ラフィエルドロップハート   作:黒樹

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主人公が眠っている間の物語。
時間軸は事故直後――……。


No.2 家族

 

 

 

舞天病院。黒羽椎名が運び込まれた手術室の前で祈りを捧げる少女がいた。湿布が一つ頬に貼られたいたいけな風貌の少女、ラフィエルは手を合わせて目を閉じ、主に祈りを捧げると共に殆ど接点のない少年の顔を思い出して――罪悪感と疑問に悩まされている。

巻き込んだ事、助けられた事、死ぬ確率が高かった筈なのに飛び込んできたこと。何故、自分があんな目にあったのか今でもわからない。自分を突き落とした犯人の顔は見ていない上にフードを被っていた。

 

必死に見えるその姿に、連れ添った3人は肩を叩くこともせず、ただラフィエルを見つめていた。

 

「ラフィ……」

 

「やめとけって」

 

主に少年の無事を祈るラフィエルにどう声をかけていいのか、迷っていたヴィーネの肩に手を置いて止めるガヴリールはいつもの興味なさそうな顔で、されど目の前で起きた出来事に不快そうに眉をひそめる。

 

「なんて声を掛けても一緒だよ。声は届いても心には響かない。そりゃあラフィエルだっていつもは巫山戯ているけど、こんなに近い生死の境は初めてなんだ。私達はまだまだ未熟な天使だし」

 

「でも……」

 

「できるとしたら、祈ることくらいだよ」

 

ぼさぼさの髪を掻きながら、はぁーと溜息を吐くガヴリール。そこに今まで雲行きを見守っていたサターニャが口を出す。

 

「じゃあ、皆で祈る?」

 

「悪魔が祈るってどうなのよ……」

 

それ、大丈夫かなぁ。もし悪魔が祈ったせいで死んでしまったのなら、多分自分は立ち直れない。と、ヴィーネは思った。

心配する。心配している。のに……自分の迷いを押し付けるように、ヴィーネはガヴリールを見る。

 

「天使のあんたなら大丈夫でしょ?」

 

「祈ってもいいけど、私まで祈ったらもれなく天使が大量降臨して病院の死に体を片っ端から天国に連れていくことになるけど」

 

「なんでやることが悪魔以上に悪魔じみてるのよ!?」

 

手を合わせかけたガヴリールの手をヴィーネは掴んで止めた。

 

その時、――パッと手術中のランプが消える。

祈りを捧げていたラフィエルも顔を上げて、頭上に浮かぶ赤いランプの消えた扉の先を見つめた。

すぐに扉が開いた。その扉から、1人の医者であろう男性が出てくる。誰も近寄れなかった。聞けなかった。雰囲気に気づいて周りを見回し何かが見つからないことを確認すると、息を吐くように口を開いた。

 

「難しい手術でしたが――無事、成功しました」

 

いの一番にほっと安堵の息を漏らしたのはラフィエルだった。次いで、ヴィーネも嬉しそうに胸を抑える。ガヴリールも少し嬉しそうに壁に凭れ掛かる。サターニャはふふんと笑いながら、緊張に張らせていた頬を緩めた。

 

「まったく人騒がせなやつね。ヴィネットが心配だからついていこうなんて言うから」

 

「だ、だって仕方ないでしょ。黒羽君はクラスメイトだし放っておけなかったんだから。ガヴだって珍しく大人しくついてきたし……」

 

「だって寝覚め悪いじゃん。目の前で勝手に死なれたら、ネトゲも気になってできないじゃん」

 

チラリと、ラフィエルの方を向くガヴリールの視線に何かを察したようにヴィーネも微笑む。

今までとは違う、優しげな表情のラフィエルが見たことのない顔をしていた。被害者であり巻き込んだ本人としては少しだけ憑き物が晴れたような……。

そんな顔にヴィーネは安堵するも、やはり彼のことは気がかりだった。

 

「まだお義姉さんは来ていないようだね」

 

「はい……?」

 

医者の言葉に首を傾けるラフィエル。

気づいたヴィーネが補足する。

 

「黒羽椎名君はお義姉さんがいるらしいの。結構有名なんだけどね。……それで、黒羽君は色々と大丈夫なんですか? 後遺症とか」

 

「あぁ。今回治療したのは肋骨が2本折れていて、肺に刺さってしまった箇所。あとは腕が完全に2箇所ほど折れていて、足も骨に罅が入っていたから……なにせ電車にひかれて生き残っている人間の治療なんて初めてだから……」

 

そこで話すのを止めた医者が、一点に視線を向けた。

 

「じゃ、私は帰ってネトゲするから後はよろ――」

 

踵を返して歩き出そうとするガヴリール。

ドンッ、と何か大きなものにぶつかった。

 

「いっ、……ん? おじさん危ないよ、そんな所に突っ立ってたら」

 

「おっと、ごめん。僕は舞天警察署の赤坂っていうんだ。少しお話いいかな?」

 

邪険に見上げるガヴリールに警察手帳を突きつける刑事はそう名乗った。

 

 

 

 

 

□■□

 

 

 

 

 

「さて、取り敢えず自己紹介をしておこうか」

 

白い個室に運び込まれた椎名と部屋に押し込まれた女子4人と男刑事1人という異質な空間で事情聴取は始まった。

 

「僕は赤坂奉太郎。舞天警察署で働いている刑事で黒羽椎名君の担当だ。今回の事件も、被害者に椎名君が関わっているから呼び出されたわけだけど」

 

「はい!」

 

担当。という言葉に、サターニャが元気よく手を挙げた。赤坂はどうぞと質問を促す。

 

「担当って秘書的な?」

 

「いやいや、普通は保護監察でしょ」

 

「え、じゃあなに、あいつってそんなヤバイ奴なの?」

 

「うーん……そうは見えないんだけどなぁ」

 

一応、自分で言った手前は擁護する気でフォローするヴィーネもわからず尻すぼみ、赤坂刑事はわたわたと手を横に振る。

 

「違う違う、椎名君はよく犯罪に巻き込まれるから事後処理とか色々あって……というか、君達ってもしかして椎名君のガールフレンド?」

 

的外れな感にラフィエル達は顔を見合わせる。一番に反応したのはヴィーネだ。

 

「ちちち、違います! そんな彼女とかじゃなくて、ただのクラスメイトです!」

 

ぼんっと顔を赤くするあたりこの手の話に弱いのだろう、普段は落ち着いているヴィーネも形無しだ。

 

「右に同じく」

 

ガヴリールは出来るだけ言葉を節約した。

 

「ふんっ、私があいつのガールフレンドですって? そりゃあたまにメロンパンはくれるけどそんな仲じゃないわよ。下僕として認めているわ」

 

どやっと独白するサターニャ。見下した感じに赤坂刑事は苦笑い。

 

「えっ、おまえ餌付けされてたの?」

 

「……意外に優しいのね」

 

どうやら誰も知らなかったらしい。

犬にメロンパンを毎回奪われているサターニャのことを気の毒に思った椎名の行動だが、それはそれとしてラフィエルだけ幾分か元気がない。

いつもなら「サターニャさんは飼い犬だったんですね」ぐらいのことは言いそうなのだが、この異常に気づいたのはガヴリールとヴィーネだけだった。

 

「話を戻そうか。今回の事件について」

 

赤坂刑事自ら話を脱線させたにも関わらず、なかったことにして話を進めようとする。そこにやっと正気を取り戻したのか、ラフィエルはおずおずと手を挙げていた。

 

「あの……犯罪に巻き込まれるって?」

 

「あぁ、実際は違うんだけど。むしろ標的かな。彼のお義姉さんはアイドルでね。過激なファンがナイフで刺したり車で引いたり闇討ちなど……で、彼の存在を良く思わないファンがそういった行動を取るから」

 

「罪もないのに、ですか?」

 

「彼とお義姉さん、マキナさんの生い立ちは特殊でね。彼の父親と彼女の母親が共に連れ子で再婚したんだけど、その両親はマキナさんが中学生の頃に死んでしまったんだ。それからというものマキナさんは弟の彼を支えに強く生きなきゃと頑張って、1人で弟を育て続けたんだ。元から椎名君は手のかからない子供だったらしいから、あとはお金の問題だったんだけど。建てた家も財産もローンとかはなかったから、バイトをすれば難なく暮らせるくらいかな。それに加えて椎名君は姉想いでわがままにゲームとかそういうものも欲しがらなかったし、お義姉さんもあまり美容とか可愛いものとか好きながら手を出さなかったんだけど。いつか彼女がそう告白することが雑誌等であって二種類のファンに分けられたんだ。マキナさんをいいお姉さんだと感じる人と彼女の人生を可哀想だと感じる人のふたつに」

 

――椎名と義姉のマキナの分岐点。

気になることがあったが言葉にならなかったのだろう、上手く伝えられないもどかしさにラフィエルは口を出しかけて止めた。

 

「今のガヴとは大違いね」

 

「私だって昔は慈悲深い天使だったんだけど」

 

「……え?」

 

ヴィーネとガヴリールのじゃれあいにサターニャが意外そうな顔。赤坂刑事は少しだけコーヒーを口に含んで、飲み込むと息を吐いて深呼吸。

 

「街中で事務所の方にスカウトされてね。義姉のマキナさんは迷わず選んだよ、アイドルになる道を。そういうのに興味はなかったらしいんだけど、人気が出れば割はいいから。その時は本当に生きる為に椎名君の為に頑張っていたはずなんだけどね」

 

夢も何も無いアイドルの成り立ちに、ファンなら激高すること間違いなしだ。共感してくれるかもしれないが、多分アイドルを目指す人は黙っちゃいない。

 

「皮肉なもんだよ。守る為にアイドルになったのに、今じゃ椎名君の存在が邪魔だとか自分勝手な理想像を他人に押し付けるファンがいるから。初めにそういう過激な行動をとる人が現れたのは椎名君が中2の頃でマキナさんを付け回していたストーカーが2人のデートを目撃して、怒って椎名君を刺したのが最初。それからというもの事あるごとに写真を撮られてスキャンダルにされそうになって、記者会見で二度と同じことが起きないように弟だと説明したんだけど……近過ぎる関係に一部のファンは納得しなくてさ。一度はアイドルを辞めようとしたけど、ファンは逆ギレさ。脅迫状まで送り付けてきてね。2人とも幸せになるためだったのに……」

 

続けようとした言葉を切る。

 

「――とまぁ、僕が彼の担当になり、相次ぐ犯罪の事後処理をしているわけだけど、今回の件は微妙なんだよなぁ」

 

狙われたのはラフィエルで、助けに入った椎名は無関係であると言いたいが、赤坂刑事は妙に納得のいかない顔で腕を組む。

 

「安心して、犯人は捕まったよ。一応、確認だけどこれを見てくれるかな」

 

難しそうな顔で取り出した写真をラフィエルは覗き込んだ。残りの3人も同様に覗き込む。そこには一人の男子生徒の顔写真があるだけで、その顔に覚えがあったのか反応したのは2人だけだ。

 

「誰よこれ?」

 

「こんなやつ学校にいたっけ?」

 

サターニャとガヴリールは揃って同じようなことを口にする。反応した2人のうち、ヴィーネは完全に忘れている2人を責めるように呆れた声を出す。

 

「クラスメイトの顔も覚えてないの? 同じクラスの長谷川君よ。まぁ、ラフィは知らないかもしれないけど……」

 

と、ヴィーネが視線を向けた先のラフィエルは少し青い顔で写真を見つめていた。

 

「大丈夫、ラフィ?」

 

「……あ、その……」

 

言いにくそうに口を噤み顔を伏せるラフィエルに赤坂刑事は確信を得て、

 

「――そうか。犯行の動機は恋愛絡みでね。君に告白したら手酷くふられたから、二度と誰にも好かれないような姿になればいいと思って今回の事件を起こしたらしい。これは事実かい?」

 

「……はい」

 

実際は、ラフィエルの性格が招いた悲劇で悪気はなかったが、後悔は遅かった。ラフィエルのことをよく知る人間であれば耐えれただろうが、彼女の本質を知らない人間は過ちを犯したのだ。

 

「悪いけど、君からの証言も取りたいから、その時の言葉を思い出せるかな? 友達に聞かれたくないなら場所を変えるけど」

 

小さな手帳を取り出した赤坂刑事はシャーペンをカチカチと鳴らし、書く準備をした。

 

「ごめんなさい。あなたのような平凡で面白みのない人間には興味ないんです。それと気持ち悪いからその舐めまわすような視線やめてもらっていいですか……と、公衆の面前で告白されたのでそう返してしまいました」

 

「うん。ごめん。もう一度言ってくれるかな」

 

最近の高校生は公衆の面前で告白するのが流行っているのか、耳を疑い聞き直す赤坂刑事は自分の手帳を見つめた。

十代の性欲、許してやってくれ――。

懺悔のように吐き出される言葉を聞いて、二言目で聞き間違いでないと悟って止めさせる。女子高生の暗闇を垣間見た気がした。

 

「ラフィエルだって悪気はなかったんだよ。本当に男に興味無いから」

 

すかさずフォローするガヴリール。

 

「まぁ、でも、これで軽い方だから」

 

「……そう。これで軽いんだ」

 

呆気に取られる刑事の顔は固まっていた。

ラフィエルの視線はベッドの上で寝ている椎名の方へと戻ってしまう。その様子を見て、赤坂刑事は慌てたようにされど慌てたような声音を絡ませずにフォローする。

 

「大丈夫だよ。あぁ見えて丈夫だし、義姉を置いて死ぬようなことはしないよ。彼だって君のことは責めたりしないから」

 

「え、すみません、口説いてるんですか?」

 

「えぇー……」

 

「職務中にそうやって女の人を口説くんですね」

 

慰めたはずが、なじられる事に。

ガヴリールまで口を合わせる。ラフィエルの調子が少しだけ戻ったことに口を歪めて、

 

「うわー、警察最低だわー」

 

便乗して目の前の刑事を弄る。

 

「ちょっ、変なこと吹き込まないでね週刊誌とかに!? 絶対に警察はそんなことしないから!」

 

「へー、警察はしないけど自分はすると?」

 

「そんなつもりはありません!」

 

必死な刑事の姿にガヴリールは嬉々として弄りにかかる。が、やはりダメかとラフィエルを見た。波に乗ってこない少女はずっとベッドの上に横たわる椎名の姿を見つめたまま、真面目な顔を逸らさなかった。

 

「――まぁ、一応、椎名君のことも気に食わないって加害者は言っているよ。さて、事情聴取も終了、また面倒なマスコミが群がっているから送るよ」

 

元から椎名を狙う理由もあった、と適度なフォローを入れつつ窓の外を見た。若手刑事には女子高生を慰めるなど荷が重すぎたのだ。

病院の前には、たくさんの報道陣が群がっている。カメラにマイクと記者も何人か。被害者が一応、名がいろんな意味で売れていることもあり、情報が回るのは早かった。

 

「……また、来ますね」

 

ラフィエルは眠っている椎名にそう伝えると、病室から出て行く。

――夜になって病室に忍び込もうと考えていたことは、まだ誰も知らない。

 

 

 

 

 

□■□

 

 

 

 

 

ラフィエル達を送り届けた赤坂刑事は病院の駐車場にて、電話を取った。瞬間、画面が変わり電子音が車内に響き渡る。音から察するにマイシスターだと喜ぶも、着信に応じるのは気が引けた。

恐る恐る『受信』を押し、耳に携帯を当てる。

 

「はーい、もしもーし、愛しのお兄ちゃんですよー」

 

「やぁクズ兄上、単刀直入に聞くが今回の件はどういうことかな?」

 

最愛の妹からの罵倒に折れない刑事は笑って流す。

 

「本当に単刀直入だな。もしかして、もう既に知れ渡っちゃってる系?」

 

「おかしな話だな。一番に情報が入るはずの兄上からの一報が無しに弟子の危機を知るとは」

 

「今から知らせようと思ってたんだ」

 

現に携帯を手に取ったのだ。嘘偽りはない。

と、いきなり電話向こうが荒れて喧騒の後に、

 

「――椎名君は無事なの!?」

 

黒羽椎名の義姉、黒羽舞姫菜の声が大音量で響き思わず携帯を離して耳に指を突っ込んだ。

 

「安心して死んでないから。迎えに行くから大人しくしてるように」

 

良かった、と泣きじゃくる涙声が聞こえてしまい赤坂刑事は妹が電話を代わるのを待つ。取り次ぎ、妹はすぐに出てくれたようだ。

 

「それで兄上、今回のことは?」

 

「あー、マキナさんや椎名君とは関係ないね。恋愛絡みの嫌がらせだよ。とある女子高生にふられた男子高生が電車が来た線路の上にその人を突き落とすっていうね、それを助けるために椎名君は飛び込んで怪我したのさ」

 

「まったくそんな事の為に鍛えてやったわけではないのにな。フッ、あの子らしい」

 

「それはそうと1人で家にいるのは危ないからマキナさんは家に泊めてやれ。一週間は帰れないだろうし」

 

「そんなに酷い怪我なのか?」

 

抑えられたトーン。隣にいる舞姫菜を気遣ってのことだろう、妹の厚意に出来るだけ赤坂刑事も合わせる。

 

「電車に引かれたからな。正確には、跳ね飛ばされたと表現した方が正しいが」

 

「……いや、それは生きている方がおかしい」

 

「哺乳類最強の(アイドル)でもそう思うか。鍛えたお前なら電車くらい素手で投げ飛ばすと思ったが無理か」

 

「止まっていたらフレームくらいなら歪ませられるぞ」

 

「これだから嫁の貰い手はいないんだよな。彼氏いない歴と年齢が一緒のアイドルは」

 

「別にあてはあるからいらん!」

 

「おーし、その不届き者の所在を教えろ今すぐに。って、あ……切れちゃったよ」

 

通話終了の通知が表示されているスマホを助手席に投げてエンジンをかける。

 

「本当に理不尽な世の中だ」

 

気だるそうな声が春の空へと消えた。

 




言い訳という名の後書き。
これ元がスクールコメディだから責任を感じるラフィエルの姿が異様に想像しにくい。天使だからそれくらいは持ち合わせているだろう、とは思うけど、若干ヴィーネの方が想像しやすかった。
メロンパンの件はサターニャが可哀想というか、主人公の気まぐれで存在くらいは認知してもらうため。
ガヴリールは優しさが垣間見えるのでさらに親友度を増した状態でお届け。

最後のオリキャラ達は、今後も使いまわすか不明。
こんな人達が周りにいる程度だと思ってください。設定の一部分ですので。



小裏劇場。

警察手帳を突きつけられたガヴリール。
ガヴリール「まずい、天界が戸籍偽造してるのバレた!?」
ヴィーネ「不法入国不法滞在で捕まるわ!」
サターニャ「大悪魔の私は顔パスで十分よ。見てなさい、これが私の偉大さよ」
ラフィエル「では、サターニャさんは戸籍要りませんね」
サターニャの魔界で作成された戸籍情報が世界から消えた。

天使悪魔は戸籍でこんなことしてそう。
天使や悪魔が上ということですね。

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