秘封先導鉄   作:”蒼龍”

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さて、やっと本来の………じゃなくてまたフライング気味の更新速度で15話を更新しました。
もうタイトルでネタバレしてますが、冴月麟の使うクランはアレです。
そしてこの時点で蓮メリ以外の主役が決まったも当然となりました。
はてさてこれからどうなる事やら、物語は『まだ』スタートラインですね。
では、どうぞ。


第15話「麗しの花乙女」

『スタンドアップ・ヴァンガード!』

 

メリーと麟は早速準備を終えてFVをスタンドアップさせる。

その瞬間メリーはクレイの大地をイメージし始め、イメージ世界で目を開くと其処は見た事もない程の巨大な木々が生え、その葉の間から陽の光が漏れて幻想的に彩る美しき森だった。

そんな場所に立ったメリーは周りを見渡すと、すぐ側に麟も居てメリーよりも手早くユニットにライドしていた。

 

「これが私の使うクラン、〈ネオネクタール〉です。

そして私のFV、『春待ちの乙女 オズ』!」

 

「〈ネオネクタール〉………『ガンナーギア・ドラコキッド』!」

 

麟が使うクランは〈ネオネクタール〉と言う植物に纏わるクランらしく、メリーと観戦している蓮子はどんなスキルを持ち、どんな特徴のクランなのかが楽しみで仕方無く、蓮子の方はブロントさんと同様自分ともファイトをして欲しいとウズウズしていた。

 

「私の先攻、『メーザーギア・ドラゴン』にライド!

ガンナーギアは後ろに移動して、ターンエンド!」

 

「私のターン、ドロー。

『萌芽の乙女 ディアン』にライド!

オズはヴァンガードの後ろに移動して、ディアンでアタック!『メイデン・オブ・デイブレイク』『醒』

スタンドトリガー、オズをスタンドしてパワー+5000をディアンに、ターンエンドです」

メリーはやはりと言うべきかメーザーギアにライドして防御力を高め、対して麟もグレード1バニラにライドしてそのままアタックするも、今引いても意味が全くないスタンドトリガーを引いてしまい、少しガッカリした形でターンを終える。

 

「うーむ、ブロントさん達のファイトを見てるとバニラユニットの採用率が高いわね。

そんなにバニラユニットは優秀なのかしらね?」

 

「ふむ、蓮子はバニラユニットが採用される理由をまだ知ってない感と言った感じか「あ、ブロントさん」だから俺が分かりやすく解説するので聞くべきそうすべき。

まずバニラユニットはスキルを持っていないと言う点で他のユニットに劣るが其処は別にどうでも良い部分なので本当に注目するのはそのパワーだ。

バニラユニットは基本スキル有りのユニット達よりも洲のパワーが高いく実は防御力が高いので序盤のダメージを抑えらるる盾のユニットなのだよ。

しかも昨今は超越(ストライド)双闘(レギオン)が流行ってるのでヴァンガードのゲームエンドの高速化が発生してるので現環境にバニラユニットは意外と刺さるので採用する奴は俺を吹くめて多いと言う実績があるのだよ」

「へぇ〜……成る程」

 

このファイトの進行に蓮子は疑問に感じ、それをブロントさんが解説し解決する。

それを聞いて蓮子は名称軸を使う自分にはバニラユニットのガードを突破する手段としてシンリック等が重宝すると感じ、今後も緊急時のアタッカーとして採用して置こうと考える。

そんな説明を聞いていた間にメリーと麟は互いにグレード2バニラにライドし、リアガードを展開し次のメリーのターンでグレード3に突入する所まで来ていた。

 

メリー:ダメージ枚数2/2

布陣

スモークギア・ドラゴン スモークギア・ドラゴン R

メーザーギア・ドラゴン ガンナーギア・ドラコキッド R

 

麟:ダメージ枚数2/2

布陣

メイデン・オブ・グラジオラス 開花の乙女 ケラ R

コーラルベリー・スクワイア 春待ちの乙女 オズ R

 

「スタンド&ドロー。

導け未来、切り開け世界!

ライド、『クロノジェット・ドラゴン』!

『ツインメーザー・ドラゴン』をコールして、クロノジェットでヴァンガードにアタック!「………ノーガードです!」

ツインドライブ!『メーザーギア・ドラゴン』『ラッキーポット・ドラコキッド』『引』

ドロートリガー、パワーはツインメーザーに与えて1枚ドロー!

ツインメーザーで『メイデン・オブ・グラジオラス』をアタック!「デイブレイクでガードします!」

リアガードを守った………?

スモークギアで、ヴァンガードにアタック!「ダメージチェック『フェアリーライト・ドラゴン』『治』ヒールトリガー、ダメージを回復してパワーはケラに与えますよ!」

ダメージは1枚しか………ううん、1枚与えただけでも上出来と考えるべきね、ターンエンド」

 

メリーは麟にダメージを与えるも、ヒールトリガーもあり1枚しかダメージが入らなかった。

更にメリーは途中でリアガードにアタックして麟の手札を1枚削ったが、これは別に深い意図はなくパワーが低くく、インターセプトで防がれてしまう為リアガードを狙っただけである。

しかし、実はこの行動は〈ネオネクタール〉とファイトする時に重宝する行動だったのであるが、メリーや蓮子は〈ネオネクタール〉の事を良く知らない為それが分からなかった。

そして、次の麟のターンでそれを思い知る事となる。

 

「スタンド&ドロー。

クロノジェット………すっかりメリーさんのフェイバリットになりましたね。

では、フェイバリットを相手にする為にも私もフェイバリットを出します!

煌めく蕾よ、今こそ美しく花開け!

ライド、『ラナンキュラスの花乙女 アーシャ』!

そしてグレード3『メイデン・オブ・フリルドロッド』をコストに、G(ジェネレーション)ゾーン解放!

今こそ紡ぎ出せ、私が望む世界よ!

ストライド・ジェネレーション、『春色の花乙姫 アルボレア』!」

 

麟は自らのフェイバリットユニットにライドし、更に超越(ストライド)を行いGユニットを呼び出す。

イメージ世界でそのGユニットと相対したメリーはその優雅さに心を魅了され、つい惚けていた。

 

「アーシャの超越(ストライド)スキル、CB(カウンターブラスト)(1)を払い、私のリアガードを1体選択します。

私はグラジオラスを選択して、山札の中から同名カードを1体スペリオルコールしてパワー+2000します!」

 

「同じ名前のリアガードが増えた⁉︎

〈ロイヤルパラディン〉のコールと何か違う!」

 

「これが〈ネオネクタール〉、場に居るユニットと同名カードを呼び寄せ、植物の様に繁殖し、花の様に美しく成長し咲き誇るクランです!」

 

〈ネオネクタール〉の植物の様に同じ種類のユニットが繁殖するかの如く場に現れ、その力を振るう様を見てメリーは〈ロイヤルパラディン〉のコールとは違うと感じ取り、それと同様に蓮子も同じ感想を抱きメモに〈ネオネクタール〉の動き方をメモに書いて記憶する。

その間に麟が動き、メリーに対し攻撃を仕掛ける。

 

「コーラルベリーのブースト、グラジオラスでヴァンガードにアタックします!

グラジオラスのスキル、このユニットがブーストを受けてヴァンガードにアタックした時、CB(カウンターブラスト)(1)を払って他のリアガードを1体選択してそのユニットと同名カードをスペリオルコールします!

コーラルベリー・スクワイア(を選択して3枚目をコールします!「うう………ノーガード!『スチームバトラー マシュダ』『☆』」

トリガーが出ましたか………なら、もう1体のグラジオラスでアタック!

勿論ブーストが加えられてますので、最初のグラジオラスを選択してそのリアガードサークルに上書きコールします!「インターセプト!」

なら、アルボレアでアタックします!

アルボレアのスキルはガブレードと同じくアタックがヒットしたら発動します!

そして発動するスキルはアーシャと同じく同名カードをパワー+2000しながらコールするスキル、ガードはしますか?「アルリムで完全ガード、コストはラッキーポット!」

では、トリプルドライブ『メイデン・オブ・デイブレイク』『醒』スタンドトリガー、パワーは上書きコールされたグラジオラス、スタンド効果はその後列に居るコーラルベリーに。

セカンドチェック『フェアリーライト・ドラゴン』『治』ヒールトリガー、パワーは上書きコールされたグラジオラスに与えてダメージ回復。

サードチェック『ラナンキュラスの花乙女 アーシャ』トリガー無し、グラジオラスでアタック!「ダメージチェック『ラッキーポット・ドラコキッド』『引』ドロートリガー、1枚ドロー!」

ターンエンドです」

 

麟の〈ネオネクタール〉の上書きコールを絡めた連続アタックによりメリーは徐々に追い詰められ始め、当のメリーはこの状況を打開するには『時空竜 クロノスコマンド・ドラゴン』のスキルで全てを一気に吹き飛ばすか、『時空竜 ロストエイジ・ドラゴン』に敢えて超越(ストライド)してクロノジェットと今のドロートリガーで引いたアンバーのスキルを絡めて少しずつリアガードを減らして行くかを悩んで…………居らず、答えを即座に決めて次のターンに進めようとし、その途中で麟にお礼を言う事を思い出す。

 

「ドロー………麟さん、実は私達、麟さんにお礼を言わなきゃって思っていたんです」

 

「えっ、お礼………ですか?」

 

すると麟は突然メリーの口からお礼と言う言葉が出て来た為何の事かと驚き、何のお礼なのか分からず最後まで聞こうと話を進める様に促す。

 

「私達、この幻想郷に来て右も左も分からない状態だったから麟さんに出会わなかったら、多分今みたいに色んな人とヴァンガードファイトが出来たり、魔理沙の家に世話になる事も出来ていなかったと思うんです。

それにこのお店、香霖堂の評判を魔理沙から聞いたんですけどかなり良いお店らしいですよね?

私達を成り行きとは言え保護してくれて、そんなお店まで紹介してくれて、それに新しいデッキの試運転まで付き合ってくれて、何から何までお世話になっていて………だから、お礼を言わなきゃって………麟さん、『本当にありがとうございます』」

 

「………顔を上げて下さい。

別にお礼は言わなくて良いですよ、人として困った人を見過ごせなかっただけでしたし、今もヴァンガードファイターとしてメリーさんの実力が知りたいだけなんですから。

それに、お礼よりも私は二人と友人になりたいのですが………駄目ですか?」

 

メリーは自分が思った事を口にしていき、目的の一つであった麟にお礼を言うを達成し頭を下げ、それに便乗して蓮子もうんうんと言って頷きながら一緒にお礼を言い、横から見ていたブロントさんやアリスとファイト中の魔理沙はそれを見守り、当の麟はお礼よりも友人になる様に言って二人の頭を上げさせる。

それを聞いた蓮子とメリーは互いに見つめ合い………最初から答えが決まっていたかの様に同時に頷き、麟を見つめ直す。

 

「………そんなの、駄目な訳無いじゃない。

ええ、分かったわ………今日からもう貴女は『恩人』じゃなくて、私達の『友人』よ、麟!」

 

「………はい、改めてよろしくお願いしますね、『蓮子』、『メリー』!」

 

メリーと同じ考えを持つ蓮子は、麟の事を改めて『友人』として接する事を彼女に答え、麟もそれを聞いて満面の笑みを浮かべて新しい『友人』を迎え入れた。

それを見ていたブロントさんやアリスもメリー達を『友人の友人』では無く自分の『友人』とファイトを終えた時点で考えており、メリー達と麟が友人同士になった事に嬉しさを感じ、二人やメリー達の幻想郷での初の友人である魔理沙は笑みを浮かべていた。

 

「じゃあ、本気で行くわよ麟!

ストライド・ジェネレーション、『時空竜 クロノスコマンド・ドラゴン』‼︎

クロノジェットの超越(ストライド)スキル、グラジオラスを山札の下に送るわ‼︎

更にアンバーをコールして、クロノスコマンドでヴァンガードにアタック‼︎「『メイデン・オブ・パッションフラワー』で完全ガード、アーシャをコストでドロップ!」

トリプルドライブ‼︎『ラッキーポット・ドラコキッド』『引』『スチームバトラー ダダシグ』『☆』『スチームバトラー マシュダ』『☆』

ドロートリガー、クリティカルトリガー、クリティカルトリガーゲット‼︎

パワーとクリティカルは全てアンバーに、1枚ドロー‼︎

アンバーでアタック、アンバーもグラジオラスと同じくブーストを受けてヴァンガードにアタックすれば、CB(カウンターブラスト)(1)で相手のグレード2以下のリアガードを1体山札の下に送るわ‼︎

よってグラジオラスは山札の下に‼︎「………ノーガード!『メイデン・オブ・ディモルフォーセ』『☆』『メイデン・オブ・パッションフラワー』『メイデン・オブ・フリルドロッド』」

ターンエンド!」

 

そしてメリーはリアガードを揃えられないながらもトリプルトリガーでそれを補い、ダメージを再び逆転させる。

だがヴァンガードは最後まで気を抜けない場面が続く為次の麟のターンも気を抜かず、全力で守りに入る事を心掛ける。

更に麟も次のターンが自分にとってのファイナルターンと定めて、全力でメリーを倒しに行くとして構えていた。

 

「………行きます、ドロー!

『開墾の戦乙女 パドミニ』をコストにG(ジェネレーション)ゾーン解放!

このユニットは超越(ストライド)のコストに使用すればグレードが+2されます!

春を司る花乙姫よ、今此処に現れ私に力を!

ストライド・ジェネレーション、『立春の花乙姫 プリマヴェーラ』‼︎

超越(ストライド)スキルは使わずにケラとデイブレイクをコールしてデイブレイクのGB(ジェネレーションブレイク)(1)、他のリアガードを1体……コーラルベリーを選択して同名カードを2体までパワー+5000出来ます!

そしてデイブレイクをスキル使用後にデッキに戻してシャッフルして、前列の居ないコーラルベリーを前に出します!」

 

「麟が一気に手札を使った!」

 

「うむ、麟は次のメリーの攻撃を凌ぐよりもこのターンでゲームエンドにしようと攻撃態勢に入った様だな。

しかも切り札のプリマヴェーラに超越(ストライド)したしもう防御の事は考えていないという意見!」

 

そんな麟の姿勢を相対するメリーや観戦していた蓮子やブロントさんも感じ取り、場の空気が一気に張り詰める。

このターンでメリーか麟、何方かの勝利が決まると言う確かな感覚が二人や二人の友人達に伝わり、そして………一気に状況が動き出す。

 

「コーラルベリーでヴァンガードにアタックします、GB(ジェネレーションブレイク)(1)でパワー+3000!「インターセプト!」

ケラでアタックします!「ノーガード!『スチームメイデン エルル』」

これで決めます、プリマヴェーラでヴァンガードにアタックします‼︎

そしてスキル発動、CB(カウンターブラスト)(3)を払ってドロップゾーンのノーマルユニットを5枚選んで山札の中に戻して、その後に手札1枚をドロップ、そして私のリアガードを2体まで選んで……山札の中から同名カードをそれぞれ2枚ずつ選んでスペリオルコールします‼︎

残りのコーラルベリーとヒールトリガーでドロップゾーンに落としてプリマヴェーラのコストで山札に戻していたコーラルベリー、そして残りのケラをコール‼︎「なっ、これじゃあガード仕切れない、ノーガード‼︎」

トリプルドライブ‼︎『開墾の戦乙女 パドミニ』『メイデン・オブ・ディモルフォーセ』『☆』『ダンガン・マロン』『☆』

クリティカルトリガーダブル、ゲット‼︎

クリティカルはプリマヴェーラに、パワーはケラ達に‼︎」

 

「ダメージ、チェック‼︎『クロノジェット・ドラゴン』

…………負けたわ、これで試運転は終わり。

付き合ってくれてありがとうね、麟、ブロントさん、アリス」

 

「………どういたしまして」

 

そして麟のアタックがヒットし、メリーは1勝2敗で新デッキの試運転が終わる。

しかし、当のメリーは敗北した悔しさやデッキの見直しを考えるよりも新たに増えた友人3人にお礼を言い、3人もそれぞれの反応を返して彼女達との友情を確かな物とし、更に深め始める。

それに対する嬉しさにメリーは笑顔を見せ、蓮子はいつの間にかメリーに抱き着き出していた。

 

「うーん惜しかったねメリー!

魔理沙の家に帰ったら早速見直しや悔しさを私の胸にブチまけても良いんだよ〜‼︎」

 

「ちょ、ちょっと蓮子いきなり抱き着かないでよ恥ずかしいわよ⁉︎

それに、蓮子には貸せる位の胸は無いでしょうもう〜!「グハッ……メ、メリーさん、幾ら親友でも胸のサイズの話はダメージがデカイよ……‼︎」」

 

「ははっ、やっぱりお前ら仲良いよな!」

 

「そうね、見てて微笑ましいわ」

 

「うみゅ、やはりヴァンガードは新たな友人を呼びゆゆうじょうをかなり深めて絆オンラインにするな(確信)。

更に友情が芽生えて深め合う事により俺達ヴァンガードファイターは互いに切磋琢磨してレベリングして行き更に思考のファイターに成長してヴァンガード界で伝説になる事は確定的に明らかでヴァンガードファイター同士の絆の輪が広がって行くと言う意見。

更に注目するべきはその絆オンラインには上限が無くヴァンガードファイターが居る限り無限に輪が広がり続けるのでイメージを更に広げて行き俺達の成長は止まらない事実」

 

「ふふ、そうですね」

こうして蓮子、メリーは魔理沙のみならずアリス、ブロントさん、そして麟と言う友人を得てヴァンガードの輪を広げ、その友情が深まって行くの感じ、シャドウによって無理矢理幻想郷に連れて来られはしたが、その後に得た友人やヴァンガードによってこれはこれで悪くないと考えていた。

そして七人はいつまでもこの友情は、仮に蓮子達が幻想郷から外の世界に戻って行ったとしても不滅だと思い笑顔でいたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………まだ『兆候』は現れていない、か。

しかし、幻想郷に来た以上外の世界に居た時よりも加速度的に兆候が現れるだろう。

そしてその後は…………果たして何方の道へ行くか…………仮に『あちら』へ向かうと言うならば、俺は…………」

 

しかし、その光景を影から覗き見る者………シャドウが其処に居り、何か意味深い独り言を呟きながらその場を離れて行く。

そしてその後ろ姿を捉え、彼が立って居た場所に立ち、何がその視線の先に見えて居たかを確認する者………霖之助も居た。

 

「………成る程、『ブラスター・ブレード』などが入ったデッキや 〈ギアクロニクル〉のデッキを彼女達に与えたのは君だったのか。

しかし、君の目的は一体何なんだい?

それにそれは彼女達やその友人である魔理沙達に害を与える物なのかい?

もしそうであるなら、僕は君の事が許せなくなるよ。

…………魔理沙の幼馴染で、『霊夢』や彼女にヴァンガードを教え、互いにファイターとして成長して、異変を解決し合った頃の君は何処へ行ってしまったんだろうね…………」

 

そんな独白を小さく呟き、店の中へと戻って行く霖之助。

彼の中でシャドウの目的が何なのか、魔理沙達に害があるのか、かつての少年への追憶などの複雑な感情が渦巻き、また害を為すならば自分が何としても魔理沙達に危害を与えない様に影で解決する事も誓っていた。

そして…………七人が出会い、友情を育み始めた瞬間に運命の輪が回り始めた

その輪は最早止める事叶わず、彼女達…………否、メリーを中心に蓮子がその隣に、そしてその回りに魔理沙達にこれから増えて行く数多のファイター達を巻き込み、ひたすら回り続けるのである。

更に、その輪が如何なる結末を呼び込み、それに対してメリーや蓮子達をどんな風に変えて行くのか、まだ誰も知り得ない………。

 

 




最後の最後で何かのフラグが立った気がしてなりませんが東方二次創作を知る人は微妙に分かりそう………かなぁ?
そしてシャドウ、彼が何を企んでいるのか。
また、魔理沙達のシャドウに対しての発言とかに実は共通点がある物を打ち込みましたがこれにも意味がある…………かも?

次回もよろしくお願いします。

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