黒の騎士団の双璧が行くIS世界   作:マスターM

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今回あるキャラが登場します!!


VSジークフリート

(なんか頭に柔らかい物がある・・・)

ジークフリートのハーケンに押され近くの小島に落とされたライは衝撃で気を失い、今しがた意識が浮上してきたが、頭に違和感を感じた。

 

(緑・・・)

ライが薄っすらと目を開けると、まず目に入って来たのは緑色のなにかだった。

 

「起きたか。寝坊助だなお前は」

 

「・・・C.C.?」

そう緑の物はルルーシュの共犯者でライの封印を解いた人物。C.C.の髪だった。

 

「ほら寝ぼけてないでシャンとしろ」

目の前にC.C.の顔があることでライは今膝枕されている事に思い至る。

 

「そうだ!カレンと皆が!!」

 

「慌てるな。こんな時にCの世界が騒がしいと思って来てみれば、お前が倒れていて驚いたぞ?ああ、お前が寝ている間記憶を見せて貰ったが3ヶ月前に失踪したカレンが一緒にいて、訳の分からない物を纏って戦っていたり、ジークフリートと戦ってたり、お前は相変わらずトラブルに巻き込まれやすいな」

慌てるライにC.C.は諭した。

 

「ナイトメアがいるなら丁度いい物を持って来ている。渡す代わりに私の頼みを聞いてもらうがな」

C.C.はニヤリと笑い言った。

 

「仕方ないか今は非常事態だし。いいよ結ぶよその契約」

 

「ふっ、お前は物分かりがいい。どこかの分らずやにお前の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい位だ」

そう言い手元のパネルを操作するとライの見覚えがあるが所々が違うナイトメアが運ばれて来た。

 

「インぺリュウムに似てるけど所々が違う。それに左肘に輻射波動機構がある・・・」

 

「正式名称はインぺリュウム・ルシファー。ロイドとセシルとラクシャータが趣味に全振りした暫定第十世代ナイトメアだ。フレイヤを核にした半永久エンジン搭載している」

そうライがブリタニア皇帝となった時に騎乗したのが、皇帝の名を冠する機体インペリュウムだ。

 

「あの3人の合作か。紅蓮並みにハイスペックなんだろな・・・」

C.C.の説明にライの目は遠くなった。

 

「さっさと片付けてこい」

そう言いC.C.はキーをライに渡した。

 

「ああ。ありがとう」

ライはキーを受け取り、インぺリュウム・ルシファーを起動させた。

 

「インぺリュウム・ルシファー発進!」

6対12枚のエナジーウイングが展開しCの世界を出て、カレン達がいる戦場に戻る。

 

「これでいいのか?」

C.C.が言うと、C.C.の後ろに光が集まり人の型を作る。

 

「今のライには力がいる。既に消滅した僕では力になれないからね」

その人物は自身のコードを犠牲にライを蘇らせたライの契約者だった。

 

「それに君には貸しがあったからね」

 

「全くその貸しを返すのに300年以上もかかるとは思わなかったよ」

C.C.はやれやれと首を振った。

 

「その割には嬉しそうな顔だね。あの時には想像できない顔だ」

そう言う契約者の体は段々と薄れてきた。

 

「時間だライを頼んだよC.C.」

 

「全く心配性だな〇.〇.。だが安心しろ、今のライの隣には私よりも頼りになる奴がいる」

消えた契約者にそうC.C.は言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方カレンは5機のジークフリートに防戦一方だった。

その理由としては一夏達のナイトメアへの知識の無さに、生身の福音操縦者がいるためである。

 

「しつこい!」

何度も射出されるハーケンを呂号乙型特斬刀と輻射波動でガードする。

 

「カレン俺達も・・・」

 

「一夏達は絶対に手を出さないで!自分と福音の操縦者の安全を最優先に!」

一夏が加勢しようとするが、カレンが強い口調で言うと一夏は口を閉ざした。

 

「(ライも助けに行かないといけないのに・・・)ナイトメアの八極式なら・・・」

攻めきれない事とライの事で注意力が散漫になっていたカレンに1機のジークフリートが回転で迫って来た。

 

(防御・・・間に合わない。回避・・・一夏達が巻き込まれる・・・)

防御も回避も間に合わないと思い、ダメージを軽減する為に腕を交差するカレン。

しかし衝撃がカレンを襲う事はなかった。カレンとジークフリートの間に蒼い影が割り込み右手だけてジークフリートを止めた。

 

「な、なんだ!?また違う機体が現れた!??」

 

「でも、アレカレンとライと同じ翼!?」

 

「この機体は!?」

新たに現れた機体に全員が驚愕したが、カレンだけは一夏達とは違う事で驚愕した。前の世界で世界で3機しかない第九世代ナイトメアでライの愛機だったからだ。

 

「皆心配をかけたね」

スピーカーからライの声が聞こえ、この機体に乗っているのがライだと一夏達は理解した。

 

「ライその機体は・・・?」

 

「この機体はインぺリュウム・ルシファー。紅蓮と同じロイドさん、セシルさん、ラクシャータさん3人の趣味全開の第十世代ナイトメアって事だけど・・・凄いしか言えないよ。さて、借りを返そう」

そう言うとエナジーウイングを展開し1機のジークフリートの後ろに回り込み、MVSの日本刀で一刀両断した。

 

「切れ味抜群だねこの刀・・・」

次にライはハイパーヴァリスを左手に持ち、撃つと同時にエナジーウイングから光の刃を飛ばし一気に2機のジークフリートを破壊した。

 

「次は・・・」

次にヴァリスを腰に収納し。ルシファーの左肘の輻射推進型自在可動有線式左肘部を前に起動させ、エナジーウイングの高速移動でジークフリートを掴みそのまま輻射波動を発動させ、ジークフリートを爆散せてた。そして最後の1機は刀を左腕部に掴み輻射波動を流すと、刀身が赤から赤黒くなった。そしてそのまま刀身を振るうと、飛ぶ斬撃の輻射波動付きがジークフリートを切り裂き、爆発した。

 

「状況終了。帰投する」

ライがそう言うと、一夏達のISが丁度エネルギー切れになり、落下するが、ルシファーが両手で受け止めた事で海に落ちる事はなかった。

 

「このまま行くから、しっかり掴まっていてね」

そう言い旅館に向かった。




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