私は教授じゃないよ。大袈裟だよ   作:西の家

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急展開になるかもしれませんが、ご了承ください。では、どうぞ!


黒に染まれ

「うーん、この車はいいね」

 

私はポルシェ356aに乗って、実家を目指して走っていた。

今日は実家にホームステイする子がやってくるので、その歓迎の為に途中でスーパーに寄り、カレーの材料を買った。

カレーはいいよねー万国共通だし、大概の人は食べてるし。

 

「しかし、武藤君たちには悪い事をしてしまったね」

 

武藤君ーー車輌科の人たちのことを思い出す。

自由になりたいという武藤君の手伝いにと他の車輌科の生徒にも協力を要請してみたが、まさか他の人たちまで自由になりたがっていたとは意外だった。

私が「せっかくだし、もっとファンキーになりなよ」と一言を付け足すと、各々好き放題しだしてあのザマだ。

 

「まあ、結果的にいいものが見れたし結果オーライだよね!」

 

ただ自由にするだけでは勿体ないので、車輌科を使って金次君の実力テストを行うことにした。

金次君&白雪さんのコンビは学校内では周知の仲で、常に一緒にいることはわかっていた。そんな2人の前にお構いなく武藤君たちが向かうこともね。

危ないと思うかもしれないが、私の計算上、安全だと判断したので行うことにした。

金次君は単体でも強いが、彼が真に力を発揮する瞬間は誰かを守るーー異性を守ろうとする時だ。これは金一さんから聞いた遠山家の男子の特徴。

白雪さんの前に武藤たち(ヒャッハー状態)が現れたらどうなるか?

金次君なら身を呈して守るだろう。

 

「金次君だけじゃなく、白雪さんもテストに参加してくれて助かったよ」

 

ランバージャックで最初、金次君は押され気味だったが、白雪さんが現れると変わったーーあれがヒステリアモードと呼ばれるものだろう。

その後は形勢逆転し、武藤君を追い込んでいった。しかし、ピンチに見舞われた武藤君はあろうことか車輌科に助太刀を頼んだ。

パワーアップした金次君でも、数十人にも及ぶ車輌科を相手にするのは苦戦を強いられた。

あれは殆どリンチだった。そんな金次君を見ていられないと白雪さんが助けに入った。

いつも頭にしていたリボンを外し、炎を出すと「キンちゃんに近づく汚物は消毒‼︎消毒‼︎しょーどーく‼︎」と叫びならが車輌科の面々を焼いていった。勿論、バイクだけだよ。

 

「おっ!見えた」

 

一昨日のことを思い出していると、懐かしき実家が見えてきた。

相変わらずの和洋折衷な造りの屋敷だ。

私は車を敷地内に止めると、そのまま降りた。時刻は11時30分だ。

 

「さて、ホームステイする子とご対面しましょうか」

 

今日の朝ーー午前5時頃に父さんから突然電話が掛かり、「ホームステイする子には家の鍵は渡してあるから」という連絡をもらった。

父さん......電話する時間を少しは考えてよ。

私、就寝前にネットオンラインチェスをやっていたから眠かったんだよ。

相手はイギリスでハンドルネーム『むにゅえ』と呼ばれる人ーー最近になって見つけた強敵だ。初戦で私が勝ったが、相手は中々の負けず嫌いで何度も再戦を申し込んできた。

結果、私は33戦中16勝17敗0引き分けで終わった。正直、悔しい。

機会があれば再び戦いたいね。

そんな事を思いながら家の玄関の鍵を開け、中に入ろうしたが鍵は開いていた。

おや?もうすでに中にいるのかな?

 

「ただいまー」

 

少し間伸びした声で帰宅を知らせると、奥から

 

「お帰りなさいませ」

 

金髪で中性的な顔立ちの''女の子''が現れた。身長はスラリと高く170はある。私よりもあるぞ。

頭はシニヨンと呼ばれる結い方で纏めている。この髪形にはかなり長い髪が必要になるので解けばおそらく、肩まで余裕で届くだろう。

服装は白のワイシャツに黒のズボンだ。

 

「えーっと、君がうちにホームステイするって子かな?初めまして、私の名前は玲瓏館・モリアーティ・零です」

 

「本日からこちらでお世話になります。セバスチャン・モランと申します」

 

「セバスチャン・モラン?もしかして貴女......セバスチャン・モラン大佐と関係があったりする?」

 

セバスチャン・モラン大佐

1840年生まれ。イートンとオックスフォードで教育を受けた後、アフガンに従軍し、カーブルに駐屯。

退役後、ロンドンに戻る。モリアーティ教授に見出されて彼の部下となる。射撃の名手、猛獣狩りの名人、カードゲームの達人である。

シャーロック・ホームズに「ロンドンで2番目に危険な男」と称された。

 

「はい。セバスチャン・モランは私の曾祖父で間違いありません」

 

彼女はキッパリと答えた。

なんと⁉︎モリアーティ教授の右腕といわれたモラン大佐の子孫と会えるとは....しかも、同姓同名とは彼女の両親はどんな思いがあって、同じ名前を付けたのだろうか。

 

「あなたの事も聞いておりますーー私の曾祖父と縁深きお方、ジェイムズ・モリアーティ教授のお身内だという事を」

 

はい?今、なんて言ったの?私がモリアーティ教授の身内⁉︎.

 

「あー、ごめん。私の聞き間違いかな?誰がモリアーティ教授の身内だって?」

 

「貴女の事ですが?何か問題でも?」

 

問題大ありです‼︎モリアーティ教授ってシャーロック・ホームズ最大の宿敵、悪のカリスマじゃん。いや、落ち着け。

 

「ジョークだったりする?アメリカンジョークなんちゃって」

 

「いいえ、冗談ではありません。それと私はアメリカ人ではありませんよ」

 

彼女の様子から嘘はついていない。えー、嘘でしょう。誰でもいいから冗談だと言ってよ。

 

「てっきり貴女の父君いえ、母君からお聞きしているものかと思いましたが、聞いていないのですか?」

 

「聞いたことがないね。初めて知ったよ」

 

母さん......関係ないと言ってたけど、あれは嘘だったのかい。

これは母さんと連絡を取って、詳しく聞いてみないとね。

 

「......まあ、とりあえずこの話は置いておこう。立ち話もなんだし、場所を変えて話さない?貴女の事を色々聞いてみたいし」

 

「はい、構いません」

 

彼女ーーモランは淡々と答えた。

この子は生真面目な性格をしているな。

あ、居間に行く前にキッチンに食材を置いていかないと。

 

 

 

 

私とモランは玄関から居間に移動した。

テーブルには2人分のお茶と菓子が置いてあった。いつの間に⁉︎

 

「このお菓子とお茶はモランが用意したのかい?」

 

「はい。僭越ながらご用意させていただきました。迷惑でしたか?」

 

「そんな事はないよ。ありがとう。それじゃ、座って話そう」

 

そう言って私は座る。それに続けてモランも座った。

私は和室では正座でいることにしている。イギリス人の母の影響で足の骨が純粋な日本人に比べて、正座に適してはいないが、そこは訓練で克服した。日本人の父さんがその辺りに拘りがあり、小さい頃から正座に慣らされたものだ。

私の真似だろうか、モランも正座だ。さーて、どのくらい持つかな。

 

「モランは日本に来た目的は留学かな?」

 

「はい。来週の月曜から神奈川武偵中学校に、来年度からは東京武偵高校に進学する予定です」

 

来年度から入学というと、私より年下なのかー。見た感じそんな風には見えない。

モランの身長は170はあるし、顔のモリもあって中学生ーー14歳には見えないよ。

 

「へー、遥々日本の武偵高校に......それなら私の後輩になるね。専門科は狙撃科だね」

 

「......なぜ私が狙撃科を選択すると?宜しければ、お聞かせください」

 

「君が着ているその服装は、はっきり言えば地味だ。ああ、悪口じゃないよ。狙撃手は必然的に身を隠すことになり、高度なカモフラージュの技術を求められる。敵に見つかっていては狙撃もできないから普段から目立たない工夫が求められる」

 

カモフラージュ、これは敵に「何処からともなく撃たれる」という心理的な圧力を与えることも期待している。

 

「狙撃手には高い射撃技術のほか、長時間の任務に耐えるスタミナや偽装・移動・サバイバルなど多岐にわたる技能が要求される。モランは長時間あの場所ーー玄関で私が帰ってくるのを待っていたのでしょう?それも殆ど座らずに。その証拠にズボンのお尻の下部と膝の裏にシワがない」

 

私が寮を出たのが午前10時30分頃、ここに到着したのが11時30分ぴったり。ここまで1時間かかっている。1時間も立ちっぱなしは辛い。

1時間も立ったまま私が到着するのを待っていたとは......正直、本当に凄いよ。

 

「僅かに頬を左側に寄せている。脇も締めているね。それは脇を締め、銃のストックに肩を当てスコープを覗き込む姿勢だ。おまけに肩が少し上がっているよ」

 

腹這いで狙撃をするみたいだね。

窓などから撃つ為にテーブル等に銃を載せて撃つ場合、椅子に座った姿勢から撃つ場合もありそうだ。

 

「......感服致しました。僅かな情報から私が狙撃手だということを見抜くとは......主と呼んでも宜しいでしょうか?」

 

気のせいかモランはキラキラした目で私を見つめる。

主って、大袈裟だな〜まあ、教授と呼ばれるよりはマシかな。

 

「あー、別にいいよ。それよりモランは日本語が上手だね。どこで習ったの?」

 

「おや?てっきり見抜いていると思ったのですが」

 

「いやー、同級生から人の事をやたら分析するなと言われていてね。モランも自分の事を見抜かれ過ぎるのはいい気持ちじゃないでしょう?できれば、モランの口から聞かせてくれない?」

 

金次君からすごーく止められているからね。

 

「私は別に気にしませんよ。でも主がそう言うならば仕方がありませんね。では質問に答えます。私はドイツで語学を習いました。日本語を初め15ヶ国の言葉は話せます」

 

15ヶ国か......私は英語だけしか喋れないし、モランを見習ってもっと他国の言葉を勉強しよう。

 

「へ〜、じゃあモランはドイツ人なの?」

 

「いいえ、私はイギリス人です。しかし、生まれがイギリスで育ちがドイツなので曖昧なのですよね。正直に言えば英語よりもドイツ語の方が喋りやすいですし」

 

イギリス国籍ーーしかし、イギリス生まれでドイツ育ちか。

ドイツといえばベルリンの壁があるね。あれは勘違いで壊れたというから有名なんだよね。

あと「ジー◯ハイル‼︎」と街中で叫んで、どっちの手か忘れたけど挙げると、警察と武偵が5分もしないうちにとんできてボコられる事でも有名だ。間違っても絶対にやらないようにね。

 

「ドイツにも武偵学校があると聞いたけど、モランは入学当初から武偵だったのかい?それとも途中編入かな」

 

「途中編入ですよ。ドイツの山奥で狩猟をして生活ーー狙撃の腕を買われて武偵になりました。その後はアフガンなど中東を回ったりもしましたね」

 

「もしかして、その時に私の父さんと会ったりしたの?私がモリアーティのひ孫だということも聞いた?」

 

「はい。主の父君ーー誠司さんからお聞きしました。私は巡り合わせだと思いましたよ。そして、興味が湧きました。私の曾祖父が腹心として仕えた方の子孫がどのような人なのかと」

 

さらにキラキラした目で私を見つめる。

うっ⁉︎そんな目で私を見ないで!なんか眩しいよ。

父さん......モランに何を吹き込んだの?美化し過ぎていないだろうね?

 

「モランのひいお爺さんは......犯罪組織ーー私の曾祖父が作った組織にいたよね。その......周りから冷遇されたりしなかったかい?」

 

「それは私が犯罪者の子孫だからですか?それを言うなら主だってそうじゃないですか」

 

うっ!確かにそうだけど....言い方がマズかったね。犯罪者の子孫だから何だよ!的な感じかな。

 

「まあ、そうですね。中にはそういった人もいましたが、そんな人には''お礼''をさせていただきました」

 

あっ、これはアカン。追求したらやばい内容だ。

 

「そうか......なら私の事が憎くないのかい?君が冷遇される原因を作った人の子孫だよ」

 

「そんな事はありません。私は主の曾祖父であるモリアーティ教授を尊敬しております」

 

尊敬って、相手はイギリス犯罪界のナポレオンだよ。武偵が犯罪者を尊敬するのは......あー、でも武偵の中には犯罪者から技術を盗んで活用する人や司法取引した元犯罪者とコンビを組む人もいるし、そこはいいか!

それにモランのこの尊敬の仕方は普通じゃない。そんなにモリアーティ教授ーー私の曾祖父は尊敬に値する人だったのかな?

よくよく考えれば、私はジェイムズ・モリアーティという人間を犯罪者ーー悪者として認識していた。

もしかしたら、彼には彼なりの良いところがあるのでは?これを機会に曾祖父の事を調べてみよう。

 

「そう言ってくれてありがとうね。何だか気が楽になったよ」

 

「勿体ないお言葉です」

 

「ねぇ、突然で悪いけどモランはタバコを吸っているでしょう」

 

「......何故、タバコを吸っていると分かったのですか?」

 

あっ、そこは否定しないんだね。

 

「トルコの煙草葉のカスが僅かだが、袖に付いている。巻く時に付いたのだろう。わざわざ紙に一から包んで巻いて吸うなんて拘りがあると見えるが、未成年の喫煙は感心しないね」

 

袖だけでなく彼女の体から僅かだが臭ってきた。強く臭ってこなかったのは外で吸った後で、消臭剤を身体に撒いたのだろう。

何故、トルコ葉だと分かったかというと、尋問科の教諭である綴 梅子先生が前に吸っていた物と同じ匂いがしたためだ。

まあ、あの先生はすぐに違う煙草に変えたけどね。なんでも好みじゃないそうな。そして変えた煙草だけど、金次君曰く「絶対に違法だ!」そうな。

 

「辛い味と香りのトルコ葉に、ふくよかな香りと味の黄色い葉のバージニアを、ミックスしたものを吸っているね」

 

「......はい、その通りです。ちなみに曾祖父はトルコ葉だけしか吸わなかったそうです。私はバージニアをミックスしたものが好きですが」

 

なるほどモラン大佐はトルコ葉だけしか吸わなかったのか〜って、そこで煙草の好みを言ってどうするのよ!

 

「いや、煙草は未成年から吸ってはいけないのだよ」

 

「そこを何とか!何卒!ご慈悲を!」

 

テーブルに頭をドガンッと思い切りつけて懇願した。

それに伴い、テーブルがスイカ割りのようにぱっかりと割れてしまった。

ああ!うちのテーブルが⁉︎あとお茶が!

 

「も、申し訳ございません‼︎」

 

「ああ、いいよ。それより......煙草を吸うのには理由があるのかい?」

 

「それは......家庭の事情でして」

 

そうかー、家庭の事情なら仕方ないね。なわけねぇだろうが‼︎なんちゃって♪何時もなら金次君がツッコミをかけてくれるんだけどな。

 

「まあ、喫煙は程々にね。あと学校では吸わないようにね。先生に見つかったら大変だよ」

 

「ありがとうございます‼︎なんと慈悲深きお方」

 

そう言って泣き出してしまった。そんなに泣かないでよ。なんだか私が泣かせたようじゃないか。

りこりんに見られたら「わーるいんだ!わーるいんだ!先生に言ってやろう」と言われそうだ。

 

「とりあえず片付けをしよう」

 

今はメチャクチャになったテーブルと畳の上に溢れたお茶を片付けないとね。

モランに手伝ってもらって片付けていると、時刻は午後13時になっていた。お昼の時間だ。

 

「そろそろお昼にしようか。モランはカレーは食べられるかい?」

 

「はい、問題ありません。それでは私が作りますので、主は座ってお待ちください」

 

「いいよ。モランは座って待っていたまえ。私におもてなしをさせてくれよ」

 

「そういう訳にはいきません。主を働かせて私だけ休むなのど、あってはならないことです!」

 

モランは声を張り上げた。凄く響くな......かなり肺活量があるとみえた。

しかし、様子からして引く気はないな......どうしよう。

 

「なら一緒に作ろうか。それならいいでしょう?」

 

「わかりました。早速、一緒に作りましょう」

 

そう言っ私とモランはキッチンに向かった。

ニコニコしているけど、そんなに嬉しいのかな?

 

 

キッチンに来た私たちは早速、調理を開始する。

今日はりんご入りカレーだ。

 

まずは私が野菜ーージャガイモ、人参、玉ねぎを適当な大きさに切る。

そしてモランが鍋で野菜を炒める。

おお〜上手いね。

私が絶賛していると、モランがりんごを手に取り、

 

「スゴイ!りんごを握って果汁を絞り出すなんて」

 

「これくらい容易いことです」

 

そのまま握りつぶして果汁を絞り出し始めた。

握力いくらなの?私にはとてもできそうにない。

続けてルーを入れるのだが、ここで私が交代する。

 

「モラン、テーブルに食器を並べてくれる」

 

「畏まりました」

 

そう言ってモランは食器を持って居間に移動する。

さて、配合の時間だ。

苺ジャム、味噌、甘みを出すためにホイップクリームと蜂蜜も加える。

あと苦味も欲しいからセロリとゴウヤ、青汁とコーヒーを加えよう。

おっと、カレーといえば辛味がないと話にならないからね。

最後に楽天の通販で買ったキャロライナ・リーパーを加える。

よし、完成だ!

 

「食器を並べ終えました」

 

丁度、タイミングピッタリにモランが戻ってきた。

私は完成したカレーを持って居間にいく。

 

 

 

居間で向かい合うようにして座る。

 

「いい香りですね。主がアレンジしたのですか?」

 

「そうだよ〜さあ、冷めない内に食べよう」

 

そう言って、お互い手を合わせて

 

「「いただきます」」

 

食べる。うーん、少し辛味が足りないな。もっと加えてもよかったかも。

 

「......おいしい。こんなカレーを食べたのは初めてです」

 

モランはスプーンを止めて、絶賛してくれた。

 

「おっ、そんなにおいしいかったかい?お口に合ってよかったよ」

 

「主......よろしけばレシピを教えいただきませんか?私もコレと同じようなカレーを作ってみたくなりました」

 

なんと⁉︎そんな事を言ってくれたのは、君が初めてだよモラン君!

嬉しいな。試行錯誤を繰り返すこと数ヶ月......人から認めてもらえるなんて......涙が出できた。

 

「どうしました主?私は何か傷つくようなことを言いましたか?」

 

「いいや、これは歓喜の涙だよ。さあ、食べよう」

 

ああ、これが料理する者にしか、わからない幸福ってヤツかな

よし、この感動を基にさらなる料理の発展に力を注ごう。

 

 


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