エイプリールフールネタを書いてたんだが、書き上がるのを見ると全く面白く無かった…それだけだ。
幕間は次回で終わって、ローマに入ります。
俺は今全裸でカルデア内を走ってる。今は誰ともすれ違ってないからいいが遅かれ早かれ誰かに見つかる。その前にマイルームに行かなくては!
誰かとすれ違ったら俺は変態扱いだぞ。それだけは勘弁して欲しいぜ!こんな狭い世界で変態扱いされたら俺の精神崩壊するぞ!
「とりあえず最短距離でマイルームに!」
何か話し声が聞こえる…とりあえず隠れよう…!
「でさー、やっぱりドクター×鬼灯君だってー!」
「いやいや、鬼灯×ドクターでしょやっぱり!」
おいおい何だよその不気味な掛け算は…
「あ、でも江口×鬼灯君もいいと思うの!」
「それあるー。江口さんとだったら鬼灯君は絶対に受けと思うのよ!」
「そうそう、江口さんが攻めで鬼灯君がやさぐれ受け…うん!とても良いよね!」
…格闘技の話だよな?格闘技の話だよね…誰かそうだと言ってくれよ…真面目に…ってこんな事やってる場合じゃない!早く部屋に帰らないと!
「あ、朝浦君!そんな格好で何やってるの!」
ドクターーー!間が悪いんだよお前は!!何なの空気を読まなくて生きているの君は!
「と、とりあえずこの白衣着て!」
ドクターがそう言ってこっちに駆け寄ってくる。やめろ!こっちに来るんじゃ無い!ここには今化け物がいるんだ!俺らの手にはおえない化け物がいるんだぞ!
「ほら…あっ!」
ドクターが何故か落ちていたバナナの皮を踏んで俺の方へダイビングしてきた。
ガンッ!鈍い音がした。
「え、何の音?」
「あっちみたいよ行ってみよ」
おい、来るな…来ないでくれ…こんな姿見られたら…。俺の必死の願いも天に届かず女子社員達が顔を出した。
「「え?」」
「ははは」
「終わった…」
「きゃぁぁぁ!」
そして女子達は口々に言葉を発し始めた。
「え、やっぱりドクターと鬼灯君ってそんな関係なんだ!」
「どっちが攻めでどっちが受けなの?ていうか鬼灯君、裸じゃない!」
「もしかして露出?露出プレイなの⁉︎私、そんな特殊なのも…いいわ!」
反するに俺たちは何も言えなかった…俺が出来ることはただ1つ!
「ドクターが無理矢理…俺の服を剥ぎ取って…ぐすん」
ドクターを悪者に仕立て上げる事だけだった。ここで同情を誘って、俺の印象を良くしてやる!
「あ、朝浦君、何言ってるんだ!僕は!」
「やっぱり、ドクターが攻めなのね!」
「急に狼になるドクター!良いわね、創作活動が捗るわ!」
……おい待て、創作活動って何だ…?もしかして作ってるのか!薄い本を!やめろ!やめてくれ!
「誰かこの場を抑えてくれー!」
俺の叫びが届いたのか。その時だった…
「Arrr」
「ランスロット!」
まさかのランスロットが俺の服を持ってきてくれた。…ランスロット、やっぱり俺の相棒はお前だけだよ…ランスロット!
「「はっ!」」
あー、嫌な予感しかしないなぁ!
「「ランスロット×鬼灯!」」
「やめてくれー!!」
俺の悲鳴がカルデア中に轟いた。
佐藤「……あいつホモだったのか」
次郎丸「もしかして、俺の尻もヤバイ!」
慎二「ごくっ」
フォスル「何、嬉しそうな顔をしてんだ!」
カルデア職員E「鬼灯、俺をそんな目で見てたのか…」
佐藤・次郎丸「「無いわー」」