黒の騎士団の双璧が行くIS世界   作:マスターM

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VS福音2

『作戦は失敗だ。以降蒼月と紅月を中心に動く。お前達は凰達と待機していろ』

旅館に戻った一夏達に千冬はそう言って、ライとカレンを連れ風花の間に戻った。

 

そしてその風花の間にライ、カレン、千冬の3人だけ集まっていた。何故この3人だけかと言うとギアスが関係しているからである。

 

「今度は盾のギアスか・・・」

 

「しかも爆発も可能と・・・つくづくギアスとは厄介だな」

 

「ハハハ・・・」

カレンから福音のギアスを聞きライは頭の中で攻略法を考え、千冬はギアスの力に同じギアスをもつライに皮肉を言いライは苦笑する。

 

「今回のギアスはこの盾だけだと判断していいのか?」

 

「はい。前回の学年別トーナメントではコア人格とVTシステムの2つにそれどれギアスを持っていたと仮定した場合、今度はコア人格のみと判断しました」

 

「福音の操縦者がギアスを持つ可能性は?」

 

「機械はともかく、人と契約の場合は直接触れないと結べないかと。束さんに見せて貰った映像では、操縦者には直接触れていませんでした」

 

「成程な。次の作戦はどうする?」

千冬がギアスの事を聞き一種類だけだと、ライは自身の考えを言い納得した千冬は次の作戦を聞いた。

 

「次は僕とカレンの2人で福音を止めます。相手の能力は分かりました。対抗策もあります。ここの守備には会長に連絡を入れたのでもう直ぐ到着すると思います」

そうライは失敗した時既に次の策として楯無を呼んでいた。

 

「更識姉はあとどれぐらいで着くと?」

 

「あと一時間で到着するそうです。会長が到着次第こちらの状況を伝え出ます」

 

「分かった。オルコット達はどうする?」

 

「セシリア達はもしもの場合会長の指揮下に入ってもらい、生徒達の安全を確保をお願いします。最悪僕達が福音を倒すまでの時間稼ぎになってくれれば」

 

「わかった。作戦はお前に一任してる。任せたぞ」

 

「はい」

ライと千冬が話していると、ドアが勢いよく開いた。

 

「た、大変です!!」

入って来たのは真耶だった。

 

「山田先生今ここは少しの間立ち入り禁止ですが」

 

「す、すいません・・・。で、ですが織斑君達がいなっくなっているんです」

 

「なんだと?」

入って来た真耶に立ち入り禁止のことを苦笑しながら言うと、真耶は一夏達が部屋からいなくなったと言った。

 

「7つの反応が福音がいると思われるポイントに向かってる。一夏や箒達だけじゃなくシャルや簪も行くなんてね」

 

「ライ早く行きましょう。一夏達が危険だわ」

ライがディスプレイを見ながら言うと、カレンが急かしてきた。

 

「織斑先生。予定を変更し今から僕達もでます。もしもの場合はこれを使って下さい」

ライはそう言いクラブの待機状態であるキーを千冬に渡した。

 

「この機体はお前のオーダーメイドなんだろ?私に扱えるか?」

 

「いけると思いますよ。織斑先生に今必要なのは機体と剣です。その2つがあれば負けないと僕は思ってます」

 

「ではその信頼に答えないとな。此方の事は気にするな、福音を止めあの馬鹿共を無事に連れ戻してくれ」

 

「分かりました。行くよカレン」

 

「ええ。急ぎましょう」

ライとカレンは急いで福音の元に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方一夏達はどうにか福音にダメージを与え翼を斬り、海面へと堕としたが、なんと福音のは『第二形態移行(セカンド・シフト)』となり一夏達を襲う。

絶体絶命の中一夏の白式も第二形態移行(セカンド・シフト)し、白式第二形態・雪羅(せつら)となり、さらに箒の紅椿のワンオフ・アビリティーの絢爛舞踏(けんらんぶとう)でエネルギーを回復した零落白夜で再び福音を海に堕とした。

 

「今度こそ終わったな」

ラウラがそう言った。皆大怪我はないが、小さくないダメージを受けている。

 

「福音と操縦者を回収して戻ろうか」

 

「戻ったら織斑先生のお説教が待ってそう・・・」

シャルが福音とその操縦者を回収して戻ろうと言うと、簪がポツリと言う。簪の言葉に仁王立ちの千冬が脳裏に浮かび皆ガクッと肩を落とす。

 

「そうだった。無許可で出撃したの・・・」

忘れてたと言う前にまた、海面が吹き飛ぶ。

 

「ま、まさか『第三形態移行(サード・シフト)』だと!?この短時間に!!?」

ラウラの言葉はこの場にいる全員の代弁だ。さっきまで一夏と箒以外がまともに戦えなかった相手が更に強くなったのだから仕方ない。

 

「くっ、箒またエネルギーの回復を」

 

「駄目だ発動しない」

一夏はもう一度零落白夜で倒そうと思い、箒にエネルギー回復を頼むが、絢爛舞踏が発動しないと言う。

 

「このままじゃ・・・」

一夏が顔を正面に向けた時、一夏達の周りはエネルギーの超密度の弾幕で埋まっていた。

今度こそ駄目だと思った一夏達の前に双璧を降り立つ、新たな姿で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し遡りもう少しで一夏達と合流するライとカレンの元に千冬から現状を知らせる連絡が入った。

 

『福音の第二形態移行(セカンド・シフト)を織斑の第二形態移行(セカンド・シフト)と篠ノ之のワンオフ・アビリティーで撃破したが、今度は福音が第三形態移行(サード・シフト)した』

 

「一夏と福音の第二形態移行(セカンド・シフト)にも驚かされたけど、第三形態移行(サード・シフト)までするなんて・・・今のままでは少し・・・」

ライがそこまで言った時ライの視界が変わる。

 

 

 

 

「ここは・・・」

ライは何故か砂浜に立っていた。

 

「ライ?」

そこにカレンも来た。

 

「カレンも急にここに?」

 

「ええ。ライも?」

 

「ああ」

カレンに聞き2人共同じ状況だと理解した。

 

(力を求めますか?)

そんな時後ろから、そう問いかけられた。2人が振り向くと、それどれ赤と青の着物を着た女の子達が立っていた。

 

(力を求めますか?)

 

「遥か前にもそんな事言われたよ。でも敢えて言うよ。今は力が欲しい、皆を助ける為にも」

 

「ええ。皆を助ける力がいるわ」

2人共そう言った。

 

「「だから力を貸して紅蓮/月下」」

ライとカレンはこの2人の少女が相棒だと確信して言った。

 

(目を開いた時私達は変わっています)

 

(クラブも一緒に私達3人で一つ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅蓮がそう言ったように2人が目を開けると機体は変わっていた。

 

「これならいける。行くよカレン」

 

「ええ。皆を助けましょう」

そして今に至る。視界を覆う超密度の弾幕は赤と青の光の線が過ぎ去ると、次々爆発する。

 

「なにが・・・」

そんな理解できない一夏達の前に双璧が降臨する。

 

「皆後は私の、紅蓮聖天八極式と」

 

「僕の月下魔底無極式に任せて」

ライとのカップリングで好きな組み合わせは?ライカレは殿堂入りの為除外

  • ライ×ナナリー
  • ライ×C.C.
  • ライ×シャリー
  • ライ×ミレイ
  • ライ×神楽耶
  • ライ×千葉
  • ライ×ユーフェミア
  • ライ×コーネリア
  • ライ×ヴィレッタ
  • ライ×天子
  • ライ×ノネット
  • ライ×アーニャ
  • ライ×モニカ

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