黒の騎士団の双璧が行くＩＳ世界

臨海学校２

「あ、織斑君と蒼月さんだ！」

「う、嘘っ！わ、私の水着変じゃないよね！？大丈夫だよね！？」

「わ、わ～。体かっこいい～。鍛えてるね～」

更衣室から出ると数人の女子が２人に気付く。

ライの水着は普通の蒼い海パンだ。

「ライはこれからどうするんだ？」

「僕はカレンが来たら、カレンと話して決めようかな」

「分かった。じゃ俺は先に泳いでくるよ」

「じゃあまた後で」

「おう」

一夏は泳ぐ為にライから離れて行った。

「ライー！お待たせ！！」

一夏と分かれて５分程経過するとカレンの声が聞こえてきてライが振り返ると、上下赤のクリスクロス・ビキニのカレンと、オレンジのレースアップのシャルとバスタオル数枚で全身を頭の上から膝下まで覆い隠した存在がいた。

「えっとそれは？」

「ほら、出てきなてっば。大丈夫だから」

「だ、だ、大丈夫かどうかは私が決める・・・」

「えっともしかしてラウラ？」

シャルとのやり取りでラウラだと分かった。

「そうだよ。ラウラたら水着似合うのに恥ずかしがって出てこないんだよ。ほーら、折角水着に着替えたんだからタオルを取って」

「ラウラタオル取らないなら私達先に行くからね」

「ええい、脱げばいいのだろう、脱げば！」

ばばばっつとバスタオル数枚をかなぐり捨て、水着姿のラウラが陽光の下に現れる。

「ど、どうですか兄上・・・」

黒の水着にしかもレースをふんだんにあしらっていた。髪型も変わってていつも伸ばしたままの髪は左右で一対のアップテールとなっていた。

ラウラはライに感想を聞いた。

「似合ってるよラウラ。それにカレンもシャルも似合ってるよ」

ラウラに感想をいい、バスタオルで全身を覆っていたラウラがいたため、カレン達の水着の感想も言った。

ライの感想を聞いた３人は顔が少し赤くなった。

「あ、あの兄上、嫁とは一緒ではないのですか？」

「一夏なら先に泳ぐって言ってたよ」

「そうですか。では私は嫁を探してきます」

ラウラが一夏と一緒ではないかと聞くと、ライは先に泳いでいると言うと、ラウラは一夏を探しに向かった。

「まったくラウラは落ち着きがないんだから・・・」

「まあまあカレン。ラウラは臨海学校楽しみにしてたから仕方ないよ。僕達はどうする？」

「そうだね・・・」

カレンがラウラの落ち着きのなさにため息をつくと、シャルが窘め、自分達は何をするかライに聞く。ライは顎に手を置き考える。

「カレン！蒼月さん！シャルロット！私達とビーチバレーしようよ！」

「学年別トーナメントの借りを返すんだから！」

「わー、ライライと対戦～。ばきゅんばきゅーん」

清香、癒子、本音がライ達をバレーボールに誘って来た。

「私はいいわよ。２人は？」

「僕はいいよ」

「同じく」

カレンは受けて立つと言い、シャルとライに聞くと、２人も承諾した。

「カレン！」

ライがトスをあげ、カレンの名を言うと、ライがトスをあげるのを読んでいたカレンはスパイクの体制に入っており、そのまま打つと、コートギリギリに入りライ達の勝ちが決まった。

「やった！」

「ナイスカレン」

「ナイス」

３人はハイタッチした。

「ま、また負けた・・・」

「ISだけじゃなく、バレーボールもコンビネーション抜群なんて・・・」

「デュッチーもカレレンとライライに負けず劣らず凄かった～」

結果はライ達の完封勝利。ライとカレンのコンビネーションにシャルの器用さが加わり正に鉄壁の布陣となっていた。

「ほう、見事な連携だな。次は私達の相手をしてくれないか？」

黒の水着を着た千冬が山田先生と一夏を連れ現れた。

「いいですよ」

ライが承認したことで、千冬達はライ達と反対のコートに入った。そして互いに向き合うと、闘気がぶつかり合う。この闘気の出所はライと千冬だ。互いに強者と戦う事に高揚し無意識に闘気があふれ出した。

山田先生はその闘気に泣きそうになり、コートにいる、カレン、シャル、一夏は冷や汗を流した。

「では、いくぞ」

千冬のサーブから始まった勝負、ライ、千冬、カレンの身体能力に見ていた女子生徒達はドン引いた。

因みに勝負はボールがライと千冬の力に耐えらなくなり破裂した。

結果は９対９の引き分けとなった。

---

これ見てアンケート作りました。宜しければ投票お願いします！！https://www.youtube.com/watch?v=IxZMtQgEqTA&t=378s

宜しければ活動報告に理由もお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=277058&uid=183283