魔力が少ないのに召喚されるのはバーサーカー   作:くれ悪

25 / 67
沖田さん!来るじゃないですか!とりあえず貯金を五万ほど下ろしてきます!


指輪

Side藤丸立香

 

「それでは説明しましょう」

 

ジャンヌさんはその口を開いた。

 

「この特異点には私の他にもう1人ジャンヌ・ダルクがいます」

 

「そうなんだ!」

 

私は言い返した。

 

「え?私、結構重要な事を言ったと思いますが?」

 

「だって、私たちを助けてくれる人がそんな悪い事する訳ないじゃない」

 

魔女とか言われた人なら私たちを本当に助けたりしないだろう。そしてなんだか良く言えないけどこの人(・・・)は悪いことをしなさそうだ。でも鬼灯君を魅了するのはやめてほしいけど。

 

「私は裁定者(ルーラー)のクラスで召喚されてますが。真名看破も参加サーヴァントへの令呪権もありません」

 

へー裁定者(ルーラー)のクラスってそんな特典があるんだー。これ鬼灯君のところに来たらヤバイじゃん!おそらく魔力消費量も少ないだろうし令呪もあるなんて!

 

「そうなのか、なぁジャンヌ。この特異点が終わったら俺の所に召喚されないか?」

 

「「なっ!」」

 

まさか鬼灯君、本当に召喚する気満々なんて!確かに戦力的には嬉しいけどぉ!複雑ぅ!

 

「おっ、坊主手が早いなぁ」

 

「あ、アニキそんなんじゃねぇよ!」

 

おい、クー・フーリン久しぶりにキレちまったよ。何言ってんだテメェ…はっ!いけないいけない!ジャンヌさんはいい子だと思うし…

 

「ね、ねぇマシュどうしよう」

 

「先輩非常事態ですよ!鬼灯さんを取られちゃいますよ!先輩も、鬼灯さんに突撃しないと!」

 

「いやいやいや!無理だよ!恥ずかしいよー!」

 

「ん?どうしたんだ2人ともコソコソ話して」

 

「いえ、何でもありません。鬼灯さんは地面にでも埋まっててください」

 

「ガハッ」

 

「だ、大丈夫ですか鬼灯さん!起きてください!」

 

マシュに辛辣な事を言われ鬼灯君は倒れた…私もマシュにそんな事言われたら立ち直れないよ。

はっ!出遅れた。もう鬼灯君を介抱してるさすが聖女!って感心してる場合じゃないでしょ私〜。

 

「それは私のマスターさんです。ノラサーヴァントはさっさと他のマスターを探してください!」

 

えっちゃんナイス〜。でも少し言い過ぎじゃないかな?聖女ちゃん涙目だよ?

 

「の、ノラですけど!さっき鬼灯さん!私をスカウトしました。ではもう私のマスターも同然では?」

 

「いやそれは無理が…」

 

マシュがツッコムがスルーされる。

 

「でも!ノラはノラです。というより貴女の顔が何だかアレなんです!」

 

「そこまで言わなくても…」

 

「ねぇジャンヌさん。私と契約結びませんか?」

 

我慢できずそう言ってしまった。恋敵だけど〜、可哀想じゃん…。だからほっとけないし…。

 

「い、いいんですか!結びます!結びます!あっ、私の所有物渡しときますね。これを触媒にして呼んでください!」

 

そして私は指輪を貰った。……初めて指輪を貰う相手が女の子って。これ礼装になるんじゃ…っはダメダメ、しっかりとジャンヌを召喚しよう!

 

「あ、ありがとうございます。じゃあこれからもよろしくね」

 

「はいっ!マイマスター!」

 

そしてこの日私のサーヴァント枠に予約が入った。

 

 

 




骸骨兵C「やめてくれ!俺は美味くないぞ!カルシウム豊富だけど美味しくないよ!」

ゾンビ「カルシウム、ホシイ、カルシウム、バンザイ」

骸骨兵C「なんで!」

ゾンビ「オレ、カルシウム、トル、ソシテ、ゾンビ王、ナル」

骸骨兵C「意味わかりません!」

ゾンビ「ヒョウカ、カンソウ、ヨロシク」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。