シルバーウィング   作:破壊神クルル

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この作品とは関係ないですが、活動報告にて、はいふりのアンケートを取ってますので、ご協力お願いします。


62話

 

本格的に臨海学校の目的であるISの授業が始まろうとした中、千冬は箒を専用機持ちと言う。

突然、箒が専用機持ちと言われ、当の本人と千冬以外のクラスメイト達は戸惑いを隠せない。

そんな中、いつのまにか箒の姉でもあり、ISの開発者である束が浜辺に立っていた。

 

「お待ちどうさま。箒ちゃん」

 

「姉さん」

 

「こうして実際に会うのは何年ぶりかなぁ?」

 

「さあ?少なくとも姉さんがISを開発して行方をくらますまでかと‥‥」

 

長い間離れ離れになっていた姉妹の久しぶりの再会なのだが、両者の間には感度もへったくれもなく、夏の暑い日差しの筈なのに寒気さえ漂っている。

そんな篠ノ之姉妹が向き合っている時、

 

「あ、あの‥‥此処は現在IS学園が貸切っており、アポイントメントが無い方の立ち入りは困るんですけど‥‥」

 

山田先生が束に恐る恐る声をかけるが、

 

「あれ?変だな?アポイントメントならそこのブリュンヒルデ様にとっておいたはずなのになぁ~?」

 

束はアポイントメントについては千冬にとってあると言う。

 

「もしかして、他の教師には伝えていなかったの?」

 

束は千冬に問い詰める。

 

「むっ‥‥まさか、本当に来るとは思わなかったのでな‥‥」

 

確かに千冬はもしかしたら今日束は姿を見せるかもしれないと言う予測はしていたが、束は神出鬼没であり、本当に来るかどうかわからなかった。

しかし、束は朝、千冬に今日の授業前に浜辺に行くと言ってあった。

だが、千冬はその事を他の教員には伝えず、自分の胸の内に留めていた。

 

「職務怠慢だよ、ソレ」

 

束が千冬を睨みながら、本来千冬が他の教師に言えば態々山田先生に警告を受ける事もなかったと言う。

 

「‥そ、それよりも束。自己紹介くらいしろ。うちの生徒達が困っている」

 

(コイツ、さらりと話を変えやがった‥‥)

 

束は心の中で話を逸らした件について毒づいたが、此処で千冬と無駄に押し問答をするつもりはないし、さっさと要件を済ませたかったので、此処はおとなしく千冬の指示通り、その場にいる皆に自己紹介をした。

 

「篠ノ之束‥終わり」

 

「はぁ~……もう少しまともにできんのかお前は?」

 

「別にどうでもいいじゃん、そんな事‥ただ名前を名乗るだけで十分だよ」

 

束は普段イヴの前での高テンションではなく、完全にしらけきった態度を取っている。

朝、事前に他人のフリをしておいてと言われているイヴでさえ、こんな束の姿を見るのは初めてで、これが演技なのか素なのか判断がつかない程だ。

 

「あの……それで姉さん。頼んでおいたものは‥‥」

 

「空‥‥」

 

「えっ?」

 

「空を見てみな」

 

おずおずと言う箒に対して束は空を指さす。

そして言われた通り空を見上げるとある一点が光りこの辺り目掛けて何かが落ちてくる。

それは銀色のクリスタル型のケージだった。

クリスタル型のケージは一同の目の前に着陸すると前面が開き赤を基調としたISが姿を現す。

 

「ほら、これが箒ちゃんの専用機こと『紅椿』だよ」

 

束が赤いISについて簡単に説明をする。

 

「これが‥‥私の専用機‥‥」

 

箒は既に束の事など眼中になく自分の専用機こと、紅椿をジッと見ている。

それはまるで親から新しいおもちゃを貰った時の様な子供みたいな表情に近かった。

 

「‥‥」

 

束はそんな箒の事を無言のままジッと見ていた。

 

「とりあえず、今からフィッティングとパーソナライズを始めようか?」

 

束がリモコンを操作すると、紅椿のコクピットが開く。

 

「さあ、篠ノ之」

 

「は、はい」

 

千冬の言葉で、箒が紅椿の前に歩いてくる。

箒が紅椿を装着すると、束が操作を始める。

その操作のスピードに全員が再び驚く。

イヴはその光景を見つつ椿の花言葉を思い出していた。

 

椿‥‥

確か椿の花は色でその花言葉は違うんだっけ?

椿自体の花言葉は、

 

「控えめな優しさ」

 

「誇り」

 

だっけ?

「誇り」自体は、箒の場合変な「誇り」はあるけど、「控えめな優しさ」とは無縁だな。

そして赤い椿の花言葉は、

 

「控えめな素晴らしさ」

 

「気取らない優美さ」

 

「謙虚な美徳」

 

だったな‥‥。

どれも今の箒には当てはまらないな。

それとも束ちゃんは皮肉を込めて箒の専用機に『紅椿』と言う名を贈ったのかな?

 

「はい。フィッティング終了」

 

イヴが椿の花言葉と箒について考えているとフィッティングが終わった。

すると、クラスメイト達からは箒に対しての不満がとぶ。

 

「あの専用機って篠ノ之さんが貰えるの…?身内ってだけで‥‥」

 

「だよねぇ。なんかずるいよねぇ」

 

「普段から『姉さんは関係ない』みたいな事言っていたのに‥‥」

 

「必要な時だけ家族面するなんてねぇ…」

 

耳に入ったのは単なる嫉妬だが、イヴ自身にとっても耳が痛い内容だ。

自分も国家代表でも代表候補生でも企業のテストパイロットでもないにも関わらず専用機を持っているからだ。

でも、イヴにとってISはただの拘束具に過ぎない為、やむを得ない処置なのだ。

しかし、それを説明できないので、なんとも歯がゆい。

だが、クラスメイト達の不満と嫉妬を許さない人もいた。

 

「おやおや?君達は歴史の勉強をしたことがないのかな?有史以来、世界が平等であったことなど一度もないよ?」

 

言葉はあくまでもお茶らけているけど、その言葉と口にした束は物凄く不機嫌そうだ。

 

「大体、ISが誕生してから男女格差が生まれた時点ですでに平等は大きく瓦解しているんだよ。そんな瓦解している中で君達は女で生まれたって事で、既に優遇されている‥‥それを理解できずに更に欲を口にするか?」

 

ギロッと束はクラスメイト達を睨む。

 

(そうだ‥平等何てただのまやかしだ‥‥強者が弱者に気づかせない為、弱者が現実を忘れる為のまやかしにすぎない‥‥世界が平等だったら、あの子はあんな風にはならなかった‥‥)

 

束は自ら世界のバランスを崩してしまった事、

そしてその結果、一夏をイヴに‥‥生物兵器にしてしまった事を心の中で悔やんだ。

 

「よさんか、束」

 

若干殺気を含んで睨んでいたのかク睨まれたラスメイト達は怯えている。

 

「生徒達は呑気に見ていないで、各自の作業に戻れ!!」

 

『は、はい』

 

千冬の一喝でクラスメイト達はバラバラと散って作業へと戻る。

相変わらず不機嫌そうな束に声を掛ける者などいないと思っていた中、勇気ある猛者‥‥いや、この場合恐れを知らないチャレンジャーとでも言うべきか、セシリアが束に声をかけた。

 

「あ、あの」

 

「なに?」

 

「博士のご高名はかねがねうかがっております。もしよろしければ、私のISを見ていただけないでしょうか?」

 

「誰?君?生憎と金髪には知り合いは居ないんだけど?」

 

束が不機嫌な様子を隠す事無くセシリアに誰なのかを尋ねる。

 

「あっ、申し訳ございません。自己紹介が遅れましたわ。私はイギリス代表候補生のセシリア・オルコットですわ」

 

セシリアは不機嫌な束に気づくことなく彼女に自己紹介をする。

 

「あぁ~お前か‥‥答えは『お断り』だよ」

 

「ええーっ!?どうしてですの!?」

 

セシリアは束に訳を尋ねる。

 

「文化としても後進的な国の人間‥いや、極東の猿に見てもらうなんて白人の人間は人間としての尊厳を無くしたのかな?」

 

「っ!?」

 

以前、セシリアがIS学園に来たばかりの事をそのまま言われて彼女は狼狽する。

何故、束があの時の自分の言葉を知っているのか?

箒が束に密告したのか?

兎も角、束はセシリアに対してもあまり好感は抱いていない様子だった。

 

(相変わらず興味のない人間に対してはそっけないなぁ~)

 

百秋は束のセシリアに対する態度は昔のままだと割り切っていた。

そして、箒同様、自分は束から興味対象だと思っていた。

その為、彼は束に声をかけた。

 

「まぁまぁ、束さんセシリアも悪気があって言ったわけじゃないし、それにもうあの事を十分反省しているみたいですから許してあげてくれませんか?」

 

「別に怒っている訳じゃないよ。ただ、『代表候補生なら自分の発言ぐらい責任を持ったら?』って事だよ。政治家だって同じでしょう?君のお父さんは立派な政治家だったよ。それなのにねぇ‥‥」

 

束は千冬と百秋を見てやれやれと言った感じの態度をとる。

それを百秋は、

 

「ああ、わかります。あの疫病神のことですね。あんなのが織斑家に居たのかと思うときっと父も草葉の陰から嘆いていますよ」

 

と、一夏の事を言っているのかと勘違いした。

 

(ダメだ、コイツは‥‥)

 

束はもはや怒るのもバカらしくなり、そのままスルーした。

イヴも自分の正体がバレないようにするために必死にこみ上げてくる怒りを我慢した。

 

「あっ、そうだ、束さんついでに僕の白式も見てくださいよ!」

 

「えっ?なんで?」

 

百秋の頼みに対し、声色にまったく親しみが籠っていない束。むしろ面倒くさそうな感じだ。

 

「いや、だって僕の白式は束さんが作ったんでしょう?だったら箒のISだけじゃなくて僕のISも見てくれてもいいじゃないですか?」

 

百秋は自分のIS,白式は束が作ったモノだとばかり思っていた。

何しろ姉の千冬が使用していたISは束のお手製だったからだ。

そのISが使っていた零落白夜を装備している白式も束のお手製のISだと思うのも当然の事だ。

しかし、束からの返答は、

 

「私は君のISの開発には一切関わっていないよ」

 

と、束は白式の開発に携わっていた事を否定した。

 

「えっ?そんなっ!?」

 

「白式は最初から最後まで倉持技研が作った物だよ。まぁ、ISのコアを提供したって言うなら関係したかもしれないけど、それだけだから…それに君のISには全然興味はないから見る義理もないよ」

 

そう言って白式を見るのを拒否した。

 

「そんじゃ試運転も兼ねて飛んでみて、飛ばす事ぐらいはできるでしょう?」

 

「ええ。それでは試してみます」

 

言葉通り紅椿を飛翔させる箒。

その動きはやはり訓練機である打鉄の比じゃないほど速い。

もしかしたら機動性を誇る白式よりも速いかもしれない。

やはり、機動性を誇ると言っても束お手製と他社が作ったISでは、性能の差と言うモノが出てしまうのだろう。

最もイヴのリンドヴルムも十分速い。

 

束が箒に専用機を渡した時、この浜辺を遠距離から見ていた者が居た。

 

「へぇ~まさか、あの篠ノ之束が来るなんてねぇ~」

 

金髪でグラマー‥そして妖艶さを含んだ微笑みを浮かべて双眼鏡でIS学園の生徒と教師が居る浜辺を見ているのは亡国企業のメンバーの一人、スコール・ミューゼルその人だった。

IS学園にて臨海学校が行われると聞いて、専用機持ち達の実力を見る事が出来ると思い、彼女は単独で見に来た。

特にスコールが注目しているのはどの国にも企業にも所属していないにも関わらず、専用機を有しているイヴ・ノイシュヴァンシュタイン・アインス。

彼女の実力を見てみたかったのだ。

そんな中、まさか世界中で指名手配されているISの生みの親である篠ノ之束が来るとは嬉しい誤算であった。

しかも彼女は妹の箒に専用機を与えているのが見えた。

 

「へぇ~あの天災も妹には甘いのかしらねぇ~」

 

しかし、スコールは一つ勘違いをしていた。

束は決して箒に甘い訳ではない。

束が箒に専用機を与えたのはあくまでも過去の清算とも言える行為だったからだ。

だが、経過や理由は兎も角、面白そうなモノが見ることが出来る事にスコールは僅かならがら興奮した。

何しろ、目の前では、とても面白い余興が繰り広げられていたからだ。

 

 

「どうだった?」

 

束は箒に紅椿の機動性について尋ねる。

 

「最高です。今まで乗っていた打鉄がオモチャの様に感じます」

 

「‥‥あぁ、そう」

 

通信越しに箒の興奮した声が聞こえる。

 

「じゃあ、次は武装を使ってみてよ。右のが『雨月』(あまつき)で左のが『空裂』(からわれ)ね。武器特性のデータ送るよ」

 

紅椿の武装である『雨月』は単一使用の武装で打突に合わせて刃部分からエネルギー刃を放出することが出来、『空裂』は斬撃に合わせて帯状の功性エネルギーをぶつけることが出来る。

試験飛行をして武装について一通り目を通した箒は、

 

「姉さん」

 

「なに?」

 

「折角もらった紅椿の性能をより引き出す為、模擬戦をしたいのですが?」

 

箒はいきなり模擬戦をしたいと言い出す。

 

「模擬戦?誰とやるの?この金髪ドリル?それとも箒ちゃんの幼馴染?」

 

束は箒の相手がセシリアか百秋なのかを尋ねる。

すると、箒は、

 

「いえ、私の相手はお前だ!!アインス!!」

 

箒はイヴを模擬戦の相手に指名してきた。

 

「‥‥それは止めた方がいいんじゃない?」

 

束は箒にイヴの相手は止めた方がいいと言う。

 

「何故です?」

 

「箒ちゃんはまだソレに乗ったばかりで慣れていないし‥‥」

 

「大丈夫です」

 

箒はもう止まらず、イヴと戦わなければ止まりそうにない。

 

「アインス、篠ノ之の相手をしてやれ」

 

千冬も箒の性格を理解しているのかイヴに箒の相手をしてやれと言う。

だが、本心ではイヴが大勢のクラスメイト達の前で箒に敗北するのを期待していた。

イヴもこうなった千冬も箒も止められないと割り切ってリンドヴルムを纏うと箒の下へと向かった。

 

「待っていたぞ」

 

「‥‥」

 

「これまで随分と大きな顔をしてきたが、それも今日までだ!!この紅椿でお前を完膚なきまでに叩き潰す!!」

 

箒は完全にやる気満々の様子であるが、イヴの方としてはめんどくさい事に変わりない。

 

一方、イヴと箒のやり取りをこっそり見ていたスコールにとってはまさに願ってもない展開だった。

束が妹の為に作ったIS。

そして、これまで謎に包まれてきた専用機を使うイヴとそのISの実力‥‥

その両方の戦いを見ることが出来るのだから‥‥

 

「さあて、どちらが勝つのかしらねぇ~でも、時間も迫っているからなるべく早めに決着をつけてくれないかしら?」

 

スコールのこの謎めいた言葉は後々に判明する。

 

 

「では、両者、用意はいいか?」

 

イヴと箒、互いに獲物を構え、距離を保ちそれぞれ対峙する。

 

「よし、模擬戦を始めろ」

 

通信越しに千冬の模擬戦開始の号令を合図に模擬戦が始まった。

 

「セイッ!!!」

 

開始直後、箒は空裂を振るいエネルギーの弾幕がイヴへと迫る。

しかし、イヴはそれを敢えて躱す事もなく、リンドヴルムの羽根を折りたたむ様にして防御する。

 

「ふん、その程度か。口ほどにもない」

 

箒が鼻でわらいながら言うが、煙が晴れると其処には無傷のリンドヴルムの姿があった。

 

「なっ…!?何故ダメージを受けてない!!?」

 

「弱いんじゃない?じゃあ、次はこっちの番‥‥いけ、ドラグーン」

 

イヴがそう告げると十基のドラグーンが箒に襲いかかる。

四方八方縦横無尽に変速的に動き回る十基のドラグーンとそこから放たれるレーザー。

 

「ええい、小賢しい!!!」

 

一応白式以上の機動力を持つ紅椿。

ドラグーンのビームはなかなか当たらない。

 

「その程度の攻撃で私が倒せるとおもって‥‥」

 

箒の挑発を遮るように紅椿の背部ブースターが被弾する。

箒や百秋は回避したら立ち止まる癖がある。

模擬戦とはいえ、飛び道具が飛び交う戦場で立ち止まるのは通常『死』を意味する。

動きながら話すことができないから立ち止まっているのか?

それとも一撃を回避した後でもう追撃は来ないと思い込んでいるのか?

本当の命のやり取りをする戦場を経験していないのも大きな理由であるが、兎も角、止まれば隙だらけの的になる。

イヴのそのチャンスを見逃す程甘くはない。

1度被弾すれば立ち直るまでに多少タイムラグが生じる。

箒は被弾しつつも無理矢理にドラグーンのレーザーの包囲網から抜け出した。

 

「貴様!!跳び道具を使うとは何事か!!?」

 

「戦場において、そんな言い訳が通用すると思っているの?それに貴女の剣もある意味では跳び道具じゃない。片方が使って片方が使えない‥それってただの言い訳か負け惜しみね」

 

「黙れぇえええ!!!」

 

箒は雨月と空裂を構えて突っ込んでくる。

イヴはバルニフィカスをグレートソード(ザンバーフォーム)で展開し箒を迎え撃つ。

当然突っ込んで来る箒に対してドラグーンでの攻撃も行う。

箒は被弾しながらも突進する猪のようにイヴへと向かって来る。

ある程度の距離になると飛び道具よりも接近戦の武器が有利になるので、イヴはドラグーンを呼び戻す。

 

「ハアアアアア!!!」

 

箒は雨月と空裂の二本の剣を大きく振りかざしてイヴに斬りかかるが、イヴは箒の二本の剣をバルニフィカス一本で受け止める。

剣道をやっていたとはいえ、二刀流に不慣れな箒の剣筋は単調で読みやすかった。

 

「やりにくいだろう?今、少しはやりやすくしてあげるよ」

 

イヴはバルニフィカスを振り、空裂を弾き飛ばす。

 

「くっ‥‥」

 

箒は弾き飛ばされた空裂に視線と意識を奪われる。

 

「余所見とは随分と余裕だね?」

 

「っ!?」

 

イヴは紅椿の左斜め上からバルニフィカスの一撃を叩きこむ。

箒はバルニフィカスの一撃を受け、海へと落とされながらも雨月の刺突でエネルギー弾を放つ。

せめて一矢報いるつもりだったのだろう。

しかし、それも無駄に終わった。

箒の放ったエネルギー弾はバルニフィカスのアブソルートでリンドヴルムのエネルギーに変換された。

リンドヴルムのエネルギーを減らそうとしたら、逆に増やしてしまうと言う何とも皮肉な結果となった。


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