遊戯王GX ユーリな遊利の物語   作:読みイクト

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今回のデュエルはステルス兄貴さんからの提案で、題名通り古代の機械デッキ対サイバー・エンジェルとなっておりますがデュエル内容が薄いのでやはり私の技量不足です
本当に誰か代わりで書いてくれませんかね
フリじゃないですよ



オマージュ=古代の機械vsサイバー・エンジェル

「それデーワ、シニョール丸藤にフィールド魔法について答えてもらうノーネ」

 

「は、はいっス!」

 

今はクロノス先生によるデュエルの授業をうけている

 

先程明日香(オベリスクブルーのデュエルの後に名前呼びで構わないと言われた)が速効魔法について答えてもらい、お褒めの言葉をもらえた解答をした

 

その後に翔が答えさせられているのだが

 

緊張してガッチガチになっちゃってるよ

 

「え、えっと」

 

「おいおい今時小学生でも答えられるぞ。流石はオシリスレッドだな」

 

オベリスクブルーの生徒が馬鹿にするけど

 

そんなことしていると足元救われるよ

 

それより

 

「もういいノー「ちょっと待ってください」ネ?シニョール武藤?」

 

「翔、大きく深呼吸してみて」

 

「スーッハー、スーッハー」

 

「周りの目は気にしちゃダメだよ」

 

「はいっス」

 

「それではもう一度シニョール丸藤にフィールド魔法について説明してもらうノーネ」

 

「フィールド魔法は魔法・罠ゾーンではなくフィールドゾーンに置くカードであり発動後もフィールドに残り続けます。これは永続魔法と同じです。効果は自分と相手のお互いに及ぶもので攻守が変動したりカードの補助をします」

 

「そこまででいいでしょう。説明を付け加えるならフィールド魔法はお互いに1枚しか発動できなく、一方がフィールド魔法を発動しているときにもう一方がフィールド魔法を発動する場合ルールにより破壊されるノーネ」

 

翔はホッと息を吐き、席に座る

 

馬鹿にしたオベリスクブルーの男子はチッと舌打ちし、面白くないといった顔をしながらクロノス先生の話を聞く

 

ーーーーーーーーーー

 

「体育が終わってから翔がおかしいんだけどどうすればいい?」

 

クロノス先生の授業が終わった後に体育の授業があったのだがそれも終わった後で十代に翔について相談されたのだが

 

僕とすればどうでもいいことなんだが

 

「放っておけばいいんじゃない」

 

「でもあの状態って気持ち悪いぞ」

 

十代がそんなことをいうなんて意外だな

 

「大丈夫だって」

 

「そうかな?」

 

なぜか嫌な予感はするけど

 

その日の夜に十代から連絡があった

 

「翔が拐われた」と

 

ーーーーーーーーーー

 

十代と集合して翔がいるオベリスクブルー女子寮についたのだが

 

「僕帰ってもいいかな?」

 

翔が覗きをしたらしいから明日香とその取り巻きの枕田ジュンコと浜口ももえの三人に捕まっている

 

それで話をするために女子寮の側の湖にボートの上で僕はいるんだけど

 

てか帰らせてくださいお願いします

 

「ダメに決まってるじゃない」

 

当たり前でしょといった顔をする明日香

 

正直今は腹立つな

 

「ですよねー」

 

ていうか

 

「なんで翔の覗きの疑いの尻拭いしなくちゃならないかな」

 

「そんなこと言わないで助けて遊利君!」

 

そう言われても

 

「なんで怪しい手紙があったのに指定された場所に行くかな。そもそも女子が書いた文字かぐらい分からなかったの?その手紙を見たけど書いてある字は明らかに男の字だよ」

 

「ラブレターを貰えたと思って舞い上がっていたから分からなかったっス」

 

「モテなかったんだね」

 

同情してしまったよ

 

それも翔にとっては傷口に塩をぬるようなもので

 

「うるさいっス!」

 

怒鳴られてしまう

 

「どうすれば翔は返してもらえるんだ?」

 

十代はしびれを切らしているみたいだ

 

「私とデュエルして勝てたらいいわよ」

 

明日香はデュエルを十代とやりたいのだろう

 

それは十代の実力を自分で確かめたいからということになる

 

「よーし、やってやるぜ!待ってろよ翔!」

 

「アニキ頑張って!」

 

「「デュエル!」」

 

ーーーーーーーーーー

 

「サンダー・ジャイアントで攻撃!ボルティック・サンダー」

 

結果は十代の勝ち

 

サイバー・ブレイダーを主軸としたデッキ構築なのだろうが

 

ドゥーブルパッセを入れているなら回復効果のあるホーリージャベリンとかを入れたほうがいいのに

 

そんなものを入れるなら攻撃要素のあるカードを入れたらいいみたいなことを考えてるのかな

 

ともあれ十代の勝ちだ

 

これで翔は返してもらう

 

「次からは気をつけてよ翔」

 

「はいっス」

 

「ちょっと待ちなさい」

 

明日香が呼び止める

 

「なに?今更なしはやめてよ」

 

僕は早く帰りたいのに

 

そういうのはやめてほしいな

 

「どうせなら遊利、あなたとデュエルをしないかしら?」

 

「僕はやだよ」

 

「負けるのが怖いのかしら」

 

枕田は挑発してくる

 

「別に。僕は面倒なことはやらないだけだよ」

 

「だったら今やった方がいいでしょ。私は明日もデュエルを申し込むわ。それなら今のうちに済ませばいいじゃない」

 

断ったら断ったで面倒って訳か

 

「それなら仕方ない」

 

「いくわよ!」

 

「「デュエル」」

 

「………あら?」

 

なんでこのカードたちがデッキにあるの?

 

ちゃんと捕食植物デッキを選んだはずなのに

 

「どうしたの?あなたの先攻よ」

 

「もしかして事故を起こしちゃったっスか!?」

 

「えっと………事故といえば事故かな」

 

確認のためにこの2枚を使わないと

 

「僕のターン、ドロー。古代の機械要塞を発動」

 

「古代の機械!?クロノス先生と同じカードだ!」

 

十代が興奮した顔と大ボリュームの声で驚く

 

「あなたのデッキは捕食植物じゃなかったの!?」

 

「誰もデッキは一つとは言ってないけど。今回は不慮の事故だけど」

 

このデッキは何故か精霊の力が及んでドロー運はいいんだよね

 

それに好きなクロノス先生のデッキテーマだし愛着も湧く

 

「さらに僕は古代の機械射出機を発動。自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、デッキからアンティーク・ギアモンスター1体を召喚条件を無視しして特殊召喚する。僕は古代の機械要塞を破壊してデッキから古代の歯車機械を特殊召喚する」

 

遊利

手札

5枚+1-2=4枚

 

「リクルートカード。それでさらにモンスターを召喚できるということね」

 

「古代の機械要塞の効果を発動。魔法・罠ゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。自分の手札・墓地からアンティーク・ギアモンスター1体を選んで特殊召喚する。手札の古代の機械飛竜を特殊召喚する。さらに古代の機械飛竜の効果発動」

 

「まだ続くの!?」

 

「このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから古代の機械飛竜以外のアンティーク・ギアモンスター1枚を手札に加える。古代の機械猟犬を手札に加える。そのまま古代の機械猟犬を召喚してこのカードの効果発動。召喚に成功した場合に発動する。相手に600ダメージを与える」

 

遊利

手札

4枚-1+1-1=3枚

 

明日香

ライフ

4000+(-600)=3400

 

「サーチからのバーンダメージまで!?」

 

「そして古代の機械猟犬の効果発動。自分の手札・フィールドからアンティーク・ギア融合モンスターによって決められた融合素材を墓地に送り、その融合モンスターを融合召喚する。古代の機械猟犬と古代の歯車機械を融合素材にする」

 

「さらに融合までも!?」

 

何度驚けばいいのだろうかといった感じの明日香

 

この世界の環境だとそれが普通だよね

 

「古の魂受け継ぎし機械仕掛けの猟犬よ、古の歯車よ。今交ざり合い、新たな力とともに生まれ変わらん。融合召喚、レベル8、機械仕掛けの魔神。古代の機械魔神!」

 

遊利

モンスター

☆4地属性

機械族

古代の機械飛竜

ATK1700

DEF1200

☆8地属性

機械族

古代の機械魔神

ATK1000

DEF1800

 

「古代の機械魔神の効果発動。自分メインフェイズに発動できる。相手に1000ダメージを与える」

 

「きゃあ!」

 

明日香

ライフ

3400-1000=2400

 

「いきなり1600のバーンダメージをするなんて、凄いっスよ遊利君!」

 

「あのデッキともデュエルしてみたいぜ」

 

翔は単純に凄いとの感想を、十代はデュエルをやりたいと言葉を述べる

 

「明日香さんがんばってください!」

 

「あんたなんか明日香さんにかかれば一溜まりもないんだから!」

 

一方浜口は明日香の応援を、枕田は負け惜しみ的なものを言う

 

「私のターン、ドロー!私は機械天使の儀式を発動。サイバー・エンジェルー韋駄天ーをリリースしてサイバー・エンジェルー弁天ーを儀式召喚!墓地の韋駄天の効果発動。このカードがリリースされた場合自分フィールドの全ての儀式モンスターの攻守は1000アップするわ」

 

明日香

フィールド

☆6光属性

天使族

サイバー・エンジェルー弁天ー

ATK1800+(1000)=2800

DEF1500

手札

5枚+1-3=3枚

 

「バトル!弁天で古代の機械魔神を攻撃!」

 

弁天が持っていた鎖で攻撃してくるのかとおもっていたら踵落としを食らわした

 

「ありがとう明日香」

 

「それはどういった意味なのかしら?」

 

単純な疑問を浮かべるのも無理はない

 

モンスターを破壊されてうれしいなんて言葉出るはずがない

 

まさか!といった顔をする明日香

 

「そうそのまさかさ。古代の機械魔神が戦闘で破壊され墓地に送られた場合に発動できる。デッキからアンティーク・ギアモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。選ぶのは………古代の機械巨人」

 

☆8地属性

機械族

古代の機械巨人

ATK3000

DEF3000

 

湖の底からゴゴゴと音をたてて浮かび上がってきた

 

「くっ!私はターンエンド」

 

「僕のターン、ドロー。そうだね、明日香にはこのデッキの最強を見せてあげよう」

 

「まだ強いモンスターがいるっスか!?」

 

「どんなスゲー奴なんだ!」

 

「明日香さん………」

 

「そんなまさか………負けるわけ………ないですわよね」

 

翔は驚き、十代は楽しみ、枕田と浜口は悲哀がただよっている

 

「………」

 

明日香は絶望的な表情をしていた

 

無理もないだろう

 

今の状態でも負けてしまう状況なのにさらに強いモンスターがでてくるのだ

 

目の前にあるのは敗北という二文字しかないと感じたのだろう

 

「僕はオーバーロード・フュージョンを発動。自分フィールド上・墓地から融合モンスターカードに決められた融合素材モンスターをゲームから除外し、機械族・闇属性のその融合モンスター1体を融合召喚扱いとして特殊召喚する。フィールドの古代の機械飛竜と墓地の古代の歯車機械、古代の機械猟犬、古代の機械魔神を除外する。機械仕掛けの猟犬よ、天かける竜よ、古の歯車よ、機械仕掛けの魔神よ。古の力混じり合わせ混沌にして絶大な力とならん。現れろ、古代の機械混沌巨人!」

 

古代の機械巨人よりも数倍巨大な巨人が現れ、みんな固まってしまった

 

☆10

闇属性

機械族

古代の機械混沌巨人

ATK4500

DEF3000

 

「古代の機械巨人で弁天にアタック!」

 

明日香

ライフ

2400+(2800-3000)=2200

 

「最後!古代の機械混沌巨人でダイレクトアタック」

 

「きゃあああ!!!」

 

明日香

ライフ

2200+(0-4500)=-2300

 

遊利win

 

ーーーーーーーーーー

 

「参ったわ。あなたオベリスクブルーの上位の生徒でも勝てる実力があるわね」

 

「僕は楽しくデュエル出来ればそれでいいんだけどね」

 

「新入生の四天王と呼ばれることはあるわ」

 

四天王?

 

「なにそれ。はじめて聞いたんだけど」

 

「オシリスレッドの希望の星の十代、ラーイエローの双璧遊利と三沢君、オベリスクブルーの万丈目君をそう呼んでいるわよ。みんなが」

 

「カッコいいじゃねえか!」

 

「アニキが新入生の四天王なんて凄いっス!」

 

「だからといって四天王って呼ばれているってのが理由でデュエルをするのはもう勘弁してほしいな」

 

「無理じゃない?オベリスクブルーの生徒はプライドが高いから生意気なやつって思っている人いるみたいよ」

 

「十代からしたらうれしいんじゃないかな?色んなデッキとデュエル出来るんだから」

 

「うおおおお!!!楽しみだ!強い奴とデュエルするの!」

 

楽しみなのはいいけど

 

「それより帰らないと。明日も授業あるんだから」

 

「そうだな。それじゃ明日香バイバイ!」

 

十代と翔はボートで帰っていく

 

僕も帰るのだがその前に

 

「明日香、このカードたちをあげるよ」

 

明日香に手渡したのはARC-Vに出ていたサイバー・エンジェルの新規カードだ

 

それを何枚か渡しておく

 

「いいの?貰っても」

 

「僕よりもサイバー・エンジェルを使ってる明日香なら使えるだろうなって思ってね」

 

「素直に貰っとくわ。ありがとう遊利」

 

「どういたしまして。それじゃあ僕も帰るよ」

 

こうして真夜中の騒動は終わりをつげた


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