黒の騎士団の双璧が行くIS世界   作:マスターM

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第三試合一夏・シャルルVSラウラ・箒

カレンの決着がついた頃、ライ達とは別の観客席では・・・

 

「ねえ、これって蒼月さんと紅月さんの独壇場じゃない?」

 

「うん。私もそう思った・・・」

 

「アタシも・・・」

とライとカレンの実力の高さをみて、あの時の会長の放送を思い出した女子達。

 

「もしこの2人が決勝で戦ったらどっちが勝つと思う?」

この言葉でその場にいた女子達はライとカレンのどっちが勝つか予想していく。それは大きくなっていき、メールでの投票が始まった。

 

 

 

 

一方ライ達の方は・・・

 

「予想通りのと言えば予想道りだけど・・・」

 

「ええ。ライさんとは違う強さですわ・・・」

 

「そうかな?何時もと同じだよ?寧ろ完全に調子が上がる前に終わったからまだまだ上がるよ」

鈴とセシリアはライと同じ様にカレンの強さに驚いたが、ライの言葉で更に驚いた。

すると鈴とセシリアの携帯にメールが届き内容をみると咳き込んでしまった。その内容とは・・・

 

『蒼月さんVS紅月さん。決勝で勝つのはどっち?』

と、言う内容で、2人はもう決勝戦はこの2人で決まりみたいな内容に思わず咳き込んだ。

 

((もう全員2人の決勝戦って思ってるんだ/いるのですね))

と鈴とセシリアは心の中で突っ込んだ。票的にはライの勝ちが30%。カレンの勝ちが30%。引き分けが40%となっている。

 

((均衡だ/ですね))

 

「2人とも何見てるの?」

ライに聞かれ2人は慌てて携帯を仕舞い、誤魔化した。ライは疑問に思ったが気にする事でもなかったので、一夏達の試合に集中した。

 

 

 

 

 

『続いて第三試合!!赤コーナー!ドイツの代表候補生ラウラ・ボーデヴィッヒ!そして篠ノ之箒!』

専用機であるシュヴァルツェア・レーゲンを纏ったラウラと打鉄を纏った箒がビットから出て来た。

 

『青コーナー!世界初の男性操縦者にして織斑千冬の弟!織斑一夏!!そのペアは3ん人目の男性操縦者シャルル・デュノア!!』

一夏とシャルの紹介で女子達はライと同じ程の黄色い声援が響いた。

 

声援に驚きながら、白式を纏った一夏とラファール・リヴァイヴ・カスタムIIを纏ったシャルがビットから出て来た。

 

「初戦で当たるとはな。待つ手間が省けたというものだ」

 

「そりゃあなによりだ。こっちも同じ気持ちだぜ」

 

「お前を倒し、あの男も倒す」

 

「ライを倒すだって?お前には無理だ。何故なら俺がお前を倒すからな」

試合が始まる前に一夏とラウラの舌戦が繰り広げられ、観客達は今か今かと待ちわびている。

 

『それでは試合・・・開始!!』

 

「「叩きのめす」」

開始の合図で一夏とラウラは奇しくも同じ事を言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「始まったね」

 

「うん」

カレンはライ達と合流した。

 

「ライはどっちが勝つと思う?」

 

「単純に強さだけならラウラだけど、このトーナメントとタッグ戦だからね、個別で戦うラウラより連携をする一夏とシャルの方が勝機はあると思うよ。ラウラのAIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)(慣性停止能力)は1対1なら絶対の強さを発揮するけど、1対多数なら使い物にはならないよ。意識を向けすぎるのが難点だね」

 

「ライさんはAICの対策はあるのですか?」

 

「あるよ」

 

『『『え!あるの!!』』』

セシリアの質問にあると答えると、聞いていた女子達が驚愕した。

 

「僕だったら・・・」

 

『打鉄シールドエネルギー残量0』

ライが話そうとした時に箒のリタイアのアナウスが流れた。

 

「おっと、話しすぎたね。今は試合を見ようか」

AIC対策を聞きそびれたが試合も気になる為、そちらに意識を向けた。

 

一夏は零落白夜を発動させ、シャルの射撃武器での援護でラウラに直進するが、途中のダメージが大きかったらしくエネルギーが消えてしまった。シャルが一夏を援護しようとするがワイヤーブレードで牽制し一瞬の隙でシャルを突き飛ばし、ラウラの攻撃が正確に一夏を捉えた。

 

「は・・・ははっ!私の勝ちだ!」

高らかに勝利宣言をするラウラに、超高速の影が突撃をする。それはー

 

「まだ終わっていないよ」

一瞬で超高速状態へと移ったシャルだった。

 

「なっ!『瞬間加速(イグニッション・ブースト)』だと!?事前のデータには書いてなかったぞ!!」

 

「当然だよ。今初めて使ったからね」

 

「な、なに?まさか、この戦いで覚えたのか!?」

 

「ライにコツを教えて貰ってよかったよ。思ったよりも簡単にできたから」

 

(いやいや、コツ教えて貰っただけでそんなに簡単に出来るのか?シャルル器用すぎないか?)と一夏は思った。

動揺したラウラだがAICを発動させようとするが、シャルが捨てた残弾ありのアサルトライフルを撃った一夏のせいで動きが止まってしまった。

一夏の射撃を一旦無視しシャルに集中するが、先にシャルが間合いに入った。シャルは第二世代型最強と歌われた装備・六九口径パイルバンカー【灰色の鱗殻(グレー・スケール)】。通称『盾殺し(シールド・ビアース)

ラウラの腹部にパイルバンカーの一撃が叩き込まれ、ISのシールドエネルギーをごっそりと奪われた。

連射が可能な灰色の鱗殻はズガンッ!ズガンッ!ズガンッ!続けざまに3発撃ち込まれ、紫電が走り強制解除の兆候を見せ始める。

 

だが次の瞬間、異変が起きた。

ライとのカップリングで好きな組み合わせは?ライカレは殿堂入りの為除外

  • ライ×ナナリー
  • ライ×C.C.
  • ライ×シャリー
  • ライ×ミレイ
  • ライ×神楽耶
  • ライ×千葉
  • ライ×ユーフェミア
  • ライ×コーネリア
  • ライ×ヴィレッタ
  • ライ×天子
  • ライ×ノネット
  • ライ×アーニャ
  • ライ×モニカ

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