シルバーウィング   作:破壊神クルル

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63話

 

IS学園で行われた臨海学校にて、突然世界中で指名手配されている篠ノ之束がやって来た。

彼女の目的は妹である箒に専用機を渡す為だった。

念願の専用機を手に入れた箒は完全に有頂天となり、自らの専用機となった紅椿の性能を確認するためにイヴに模擬戦を挑んだ。

束は『止めた方がいい』と箒に忠告するが、彼女はその忠告を一切受け取らずにイヴとの模擬戦を行う。

箒自身は新たに手に入れた専用機の力があれば、イヴに勝てると絶対の自信で挑んだのだが、結果は箒がイヴに押されている。

 

「あ~あ~だから、言ったのに‥‥」

 

束は当然の結果とも言える様な口ぶりで言った。

 

「まぁ、当然と言えば当然よね」

 

鈴も束と同様の意見みたいだ。

 

「どうしてだよ、鈴」

 

鈴の言葉を聞き逃さなかった百秋が彼女に問いかける。

 

「単純に考えれば実力差よ。それ以外にも理由があるとしたらそれは騎乗時間の差‥‥私も経験があるけど、如何に専用機の癖や特性を知って乗りこなしているかの差ね‥‥箒はまだ専用機に乗りたての素人‥反対にイヴは専用機を乗りこなしている玄人‥勝負する前から結果は分かっていたのよ」

 

「そんな‥‥」

 

(くそっ、あの疫病神の分際で‥‥)

 

百秋は箒に勝ち目がないと知ると心の中で毒づく。

そして、

 

「で、でも、性能差で言えば、紅椿の方が上の筈‥‥」

 

イヴの専用機と箒の専用機では箒の専用機の方が性能上であり、最新鋭の専用機ならば、イヴに勝てる筈だと主張するが、

 

「いや、紅椿は世代で言うと大体第2.5世代ぐらいの性能だよ‥簡単に言えば君の白式と同じぐらいの性能‥ただ、機動性がほんのわずかに白式より上なだけ」

 

束は淡々と紅椿が最新鋭のISではない事を言いきった。

 

「なんでそんな機体を箒にあげたんですか!?」

 

百秋は箒にあげた機体が第三世代ですらない事に思わず声をあげる。

 

「箒ちゃんからのリクエストは『専用機をくれ』だったからね、だから言葉通り、専用機をあげたんだよ」

 

確かに束の言う通り、箒は束に最新鋭の専用機を寄こせとは言っていない。

だから、束は直ぐに用意できる程度の性能しかない紅椿を箒に与えたのだった。

そんな事を知らない箒は一人悔しんでいた。

 

(何故だ…)

 

(何故勝てない…)

 

(私の紅椿は最強の筈だ)

 

(コイツの製作者は私の姉にしてISの生みの親にして天災科学者の篠ノ之束だぞ?)

 

(その最強の機体を使っているのになぜ勝てない!?)

 

(ふざけるな!!私は認めない、認めないぞ!!こんな結果は!)

 

「ハアアアアア!!!」

 

箒はブースターを吹かして海から勢いよく浮上し、雨月を振りかざしてイヴへと迫る。

イヴもバルニフィカスで箒を迎え撃つ。

両者の剣がぶつかり合い、小さいながら火花が飛び散る。

遠距離攻撃だと不利と考えたのか自分の得意な土俵である接近戦に持ち込んだのは正しい選択だ。

だが、箒は忘れている。

バルニフィカスの能力を‥‥

 

「‥‥アブソルート‥発動」

 

急激に紅椿のエネルギーが減り始めた。

 

「なっ!?どういう事だ!?何が起きている!?」

 

箒はクラス代表選抜戦においてイヴと百秋の試合の詳細を知らないのか、バルニフィカスの能力を知らないみたいだ。

でも、タネを明かすとまた「卑怯だ」と五月蝿く騒ぎ立てるのは目に見えているので、イヴは教えなかった。

鍔迫り合いをしていた箒であったが、このままではエネルギーがなくなってしまう。

一度距離を取り、この原因不明のエネルギーの減少が何なのかを確認した。

イヴと距離をとると、エネルギーの減少は収まった。

箒はイヴと距離をとった途端、エネルギーの減少が収まった事から原因はイヴにあると判断した。

 

「貴様、私の紅椿に何をした!?」

 

なかなかの着眼点だが、普段からイヴを目の敵にしている箒ならば当然の行動である。

 

「さあ?知りたかったら、愛しの幼馴染にでも聞いたら」

 

「ふん、どうせ貴様のことだ。何か卑怯な小細工でもしたのだろう。だが、次はもうそんな小細工を仕掛ける隙は与えん!!」

 

言いながら再び接近してくる紅椿。

 

(はぁ~アイツと同じ猪突猛進過ぎ‥篠ノ之流の剣は突進するしか能がないのか?もう少し頭を使ってほしい)

 

「ハアアアアア!!!」

 

再び箒がイヴへと迫る中、突如紅椿に異常が生じた。

 

「なっ…何故動かない!!?」

 

「忘れたのか?私のISにもラウラのISと同じAICが搭載されている事を‥‥」

 

「っ!?」

 

イヴにそう言われて思い出した箒。

 

「き、貴様‥どこまでも卑怯な‥‥」

 

イヴを睨みながら動けない中、必死にAICから逃れようともがく箒。

 

「もう、お前との模擬戦も飽きた‥‥」

 

そう言うイヴの表情はまさにつまらなかったと言う感情が滲み出ていた。

イヴはドラグーン全基とレールガンの照準を動けない箒に合わせる。

 

イヴと箒の模擬戦が佳境に入った頃、スコールもこの戦いを最初から見ていた。

 

「やっぱり、経験の差なのかしらねぇ~」

 

双眼鏡でイヴと箒の模擬戦を見ていたスコールも鈴と同じで例え最新鋭の専用機でも操縦者が騎乗してまだ1時間も満たないのであれば、訓練機と同じ位の性能しか発揮できない。

例えそれが篠ノ之束お手製の専用機でもだ。

百秋がクラス代表選抜戦で白式に初めて搭乗した時も白式自体は百秋の専用機として用意されていた為、彼の身体に馴染みはしたが、ただ馴染んだだけで、実力をフルに発揮したわけではない。

ただ、イヴの場合は専用機に乗る前から、殺戮の銀翼として自らの翼で空を飛んだりなどISと同じような動きをしていた為、専用機にあっという間に馴染むことが出来た。

 

「それにしてもあの子、イギリス代表のセシリア・オルコットやM以上にビット兵器の取り扱いが上手いわねぇ~それにあの篠ノ之箒の動きを止めたアレ‥‥ドイツのAICかしら?でも、ビットを使いながらAICを使うなんてあの子、一体どんな脳みそをしているのかしら?それともあのISのAIの補助機能が物凄く優れているのかしら?」

 

スコールはイヴの十基ものドラグーンを操る能力。

ドラグーンを操作中にAICを同時に発動できる能力。

それらの能力がイヴの演算能力が通常の人間よりもあまりにもかけ離れているのか?

それともイヴの専用機の補助能力は現段階で存在しているISの中でもトップの性能を誇っているのか?

もし、補助機能が物凄くてもあそこまであのISを使いこなすにはMでもオータムでも無理があるかもしれない。

いずれにしてもイヴはスコールにとって興味の尽きない人材である。

 

「さて、そろそろ、私からのプレゼントが届くころね‥‥どう対処するのか見せてもらいましょうか?ブリュンヒルデさん」

 

スコールは双眼鏡から目を離し、チラッと腕時計を見て一言そう呟いた。

 

 

その頃、模擬戦の方では‥‥

AICで身動き一つできない箒に対してイヴはオーバーキルとも言える方法で決着をつけようとしていた。

レールガンの銃口にエネルギー溜まっていき、その光に箒は恐怖を覚える。

 

「くそっ」

 

百秋はその光景を見て、白式を発動させようとした時、

 

ジャキン

 

背後から金属音がしたと思ったら、自分の首筋に刃が当てられた。

 

「どこに行くんだぁ~?」

 

背後からはまるで悪魔の様な囁きが聞こえる。

 

「み、皆で逃げる準備だ‥‥」

 

「一人用の白式でか?」

 

百秋の背後に居るのは夢現を展開している簪だった。

 

「‥‥イヴの邪魔をするなら容赦しないよ」

 

「くっ‥‥」

 

簪は百秋が変な事をしないように背後から見張った。

その間にもレールガンはエネルギーチャージを終えて、遂に発射されそうになったその時、

 

「模擬戦中止!!!至急戻ってこい!!!」

 

千冬は突然、模擬戦の中止を伝えて来た。

箒が負けそうになったので模擬戦を取りやめたのか?

イヴにはそんな考えがチラついた。

このままレールガンを箒に向けてぶっ放してもいいのだが、それだと後々面倒なので止めた。

 

「ふん、今回は引き分けだが、次は絶対に負けん」

 

箒はそう言って浜辺へと戻っていく。

引き分け?

あの勝負はどう見てもイヴの勝ちだった。

後ほんの数秒千冬からの通信が遅ければレールガンとドラグーンの一斉射撃を箒はその身に浴びていた。

そこまで追い詰められてどこが引き分けなのだろうか?

それとも彼女の勝負は過程など関係なく勝ち負けがはっきりしない限り全部引き分けなのだろうか?

兎も角、千冬はどういった意図があり、模擬戦を中止にしたのか?

それを確かめるためにイヴも浜辺へと戻った。

ただ、イヴが浜辺に戻ると束の姿は何処かへと消えていた。

 

模擬戦の中止を受けて戻ってきてみれば学園生徒達が全員ISを片付けて旅館へと戻る準備をしていた。

それらの光景を見る限り、どうやら本当に何か起きた様で。箒が負けそうになったから模擬戦を中止にしたわけではなさそうだ。

そして他の生徒達同様、専用機持ちも旅館へと戻るとなぜか、他の生徒達とは異なり、旅館のとある一室へと集められた。

 

「では、現状を説明する。2時間前、ハワイ沖で試験稼働中にあった軍用ISが制御下を離れて暴走した」

 

(軍用IS?でも、ISの軍事利用は禁止されていなかったっけ?)

 

千冬の言った『軍用IS』に反応するイヴ。

ISの登場によって現行の戦闘兵器はISの前ではただの鉄くずに等しく、それ故に世界の軍事バランスは崩壊した。

開発者が日本人ということもあり日本が、IS技術を独占的に保有していた。そのため、危機感を募らせた諸外国はIS運用協定(通称「アラスカ条約」)によってISの情報開示と共有、研究のための超国家機関設立、軍事利用の禁止などが定められていた。

しかし、そんなものはあくまでも建前であり、各国の軍ではIS部隊が存在している現状だ。

アラスカ条約から軍事利用についての項目が消えるのも時間の問題なのかもしれない。

イヴがそう思っている中、千冬は現状を説明し続ける。

 

「ISの名は『銀の福音』(シルバリオ・ゴスペル)。アメリカ・イスラエル共同開発の第三世代型だ。以後『福音』と呼ぶ。衛星による追跡の結果、福音はここから2km先の空域を通過することがわかった。時間にして50分後。学園上層部からの通達により我々が対処する事となった」

 

(おいおい、自衛隊に在日米軍は何も対処しないのか?特に在日米軍‥お前らの国が作ったISだろうが‥‥)

 

自国のISが暴走したにも関わらず、何の対処もせずIS学園‥まして一般人に丸投げした在日米軍、そして、自国の安全が脅かされるかもしれないのに在日米軍と共同してこの事態に対処しない自衛隊。

この二つの武装組織が何もしない事に今回のこの一件には何か裏があるのではないかと勘繰るイヴ。

そして、千冬はとんでもない事を専用機持ちに言い放つ。

 

「教員は訓練機で空域及び海域の封鎖を行う。よって福音はお前達で止めることになる」

 

(ちょっと、軍用ISの相手に生徒をぶつける気!?この女、正気で言っているのか!?)

 

福音は軍用の第三世代のIS。

対して訓練機は第二世代のIS。

このままでは確かに相手にはならない。

だからと言って同じ第三世代を持っているからと言って学園の生徒を福音にぶつけるなんてあまりにも暴挙だ。

そんな危険な任務を十代の学生に任せるのは余りにも無責任すぎる。

 

「織斑先生。目標ISの詳細な性能(スペック)データを要求します」

 

作戦を容認したのか?それともまずは相手の事を詳しく知ってから判断するのか?

セシリアが福音の詳細を尋ねる。

 

「分かった。但しこれらは二カ国の最重要軍事機密だ。情報が漏洩した場合諸君には査問委員会による裁判と最低でもニ年の監視がつけられる。それを忘れるな」

 

どうやら福音の詳細を聞いたらこの作戦に強制参加の様だ。

 

「では、私は退室します」

 

イヴはこんな作戦にはついていけないと判断し、辞退する。

すると、

 

「私も‥‥」

 

「私もだ」

 

「僕も‥‥」

 

イヴの他に簪、ラウラ、シャルルも続く。

 

「ふん、臆病風に吹かれたか?」

 

箒が挑発めいた言葉と笑みを浮かべる。

 

「何とでも‥ただ、私は軍人ではなく学生なので」

 

イヴは箒の挑発を聞き流す。

 

「ラウラは意外ね‥」

 

鈴がラウラは辞退した事に対して意外そうに言う。

 

「私はドイツの軍人だからな、他国の軍人が軍事介入すれば外交問題にも発展しかねないからな、今回の一件は‥‥」

 

「へっ、偉そうなこと言って結局は其処の腰抜け同様怖いんだろう?」

 

すると今度は百秋がラウラに対して挑発めいた言葉を放つ。

 

「ふん、勝手にそう思っていろ。お前らと違い私には守るべきモノが多いのでな、守るべきモノがないお前達の様なちゃらんぽらんとは訳が違うのだよ」

 

ラウラはドイツ軍の一部隊の長。

そして相手は他国であるアメリカの軍事機密とも言える軍用IS。

もし、今回の福音の作戦でラウラがアメリカの軍事機密の一端を知ってしまった事で外交問題に発展した場合、祖国ドイツの他に部隊の仲間達にも迷惑をかける恐れがある。

ラウラとしては百秋如きに挑発されたのは癇に障るがドイツに居る部隊の仲間達の為を思いグッと我慢したのだった。

 

「なんだと!!」

 

すると、ラウラの言葉に百秋がキレる。

百秋の信念である、『守る』をラウラによって「守るべきモノがない奴」と言われた事が癪にさわったのだろう。

 

「止めんか、お前ら!!」

 

ラウラに掴みかかろうとした百秋を千冬は止める。

 

「ボーデヴィッヒ、更識、デュノアの辞退は認めよう。ただし、アインス、お前はこの作戦には強制参加だ」

 

「なっ!?」

 

『っ!?』

 

千冬の言葉にイヴはもとより、辞退したメンバーも驚く。

 

「理由を聞いても?」

 

イヴは千冬を睨みながら何故、自分は強制参加なのかを尋ねる。

 

「簡単な事だ。此処にいる専用機持ちの中でお前が一番の戦力だからだ。認めたくはないがな‥‥」

 

「っ!?」

 

「なっ!?」

 

すると今度は百秋と箒が驚いた。

 

「ちょっと待って下さい!!千冬さん!!」

 

千冬の言葉に箒が千冬に食って掛かる。

 

「織斑先生だ。バカ者」

 

「お、織斑先生、なんでアインスが一番の戦力なんですか!?それなら、私だって最新の専用機をつい先ほど貰ったばかりじゃないですか!!」

 

「確かに新旧で言えば、篠ノ之お前のISが一番新しい」

 

「なら!!」

 

「だが、実力は新旧で比例するのか?」

 

「‥さきほどの模擬戦では引き分けに持ち込みました」

 

「アレの何処が引き分けだ。山田先生から今回の一件が入るのが後ほんの数秒遅れていたらお前は海に沈んでいたぞ」

 

千冬はあの時の模擬戦の結果はちゃんとジャッジしてくれた様子。

だが、それも福音の件があったからこそで、もしなければどうなっていただろうか?

何かしらの理由をつけて同じタイミングで止めていたかもしれない。

 

「アインスさん」

 

シャルルは心配そうにイヴに声を掛ける。

シャルルの場合はまだ国籍等の問題で不安定な状態だ。

そんな中、外交問題が絡みそうな今回の一件に巻き込まれれば自由国籍の取得に支障が出る恐れがある為、辞退せざるを得なかった。

 

「‥‥わかりました」

 

在日米軍、自衛隊が動く気配のない中、退路を塞がれているイヴにはこの命令を受けるしか選択肢は用意されていなかった。

 

「デュノア君達は部屋で待っていて」

 

「でも‥‥」

 

「大丈夫‥鈴も居るし、何とかするから」

 

イヴはシャルルの現状を理解した上でシャルルを見送った。

 

「う、うん‥‥鳳さん、アインスさんをよろしくね」

 

「ええ、分かったわ」

 

シャルル、簪、ラウラは鈴にイヴを託し、部屋へと戻った。

 

「他に退席者はいるか?」

 

千冬はイヴと鈴を除く者に退席者はいるか尋ねると、他には退席者は居なかった。

 

「では、説明に入る‥‥」

 

他に退席者が居ないと判断した千冬は福音の詳細をその場に居る者達に説明をした。

 

「広域殲滅を目的とした特殊攻撃型……オールレンジ攻撃を行えますのね」

 

「攻撃力と機動力の両方に特化した機体か……厄介ね」

 

「いずれにせよこのデータだけでは格闘性能が未知数です。偵察は行えないのですか?」

 

セシリア、鈴、イヴは福音の詳細を聞いて意見を出すが、百秋と箒は話し合いについていけてない様子。

 

(大丈夫か?)

 

そんな二人の様子を見て不安になるイヴ。

 

「偵察は無理だな。福音は超音速飛行を続けている。恐らく一回のアプローチが限界だろう」

 

「となると作戦に必要なのは一撃必殺の攻撃を持つアタッカーとそのアタッカーを運ぶ機動力のある機体‥‥ってことですね」

 

イヴが福音の対処を言うと、皆の視線が百秋に集まる。

 

「えっ?俺?」

 

「状況的に考えてお前の零落白夜で落とすしかない。やれるか?織斑」

 

千冬が百秋をジッと見る。

百秋は千冬が自分に期待している感じ、

 

「やります……俺がやってみせます」

 

力強く百秋は頷く。

 

「よし、それでは作戦の具体的な内容を考えよう」

 

福音討伐のアタッカーが決まり、福音討伐作戦の会議は続く。


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