「全員揃ってますね。それじゃSHRを始めます。私が副担任の山田真耶です皆さん一年間よろしくお願いしますね」
俺の名前は織斑一夏。今日は高校の入学式、新しい日の幕開けだがクラスいや学園全体が女子しかいない男は俺だけできつい。今副担任の先生が挨拶をしているが返す余裕がない
「・・・じゃ、じゃ自己紹介をお願いします。えっと出席番号順で」
幸い幼馴染の箒が同じクラスなのが救いなんだが・・・箒に視線を動かすと逸らされてしまった・・・
「・・・くん、織斑一夏くんっ!」
「は、はい!?」
名前を呼ばれ一夏は慌てて返事をした
「あっあの・・・大声出してごめんね。お、怒ってる?怒ってるかな?あ、あのね自己紹介「あ」から始まって今「お」の織斑くんなんだよ、だからね自己紹介してくれる?ダメかな?」
「いや、そんなに謝らなくても自己紹介位しますから」
「ほ、本当ですか?や、約束ですよ絶対ですよ!」
一夏は立ち上がり後ろを向いた。そのせいで女子達の視線が集中した、一部例外もいたが一夏は気づく余裕がなかった
「え、えーと織斑一夏ですよろしくお願いします」
一夏が名前だけの自己紹介をしたが女子達は
(え?それだけ?)
(もっと聞きたいな!)
と無言のプレッシャーを出していた
「・・・以上です!」
ガタタッと女子達がこけた
パアンッ!一夏の頭が何かで叩かれた、一夏が振り向くと・・・
「げ、関羽!?」パアンッ!
「誰が三国志の英雄か馬鹿者」
一夏を叩いた人物こそ一夏の姉織斑千冬であった
(いやいやなんで千冬姉がここにいるんだよ!?)
「あ織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」
「ああ山田君。クラスの挨拶を押し付けて済まなかったな」
と言い千冬は教壇に立ち自己紹介を始めた
「諸君私が織斑千冬だ。私の仕事は君達新人を1年で使い物に育てる事だ。私のいう事はよく聞き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。逆らってもいいが私のいう事には、はいか、Yesで答えろいいな?」
なんつう発言だ拒否の言葉を言わせないなんて
一夏がそんなことを思っていると・・・
「キャーーー本物の千冬様よ!」
「ずっとファンでした!」
「私千冬様に憧れて北九州から来たんです!」
「千冬様にご指導頂けるなんて嬉しいです!」
「私千冬様の為なら死ねます!」
と黄色い声援が大音量で出た。一方千冬はかなりうっとうしそうな顔で言った
「全く毎年よくこれだけの馬鹿者が集まる者だ。感心させられる。それとも何か。私のクラスにだけ集中させて、私に嫌がらせをしているのか」
「きゃあああっ!もっと叱って!罵って!」
「でも時には優しくして!」
「そしてつけあがらないように調教して!」
千冬の言葉で更に黄色い声援をあげた。これを聞いたカレンは・・・
(なんか、ここまで行くと怖いわね。特に最後の子この先大丈夫かしら?)と学園に入った事に少し後悔していた
「で?挨拶もまともに出来ないのかお前は」
と一夏を見下した
「いや、千冬姉、俺はー」パアンッ!本日三度目の出席簿アタック
「織斑先生と呼べ」
「・・・はい、織斑先生」
この2人のやり取りをみてクラスの女子達に姉弟だとバレた
「では自己紹介を続けろ」
千冬の言葉でまた自己紹介が始まりカレンの番になった
「初めまして、紅月カレンです。本来なら三年ですが事情があり一年として入学することになりました。年上ですが気軽に接してくれたら嬉しいです」
カレンの自己紹介に一夏は反応した
(年上かなんか落ち着いている感じがするな・・・)
全員の自己紹介が終わり再び千冬が口を開いた
「さてSHRは終わりだ。諸君らにはこれからISの基礎知識を半月で覚えてもらう。その後実習だが基礎操作は半月で体に染み込ませろいいか?いいなら返事をしろ、よくなくっても返事をしろ」
((お、鬼教官だ))
とカレンと一夏は思った
「何か不服か?織斑、紅月」
「「滅相もありませんっ!」」
こうしてカレンのIS学園生活が始まった。彼女の大切な人が現れるまで秒読みの段階に入った事誰も知らない
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