急いで投稿したため、今回は会話文が多い上に短いです。
一誠とはやては今フェイト・テスタロッサが住むマンションにいた。
「ここにいっくんの友達がいるんか?」
まあ、とはやてに答える。
「にしても、結構いいところに住んどるな」
ああ、と今度は答える。
「どしたん、いっくん?なんか様子おかしいで」
うん、と目をそらして答える。
はやてはそんな一誠の様子に首を傾げる。
「それにしてもいっくんがわたしを友達のうちに呼ぶなんてどしたん?もしかしてイジメられとるんか」
「なんでイジメられてんのに姉を呼ぶんだよ」
「そりゃあもちろん『これ以上イジメらたくなかったら、お前の姉ちゃん呼んで来い。お前の姉ちゃんにたっぷり相手してもらうからよ』的な感じになって?」
「5歳児の友達をなんだと思ってんだよ・・・」
心底呆れたように言う一誠。
「せやかて、いっくんがわたしを呼ぶなんてそのくらいしか思いつかん」
「逆になんで思いつくのがそれなのか聞きたいんだけど。・・・ただ料理を作ってほしいだけだよ」
はやてはわからなかった。一誠も料理を作れるのになぜ自分が呼ばれるのかと。はやてが疑問に思っている内に目的の場所についたのか車イスを押していた一誠が止まる。
「お姉ちゃん、これから見る物についてなにも聞かない、のは無理だろうからせめて普通に接してあげてほしい」
一誠が二人だけで過ごした日から言わなくなった呼び方で呼び、真剣な目で頼む。そんな目で頼まれれば一誠大好きなはやてが断ることなどない。
「お姉ちゃんに任せときぃー!」
そんなはやての言葉を信じ、ドアを開け部屋の中に入っていく。部屋に入ると一誠が部屋の主を呼び、やってくる。
「お姉ちゃん紹介するよ。こちら俺の友達のフェイト・テスタロッサた」
と、やってきた金髪のミイラを紹介した。
「ぎゃあぁああぁぁーーー!!」
マンション内にはやての絶叫が響き渡った。
「ビタミン剤と水だけを飲んでたって、自分アホかぁー!てか、いっくんもなんでこうなるまでほっといたんやぁ!」
絶賛ぶち切れのはやての声をBGMに金色のミイラことフェイトは現在はやての作った料理を食べていた。
「いや、俺はちゃんと食えよって言った」
「ンクンク・・・、ぷはっ、うん彼は言っってたよ」
「だったらなんであんなことになっとたんや!」
「食べてる時間が惜しかった」
「一度言ったし、流石にそこまでバカじゃないかなって思って」
未だ怒り続けているはやてにいいわけになっていない、いいわけを言う一誠とフェイト。そんな二人の発言についに怒りの限界点を超えたはやては、
「こん、ドアホどもがぁー!」
いつも持ち歩いている十字架がついた本『闇の書』で二人の頭を叩いた。
本来は金曜日に投稿したかったのですが、色々と新しい話を作ったり、修正を考えたりしてる間に日付変わるは、自分が望んだ話と違ってたり、語彙力がないせいで完成しなかったりして投稿が遅れました。
後、フェイトの状態の説明がまだうまく出来上がっておりません。申し訳ありませんがもう少しお待ちいただけると助かります。
本作のフェイトはポンコツ度30%となっております。