VSアルジュナ戦 後半にございます。マハーバーラタ編最終話になります。
今回も戦闘描写があるので注意です。
今回の視点はアルジュナさん視点とカルナさん視点、第三者に分かれるので注意です。
アルジュナさん視点から始まります。時間は遡り、主人公がカルナさんを戦車で回収した後まで戻ります。ではどうぞ
3/25 追記:アルジュナさんの武器の間違いの指摘があったのでこちらでも変更です。 神弓ガーンディーヴァをあげたのはインドラ神ではなくアグニ神でした。なのでそれに関する記述を変更します。
物語の大筋には影響はないのでそこは安心してください。
ご指摘ありがとうございました。
4/19 誤字報告が上がりましたので一部修正。報告ありがとうございました。
――アルジュナside――
戦車でカルナとその従者が嵐の如く去って行った。アルジュナはその背を呆然と見送ってしまった。
「アルジュナ、さぁ貴方のその弓で撃ち抜いてください」
「な、何を言っているのですか。私にそんな卑怯な真似をさせるつもりですか。戦うならば正々堂々と。逃げ去る背中に矢を撃てと?」
クリシュナの言葉にアルジュナは不愉快さで眉をひそめる。戦士にあるまじき行為だ、アルジュナの誇りがそれを許さない。クリシュナは少し困ったように眉を下げる。
「そうです。アルジュナ。貴方のその気高さは素晴らしいものでしょう。ですが、この場においてはそれは命取りというものです。カルナをあのまま野放しにして、貴方の守るべき人々に刃が向いたらどうするおつもりなのですか」
「それは――」
「戦において少しの油断が後々牙をむくのは珍しくありません。さぁ、そうならないうちにやってしまいましょう」
「ッ」
「それにカルナのした所業をお忘れですか?貴方の愛する家族をあんなにも惨い目にあわせた男ですよ。なんの
クリシュナの言葉にアルジュナは息をのんだ。けれど、カルナを守らんと立ちふさがる華奢な姿がアルジュナを
アルジュナは一瞬目を瞑り、深く深呼吸する。瞑想に近いそれをして、アルジュナは雑念を振り払った。そうだ、私は“授かりの英雄”。それ以外の何者にもなり得ない。故にこの弓を引くは人道に外れた行為ではないはずだ。撤退をする敵を撃ち抜くなんてと嘆く必要もない。
幸いここは土地が小高くなっており、丘のようになっている。丘を下り逃げる相手ならば弓で狙撃する事はアルジュナの腕をもってすれば容易だ。
アルジュナは弓を引いた。遠目に見える戦車に背を預ける宿敵の首目がけて矢を放った。
炎神アグニが授けし神弓、ガーンディーヴァから放たれた矢は蒼い光を纏ってカルナの首に真っ直ぐ飛ぶ。
とそこに漆黒の矢が蒼い光にぶち当たる。
パァンと四散する蒼い光にアルジュナは呆然としてしまった。ああ、そんなまさか。
「――フッ」
「あ、アルジュナ?」
「クッフフフフハハハハハハッ!! ああ、そうだ。これではやはりいけない。――すみません、私は決着をつけてきます。このまま戻らなかったら死んだと思ってください」
俯くアルジュナにクリシュナは声をかけた。心なしかアルジュナの肩が揺れていたからだ。涙しているかというクリシュナの危ぶむ心だった。が、それは高笑いによって否定される。
アルジュナは高揚したかのような口調で一息に言いきり、呆然とするクリシュナの返事を聞かずにこの場を去った。
速やかな身のこなしは流石は英雄といった所か。クリシュナが我に返った時には彼の姿はもはや遠く。クリシュナは途方に暮れてしまった。
アルジュナは高揚する気持ちを抑える事が出来なかった。これは天啓なのだと思った。神はやはり卑怯な手を使うなと、そう言われた心地だった。
何故ならアルジュナの必殺の一矢は何者かに阻止されたのだから。
ああ、彼を思い出す。宿敵の隣にいる彼を。華奢な体の彼はその体格の儚さに見合わず実に果敢であった。数多の戦士の前に決して引かず、カルナの為だけにあの大剣を振るう姿は確かに
認めよう。彼らの真っ直ぐな姿に焦がれた事を。そこまで真っ直ぐになれない自分に焦燥を抱いていたことを。アルジュナはだからこそ迷いを捨てる。
あんな幕引きは認めない。宿敵、カルナに全てをぶつけて、真っ向から勝負を挑みたいと思う。それで勝ってこそ、意味があるのだ。
カルナ達の去った方向へとアルジュナは駆けていった。常人の足運びとは違い、風と一体となるくらいの速さでアルジュナは目的地へと急いでいた。
ああ、気配がする。アルジュナがその気配のする場所の近くまでくると立ち止った。宿敵がこちらへと出向いてくるのを感じたからだ。
降り立つ宿敵の姿にアルジュナの心が高揚するのを感じる。
「――我が宿敵、カルナ。我らの因縁はここで決着をつけよう」
「然り。アルジュナよ、我が敵対者よ。お前との因縁はここで断ち切らせてもらおう」
戦いの火蓋は切られた。
――第三者視点――
カルナは冷静に状況を判断し、神槍を振るう。アルジュナの恐るべき矢による連射、宝具による攻撃は一瞬でも判断を誤ればカルナの身体を抉るに違いない。
そこに言葉は必要なく、ただひたすらに研ぎ澄まされていくのをカルナは感じた。
矢を避ける、神槍で弾きアルジュナに一気に距離を詰める。目を見開く宿敵にカルナは冷えきった眼差しで神槍を振り下ろす。アルジュナは瞬時に神弓で防いだ。
ガキィンと甲高い金属音を響かせる。ギリギリと力で拮抗する攻防は両者の睨みと共に激しくなっている。火花さえ散る様にアルジュナは舌打ちした。
「“
「!くッ!?」
アルジュナの叫びと共に弓から矢が射出される。炎神の加護のある一矢、それは炎を纏い対象を焼き尽くさんとする猛威だ。無理な体勢からの一矢は威力にかけるものの黄金の鎧のないカルナには多大な負傷を負わせる。脇腹に横一文字を切り裂き、血肉をさらさせた。滴る血にカルナは顔を一瞬歪ませた。ゴォッと掠っただけで肉が焼ける。
だが、その傷は一瞬でなくなる。まるで時間が巻き戻るかのような鮮やかな治癒。アルジュナとカルナは両者ともに驚愕を抱いた。
カルナはすぐに飛びのきアルジュナから距離をとり、神槍を構えなおした。なんだこれは、カルナは内心の動揺を抑えつけた。今の状況で揺らげば、すなわち死に繋がる。
ついで身体を包む、温かな温度にカルナは悟る。恐らくこれは彼女の仕業だ。手段は知らぬが、我が黄金の鎧の代わりを彼女はカルナに付与したのだろう。本能に近い閃きだったが、カルナは確信に近いものを抱いた。遅れて傷が治癒したところに感じる拍動にとある可能性が脳裏を掠めた。
この“力”を損なう事があったら彼女の命に危機が及ぶのではないか。
例えばこの治癒の力、鎧のようなものが壊れたら彼女が死に至るなど。
カルナの目の前が真っ赤に染まるのを感じた。
ザワリと宿敵から感じる気配の変化にアルジュナは怪訝そうに目を細める。膨らむ殺気は先程の比ではない。無機質とさえ思えた青い瞳は今や瞳孔が開き、純粋な刃のような様であった。アルジュナはごくりと無意識に唾を飲み込む。
「気でも触れたか?まあ、いい。今度こそこの私の前に膝をつくがいい!!」
アルジュナは自分を奮い立たせ、神弓を引き絞る。カルナはその様をただ静かに見つめた。
「いや、オレはこれ以上もなく正気だ。ただ、そうだな。事情が変わった。お前とこのまま武を尽くし戦い抜きたかったが仕方ない」
「?何を……、それはッ!?」
アルジュナはカルナの意図を悟り目を見開く。
カルナは神槍に魔力を充填する。ゴォッと音をたて、カルナに日輪の炎が宿る。浮かび上がり、神槍の切っ先をアルジュナに向けた。
「先ずは貴様のその神器から削がせてもらおう。――絶滅とは是、この一刺。灼き尽くせ、“
インドラの雷を宿す神槍、そこに太陽神の息子たるカルナの魔力が足され、全てを焼き尽くさんとする滅亡をもたらす一撃となり果てた。
本来ならばここら一帯を焦土と化す威力を含むはずだが、カルナはそれをアルジュナだけに的を絞る事で威力を落とす。範囲を狭める。巻き込み事故が起こり得るし何よりもたった一人の人の安全の為に。
威力を殺したとはいえ、そこは神々の王インドラの力。アルジュナ一人を灰燼に帰すくらいは容易だ。
だが、それはカルナの意図するところではない。カルナは神槍が手から消え去るのを構わずに次の行動に移す。
ドォオオンッと大地の悲鳴、否絶叫に等しい轟音が響き、辺りは砕けた大地が散らす土煙で染まる。
土煙が晴れた時、そこにはアルジュナが寸分たがわない無傷な姿で立っていた。
アルジュナはかつてインドラから賜った数々の宝具とも呼ぶべき神器と神弓ガーンディーヴァの力を総動員させて防いだ。使った宝具は砕け散ってしまった。
アルジュナが土煙が晴れた視界の中、宿敵の姿を探そうと視線を辺りに巡らせる。と、そこに衝撃が走った。
「ぐぁッ!?」
ゴッと視界を揺さぶる一撃、脳幹を揺らす的確な拳はアルジュナの死角となる方向からのものだ。
アルジュナがぐらりとぶれる視界で宿敵カルナの姿を捉えた。その手に神槍はなく、握られた拳が更なる一撃をもたらさんと迫る。アルジュナの目はその軌道を捉える事は出来ても身体がついていかなかった。まさかこの男が槍を手放し、拳でもってこちらを沈めんとするだなんて予想がつくものか。アルジュナは悪態をつきたくなった。
だがアルジュナとてやられたままでは気が済まない。例えこの身に神から賜った神器がなくとも、まだ戦える。
アルジュナはカルナの脇腹目がけて蹴りを放つ。カルナはそれを手で止める。アルジュナは半身を捻り二撃目の蹴りを放つ。今度はカルナの後頭部にきっかり入った。
常人の目では追いきれない程の速度でもってカルナとアルジュナは殴り、蹴りを繰り返す。流れるような武道の流れはこの場に傍観者が居れば見入ってしまう程完成したモノだろう。
時に拳や蹴りで大地を割り、相手の身体を吹き飛ばし地面に陥没をつくる。
延々と続くに思われたこの攻防はアルジュナの身体が地面に倒れ伏した事で勝負がついた。カルナの方も無傷ではない。怪我した端から治癒がされても未だ数か所骨に響くところがある。
しかしカルナはそんな事はどうでも良かった。しっかりと地に足がついて歩めれば問題はない。カルナのその涼し気な様子をアルジュナは恨めしそうに見上げた。
「……ああ、届かないのか」
アルジュナは心底悔し気に呟く。仰向けに倒れたこの身体はちっとも動こうとはしないのだ。アルジュナの闘志とは裏腹なこの状況にアルジュナは唇を噛みしめる。
「――そうか。お前とオレの差は微々たるものだ。アルジュナよ、我が好敵手」
「そんな気休めはよせ。――惨めになる」
「気休め?それは違う。アルジュナよ、今回オレは運が良かっただけだ」
カルナの淡々とした物言いにアルジュナは露骨に顔を歪める。
「……チッ、これだから貴様は嫌いなんだ」
「そうか。……まあいいか」
アルジュナの舌打ちにカルナは特に堪えた様子もなく淡々と頷く。アルジュナは増々顔をしかめたがカルナはふらっとこの場を去って行った。
全くどこまでも相容れない奴だ、アルジュナは去って行く背中を見つめ続けた。
――カルナside――
カルナは走れるほどまで回復するとすぐさま彼女の元まで走った。彼女の無事な姿が早く見たかった。
「――待たせたな。行こう」
カルナは物陰に隠すように岩陰に寄りかからせた彼女を横抱きにして抱える。腕の中の彼女は目を閉じて眠っていた。すうすうとか細く聞こえる彼女の吐息がカルナの不安を煽った。
『……かるな、さん?』
「起きたか。――まだ眠るといい。オレも、今回は疲れた」
目覚めた彼女にカルナはホッとしてつい本音が漏れた。彼女は小さくクスクスと笑う。
『ふふ、めずらしい……』
「ああ、たまにはいいだろう。……帰ろう、二人のあの家に」
『うん』
カルナは近くに停めてあった戦車に彼女もろとも乗り込む。腕の中に抱えたまま、手綱を握り戦車を走らせる。目的地はとりあえず家でいいだろうか。
実はドゥルヨーダナに事前に暇を出されてしまったカルナだ。曰く、アルジュナを片付けたらそれでいいと。あの男の事だ、カルナが使い物にならなくなるのを予見していたのかもしれない。
“死出の旅に供を増やすほど余は暇でもないのでな。”
暇を出された時のドゥルヨーダナの言葉だ。カルナはその時柄にもなく食い下がったがあの男の目を見て諦めた。これもこの男なりのけじめなのだと。臣下として、何よりも友として悲しくもあったがその後に続く言葉に引き下がった。
“友として、お前に言う最後の我儘だ。余を許せ”
そう困ったように言われてしまってはカルナは引き下がるより他にない。
カルナは回想に目を細める。
腕の中の彼女をカルナは見下ろすと彼女は眠っていた。カルナも彼女の髪に顔をうずめ、目を閉じる。戦車はもう走るというよりは徒歩に等しい速度だ。
その後の彼らの行方は杳として知れない。生存説、死亡説様々だ。
――アルジュナside――
「負けた、か」
アルジュナは地に倒れ、もう起き上がる力もない。けれど不思議と清々しい気持ちでいっぱいだった。全力でぶつかった、あの男にはあと一歩届かなかった。それだけなのだ。
卑怯な幕引き、を覚悟した後だからだろうか。一種の爽快感すら感じる。
出来ればアルジュナはこのまま、目を閉じて眠ってしまいたかった。
「アルジュナ!! 無事ですかッ!?」
「クリシュナ……。何故貴方が――」
私はもう役立たずも良い所でしょう?そう続く筈の言葉は見上げた先の親友の顔を見て止まった。なんて顔をしているのだろう、それではヴィシュヌ神の化身が笑われる。
それほどぐしゃぐしゃな顔だった。涙と汗にまみれ、髪を振り乱し、必死の形相でアルジュナの怪我を心配する。
それではまるでアルジュナ自身を心配しているようだ。
親友の言葉の通りにカルナを仕留めないどころか、負けて地に伏せる男だというのに。
アルジュナの疑問が顔に表れたのだろうか。クリシュナはますます泣き出しそうになってしまった
「貴方を心配するのは当たり前ですよ。何を不思議そうな顔をするのですか?――親友の心配をして当然でしょう」
心外そうなその言葉にアルジュナは胸が詰まる思いをした。ああ、自分はとんだ思い違いをしていた。
アルジュナのたてた張りぼてはとうに意味はなかったのだ。
目頭が熱くなるアルジュナをクリシュナは苦笑した。
「帰りましょう。私たちの場所へ」
それはとても優しいこえだった。
――ドゥルヨーダナside――
この戦ももう終盤だ。
「ドゥルヨーダナ様、カルナ様の行方が分からなくなりました。それとアルジュナ王子の戦闘不能の情報も上がっております」
「――そうか」
側近からの言葉にドゥルヨーダナは頷く。
恐らく親友が決着をつけたのだろう。ドゥルヨーダナは冷静に思った。それで戻ってこれないだろうとも。
不思議なものだと思う。
終わりが近づき、もはやこちらの負けは必然。アルジュナが居なくともあちらの戦力の方が勝っている。カルナとその妻が居れば違ったかもしれないが、ないものねだりはしない主義だ。というかそう仕向けたのは他ならぬ己だ。
不思議と恐怖や後悔の念はない。静かささえ感じてしまう有り様だ。
ああ、ドゥルヨーダナは理解した。
結局のところ楽しかったのだ。あの小さな不思議な娘が転がり込んでからというもの。退屈はなく、温かなやり取りも増え、カルナとは真の友情を築けた。不吉の象徴として生まれ落ち、疎まれ育ったドゥルヨーダナの真に欲したモノだったのかもしれない。
どんな振る舞いをしてもあの二人は呆れる事はあってもドゥルヨーダナを疎んだりしなかった。憎まなかった。共に戦ってくれた。故にドゥルヨーダナは満足しよう。
さぁ、幕引きをしよう。
ドゥルヨーダナは悪役と罵られようとも構わない。最期も己らしさを貫こう。
かつての孤独の王は笑う。
※暇を出すーー つまりは辞職扱いのこと。
後書き:
今回はちょっと長く語らせてください。最終話なので。まぁこの後FGО編が待っているんですけど(笑)
実はカルナさんと主人公に関してはエピローグでも足そうかなと思ってます。彼らのあの後は皆様の好きなように解釈して頂いて大丈夫です。もしかしたらラブラブに夫婦生活を続けたかもしれないですし、はたまたバットエンド風に力尽きてしまったかもしれません。
ちなみにエピローグに書くのはラブラブな方です。うーんやっぱり書くべきですよねぇ。明日か、明後日には書き終えて更新しますね
あとは皆様の疑問点であろう所を。
Q クリシュナさんのエンドについて
A 我らがクリシュナさんも下種は下種なんですが、あの人の価値観って人外に近いものなのかなぁと思わないでもないんですよね。FGОで言うところのマーリンさんのような。
神としての使命≧アルジュナ だけど、 アルジュナ>他の人 みたいな優先順位が違うのかなと。 まぁそれでもやり方がエグいんですけれども。 だからアルジュナさんは親友として思っているんだろうなぁ一応という事であの形にしました。クリシュナさんにとって人間の中で一番大切なのはアルジュナさんなのかなと?友情は本物だったのかなと思う訳ですよ。
Q ドゥルヨーダナさんのエンドについて
A ドゥルヨーダナさん救済エンドはないのかという声が聞こえてきそうなので先に言っておこうかと。ドゥルヨーダナさんは拙作では大分マイルドに書きましたが、悪党なのは変わりないです。だからと言って絶対悪ではないのが歯がゆい所ですけど。悪党だけど身内に甘い所があり、憎めない人を目指して書きました。
なのであれはあれなりにドゥルヨーダナさんなりの幕引きなんだと思ってくだされば。
Qアルジュナさんに関して
今作で普通にカルナさんと戦えたアルジュナさんなんですけれどそれでもやっぱり因縁というかカルナさんに突っかかるスタイルは変わらないです。FGО編でもそこら辺は変わらずちょっと対応が柔らかくなる程度です。
主人公に関しては最後までアルジュナさんは性別云々は知らないままです。なのでFGО編で知って滅茶苦茶ビックリするんだろうなぁと思います。
という訳でここまでお付き合いくださりありがとうございました。これからFGО編やら番外編やら更新するので続けて見守って頂ければと思います。
皆様の反応を思うとちょっとビクビクしてしまうのですが、作者的にはこれでハッピーエンドです。うん。
後日上げるエピローグでお口直しになればなぁと思います。
シリアス好きな方にはエピローグはお勧めしない内容なんですけど(汗)