魔力が少ないのに召喚されるのはバーサーカー   作:くれ悪

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今回は立香サイドです。立香サイドの方は普通にFGOのストーリーを進んだとおもってください。


取引

Side藤丸立香

 

「じゃあ今から鬼灯君、救出会議を始めたいと思います。よろしくお願いします」

 

私がそう言うと他のサーヴァント達もお願いしますと頭を下げた。

 

「すまない」

 

そう言って端正な顔立ちをしたサーヴァントが申し訳なさそうに手を挙げた。

 

「どうしたのジークフリート?」

 

「俺はその鬼灯という男を知らない。だから先にその男の事を教えてくれ。手間取らせて本当にすまない」

 

「もー!ジークフリートそんな事言わないでよ仲間でしょ!えっと鬼灯君は仲間です」

 

「そして立香の想い人なのよねー」

 

「ちょっ!ま、マリー言わないでよ。恥ずかしいじゃん!」

 

「いえ、立香恥じる必要はありません。愛とは素晴らしい物ですから」

 

「そうですよ先輩!鬼灯さんはもしかしたら今拷問を受けてるかもしれません!先輩が助け出すのです!」

 

「そ、そうだよね!」

 

私たち女性陣か盛り上がるがジークフリートは申し訳なさそうな顔で

 

「えっと、すまないが身体的特徴を教えてくれないだろうか」

 

「あ、ごめんね。えっと髪型は短髪で黒と白髪が混ざってるよ。身長は確か175センチって言ってたよ」

 

「そうか分かった」

 

「あ、後ね腕に青色の腕輪(ブレスレット)を付けてるよ」

 

「そうか」

 

とジークフリートはそう言って黙ってしまった。するとジャンヌが近づいてきて

 

「え、えっと立香。何故、鬼灯さんに惹かれたんですか?」

 

と質問してきた。ああ恥ずかしい…でも言いたい!

 

「えっとね…」

 

そうして私はどうして鬼灯君に惚れてしまったか話した。…この内容はとてもじゃないけど鬼灯君には聞かせることはできないね。

 

「それは一刻も早く、鬼灯を助けないといけないわね!きっとあなたの助けを待ってるわよ!」

 

とマリーは言ってくれた。本当にそうだったらいいなぁ。

 

「本当は配役が逆だけどな」

 

クー・フーリンは余計な事を言ってくれる。別にいいじゃない私が王子様役でも…待っててね鬼灯君!

 

その頃の鬼灯

 

「よっしゃー!アガリだー!」

 

「イカサマよイカサマ!私が負けるなんてありえないじゃない!」

 

「おお!ジャンヌよ仕方ありません。ここは罰ゲームを甘んじて受けましょう。ほら一枚脱いで下さい」

 

「ふふふ逃げられませんわよ。ジャンヌ」

 

脱衣ゲームをしてた。

 

「えっと、じゃあ明日に備えて今日はもう寝ようか」

 

「そうですね。先輩は特に休息が必要です。早めにおやすみください」

 

「うん、ありがとう。と、その前にちょっと…」

 

そう言って私は離れた。少し1人になりたかったからだ

 

「うわぁ、ここは星が綺麗だなぁー」

 

私は少し離れた場所で星を見ていた。昔からおばあちゃんの家に行ったときに星を見ていた。だからか分からないけど星を見ると心が落ち着くのだ。

私が心配してる事は1つちゃんと鬼灯君は生きてるのか。Dr.の話では大丈夫って話だけど…心配だ。

 

「はぁ、鬼灯君にギュッと抱きしめて欲しい」

 

初めての特異点で鬼灯君にファーストキスを奪われた。その時、抱きしめられた時の鬼灯君の体温や腕の感触が忘れなかった…

 

「おっといけない…こんな所誰かに聞かれたら」ガサッ

 

えっ、なんか後ろの方から音が聞こえた…。凄く嫌な予感がするなぁ

 

「ふふふ聞きましたよ立香。マスターさんに抱きしめられたいなんて乙女ですね」

 

よりにもよってえっちゃんに聞かれた!マシュとかに聞かれた方が何倍も良かったよ!

 

「な、な、な、何を言ってるのえっちゃん?わ、わ、私何も言ってないわよ」

 

「えっと確か「鬼灯君に抱きしめられたい」でしたっけ?」

 

「……何が望み?」

 

「和菓子が切れたので…補充を…」

 

「どんだけ食べるの!あげたよね?私、あげたよねお菓子!」

 

「飴玉などすぐに舐め終わってしまいます」

 

「私の貴重な糖分を返せ!」

 

「じゃあマスターさんが帰って来たら報告します」

 

「…安いやつでお願いします」

 

負けた。だってこんな事、言う女の子鬼灯君苦手だろうし…。聞かれたくない…だって恥ずかしいんだもん。

早く帰って来てー

 

その頃の鬼灯

 

「ジャンヌそろそろ諦めて脱いだら?」

 

「いやよ!これ脱いだら私下着だけになっちゃうじゃない!だからせめてマントだけは!」

 

「ジャンヌこっちを見てください。ほら笑顔笑顔!」

 

「出来るかぁぁぁ」

 

「ふふふ楽しいですわ」

 

超楽しんでた。




骸骨兵A「そろそろこの子の親を真面目にさがすか」

骸骨兵B「とりあえずもう一回森行こうぜ」

骸骨兵C「もう暗いぞ?」

ウェアウルフ「くらいぞー」

骸骨兵D「じゃあ今日は野宿だな」

骸骨兵A「そうだな。じゃあ、うぇあうるふ君?」

うぇあうるふ「なーにー?」

骸骨兵B「そら御飯だ!」

骸骨兵C「それ!俺の骨ー!」

骸骨兵D「こいつら鬼畜だろ…」

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