ベルセルク・オンライン~わたしの幼馴染は捻くれ者~ 作:兵隊
圧倒的ではないか、幼馴染は……。
べるせるく・おふらいん
~アンケート結果~
アスナ「――――(ムッフー)」
リズ「うわっ、満面の笑み。そんなに嬉しかったの?」
アスナ「うん!!!!」
ユウキ「悔しいなぁ、三位かぁ……」
シノン「残念ね妹ちゃん」
ユウキ「シノンは悔しくないの?」
シノン「別に?」
ユウキ「えー、どうして?」
シノン「考えて見なさいよ。今まで先輩の幼馴染さんのヒロインムーブ凄かったでしょ?」
ユウキ「うん」
シノン「逆に考えれば、これ以上伸び代はない。弾は出し尽くしたってワケ」
ユウキ「つまり?」
シノン「私 の 時 代 !」
キリト「なんまらポジティブ」
ユーキ(その他ってなんだよ。誰に入れてんだよ……)
2025年6月2日 PM17:10
都内 喫茶店
私と新川くんがやってきたのは喫茶店だった。
静かな喫茶店を知っている。
彼は私にそう言ったけれどその言葉に間違いはなく、そこは物静かな雰囲気を醸し出していた。
とは言っても、人がいないわけではない。
席に空きはあれど客は確かに存在する。それこそ年配の男性から、若い女性の大学生と言ったように年齢層はバラバラであるが、客足がなくなるということはなかった。
暗黙の了解、というヤツなのだろう。会話することはあれど、必要以上に騒がず、バカ騒ぎなんてもってのほか。明確なルールは存在しないものの、どこかそんな取り決めがあるようにも感じられる店内である。
きっとそれは厳格なマスターのせいでもあるのだろう、と私はカウンター越しから見えるキッチンの中にいるであろう店の主を見てそう思った。
とは言っても、それは私にとっては好ましい。
落ち着いた店内、野蛮ではなく常識ある客層、コーヒー特有の芳醇な香り、そして店内に流れるクラシック曲。
ここに来て初めてであるが、私自身驚くほど落ち着いている。何だったらここに何度も通いたいと思うほどだ。
「気に入った?」
物珍しく店内へ視線を向けていた私に、新川くんがテーブル越しに問う。
私達が座るのはカウンター席――――ではない。
四人がけ用のテーブル席だ。木造の四角いテーブルが落ち着いた店内に良く溶け込んでいる。
「えぇ、とても。新川くんはよくここに来るの?」
「実は僕も初めてなんだ」
「そうなの?」
「うん。たまたま見つけることが出来てさ。でも一人で入る勇気がなくて――――」
「それで私をダシに使ったのね?」
なるほど、それならば納得がいった。
恐らく彼が必要以上に私にお礼をしたいといったのはその為なのだろう。
というか私としてもそちらの方がありがたい。
勘違いで助けたと思っている私にお礼をしたいという彼には申し訳なさしかない。その上で更に私を連れて行くために、下調べに赴いていたとなると、私はどのような顔でいればいいのかわからなくなるというもの。
当の本人は小さく笑みを零し、どこか照れくさそうにしながら。
「でも朝田さんと来たいって思っていたよ?」
「あら、嬉しいこと言ってくれるね。そんな事言われても何も出ないけど?」
「いいや、いいんだ。僕はお礼をするだけ、あと朝田さんの話を聞かせてくれれば」
何か、違和感を覚える。
お礼をしたいというのは何度も言うが彼の勘違いだ。だがそれに付け加えて、私の話を聞きたいというのはどういうことだろうか。自分でも言うのはおかしい事かもしれないが、つまらない人間であると言い切れる自信がある。何よりも、彼と私に共通の話題はないはず。
それで私の話を聞きたいとは、どういうことなのだろうか。
いいや、私の考えすぎなのかもしれない。
彼が私にお礼をしたいというのは間違いなく善意である筈だ。私には後ろめたいもので、申し訳ないのは間違いないことであるが。
対して新川くんはどこか楽しそうな口調で、メニュー表を手に持ち。
「それで何を頼むの?」
「新川くんは先に頼んで。私は後で頼むから」
「別にいいけど、何かあった?」
「私が呼んだ人が来るから、その人と一緒に頼もうと思って」
それから数十分、私と新川くんは軽い会話を始めていた。
正直な話し、新鮮な気持ちではある。何せ小学、中学、高校と私は同い年の子と話す機会などなかった。誰にでも壁を作って、当たり障りのない対応してこなかったからであると自覚している。
別に知らない何者かと仲良くなる必要も、必要以上に言葉を交わす必要性がない。それに友達を増やしたところで、自分の可愛さにどうせ裏切るに決まっている。そういうことは、小学の頃に体験済みであるし、もう懲りている。
別に信条を変えたつもりもない。
こうして新川くんと話しているのは、彼の問いに答えているだけだ。決して彼に心を許した訳ではない。
他人なんて必要ない。
私の世界は完成されている。私と“彼”がいる。それだけで充分であるし、それ以外の存在など不必要であり余分なものだ。
そう、そうだ。他人などいらない。私には“彼”だけいれば、何もいらない。
カラン、カラン。
そんな金属同士が鳴る音が、入口のドアから聞こえる。客が来ることを教えるベルが鳴るということは、新しい来店者が現れたことを意味している。
それは――――“彼”である。
この付近では見れないブレザー型の学生服。
接客に来た店員に愛想笑いを浮かべて、一言二言言葉を交わしてこちらにやって来た。
足取りはまっすぐ私達の方へ。
初対面の新川くんもいるからか、いつもの目付きの悪さは鳴りを潜めている。言ってしまえば笑みを絶やさない好青年のそれ。
どこか憑き物が落ちたようにも感じていたが、どうやら演技だけは磨きをかかっているようだ。
“彼”が私達の元へとやってくる。
テーブルの前に立つと、笑みを浮かべたまま、普段からは想像がつかないほど柔らかい声で。
「朝田、これはどういうことかな?」
「えーっと、トラブル?」
「どこが? オレ、馬に蹴られて死にたくないんだけど」
「それは大丈夫。私と彼はそこまで深い仲じゃないから。それよりも先輩」
“彼”――――先輩は「ん?」と言葉を区切り私が口を開くのを待っている。
うん、余計なことだったかもしれない。余計なことだったかもしれないが『新川くんがこれから来る人物がどんな人なのか』と聞いてきたから私は答えただけ。
「新川くんは先輩がどんな人か知っているから、もう演技する必要はないわよ?」
答えた、答えてしまった。
それはもう根掘り葉掘り。聞かれたから答えた。
先輩がどんな人物か、どのような人か、どれほど頼りになる存在なのか。聞かれたので全力で答えた。
ピシリ、と音を立てて先輩は止まる。
笑顔で固まったまま、何とか柔らかい口調のまま、先輩は口を開く。
「ンでそんなことしてんの」
「聞かれたから」
ねぇ? と新川くんに同意を求めると、彼は何度も首を縦に振って応じる。
冷静に考えれば答えすぎたかもしれない。
本気も本気、全力も全力。幾分だが早口になっていたかもしれない。だがそんなことは些末なことだろう。ものの数十分で先輩を語ろうとするのがどうかしている。それこそ一時間はほしいというものだ。
深く息を吸い、深くため息を吐く。
一連の動作をどこか重々しく、呆れながら行って、漸く先輩は口を開いた。
「えーっと、新川君――――でいいんだよな?」
「あっ、はい」
「何か悪りぃな。邪魔じゃねぇかな、オレ」
「えっ、どうして先輩が邪魔なのよ?」
申し訳なさそうに少しだけ頭を下げる先輩に問いを投げる。
私には本当にわからない。どうして先輩が新川くんに頭を下げなければならないのか。実際、私は新川くんに奢ってもらおうとも思っていないし、先輩の分は呼び出した私が払うつもりでいる。
ましてや先輩に、マジかよ、と見られる謂れもない筈なのに――――。
「マジかよ。オレの後輩鈍すぎ……」
言葉にされた。しかも余計な一言を付け加えられて。
本当に意味がわからない。
「……まぁいいや。もう注文してんのか?」
「私はまだ。それよりも座ったら?」
ポンポン、と私は空いている隣の椅子を軽く叩いた。先輩も軽く頷いて応じ席に座る。
それから注文しようとメニュー表を見ながら先輩は口を開いた。
「それで、これはどういう状況なんだ?」
「どういうこと?」
「オマエが誰かの誘いに乗るって珍しいからな。聞いていた話しと違うみたいだし?」
そこまで言うと、先輩は新川くんに視線を送る。
聞いていた話しとは、私の口にした単語のことを言っているのだろう。それは『トラブル』という単語。それを直接口にしないで、聞いていた話しと言葉を濁したのは、きっと新川くんに気を使ってのことだろう。
そこまで言うと途端に申し訳なくなってくる。
もちろん、先輩に対してだ。突然の呼び出しだ、もしかしたら先輩だって用事があったかもしれないのに。それなのにも関わらず、こうして来てくれた。
嬉しくもある反面、どうしても申し訳ない気持ちにもなる。
「……ごめんなさい。何か用事でもあった?」
「問題ねぇよ。妹の祝勝会は夜だしな。丁度暇してたところだ」
「それは良かった」
ホッと思わず胸をなでおろす。
最悪、先輩に迷惑をかけたわけではないようだ。いいや、私のワガママに付き合ってくれたのだから、結果として迷惑なのかもしれない。間違いなく迷惑だ。
だが先輩はそんな私の頭を軽く小突いて。
「別に迷惑じゃねぇから、ンな顔すんなアホ」
「……私、どんな顔してた?」
「泣きそうな情けねぇ顔」
「……そんな顔してないわよ」
思わず私は明後日の方向へと顔を背けた。
照れたからではない。情けない顔を見せて、先輩に悟らせないためのその場しのぎの緊急回避だ。
「新川君はどうやって朝田を誘い出したんだ?」
「えっ、どういうことですか?」
「いや、コイツが他人とお茶するとか記憶にないもんだからさ」
人をコミュ障みたいに。
間違いではない。間違いではないが、考えてみれば私は他人とは話しは出来る。その時点で私はコミュ障とは違うはずだ。ただ他人が煩わしいだけ、それだけだ。
「朝田さんは僕を助けてくれたんです。そのお礼に……」
「助けた?」
意外そうに先輩が私を見る。
対して新川くんは一度頷いて。
「僕が絡まれているとき助けてくれたんです」
「だから誤解だってば」
何度行ったかわからないやり取り。
新川くんも曲げるつもりもないのと同じように、私もそこは譲るつもりはない。
私が誰かを助けるなんて出来るわけがない。
助けるなんて選択肢は、強い人間が選択できる特権のようなもの。私程度の人間が選ぶ権利すらない。そういうのは強い人、それこそ――――先輩のような人間にだけ与えられるモノ。
そして先輩といえば。
「へぇ。朝田が助けたのか……」
感慨深そうに、懐かしむように、どこか嬉しそうに、満足気に呟いていた。
だから、誤解だってば――――。
「茅場さん、でいいんですよね?」
それから私と先輩は注文して、少しばかり談笑していると、新川くんがそんな事を口にしていた。
先輩は少しだけ首をかしげる。
恐らく自分の苗字を知っていることに疑問を抱いているのだろう。しかし直ぐに納得していた。
“先輩のことを話した”
私の言葉を思い出したようだ。
「あぁ、いいよ。どうしたんだ?」
「朝田さんの先輩ってことは、中学のとき一緒だったんですか?」
「いいや、中学校は別だよ。小学校からの付き合いだよな?」
話しを急に振られた私は頷くことしか出来なかった。
「小学生のときの朝田さんってどんな感じだったんですか?」
「あんま今と変わらないな。そう言えば、この頃からメガネかけるようになったよなオマエ」
「何よ、似合わないっていうの?」
「バカこのオマエ。
真顔で、私の両肩に両手を置いて、先輩はそう言い切る。
自分でもわかる。
今の私は顔を真っ赤にさせていることだろう。
他人が聴いたらどうかわからないが、先輩のこの言葉は最大の褒め言葉であることを私は知っている。
メガネが似合う。それはつまり、先輩の好みドンピシャということに他ならないのだ。普段からメガネをかけて身体に馴染ませる。所謂『眼鏡慣れ』してきた甲斐があったというもの。
「そう言えば、茅場さんの高校って……」
「あー、高校っつーか……」
どこかバツの悪そうに、先輩は言い淀む。
高校、それは通う学校。先輩の通う学校は、私達の通うような一般的な学校とは違う。とある世界に閉じ込められた者達だけが、通うことの出来る学校。私の想像することが出来ない“地獄”を経験した人たちが通っている学校。
それが先輩の通っている帰還者学校と呼ばれる学校だ。
「まぁ、帰還者学校だな」
「やっぱり! SAO
「……そんな感じかな」
キラキラした眼で、尊敬するような眼差しで、新川くんは先輩を見つめる。
対して先輩といえば、やはり居心地悪そうに、正面から目を逸らさずに受け止めていた。
「僕の兄もSAO
「へぇ、そうなのか。兄貴も帰還者学校にいんの?」
「いいえ、兄は通ってませんね。何か行きたくないみたいです」
「……人それぞれだしな。中には行かない奴も居るわな」
特に気する様子もなく、先輩は一度頷いて納得する。
「茅場さんは今もVRMMOやってるんですか?」
「……ん、嗜む程度には」
「嘘つき」
ボソッ、と思わず呟いてしまった。
直ぐに先輩は私に視線を向けて。
「どういう意味だ?」
「嗜む程度が、統一デュエルトーナメントベスト16なんてなれるわけないでしょ」
「オマエに言ったっけ?」
「聴いてないわよ。ネット中継を見ていただけ」
そう、先輩からは何も聴いてない。聴いてないが、見ていただけだ。
先輩の家族である妹ちゃんから、先輩のプレイヤーネームを聞いて、ネットで行われていた中継を見ていただけ。
確かに先輩は負けた。
だが先輩は全力ではなかった、筈だ。
あの程度の人に先輩が負けるわけがない。先輩は誰よりも強い人でありヒーローなのだから。そんな人が有象無象に膝をつく訳がない。負けたのは全力ではなかった、もしくは調子が悪かっただけだ。
だが先輩はそう思っていないようだ。
むしろ自分は負けて当たり前と言わんばかりの謙虚なのか弱気なのかわからない口調で。
「運が良かっただけだ。オレの実力にしては出来過ぎにも程がある」
「そうなの? 私は先輩が一番強いって思ってるけど」
「……オマエさ、オレのこと買い被り過ぎてねぇか?」
「いやいやいや、ベスト16ですよ? 僕も見てましたけど、充分凄いですよ!」
両手を広げて興奮気味に新川くんが話す。
それはまるで、憧れの選手に出会ったかのような少年の反応だ。そういう反応するということは――――。
「僕も茅場さんみたいに上手かったらなぁ……」
「新川君もVRMMOやってんのか?」
「はい。下手ですけどね」
あはは、と乾いた笑みを浮かべる。
そんな新川くんに先輩は何気ない口調で問いを投げた。
「どんなゲームやってんだ?」
「GGOってわかります?」
「知らないな。朝田は?」
「知らないわね」
というよりも、ゲーム全般興味がない。
とは言え、興味があるとすれば先輩がやっているゲームだろうか。確かアルヴヘイム・オンラインという名前の筈。
剣と魔法のファンタジー的なジャンルで、可愛気のない私にはとても似合いそうにない分野であるが、先輩がプレイしているというだけで興味が尽きない。
今から少しだけ調べてみようか。なんて思いながら私は携帯を取り出そうとするも――――。
「GGO。ガンゲイル・オンラインっていうんですけどね――――」
次の瞬間、私の身体が強張った。
ある単語を聞いて、私は動きを――――。
「――――銃を使うんですよ」
――――停止せざるを得なかった。
銃。銃火器。人を終わらせるために作られた道具。それは冷たく、重く、されど人の生命以上の重さがない凶器。
弾を込めて、照準を合わせて、引き金を引く。それだけで人の生命は簡単に終わらせることが出来る。
不味い。
そう思ったときには何もかもが遅かった。
脳内にある光景が思い浮かばれる。フラッシュバックのように、見たくないと思わず眼を瞑るが関係なく、その光景を何度も繰り返されていく。
小さな室内で、悲鳴が連続で起こり、怒声染みた男の声が木霊し、殺意にも似た感情を男に向けている自分が、銃を手にし発泡する。それを何度も思い出し、何度も繰り返し、何度も見せつけられる。
叫び声を上げる男は血の海に倒れ、恨めしそうな顔で私を見つめていた。それと私を見つめる母の怯えきった眼。
罵られる。親戚は化物を見るような眼で、通っていた小学校では迫害され、転校してもそれは変わらなかった。蹴られ、殴られ、背中を突き飛ばされ、誰もが私を痛みつける。正義の味方達が、人殺しの悪者を罰していく。
違う、そんなつもりじゃなかった。殺すつもりなんてなかった、守りたかっただけなのに、こんな筈じゃなかったのに――――。
身体が震えて、呼吸も出来ず、胃が激しく収縮するのを感じる。
味方なんていない。
この世界で私だけが悪者で、罰する人たちは正義の味方なのだろう。
私はそれだけのことをした。人の生命を奪うということは、そういうことだ。味方であると思っていた人達は私を攻め、禁忌を犯した人間を絶対に許しはしない。
だがそれでも――――。
「――――おい」
「え?」
顔を上げる。
気付けば、先輩は私の手を握りしめて、心配そうに私の顔を覗き込んでいた。
そうだ。
それでも、私の周りは敵だらけでも、この人だけは味方であった。
周りの人間が私を敵だ、化物だ、糾弾するばかりだったのに、この人だけは違った。世界中の人間が敵になっても、この人だけは味方をしてくれた。
自分が傷ついても、私へ手を伸ばし続けて、不器用だったけど優しく接してくれた。化物ではなく、人としてちゃんと向き合って接してくれた。
銃という単語だけで連想しこのザマ。情けないし、滑稽極まりない。
だけど大丈夫だ。私は先輩さえいてくれれば、何もいらないし、何も必要としていない。彼という光があれば、私はこの世界を生きていける。
「……えぇ、大丈夫」
だから、隠し通さなければならない。
「ありがとう、先輩」
私が人殺しであるということを。
そうでもしなければ、先輩にバレてしまえば、きっと彼も、敵になってしまうのだから――――。
べるせるく・おふらいん
先輩「新川くんと連絡先交換したぜ」
後輩「やだっ、私の先輩コミュ力ありすぎ……」
>>新川くん
新川くん。
とある理由で後輩に興味を持ってしまう。
>>猫被り
久々のスキル発動。
そのあと解除されているが、初対面ということもあり、少しばかり気を使っていた。
本人曰く「そりゃ気を使うわ。オレが下手打てば、朝田の顔が潰れんだろうが」