「皆後は私の、紅蓮聖天八極式と」
「僕の月下魔底無極式に任せて」
一夏達の前に赤と青の光の翼を得た紅蓮と月下が並ぶ。
「ライ・・・?カレン・・・?」
姿が変わった月下と紅蓮を見ながら一夏が呟く。
「さて、カレン短期戦で決めよう」
「そうね。長期戦は一夏達が危険だし」
そう言い飛翔した。
「早い!!」
最新鋭の紅椿のスピードを遥かに凌ぐスピードに驚愕する箒。
福音がライとカレンに向けエネルギー弾を撃つ。
「そんなもの!」
カレンは輻射波動を円盤型に収束して投げつけ、エネルギー弾を切り裂く。
ライは刀身がMVSになった廻転刃刀を構え福音に接近しその刃を振り下ろすが、盾により守られた。
「ならこれは」
そのまま肩部の飛燕爪牙を射出させると、廻転刃刀で受けていた盾を消し、飛燕爪牙を盾で守った。
ライ一度離れカレンの隣に並びたつ。
「カレン波状攻撃で一気に勝負をつけよう」
「わかったわ」
そう言い紅蓮は右前腕部を有線射出した。
福音は高速移動しながらエネルギー弾をばら撒く。
そのエネルギー弾を破壊しながら福音本体に迫る右前腕部。
本体に接触する前に盾を展開するが、その盾を掴み直接輻射波動で破壊する。
福音は不利と悟りその場を動こうとするが・・・
「これでチェックメイト」
福音がカレンに気を取られている間にライは福音の背後を取っていた。
福音がライの方に振り返った瞬間、月下の左前腕部が福音を捕らえた。
「ついでにこっちも」
更に反対側は紅蓮の右前腕部が捕らえ、同時に輻射波動が発動した。
福音は抵抗しようとするが、ガッチリ掴まれているので全く動けず、そのままシルードエネルギーが無くなり、スーツだけの状態の操縦者をカレンが受け止めた。操縦者の手には福音のコアが握られていた。
「一件落着かな」
そう一息つくライの背後から円錐型の物が飛来し、ライは咄嗟に避けた。
「第三勢力・・・なっ!?ジークフリート!!?」
ライは教団が仕掛けて来たと思い、攻撃をしてきた相手を見るとジークフリートだった。
「一夏達は即撤退!!僕が殿を務める。カレンは一夏達が安全圏に避難するまで護衛を!!」
ライは即座に判断し一夏達の撤退を決めた。
「待てよライ俺達も・・・」
「一夏撤退よ。ライの指示に従って。ただでさえ無断出撃し、指揮権があるライの命令違反は重い罰が下されるわよ」
「・・・わかった」
一夏は自分も戦おうとするが、カレンが遮り脅しの様な言葉で無理やり一夏を納得させた。
「皆旅館に向かって一気に・・・ッ!!」
移動しようとした時円錐型スラッシュハーケンが3本飛来し、カレンは右腕で咄嗟に防ぐが勢いがあり、誰もいない海面に逸らす。
「ジークフリートが4機!?」
カレン達の前にはジークフリートが4機あり、ライのと合わせると5機あることになる。
「シャル、この人をお願い」
カレンはシャルに福音の操縦者を渡し、一夏達の前で構える。
「ナイトメアならISでも対抗できるけど・・・」
ライはISと
「せめてナイトメアなら・・・」
そう言うライだが並みのナイトメアではギガファートレスに対抗出来ない事は分かっていた。
するとカレンの方の2機がライを囲んだ。
「コイツ等僕達を各個撃破するつもりか!?」
カレンの方は2機だけだが、ライの援護に行こうものなら、円錐型スラッシュハーケンや回転体当たりが一夏達を襲う為、援護に動けないでいる。護られている一夏達は不甲斐なさで唇を噛む。
「クッ・・・」
ライはエナジーウイングで機体を包み、15本円錐型スラッシュハーケンを回避していた。
その時1本のハーケンが一夏の後ろに迫ったのをハイパーセンサーが拾い、ライは咄嗟に一夏の後ろにいきハーケンを掴んだ。
動きが停まった月下に残り2機のハーケン10本全てがライにむけ射出され、ライは咄嗟にエナジーウイングで守るが、勢いがあるハーケンに押され近くの小島まで飛ばされた。
「ライ!!」
カレンがライの方を向いた瞬間、2機のジークフリートが回転体当たりをして来た為回避した。
「ライを助ける為には、まずこいつ等を倒さないと・・・」
カレンの苦しい戦いが始まった。
ライとのカップリングで好きな組み合わせは?ライカレは殿堂入りの為除外
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ライ×ナナリー
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ライ×C.C.
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ライ×シャリー
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ライ×ミレイ
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ライ×神楽耶
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ライ×千葉
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ライ×ユーフェミア
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ライ×コーネリア
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ライ×ヴィレッタ
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ライ×天子
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ライ×ノネット
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ライ×アーニャ
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ライ×モニカ