遊戯王GX ユーリな遊利の物語   作:読みイクト

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今回は遊利の口調が変かと自分で書いてて思いましたが丁寧語で話しているので当然かなと納得しました
星杯デッキを作りたいです
リンク召喚したい今日この頃
あと決闘融合ーバトル・フュージョンとサイバーの融合解除はOCGではこの話のようにはなりません
アニメ基準でやっているのでそうなっているだけです
最初プロト・サイバー・ドラゴンでやっていたのですが別に普通のサイバーでも良いやということで修正しました


VSアカデミアの頂点

実技試験も終わりオベリスクブルーへと昇格したのだが

 

「あいつムカつくよな」

 

「なんで中途半端なラーイエローがオベリスクブルーなんかにいるんだよ」

 

「勝ちまくってるからって調子に乗ってるんじゃねえよ」

 

休まることが出来ない

 

寮内を歩けば味方がいないので悪口を言いたい放題言ってくる

 

本当にうんざりするし呆れもするよ

 

こんなことをしても自分の品位が下がるだけなのに

 

僕は誰もいない外に出かけることにした

 

その方が落ち着けるから

 

「あら遊利。こんなところでどうしたの?」

 

海風に誘われて灯台のところでまで来たときに既にそこにいた明日香に声をかけられた

 

「一人で落ち着ける場所に来たかったんだよ」

 

「何かあったのね」

 

明日香は勘がいいのかな

 

僕が困っていることを見抜いたが相談するべきかな

 

このままじゃ変わらないだろうし

 

ーーーーーーーーーー

 

「なるほど、そういうことだったのね。オベリスクブルーの一人として恥ずかしいわ」

 

明日香は暗い表情で頭を下げてくる

 

そんなことされても

 

「明日香が気に病む必要はないよ。明日香はやってないんだし。それよりどうするかの方が重要だと思うんだ」

 

現場をどうにかすることがポイントだから

 

「本人がそういうなら………。それなら私に良い考えがあるわ」

 

そう言うのだけれどちょっと不安だね

 

「それでどんな事をするの?」

 

「それは………」

 

ーーーーーーーーーー

 

「よろしくお願いします、カイザー丸藤先輩」

 

「よろしく遊利。俺も期待の一年生と戦えることを楽しみにしていたからな」

 

明日香の考えはカイザーとデュエルして良い結果を残すことだった

 

カイザーはオベリスクブルーの象徴とも言えるべき存在

 

そんな相手に勝ちはしなくとも接戦だったなら僕の実力がわかるというものだ

 

今日は休みなので学校のデュエルフィールドを貸してもらえることになった

 

そこなら多くの人が集まれるのでうってつけだ

 

それによりこのデュエルを見に来ている生徒は何人もいる

 

勿論十代や翔に明日香や三沢、触れてはいなかったけど関わりのあった前田隼人も来ている

 

「ギャラリーを待たせるのも悪いので早速やろうか」

 

「そうですね」

 

「「デュエル!」」

 

「先攻は俺だな。俺のターン、ドロー。俺はサイバー・ヴァリーを召喚してターンエンドだ」

 

カイザー

モンスター

☆1

光属性

機械族

サイバー・ヴァリー

ATK0

DEF0

魔法・罠

なし

手札

5枚+1-1=5枚

 

「僕のターン、ドロー。手札のオフリス・スコーピオを召喚します。召喚成功の効果でテッポウリザードを捨ててデッキからダーリング・コブラを特殊召喚します。さらにダーリング・コブラの効果で融合を手札に加えてそのまま発動します。フィールドの2体を融合素材にキメラフレシアを融合召喚」

 

「早速か」

 

「バトルに入ります。行けキメラフレシア!」

 

「サイバー・ヴァリーの効果発動。このカードを除外してカードを1枚ドローする。そしてバトルフェイズを終了する」

 

カイザー

手札

5+1=6

 

「ならカードを2枚伏せてターンエンドです」

 

遊利

モンスター

☆7捕食植物キメラフレシア

ATK2500

DEF2000

魔法・罠

伏せカード2枚

手札

5枚+1-2+1-2=3枚

 

「俺のターン、ドロー。俺はサイバー・ドラゴンを特殊召喚。魔法カードエヴォリューション・バーストを発動。キメラフレシアを選択して破壊する」

 

「速攻魔法融合解除を発動します。対象はキメラフレシアを。キメラフレシアをエクストラデッキに戻してオフリス・スコーピオとダーリング・コブラを守備表示で特殊召喚します。オフリス・スコーピオの効果発動します。ドロソフィルム・ヒドラを墓地に捨ててデッキからサンデウ・キンジーを守備表示で特殊召喚します」

 

遊利

フィールド

☆3捕食植物オフリス・スコーピオ

ATK1200

DEF800

☆3捕食植物ダーリング・コブラ

ATK1000

DEF1500

☆2捕食植物サンデウ・キンジー

ATK600

DEF200

魔法・罠

伏せカード1枚

手札

3枚-1=2枚

 

「躱すとは。だが俺にはまだ手はある!魔法カード融合を発動。手札のサイバー・ドラゴンとフィールドのサイバー・ドラゴンを融合素材にサイバー・ツイン・ドラゴンを融合召喚する」

 

二つの頭を持つ機械の龍が姿を現す

 

だが僕は臆することはない

 

こんなにも強いモンスターが出るのだ

 

ワクワクしない筈はない

 

「バトルだ!サイバー・ツイン・ドラゴンでサンデウ・キンジーに攻撃」

 

「罠発動、威嚇する咆哮。これで攻撃できません」

 

「なら俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

カイザー

モンスター

☆8

光属性

機械族

サイバー・ツイン・ドラゴン

ATK2800

DEF2100

魔法・罠

伏せカード2枚

手札

6枚+1-2-2-2=1枚

 

「僕のターン、ドロー。カードを2枚伏せて魔法カード天よりの宝札を発動」

 

「なに!?あの天よりの宝札だと!?」

 

カイザーが驚くのも無理はない

 

天よりの宝札はこの世界ではアニメ効果だからぶっ壊れ性能だ

 

だから製造を中止されており、この世界だとカード数が激レアな位置にある

 

ちなみに昔王国編の後で兄さんが買ったパックで複数枚当たったので1枚もらった大事なカードだ

 

そんなカードを使うとは、そもそも持っていることに驚いている

 

「お互い手札が6枚になるようにドローします。僕は6枚ドロー」

 

遊利

手札

2枚+1-2+6=6枚

 

「俺は5枚ドローする」

 

カイザー

手札

1枚+5=6枚

 

「もう1枚の融合を発動。場のオフリス・スコーピオとダーリング・コブラを融合素材にスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンを融合召喚する」

 

☆8スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン

ATK2800

DEF2000

 

「そしてスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンがフィールドのモンスターのみ融合素材にしたことで特殊召喚した相手モンスターの攻撃力分このモンスターの攻撃力がアップします」

 

「ならばそれにチェーンして融合解除を発動。サイバー・ツイン・ドラゴンを対象にする。融合素材モンスターは守備表示で戻す。戻れサイバー・ドラゴン2体」

 

「なら僕はサンデウ・キンジーの効果を発動します。手札のフライ・ヘルと融合召喚します。来い!捕食植物キメラフレシア!」

 

「連続して融合できるとは」

 

「バトルフェイズに入りますスターヴ・ヴェノムでサイバー・ドラゴンに攻撃します」

 

「君もしたように俺も罠を発動。威嚇する咆哮。これで攻撃は出来ないな」

 

「……ターンエンドです」

 

遊利

モンスター

☆7捕食植物キメラフレシア

ATK2500

DEF2000

☆8スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン

ATK2800

DEF2000

魔法・罠

伏せカード2枚

手札

6枚-1-1=4枚

 

「俺のターン、ドロー。俺はパワーボンドを発動!手札のサイバー・ドラゴンとフィールドのサイバー・ドラゴン2体で融合!来い!サイバー・エンド・ドラゴン!」

 

☆10

光属性

機械族

サイバー・エンド・ドラゴン

ATK8000

DEF2800

 

「サイバー流の象徴のカード……」

 

「攻撃に入る。サイバー・エンド・ドラゴンでスターヴ・ヴェノムに攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!」

 

「速攻魔法発動!決闘融合ーバトル・フュージョン!サイバー・エンドの攻撃力分スターヴ・ヴェノムの攻撃力をアップします」

 

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン

ATK2800+8000=10800

 

「ならば俺も速攻魔法、決闘融合ーバトル・フュージョンを発動する。これでサイバー・エンドの攻撃力をスターヴ・ヴェノムの攻撃分アップする」

 

サイバー・エンド・ドラゴン

ATK8000+10800=18800

 

「これで終わりだ!やれ!サイバー・エンド・ドラゴン!」

 

「まだだ!罠発動!決戦融合ーファイナル・フュージョン!融合モンスター同士の攻撃を無効にしてお互いにその融合モンスターの攻撃力の合計分ダメージを受けます!」

 

遊利

ライフ

4000+(-10800-18800)=-25600

 

カイザー

ライフ

4000+(-10800-18800)=-25600

 

ーーーーーーーーーー

 

「あいつスゲーよな」

 

「ああ、あのカイザーに引き分けたんだから」

 

「カッコいいなあ」

 

あの日以降からオベリスクブルーの生徒たちから尊敬の眼差しで見られている

 

万丈目とその取り巻きたちの他にも数名はまだ僕のことを目の敵にしてはいるけど

 

「まあ、なんとかなったね」

 

今日も平和でありますように


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