌な汗が頬を伝い始めていた。
「な、何………このユニット、クロノジェットとかと違って、何か変……」
「これは‘‘
まぁ、このカードには既に対戦者に害を為す虚無の力は残されていない為コピーカードと同様に普通のファイトでも使えるし、幻想郷に来たばかりの貴女達には分からない話だろうから気にしなくても良いわ」
すると幽々子がメリーが感じた事を簡素に説明し、取り敢えずこのカードが幻想郷にとって余り良い思い出の無い物としてそのユニットをに対して浮かばせた表情と視線からは静かな怒りの感情が読み取れ、しかし蓮子とメリーには気にするなと言ってファイトを続行し始めた。
「さて、『ブルータル・シェイド』をコールして
先ずはコストとしてデッキから3枚をドロップして、呪われし力を我が従者に振るう……ルイン・シェイドを『
幽々子:布陣
【⚫︎】 コキュートス ‘‘
R ブルータル・シェイド R
【⚫︎】:
更に幽々子はいきなりルイン・シェイドを1体裏向きにし、その瞬間コキュートスからは禍々しい何かがルイン・シェイドを縛ったイメージが流れ、蓮子とメリーを青ざめさせた。
「ユ、ユニットが裏向きに⁉︎」
「それに、今のイメージは……⁉︎」
「
そして‘‘
海中散歩のスキル、ドロップゾーンからコールされた時に
更にコキュートス ‘‘
そして
そして蓮子とメリーは此処に来て〈グランブルー〉の特性を理解する。
このクランは徹底的にドロップゾーンを肥やし、其処を第2の手札として扱う不死や復活をテーマにした物だと。
「ブルータルのブースト、コキュートス ‘‘
ツインドライブ『お化けのりっく』『治』『お化けのじみー』『☆』ヒール&クリティカル、パワーは全てルインに与えてクリティカルは当然ヴァンガードに。
ルインでヴァンガードにアタック「ダメージチェック………!『スチームメイデン ウルル』『治』ターン終了時に
「ギ、ギリギリダメージ3枚で抑えられたけど、状況は芳しく無い……なら此処は一気に「はぁ……はぁ……」えっ、蓮子どうし………⁉︎
蓮子、どうしたの、顔が物凄く青白くなってるわよ⁉︎」
メリーはこの状況を打開しようと算段をしていた所に突然蓮子の息が荒くなったのが耳に届き、蓮子の方を向くと彼女は普通ではあり得ない程顔が青白くなり、明らかに様子がおかしく放って置いたら不味い事になり兼ねない状態になっていた。
「な、何なの………胸が苦しいし、息が………それに何だか、気分が……」
「……悪いけど、今貴女にはこの私が持つ能力、『死を操る程度の能力』を掛けさせて貰ったわ。
今ならまだ大丈夫だけれど、メリーがダメージを受ける度に効力を強め、6枚目のダメージを受けて敗北した瞬間………貴女の命は尽きるわ」
「な、そ、そんな!!?
幽々子さん、一体何でそんな事を………今直ぐそんな事を「止めないわ、貴女はこのままファイトをして勝てば良いのよ」っ⁉︎」
すると幽々子が何故蓮子がそんな状態になっているのかを種明かしをする。
幻想郷の住民の中には特殊な能力を持っている事を魔理沙から聞いていた為、幽々子が能力を持っている事には驚かなかったが問題はその能力……『死を操る程度の能力』である事だった。
メリーはこの能力名を聞き、一瞬で幽々子は相手を問答無用に死なせる事が可能な事を知り、即時能力の解除を求めたが幽々子は止めず、ファイトに勝てと要求する。
更にメリーはその雰囲気から、サレンダーも認めない事を察し、蓮子を死なせない為にファイトを進める以外に他なかった。
「ライド、『クロノジェット・ドラゴン』‼︎
そしてクロノジェットをコストにストライド・ジェネレーション、『時空竜 クロノスコマンド・ドラゴン』‼︎
蓮子が私が負けたら死ぬなんて冗談じゃないわ、絶対に勝ってやるわ‼︎
クロノジェットの
更に『スチームメイデン エルル』をコールして、エルルでヴァンガードにアタック!「インターセプト」
クロノスコマンドでアタック‼︎「『突風のジン』で完全ガード」
っ、トリプルドライブ‼︎『スチームメイデン アルリム』『スチームバトラー ダダシグ』『☆』『スチームブレス・ドラゴン』
ツインメーザーでアタック‼︎「ダメージチェック『荒波のバンシー』『☆』『氷獄の冥王 コキュートス ‘‘
ターンエンド……!」
しかし先程のヒールトリガーやバンシーによる2枚のドローにより完全ガードを引かれた為、思う様にダメージを与えられず、しかし幸いにも完全ガードはドロップゾーンに3枚あり次の
だがそれでも蓮子の状態が気になり、焦る気持ちを落ち着かせる余裕は無かった。
「ドロー。
ライド、『死海の呪術士 ネグロボルト』。
そしてシークメイト、『不死竜 グールドラゴン』とナイトスピリット、お化けのじみー、荒波のバンシーを山札に戻してレギオンメイトのグールドラゴンを探し、
更に手札からネグロボルトをコールして、海中散歩のブースト、ネグロボルトでアタック!『ダメージ………‼︎『クロノジェット・ドラゴン』」
ネグロボルトとグールドラゴンで
ツインドライブ『氷獄の冥王 コキュートス ‘‘
ネグロボルトでアタック「……『ラッキーポット・ドラコキッド』『引』1枚ドロー、パワーはクロノジェットに……‼︎」ラスト、ルインでアタック、スキルでデッキの上2枚をドロップ、パワー+2000「ガード‼︎」ターンエンド」
そして遂にメリーは5枚のダメージを受けてしまい、その瞬間蓮子の方を見ると先程よりも益々状態が悪化しメリーは悟ってしまう、最早蓮子の命は風前の灯火、自分が負けてしまえば掛け替えのない親友を死なせてしまうと言う最悪の状況に陥ったと。
するとメリーの脳裏にシャドウが言った言葉、『緩い考えを持ったまま適当に行動し、致命的なミスを招く』と言うあの時の言葉が。
今正にこの状況こそがそうではないかと青ざめ始め、あの時以上のミスを犯したと後悔し、思考がグルグルして考えが纏まらなくなり始めた。
「(どうしよう、このままじゃあ蓮子が死んじゃう‼︎
でも今この状況を打開するならあのカードを……ダメ、もし完全ガードがもう1枚あったら止められてアウト‼︎
けれどそうしないと蓮子が、でも決め切れる保証も…………アイツ、シャドウが言った通りだ、適当な行動をして致命的なミスを、蓮子が死ぬかもしれない最悪の状況を作り出してしまった‼︎
私の、所為で………負けたら、蓮子が…………嫌だ、そんなの嫌だ。
蓮子を死なせるなんて嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
蓮子と永遠に離れ離れなんて、嫌だ‼︎『なら勝ちさない』………)」
自己嫌悪と蓮子が死ぬかもと言う絶望、それを否定するなど様々な感情が渦巻き、最早思考がまともな状態では無くなった瞬間、彼女の中で声が聞こえ始めた。
誰の物か分からない、が、何故か聞きたくないと思えてしまう声が。
『勝ちなさい、目の前の宇佐見蓮子との永遠を壊そうとする敵を蹂躙なさい、そうすれば宇佐見蓮子は助かるわ………さあ、カードを引いて超越なさい、今の貴女を超える存在に』
その声を最後まで聞いた瞬間、メリーの中で幽々子に対してある感情が………人間の感情の中でも負の一面であり、ドス黒く制御が困難な感情が芽生え、幽々子を見る視線がそれに変わり始め、そして………憎悪と殺意に満ちた言葉が口から溢れようとしていた。
「…………幽々子さん……いや、西行寺幽々子、お前を……潰す‼︎「っ!」
スチームブレス・ドラゴンをコストに、
現れよ、終末の時を刻み、脆弱で愚かなる者達を滅する竜よ。
超越せよ、『時空竜 ラグナクロック・ドラゴン』‼︎
ラグナクロックでアタック‼︎」
「(これは………矢張り私の予測通り、そしてこの傾向は……しかし、今手札には大量のグレード0がある、ギアウルフにパワーを回さずラグナクロックに一括集中したのは判断ミスよ、このアタックを防ぎ)「ラグナクロックのスキル、
「トリプルドライブ『スチームバトラー ダダシグ』『☆』『スチームバトラー マシュダ』『☆』『スチームバトラー マシュダ』『☆』ゲット、トリプルクリティカルトリガー。
全てをラグナクロックに与える。
さあこの一撃で、消え去れぇぇぇぇぇぇ!!!!「メ、メリー……ちょいストップ」
⁉︎」
メリーは怒りのまま今朝方に届けられた新たなGユニット、ラグナクロックに
その瞬間、メリーを中心に風が吹き荒れ、常人ではあり得ない威圧感も放たれそれら全てが幽々子に向けられ、イメージ世界にて終末の時を刻む竜の一撃が海賊団の呪術士に放たれようとしていた。
しかしその瞬間、蓮子の声が耳に届き、一瞬我に返り蓮子の方を向く。
すると、彼女の顔色が徐々に良くなって行くのが分かり、それと先程までのメリーの様子を見てか宥めようとしているのが表情から見て取れた。
「わ、私は平気だからさ、あんまし怒っちゃダメだって。
折角のメリーの綺麗な顔が台無しになっちゃうって」
「れ、蓮子……でも…「メリーちゃん」……」
すると幽々子の方からも声が掛かり、そちらを見ると幽々子の右手には4枚のカードが引かれており、それらは全てダメージゾーンへと置かれ、メリーの勝利だとしっかりと示された。
更に、幽々子の表情は申し訳無さで一杯となっていて、その状態から言葉が紡がれ始めた。
「……ごめんなさい、こう言う状況下にしないと貴女の中の『力』が見極められなかったからなの。
でも、その為に蓮子ちゃんを持って死ぬ『500歩手前まで』、貴女の精神も極限状態に追い詰めてしまったわ…………本当に、申し訳ありませんでした」
「…………えっ、500歩手前?」
幽々子はメリーと蓮子に対して謝罪し、土下座までして目的の為に二人を追い込んだ事を悔いていた。
しかし、メリーはその部分では無くその後に幽々子が発した死ぬ500歩手前と言う言葉に頭がそれを理解出来ず困惑し始めていた。
「『ザザァッ!』幽々子様、大丈夫ですか⁉︎」
「蓮子、メリー、お前ら大丈夫か……………何だ、これ⁉︎」
その時襖を勢い良く開けて妖夢や魔理沙達が居間に駆け込んで来て、この目の前で起きてる状況を把握出来ず、何があったのかを説明する必要が出て来る。
そしてメリーは、この場で何が起きて如何してこうなったかを魔理沙達に話すのであった…。
はい、全国幽々子ファンの怒りを買いそうな胸糞回になってしまいました。
一応フォローしておくと、幽々子様はああしなければならない理由がしっかりあった為やってしまったのです………マジですみませんでした‼︎
今回のはケジメ案件としてしっかりと反省します……。
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