黒の騎士団の双璧が行くIS世界   作:マスターM

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反逆のルルーシュ1

「さて彼が目覚める前の映像の前にこれを見てもらうよ」

次に映ったのは銃撃だった。

銃撃が止むと幼い少女を庇い事切れる女性と、階段の上から絶望の表情をしている少年がいた。

 

「神聖ブリタニア帝国第17皇位継承者、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア様。ご入来」

画面が切り替わり先程の少年が映った。

 

「今ルルーシュって言ったな」

 

「ああ、ライやカレンが言っていた名前だ」

 

「って事はルルーシュはライの子孫という事ね」

ルルーシュの名はライやカレンから聞いていた為、反応した。

 

 

父である皇帝の命でルルーシュと妹のナナリーは日本に送られた。人質として。

その事に皇帝を批難する一夏達。

 

そして日本に送られたルルーシュとナナリーは枢木スザクと言う少年と出会う。

 

「スザクもライ達が言っていた名だね」

 

「親友って言っていたが、そうは見えんな」

一夏達が今見ているのは出会った当時の2人の為親友とは言えず互いに敵視していた。

しかし数日後には打ち解けて、友になっていた。

この時ルルーシュもナナリーもスザクもこの生活が続くと思っていた。しかし・・・

 

『皇歴2010年8月10日神聖ブリタニア帝国は日本に宣戦布告した。極東で中立をうたう島国と世界唯一の超大国ブリタニア。両者の間には日本の地下資源を巡る根深い外交上の対立があった。本土決戦においてブリタニア軍は人型自在戦闘装甲騎(ナイトメアフレーム)を実戦で初めて投入。その威力は予想を遥かに上回り日本側の本土防衛線をことごとく突破された。日本は帝国の属領となり、自由と権利とそして名前を奪われた。エリア11。その数字が敗戦国日本の新しい名前だった』

アナウンスが流れ破れゆく日本が映された。日本が負けた事に一夏、箒、簪、真耶はショックを受ける。千冬と楯無は聞いて知っていたが、実際にみて歯がゆい思いがした。

 

「僕は・・・スザク僕は。ブリタニアをぶっ壊す!」

憎しみがこもった表情でそう宣言するルルーシュ。

 

 

 

 

 

 

 

 

『ルルーシュ宣言から7年後。物語は動き始め、交差する』

青年になったルルーシュが賭けチェスの帰りにテロに巻き込まれる。

そのテロリストは彼等がよく知る人物だった。

 

「そのために私がいるんでしょう」

そうカレンだった。

 

「か、カレン?」

 

「テロリストだったの?」

 

「しかし国を取り戻す為なら、仕方ないのでは?」

一夏達は複雑な思いで見続ける。

 

カレンは第四世代のナイトメア、グラスゴーで出るが、第五世代のサザーランドが出て来て逃げる。

 

 

その頃トレイラーに乗っていたルルーシュにブリタニアの歩兵が襲い掛かる。

 

「殺すなこれ以上」

 

「待て、俺は・・・」

 

「しかも毒ガスなんて」

 

「え?」

 

「惚けようとしても」

 

「だから!どうせその毒ガスだってブリタニアが作ったたんだろ。殺すな?だったらブリタニアをぶっ壊せ」

 

「ルルーシュ?僕だよ。スザクだ」

ルルーシュに襲い掛かっていたのは7年前にわかれたスザクだった。

 

2人が話していると毒ガスのカプセルが開きそうになる。スザクは咄嗟に自分がしていたマスクをルルーシュにつけ地面に倒れこむ。

しかし、カプセルから出てきたのは毒ガスではなく、拘束着を着た緑髪の少女だった。

 

「あいつはさっきの女」

Cの世界に入った時に会った少女だった為ラウラはぼつりと呟いた。

 

ルルーシュとスザクが少女の拘束を緩めていると、正規のブリタニア軍が現れ、目撃者のルルーシュを撃つようスザクに言う隊長。スザクは拒否した為隊長に撃たれる。

トレイラーが爆発したことで逃げ出す事ができたが、最悪の事態がおこる。

 

「第三皇子クロヴィスとして命じる。シンジュクゲットーを壊滅せよ!」

その一言でブリタニア軍はシンジュクゲットーにいる日本人達を虐殺していく。

 

「なんでだよ!ここの人達はなにもしていないだろう!!」

理不尽に一夏が怒り言う。箒達も怒りを感じている。

 

 

 

ルルーシュは地下の出口に出ようとするが銃撃がしてやり過ごそうとするが、携帯が鳴り捕まってしまう。

撃たれそうになり時、少女がルルーシュを庇うようにルルーシュの前に立つ。

銃弾は少女の眉間に当たり、倒れる。

ルルーシュは絶望するように地面に膝をつく。

 

(なんだこれは・・・スザクもこの子も、そして終わるのか俺も・・・何一つ出来ないままあっさりと、ナナリー)

ルルーシュの心の声が痛いほど一夏達に伝わる。

 

次の瞬間少女がルルーシュの手を掴む。

 

(終わりたくないのだな、お前は)

 

(なんだ・・)

 

(お前には生きる為の理由があるらしい)

 

(さっきの女か・・・?まさか)

 

(力があれば生きられるか?これは契約。力をあげる代わりに、私の願いを1つ叶えてもらう。契約すれば、お前は人の世に生きながら、人とは違う理で生きる事になる。異なる摂理、異なる時間、異なる命。王の力はお前を孤独にする。その覚悟はあるのなら)

少女の言葉が終わると、皇帝の声が聞こえてくる。

 

(ラグナレクの接続。。神話の、再びの始まりか)

皇帝の後ろ姿を睨みながらルルーシュは言う。

 

(ッ!いいだろう。結ぶぞその契約!)

そして契約するルルーシュ。

 

「なあ?ブリタニアを恨むブリタニア人はどう生きればいい?」

 

「貴様主義者か?ん?」

 

「どうした?撃たないのか?相手は学生だぞ。それとも気づいたか。撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだと」

ルルーシュの左目に赤い鳥の紋章が浮かぶ。

 

「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。貴様達は死ね」

ルルーシュが言い終わると、羽ばたきその場にいる全員の目にはいる。

 

「イエス・ユア・ハイネス」

全員が自分の持つ銃で自分を撃つ。

 

「あれはライと同じ!」

ルルーシュがライと同じギアスを得た事に驚く一同。

 

 

そしてルルーシュはギアスを使いサザーランドを確保し、カレンが所属している扇グループに与え、指揮下に入れる。

ルルーシュの指揮で確実にブリタニア軍を倒していく。

 

「凄いわね」

楯無が感心の声をあげる。

 

「見事なものだ」

軍人であるラウラもルルーシュの指揮能力の高さに感心する。

 

「このままいけばブリタニア軍を倒して、ゲットーの人達を助けられる」

誰もがルルーシュの勝利を疑わなかったが、映像が切り替わり驚愕する。スザクが生きていた事もあるが、スザクの前に現れた機体に。

 

「クラブ?」

シャルが言う。ライの乗る白と青のカラーリングではなく、白と黄色カラーリングの機体だった。

 

「嚮導兵器Z-01。ランスロット起動します」

 

「ランスロット・・・クラブの兄弟機か?」

箒がそう考えていると、スザクがランスロットに乗り扇達を無力化していく。

ついにはルルーシュの乗るサザーランドを見つけ捕まえようとするがカレンの妨害にあい逃がすが持ち前のスピードで追いかける。ルルーシュが苦し紛れにアサルトライフルを撃つと、赤ん坊を抱いた女性が落ちるのを見たスザクが助けに行くのを見てサザーランドから脱出。クロヴィスの下へ行く。

そしてルルーシュはギアスを使い母の死の真相を聞き、クロヴィスを殺した。

 

ルルーシュが動かなければ日本人が殺されていたが、腹違いとはいえ実の兄を手にかけたルルーシュに複雑な思いを抱く一夏達。

ライとのカップリングで好きな組み合わせは?ライカレは殿堂入りの為除外

  • ライ×ナナリー
  • ライ×C.C.
  • ライ×シャリー
  • ライ×ミレイ
  • ライ×神楽耶
  • ライ×千葉
  • ライ×ユーフェミア
  • ライ×コーネリア
  • ライ×ヴィレッタ
  • ライ×天子
  • ライ×ノネット
  • ライ×アーニャ
  • ライ×モニカ

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