ナイト・オブ・ラウンズが揃った神聖ブリタニア帝国はより強国となった。
「陛下ただいま戻りました」
ナイトオブワンのリュウが遠征から戻って来た。今回リュウにはナイトオブフォー、エイト、トゥエルブを引き連れ西の国への進行を命じていた。ラウンズの3/1が出陣していることから相手が如何に強力か理解できる。
「よくぞ戻ったリュウ。それで成果は?」
「はっ!無事西の国を平定。使者としてリヴィアが残っています。陛下の方はいかがでしたか?」
「南の国も我がブリタニアに着く事になった。今はナミとアルスが現地で復興の指揮をとっている」
リュウが西の国を攻めている時ライはナイトオブスリー、シックスを連れ南の国を落としにかかっていた。
「我等が不在と知り東の国が攻めてきたらしいが、オルオの指揮の下ジェイムズ、シャーロット、クレマン、ダン、カイエスが奮闘。無事守り抜いた」
本国にはナイトオブツー、ファイブ、セブン、テン、イレヴンの5人が残っており守備も万全だった為東の国の侵攻を防げたのだ。
「リュウ戻ったばかりで悪いけど5日後東の国に侵攻する」
「イエス・ユア・マジェスティ。他に誰を供に?」
「オルオ、シャーロット、カイエスで一気に平定し北の部族に備える」
ライが西、南、東の国を平定するのには理由があった。北の蛮族と呼ばれる部族は強力で一度オルオを含むナイトオブラウンズ半数に、地の利もあったが守り切った実力があった。その為ライは北以外を平定し、北に備えていた。
「明後日に軍議を開く。リーン、ロセスにもよく休むように伝えてほしい」
「イエス・ユア・マジェスティ。では私も失礼します」
リュウが退室し玉座の間にはライとライの後方で気配を消していたR.R.だけだ。
「ライ北の蛮族は強力だ。正面から戦うのは得策じゃあない」
「わかっているよ。今度北の蛮族を捕らえた時にギアスを使ってこっちに有利に進めるつもりだ」
「ライギアスの多用は・・・」
「君も心配性だね。そう言えば君に願い聞いていないけど、君の願いはなんだい?」
「・・・今はまだ話せない。時が来たら教えるよ」
「・・・そっか分かったもう無理に聞かないよ。それより次の策は?」
「勿論用意しているよ」
「期待しているよR.R.」
そう言うとライも退室した。
「ライが即位して数年でここまで、強国になるなんて・・・」
「才能としかいえんな」
「心理掌握も上手い」
「ライの器の大きさがわかるよ」
一夏達はどんどん大きくなるブリタニアに戦慄していた。
そしてライは無事東の国を平定。西、南、東の勢力もブリタニアに属す事になる。そんな中次世代のラウンズを見極める武芸大会が開かれた。
「諸君本日は磨いた武を存分に発揮してくれ」
上段から言うライの周りはラウンズが勢揃いしていた。
「おいラウンズが全員揃っているぞ!?」
「この大会はラウンズの直属の部隊のスカウトの為っての、あながち間違えじゃないな」
そうこの大会を開いたのは北の蛮族に対抗するための人材発掘に、ラウンズの直属の人材を見つける為に開催されたのだ。
人数が多く4つのブロックにわかれそれぞれの優勝者と準優勝者がラウンズ達に挑むが、あまりの強さに地に沈んだ。
「つ、強すぎる・・・」
「これが帝国最強の騎士達・・・」
「陛下は我等よりも強いぞ」
「ラウンズよりも強いとか・・・」
「強すぎるってもんじゃねえよ・・・」
大会の上位陣達はラウンズとライの強さに戦慄した。
そしてライが即位して3年。ライの下に伝令が入って来た。
「報告します!北の蛮族の大部隊を確認!真っ直ぐ帝都に向かっている模様!!」
「打って出る前に攻められるか・・・帝都にいるラウンズを全員収集させろ迎撃する!」
「イエス・ユア・マジェスティ!」
今ナイトオブスリーのナミは西の国、ナイトオブシックスのアルスは南の国、ナイトオブトゥエルブのロセスは東の国で防衛にあたっており、残りのナイトオブワンのリュウ、ナイトオブツーのオルオ、ナイトオブフォーのリヴィア、ナイトオブファイブのジェイムズ、ナイトオブセブンのシャーロット、ナイトオブエイトのリーン、ナイトオブナインのクレマン、ナイトオブテンのダン、ナイトオブイレヴンのカイエスは帝都に残っていた。
ライは士気を高めるため広場で演説をする。
「北の蛮族が攻め込んで来た。今までにない大部隊だ。故にこちらも大部隊で迎えうつ!」
ラウンズも兵士も民衆もライの言葉に耳を傾ける。
同時にライの左目が赤く染まる。
「敵を皆殺しにしろ!!」
不死鳥のシンボルが浮かび、羽ばたくように全ての人の聴覚に作用する。
『『『うおおおおおおお!!』』』
ラウンズ、兵士だけではなく民衆もライの母と妹も手に武器を持ち、北の蛮族に突貫する。
「な、なにが・・・」
なにが起こったか分からずライは唖然とし、自分の顔を映す剣には左目が赤く、不死鳥のシンボルが浮かんでいた。
「ま、まさかギアスが勝手に発動したのか!母上!サクラ!」
ライはすぐさま馬に乗り、戦場に向かった。
そのころ戦場ではブリタニアの者達は命尽きるまで北の蛮族を攻撃し続けていた。
「なん、だよ・・・これは。うっ」
今まで見た中で一番の惨状に一夏達は吐いた。千冬も、暗部の楯無も軍人のラウラも吐き気を抑えていたが顔は青白かった。
「どけー!」
ライは母と妹を探していたが、北の蛮族の攻撃で中々進められない。
そして戦いが終わった時、生きていたのはライ1人だった。
「母上、サクラ・・・」
2人の亡骸を抱えライは涙を流す。
「母と妹のいない世界なんて、生きてる意味はない・・・」
ライは自身の剣で喉を貫こうとした。
「ライ君には死ぬことは許されないよ。僕との契約を遂行するまでは」
止めたのはR.R.だった。
「でももう生きている意味はない・・・」
「なら眠るといい。自身に全てを忘れろってギアスをかけて」
ライはR.R.の言う通り自身にギアスをかけて眠る。眠ったライをR.R.は近場の遺跡に封印し、また流浪の旅にでた。
そこで映像が一度途切れライ?が再び一夏達の前に立つ。
「これが彼の過去。次は眠りから覚めた記録にいくよ」
そう言い再び映像が映る。
ライとのカップリングで好きな組み合わせは?ライカレは殿堂入りの為除外
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ライ×ナナリー
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ライ×C.C.
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ライ×シャリー
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ライ×ミレイ
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ライ×神楽耶
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ライ×千葉
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ライ×ユーフェミア
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ライ×コーネリア
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ライ×ヴィレッタ
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ライ×天子
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ライ×ノネット
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ライ×アーニャ
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ライ×モニカ