シンジュク事変の翌日ルルーシュはトレイラーで見かけたカレンに気が付いた。
「カレンが病弱なお嬢様?」
一方見ていた一夏達はカレンの設定に目を点にしていた。
「わたくしと同じ貴族だったんですね・・・」
「違和感しかないな・・・」
お嬢様といわれてもピンとこない一同。
そんな彼等にお構いなく映像は進む。
昼休みにルルーシュがカレンにギアスを使い何故テロを聞く。聞き終えたルルーシュはシンジュクの事を話さないよう命令するが、2度目の命令は聞かずカレンに問い詰められるがシャーリーから話しかけられた事で一旦引くルルーシュ。
放課後クラブハウスにカレンを呼び誤解を解こうとするが、ミレイ達がパーティの準備を始めた事で話ができなくなるが、リヴァルが取り出したシャンパンをシャーリーが取り上げようとし、そのシャンパンをリヴァルはルルーシュに投げ、取り上げる為シャーリーがルルーシュに迫ると、ルルーシュ、シャーリーは倒れてしまい、その拍子でシャンパンの蓋がとれ中身がカレンにかかる。
シャーワールームでカレンの疑惑をはらしたルルーシュはテレビでクロヴィス殺害の犯人としてスザクが逮捕されたことを知る。
ルルーシュは租界ツアーと称してカレン達扇グループを電車の先頭に誘導し、黒い衣装に仮面を被った状態で対峙した。
そこでテロではなく戦争をしろといい、顔を見せろと言う彼等に力を見せると言う。その内容がスザクの救出だ。
数日後ルルーシュの元に来たのはカレンと扇のみだった。たった3人で救出と言うルルーシュに一夏達は驚いた。
「たった3人で厳重な警備をかいくぐって枢木スザクを助けるつもりか?」
「無理。不可能よ」
ラウラと鈴が言う。
そして映像が切り替わる。クロヴィスの御料車そっくりの車に毒ガスのカプセルそっくりの物を乗せルルーシュはゼロと名乗る。
「わかったゼロ要求は?」
「交換だこいつと枢木スザクを」
「笑止こやつはクロヴィス殿下を殺めた大逆の徒」
「違うな。間違っているぞジェレミア。クロヴィスを殺したのはそいつじゃない・・・」
ゼロとジェレミアのやりとりを報道車でみていたディートハルトはカメラを手にとりゼロに近づく。そのカメラにゼロに視線を移して言う。
「クロヴィスを殺したのはこの私だ」
その言葉に全員が衝撃を受ける。
「イレヴン一匹で大勢のブリタニア人を救えるんだ安いものだろ?」
「こやつは狂っておる」
「いいのか公開するぞオレンジを」
ゼロはブラフを言いながらギアスの効く距離まで近づくと仮面の目の部分がスライドし左目にギアスの紋章を浮べる。
「私達を全力で見逃せ。そっちの男もだ」
「わかった。くれてやる」
ギアスにかかったジェレミアはスザクを解放し、ゼロ達の逃走の手助けをする。
1人の死者も出さずスザクを救ったルルーシュに一夏達は驚いた。
廃墟になった劇場でゼロはスザクに仲間になるよう説得するが、間違ったやり方で得た結果に意味はないと言いゼロの元を去る。
スザクの言っている事は共感できるが、その間に殺された日本人達のことを想うと複雑な気持ちになる一同。
その数日後、ルルーシュとスザクはそれぞれ運命の女性C.C.、ユーフェミアと話していた。奇しくも同じ時間だった。
「強ければいいのか?」
「弱い事はいけない事だろうか?あの頃10歳の僕等には世界はとても悲しいものにみてた」
「飢餓」
「病気」
「汚職、腐敗」
「差別」
「戦争とテロリズム」
「繰り返される悲しみの連鎖」
「愚かないたちごっこだ」
「誰かがこの連鎖を断ち切らなくてはならない」
「理想だな」
C.C.が言う。
「もちろんそうしたものが全てなくせるとは思えない」
「俺はそこまで傲慢じゃない。だから・・・」
「大切な人を失わくてすむ、せめて戦争のない世界に」
「そんな都合のいい世界」
「どうすれば?」
C.C.とユーフェミアが問う。
「簡単だ誰かが勝てば、戦いは終わる」
「誰か?」
「僕にはまだわからない。でも目指すことをやめたら父さんは無駄死にになってしまう」
2人が目指すのは同じ世界平和だがその過程や考えは違った。
2人の言葉に考えさせられる一同。
数日後ユーフェミアの計らいでスザクはルルーシュがいるアッシュフォード学園に転入してくる。
最初は陰湿な虐めを受けていたが、ゼロの仮面を奪った猫のアーサーを追いかけ、塔の上から落ちかけたルルーシュを救った事と、ルルーシュが友達と言った事で受け入れられ、生徒会にも所属することになる。
数日後ルルーシュはギアスを使ってアジトを確保して扇グループを招いた。正式に仲間になるという事だ。
全員で荷物を整理しているとテレビに日本解放戦線の草壁がサクラダイト配布会議の会場である河口湖のホテルをジャックした。その映像にはミレイにシャーリー、ニーナが映っており、彼女達を助ける為計画を前倒しにする。
「人々よ我等を恐れ、求めるがいい。我等の名は黒の騎士団!」
いまここの後の対ブリタニアの巨大組織が産声をあげる。
「我々黒の騎士団は武器を持たない全ての者の味方である。イレヴンだろうとブリタニア人であろうと。日本解放戦線は卑劣にもブリタニアの民間人を人質にとり無残にも殺害した。無意味な行為だ故に我等が制裁を下した。クロヴィス前総督も同じだ。武器を持たないイレヴンの虐殺を命じた。このような残虐な行為を見逃すわけにはいかない。故に制裁を加えた。
私は戦いを否定しない。しかし強いものが弱いものを一方的に殺すことは断じて許さない!
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ!!
我々は力ある者が力なき者を襲うとき再び現れるだろう。たとえその敵がどれだけ大きな力を持っているとしても。
力ある者よ、我を恐れよ。
力なき者よ、我を求めよ。
世界は我々黒の騎士団が裁く!」
ライとのカップリングで好きな組み合わせは?ライカレは殿堂入りの為除外
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