魔力が少ないのに召喚されるのはバーサーカー   作:くれ悪

23 / 67
昼食が激辛料理で口内炎が死んだ作者です。とても…きつかった。

活動報告欄にアンケートらしきものを作ったので、よかったら見てください。


聖女

「ワイバーン!」

 

ワイバーンが三体まとめて俺らの前へ降り立った。

 

「わーとってもかっこいいなぁー」

 

「鬼灯さん!現実逃避してる場合じゃありません!」

 

マシュちゃん、そう俺の状態を冷静に言うのやめてくれない?傷つく人だっているんだよ?え、俺?全く傷ついてないですけど?何か?

 

「私が手助けしましょう!」

 

言葉が聞こえた。そして現れた少女はとても清らかで美しく感じた。バーサーカーで荒れた心を癒すような気がした。

 

『これはとても小さい反応だけどサーヴァント!朝浦くん!立香ちゃん!そのサーヴァントと協力してワイバーンを倒すんだ』

 

「了解!」

 

「えっちゃん!」「マシュ!アニキ!」

 

ランスロットには休んでもらおう。この後も戦いが続くと思うから今は抑えて…

 

「では、行きます!」

 

マシュちゃんの掛け声でランスロットを除いた全員がワイバーンに襲いかかった。

 

「Uuu」

 

ランスロット、抗議するなよ…。確かに礼装の魔力使えばお前を暴れさせれるけどまだ使い所じゃないんだから…。我慢してくれよ?ランスロット…

 

「ギャァァァ」

 

「ほらよ!」

 

アニキ、えっちゃんで一体ずつそしてマシュちゃんと見知らぬ綺麗で可憐で美しく可愛いサーヴァントで一体と戦ってる。

ああ可愛いなぁ。あんな子が俺のサーヴァントになってくれたらなぁ。

癒し系っぽいし…魔力消費量も少ない気配がするよ。

 

「はぁぁ!」

 

えっちゃんもあのビームサーベルで応戦してる。…動くたびにヴォンヴォンいってるけど本当に訴えられないかなぁー。

 

ワイバーンが翼で起こした風がえっちゃんを襲う。しかしえっちゃんは見事な体裁きで避ける。綺麗に避けるな。

そしてお互いに睨み合いワイバーンとえっちゃんは同時に攻撃する。一瞬な間があり、ワイバーンは真っ二つとなった。

 

「ぶいっ」

 

あ、えっちゃんドヤ顔…。後でどら焼きあげるか。それにしても全然魔力的に苦しくなかったな。これは礼装のおかげか、それともえっちゃんの魔力消費量の少なさからなのか。

 

「ああ飛ぶ敵は面倒だなーおいっ!」

 

アニキは飛んでるワイバーンを器用に避けながら。すれ違いざまにワイバーンにダメージを与える。

 

「クー・フーリンさん宝具使ってください!」

 

「おいおいマスターこんな序盤に宝具使うのかよ」

 

「はい!どんな宝具か分かれば。次使うときも分かりやすいから!」

 

「分かったぜ!ではいくぞ!」

 

そしてアニキは槍を構えてワイバーンを睨みつけた。

 

「ワイバーンよ呪いの朱槍をご所望かい?」

 

うん絶対に所望してないと思うけど!やっちまえアニキ!

 

「その心臓、貰い受ける!」

 

アニキは持ってた槍に力を込める。そして槍から嫌な気が溢れ出して来る。

 

突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)

 

アニキは真名を解放したゲイ・ボルクをワイバーンに向かって投げる。ワイバーンは避けようとするがそれは無駄だ。

 

アニキの槍は必中の槍、因果逆転の呪いを持つ武器だ。たかがワイバーンごときに避けられるはずがない。

 

予想通りゲイ・ボルクはワイバーンの心臓を貫いた。ワイバーンが飛び散る。その間、何やら骸骨らしき物が飛び出したように見えたが気の所為だろう。

 

「うわっ中々グロい…」

 

そしてそのまま手の元に戻ると思った槍はマシュちゃん達が戦ってるワイバーンへと向かう!

そして案の定またワイバーンの心臓を貫いた。

 

「ふぅ戦闘終了です。お疲れ様でした皆さん」

 

マシュちゃんは笑顔を向けてくるが…血まみれだから狂気を強く感じさせる。もしかしてマシュちゃんバーサーカーにクラス替えしたのかな?それだったら俺のとこおいで?優しくするから(意味深)

 

「鬼灯さんから何やら変な視線をもらいましたが…。ありがとうございます。私たちを助けてくださり」

 

マシュちゃんは俺の事をスルーして見知らぬサーヴァントに声をかけるが兵士がそれを遮る

 

「お、お前は魔女!ひ、ひぃ殺される」

 

魔女?つまりジャンヌ・ダルクちょっと待てよ。そいつが敵なら何故俺らを助けた?ほっとけばいいのに。

 

「みなさん、後で説明いたします。今は私と一緒に来てください」

 

そう言ってジャンヌ・ダルクは森へ走って行く。

 

「どうするの?」

 

立香が聞いてくる。

 

「どうもこうも、行くしかねぇ。罠でもサーヴァント達がいる。何かヒントが貰えるはずだ。何よりあんな綺麗で可愛い人があんな酷いことするはずない」

 

「ふ、ふーんそうなんだ。鬼灯君あんな娘がタイプ…」

 

後半何を言ってるか聞き取れなかったが俺らはそのジャンヌ・ダルクについて行く事にした。

 

まぁ少なからず嫌な予感はするけど…

 

 

 

 

 

 




骸骨兵C「はぁはぁ助かった。危うく骸骨スープになるとかだったぜ」

ゾンビ「オマエ、ダレダ」

骸骨兵C「に、人間…と思ったらゾンビか…ははは驚かすなよ!」

ゾンビ「お前の骨良さそう。俺お前の骨貰う」

骸骨兵C「た、助けてー!」

ゾンビ「評価、感想ヨロ…シク…」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。