黒の騎士団の双璧が行くIS世界   作:マスターM

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LOSTCOLORS2

ゲットーの事で学園の話題にもなったがライを知る者は現れなかった。

 

 

 

 

 

数日後カレンはゼロの姿のルルーシュにアジトに呼ばれていた。

 

「シンジュクゲットーでの一件は聞いている。無事でなりだった」

 

「はい。実はその事で報告が」

 

「聞こう」

 

「あの時、一緒に居た学園の男子生徒なのですが・・・」

 

「ライ」

 

「御存知でしたか!?」

 

「なかなか面白い人物らしいな。得体の知れない記憶喪失者」

 

「はい。その男、ライですが・・・ナイトメアを器用に扱えます」

 

「ほう。君が言うのだ。腕が立つ、と思っていいかな?」

 

「無頼を見事に操縦しました。目視操縦でサザーランドを翻弄した技量は注目すべきだと思うんです」

 

「すると・・・あの時無頼を駆ってブリタニア軍の包囲網を破ったのは君ではなく・・・」

 

「そうです。彼です」

 

「それは・・・驚きだ・・・興味深い」

 

「はい。彼を味方にすることが出来れば有力な戦力になると思います」

 

「ふむ・・・もう少し情報を集めて判断しよう。君も彼から目を離さないでくれ」

 

「わかりました」

そういい2人の話は終わった。

 

 

 

数日後ライが屋上に行くとルルーシュがおり少し話す。

その日を境にルルーシュがよくライに話しかけるようになった。

 

数日後ルルーシュは自室でライの事をまとめていた。

 

(ライ・・・ちぐはぐな記憶と知識にしては、視点が広いし、意志も明確だ。軍や政府の表立った発表もなければ、民間レベルの捜索もない。正規のブリタニア軍人という目は無しか。または騒ぎにしたくない、あるいはされない理由があるとして、あれが本来の人格の反映ならば・・・貴族階級出身、あるいはどこかの王族や皇族という可能性も・・・?いや、流石にそれは飛躍しすぎか。だが、カレンも認めるナイトメア操縦の腕前と思考力、判断力・・・是非手に入れたい駒だ・・・)

 

「あれだけの会話でライの正体を当てるなんて・・・」

 

「恐ろしい思考能力だ」

ルルーシュの考察にシャルが驚き、千冬ですらルルーシュの思考能力の高さに恐怖した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

生徒会室にはミレイとスザク、ナナリー以外が集まっていた。

 

「・・・チェックメイト」

 

「うわぁ!まぁたやられた」

現在ライはリヴァルとチェスをしていた。

 

「ライ強ーい!リヴァルこれで何連敗だっけ?」

 

「21連敗・・・」

シャーリーが勝敗を聞くとニーナが答えた。

 

「ナイトの使い方が上手いな。相手の意図をしっかり予測し的確なタイミングで切り崩している」

 

「かなわないなぁ。ルルーシュ並みに強いんじゃないの?」

ルルーシュが褒め、リヴァルがルルーシュ並みに強いと言う。

普段からメンバーの騒ぎに気にせず、静かに本を読んでいるカレンは今日は何度も視線をライに向けていた。

 

「そうだ2人でやったらどっちが勝つ?」

 

「お、それ見たいなあ。どうよ、ルルーシュ」

 

「うん?やってみようか?」

 

「ああ、面白そうだ」

突如シャーリーがそう言うとリヴァルも便乗し、ルルーシュに聞くと本人の乗り気かライに聞けば、ライもやる気になっていた。

 

「よーっし頂上対決!皆どっちに賭ける?」

 

「それ、NGだからね」

 

「分かってますよ。現金はなしよ。負けた方は勝った方の生徒会業務を一回肩代わり、でどうよ」

 

「ま、それなら」

 

「ではでは皆さん、それぞれ応援する側に分かれて・・・」

やる事が決まると早速リヴァルがどっちに賭けるかといい、シャーリーがNGと言うと、現金ではなく業務を賭けると言うと、シャーリーはそれならOKを出し、皆応援する側に分かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外からは夕日が差し込んでいた。

 

「ここまでやって勝率互角かよ」

 

「二勝二敗ですね」

 

「観てるだけで、息詰まりそうだったねぇ・・・」

リヴァルが言った通り2人は二勝二敗の互角だった。

 

「後一局・・・勝負付けるかい?」

 

「いや、やめておこう。今から始めたら日が落ちてしまう」

ライが決着を付けるかと聞くと、ルルーシュは日が落ちるといい断る。

リヴァルの合図でそれぞれ部屋を後にする。その時にライはカレンが合図を送るように見たのを見て部屋を出たカレンを直ぐに追いかけた。

ライの姿を確認したカレンは微かな笑みを見せつつも、振り返る事なく歩調を早める。廊下を抜け中庭でカレンは振り返った。

 

「これ・・・数日中に、必ず来てほしいの。その時に全部話すわ」

そう言いカレンは学園を出た。ライがその手紙を見るとシンジュクゲットーのある場所が示させていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後ライはカレンに指定された場所に来ていた。そこには髪型に服装も変えたカレンがいた。

カレンの案内の下ライに会ってほしいという人物の元に向かっていた。その道中カレンはライに共に戦って欲しいと言う。

 

地下道の先に灯りが見え数人の男女が立っていた。ライの到着と同時に周囲のライトが照らし、明るくなる。光源は立っている者達の後ろから照らし上げるようになっている演出となっている。全員が黒を基調とした統一感のある服装に身を包んでいた。

 

「例の男を連れてきました」

 

「ご苦労だった」

カレンが中心に立つ仮面の人物に駆け寄って言う。

 

「ライ紹介するわ。彼はゼロ。私達黒の騎士団のリーダーよ」

 

「会えて光栄だライ。君の事はカレンから聞いている。それと、いささかこちらでも調べさせてもらった。実に有能でそれでいて謎めいている」

 

「あなたには是非、黒の騎士団に加わってもらいたいのよライ」

 

「カレン・・・君は黒の騎士団のメンバーだったのか・・・」

 

「そう。私は紅月カレン。日本人よ。カレン・シュタットフェルトこそが仮の名であり仮の姿・・・ゼロ、私は彼の黒の騎士団の加入を推薦します」

 

「・・・いいだろう。承諾しよう。私としても望むところだ。もっとも、あとは本人の意志次第だがな」

 

「分かった・・・黒の騎士団に加わろう」

 

「ありがとうライ!」

 

「決まりだな。歓迎しようライ。ようこそ黒の騎士団へ!」

こうしてライは黒の騎士団に参加した。

ライとのカップリングで好きな組み合わせは?ライカレは殿堂入りの為除外

  • ライ×ナナリー
  • ライ×C.C.
  • ライ×シャリー
  • ライ×ミレイ
  • ライ×神楽耶
  • ライ×千葉
  • ライ×ユーフェミア
  • ライ×コーネリア
  • ライ×ヴィレッタ
  • ライ×天子
  • ライ×ノネット
  • ライ×アーニャ
  • ライ×モニカ

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