魔力が少ないのに召喚されるのはバーサーカー   作:くれ悪

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こんにちは!

新宿のアサシンが来てくれて。我がカルデアに初レアアサシンで盛り上がっています。


遭遇

Side藤丸立香

 

「ここは…、私さっきまでマシュと…!そうだマシュ!マシュは?」

 

私、藤丸立香はマシュと一緒にカルデアに居たはずなのに気がついたら見慣れない場所にいた。

辺りは燃え盛り、建物はボロボロそして人気が無い。

 

「もしかして、レイシフト?」

 

そんな事を考えているといきなり

 

「先輩、危ない!」

 

「え?」

 

いきなり物凄い格好をしたマシュが私の前へと現れた。そしてマシュが何故か持っている盾で何かを防いだ。

物凄い爆風が私を包み込む、しかし無傷、私は傷一つない。

 

「脅威は去ったと思います。ご無事ですか先輩?」

 

「う、うん無傷だけど…。マシュその格好は?」

 

「えっと私デミサーヴァントになっちゃいました」

 

マシュの説明によると、マシュが大怪我を負って死にかけていたらある英霊が力を分けてくれてデミ化したという。

うん、よく分からない。それよりもこの状況をどうにかした方が…。

 

「それでマシュ、これからどうしよう?」

 

「とりあえず他の生存者を探しましょう。もしかしたら誰かレイシフトしてるかも知れませんので」

 

「そ、そうだね」

 

マシュとこれからの事を話し、行動に移そうとすると周りにいくつもの気配があった。

 

「先輩、すみません囲まれました」

 

私達の周りに骸骨の兵士がいくつも現れた。これは…やばい‼︎。

 

「先輩、私が守ります!」

 

「マシュ大丈夫なの⁉︎」

 

「頑張ります!」

 

そう言ってマシュは骸骨兵に突っ込んで行った。マシュは大きな盾を操り骸骨兵を砕く、だが数が多い。マシュ1人では間に合わない。

その時だった。突然黒いモヤが私の横を駆け抜けた。

 

「Aaaaaaaa」

 

そんな叫び声が聞こえた。そして持っていた棒で骸骨兵を次々に葬っていく。

 

「これはサーヴァント⁉︎」

 

マシュは驚いていた。そうかサーヴァントがいるってことは他にもマスターが生き残ってるということか!

 

バタッ

 

後ろの方で倒れる音がした。倒れた所へ行ってみると私と同じぐらいの年齢の黒髪の男の子が倒れていた。

 

黒いサーヴァントは骸骨兵を倒し尽くすと姿が見えなくなった。

 

「あ、鬼灯さん!」

 

「マシュこの人知ってるの?」

 

「はい一応マスターの人です」

 

「それよりも!この人倒れちゃったの、怪我はしてないと思うけど」

 

「大丈夫です。恐らく鬼灯さんは魔力切れで倒れたんだと思います」

 

「魔力切れ?そうね、あんなに凄いサーヴァントなら魔力消費量はすごいと思うし」

 

「そうですね、では鬼灯さんが目を覚ますまで休憩しましょう」

 

Side朝浦鬼灯

 

「おーい、おーいこっちだぞー。おーい、おーい」

 

俺は声のする方へと向かっていた。辺りは花が溢れていた。

 

「おーい、おーい」

 

声のする方へ向かうとそこには川があった。そこに声の主はいた。

 

「おーい、鬼灯ーこっちは楽しいぞー」

 

「じいちゃん!」

 

死んだはずのじいちゃんが笑顔でこっちに手を振っていた。

 

 

 

「はっ、危ない!死んだじいちゃんが川の向こうで手を振ってた!」

 

「鬼灯さん!目を覚ましたんですね」

 

「あ、マシュちゃん」

 

「えっと、おはようございます?」

 

声のする方を向くとそこには明るい赤毛の可愛い女の子がいた。

 

「ああ、おはよう。っは、そうだ敵は?」

 

「鬼灯さんのサーヴァントが倒してくれました。鬼灯さんのサーヴァント凄かったです!」

 

「そうか…それは良かったよ」

 

「あの〜マシュ?そろそろ紹介して欲しいんだけど?」

 

赤毛の女の子がそう言う。

 

「そうですね先輩、この方は朝浦鬼灯さんです」

 

「あ、どうも」

 

「そして鬼灯さん。この人は私のマスターの藤丸立香先輩です」

 

「えっと、よろしく」

 

「はいよろしく……、おいマシュちゃんちょっと待って。俺なんか聞き逃せない単語を聞いたんだけど?」

 

「え?何ですか?」

 

「マスターってどういう事?」

 

「そう言えば言ってませんでしたね。鬼灯さん、私デミサーヴァントになりました!」

 

「おいおいマジかよ…」

 

 

 

 




どうにかしてジャックちゃん来てくれないかなぁ

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