「うっぷ気持ち悪」
俺は現在最高潮に気分が悪い。それは何故かというと…
「飲み過ぎたぁぁ」
ネロ達とトランプをしてると、俺らにネロが飲み物だと言って配った。俺らはまぁ、酒は無いだろうって思ってたら酒で酒に弱かったらしい立香は早々にダウン。マシュは延々とカップリングを呟き、清姫は流石というか、全く酔ってなかった。えっちゃん?ああ酔ったら絶対に面倒臭いと思ったから懐から取り出した和菓子を窓の外へ放り投げるとそれについていった。
俺は幸か不幸か酒に耐性があったらしく朝までネロと飲んでいた。……その結果が完全なる二日酔いだ。ぶっちゃけやばい。冗談抜きで死にかけてる。親父が言ってた事はこれかぁぁぁ!アニキはランスロットと何故かサシで飲んでたな…。てか、ランスロットお前絶対狂化解けてるだろ⁉︎
「はぁ、中々ハードな夜を過ごしたぜ」
俺はスカートの中身が見えることにも構わず四つん這いになって吐き気を抑えてた。てか、まじでスカート短すぎるんだよぉ!よく女子この短さで過ごせるよな!
そのスカートの中身への視線をどこからか受けていた…ん?なんだこの視線…これが痴漢の視線か!
「ふむふむ、鈴蘭はこのような下着を履いてあるのか…実に可愛らしい!うむ!余は満足だぞ!」
くっ!やはり皇帝貴様かーー!実に爛々とした目でこちらを見ていらっしゃるぅぅぅ!ここは、誰か!誰か!助けを!
「あ!オルタ!助けてくれ!」
俺は隅っこで体育座りをしてるジャンヌ。あれ?なんだかいつもの元気が無いなぁ…
「おい!オルタ助けてくれ!」
俺がもう一回声を掛けると
「ひっ!ごめんなさい、ごめんなさい!」
オルタにめっちゃ謝られた。俺は一体何したんだよ!
「鈴蘭覚えておらぬのか?お主、そこの黒い娘の服を剥がしてくるくる回しておったのだぞ?」
……なん……だと?
俺はそんなに羨ま…ごほんごほん。許されない事をしたのか!確かに今オルタはいつもの服ではなく。ジャージを着てる……ジャージ?そんなのどっから持ってきたんだ…てか、あのジャージ見覚えが……俺のじゃねえーか!
あれ、完全俺の私物だよ!なんでこんな所にあるんだ!俺の視線に気づいたのかオルタはジャージを指差し。
「あの軟弱な男が、これを転送してきたのよ」
……ドクター、またお前か!まぁ男用のジャージだから普段のギャップが激しくて俺は大好きです!ナイスドクター!あんた分かってるよ!
『鈴蘭ちゃんの姿もバッチリ録画してるからね!』
おいコラドクター、前言撤回だ。貴様とは分かり合えないようだ!何が言いたいかと言うとその痴態全消去してください!お願いします何でもしますから!まぁ、しないんだけどね。
「う、頭痛いーー」
来た!立香起きた!これで常識人枠が増える!
「あ、鈴蘭ちゃーん。可愛いーい」
前言撤回!まだ酔ってやがる!立香が俺に覆いかぶさりその豊かに育った2つの双丘が俺の顔に当たる。
柔らかい!柔らかい!柔らかすぎる!
……俺もうこのままでいいかな。
そして、俺はこのまま2時間弱いて後に酔いが醒めた立香に吹き飛ばされるがそれはまた後の話だ。
佐藤「くそ!慎二のやつ俺らを庇って!」
次郎丸「なんて事だ!くっ、次は俺が助ける!」
フォルス「お前ら本心は?」
佐藤、次郎丸「「ま、あいつだから大丈夫だろ!」」
フォルス「適当だなぁ!おい!」