鴉が飛ぶ (リメイク)   作:ベクセルmk. 5

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どうも皆さま、2018年最後の投稿となったmk5です。(もう既に年明けテンだヨなぁ)
最近グラブルが忙しくってごめんね。
そうそう、ようやく火パが安定してきたんですよ。
水着イルザ、クラリス、水着エルモートでティアマトマグナ倒せました。

え?どうでもいいから本編池?


狩人 0

ナイトレイドアジト内の訓練所。そこにはアカメ、タツミ、ラバック、マイン、ブラート、ナジェンダがいた。

「ボス、兄貴もその恰好・・・」

「ああ。奪取した帝具を革命軍の本部まで届けるためにな。それと補充要員とブラートの治療とリハビリ」

ブラートの傷はタツミの行った応急処置の他にもミカエラという闇医者に頼って、何とか一命を取り留めた。

「ごめんよ、俺が弱かったばっかりに」

「気にすんな!三獣士相手に互角以上に戦ったうえ、最高のタイミングで援護してくれた。にも拘らず腕一本持ってかれたのは俺の弱さだ。お前が気にすることじゃねぇ」

タツミの頭に手を置きながら言うブラート。

「大丈夫だって、手術とリハビリが終わり次第戻ってくる・・・・・・そのころには、お前が俺を指導する番かもな」

~~~

「レオーネの確保、ありがとうございます」

「いいって、仕事だからな」

夜。帝都郊外の隠れ家的な料亭。そこでクレーエとミカエラは話をしていた。

相変わらず喪服にしか見えないドレスを着た闇医者兼商人を見る。

父親であるアンゼルム老とは似ても似つかない赤い瞳、ナジェンダやエスデスに比べると劣って見えてしまう整った顔、全体的な線が細く痩せ気味な身体。

(女としては魅力的なのだが・・・)

普段から何を考えているのかわからないところから、不気味さしか感じられない。

「貴方は何故、将軍になったのですか?」

「唐突だな。一体どうした?」

「貴方の力、人望や人間力、才覚があれば、もっと別の道があったのでは?」

クレーエは深く考え込む。クレーエが反乱軍にいたら・・・・・・

『臣民よ立て!怒りと憎しみを力に変えて、立てよ、臣民!!革命軍は、諸君ら一人一人の力を欲している!!』

「ないない。俺はこうして、暴れる事しか出来んよ」

そう言いながら席を立つ。

「ご馳走様。会計は済ませてある、食後のデザートを三皿食べても釣りがくるくらいな」

「そ、そんなに食べません!」

半ば怒りながら立ち上がるミカエラ。しかしクレーエはそちらを見ずにこう言う。

「ははは。誘ってくれてありがとうな」

襖を開け、いつも履いている戦闘用ブーツを履くと店を出て馬車に乗る。

馬車にはクレーエの護衛(自称)を務めるスカーと反乱軍に潜入しているスパイ兼ナイトレイドの補充メンバーの一人、TT(ティーツー)が先に座っていた。

「デート、楽しかったですか?」

「いや、一緒に飯食いながら雑談(はらのさぐりあい)しただけだよ?」

TTの発言に対して返答するクレーエ。TTはクレーエを睨みつけるが、クレーエはいに返さずに仕事の話をする。

「結論から言うと、短期戦でも長期戦でも俺らは負ける。このままだとな」

「そうですね、反乱軍の総戦力はざっと100万。生産拠点も南方の本部に造ってるせいで補給線潰しも効きません」

「それにこちらは、辺境から無計画に搾取したせいで周囲への対応力が疎かになっている」

辺境太守の元に金や食料をある程度蓄えておけば、急な行軍の際にも中継基地として機能させることが出来る。更にはブドーやエスデスのような強すぎる帝具使いが単騎で内乱や暴動を制圧してしまうこともあってか、総合的な練度は低くなるばかりである。

「北の異民族、バン族、南の異民族を倒せたからつけ入られる隙は無くなったが、西の異民族がまだいる――――――――――東に異民族がいないだけまし・・・・・・」

クレーエは最後まで言いかけて脳裏にひらめいた、殆ど感といっても過言ではない思考に愕然とした。

「奴ら、安寧道の武装蜂起を狙っている。ボリックを殺す気だ」

その一言に馬車に乗っている二人は、クレーエの言いたいことを理解した。

「スカー。お前を含む100人をキュロクへ異動させる。人事には俺からなんとか言っておく」

「はっ!」

安寧道武装蜂起を食い止めれば、敵は西の異民族と反乱軍。他異民族を抱き込み独立を目論む太守と様子見している勢力以外の敵はいなくなる。

「大臣に強力したり賄賂を贈って計画させた帝都防衛線の構築は順調だ。スラムの蟲に金撒いて飯奢って働かせれば楽なもんよ」

帝都の外周に塹壕や地下坑道を掘り、機関砲やスナイパー用の盛り土。最終的には塹壕や地下坑道を、クレーエが大臣を丸め込んで建設させている国防監視塔という名の帝都をそのまま覆うことの出来る結界発生装置起動用の魔法陣にする予定でもある。

「とはいえ完成まで時間がかかる。が、奴らは春を待つ時間はない。だから稼ぐ」

その為の備えとして、対反乱軍の護りの要といっても過言ではないシスイカンまでの経路は騎兵隊対策にいつでも地面をぬかるみにできる量の水を地下に埋蔵させているし、シスイカンにも防衛用の仕掛けを作っている。

「まあ、ナカキド先生やナジェンダには100%バレてるけどな」

クレーエの用兵の師である二人は、クレーエの用兵を『ジメジメした陰湿なやり口』と評すほどである。

馬車が止まり、御者型人形が扉を開ける。

「そういや、オネストが見合いの話を持って来てたな。TT断っといて」

「20代前半なんてあっという間ですよ、閣下。今のうちに身を固めては?」

スカーが冗談のつもりでかそんなことを言った。別に結婚が嫌ではないが、オネスト大臣の紹介というのが気に入らないのだ。

『お帰りなさいませ、ご主人様(マスター)

今日も今日とて玄関先では、目麗しいメイド達が出迎えてくれている。

「おかえりなさい、あなた♡」

目の前に棒付きキャンデーを咥えたオレンジの髪の美少女が立っていた。

「え?」

「へ?」

「はぁ?」

 

 

 

 

 

 

 

 




ナジェンダ将軍 軍略:A+
エスデス将軍 軍略:A-
ブドー大将軍 軍略:A
ナカキド将軍 軍略:A
クレーエ将軍 軍略:B-

なんだよなあ、個人的に

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