昼休み一夏から屋上で食べようと誘われライとカレンは屋上に向かった。
「お~いライ、カレンこっちだ」
一夏の周りには箒とセシリアと鈴がいて3人共険悪な雰囲気となっており、それに気づかない一夏と、居心地が悪そうなシャルルがいた。
ライとカレンはシャルルと一夏達の間に座った。
「一夏が皆を誘ったの?」
「いや。箒から誘われたんだ。天気がいいから屋上で食べようって。折角だし大勢で食べたほうがいいと思ってセシリア達も誘ったんだ。それにシャルルは転校してきたばかりで右も左もわからないだろうし」
ライの問いかけに一夏は答え、それを聞いたカレンは箒に同情した。
「まぁ確かにシャルは転校してきたばかりだし、丁度よかったんじゃないかな」
「あれ?ライデュノア君の事愛敬で呼んでるの?」
「うん(それにシャルルってルルーシュの父親と同じ名前だし)」
「(あー成程。確かに名前は抵抗あるわね)ねぇ私もシャルって呼んでいいかしら?あ、私は紅月カレンよ」
「僕とカレンの共通の知り合いにシャルルって言う人がいるんだ」
「うんいいよ。よろしく紅月さん」
「カレンでいいし、敬語もいらないわ」
「うん。よろしくカレン。ねぇライとカレンって仲いいけどもしかして・・・」
「うん。僕とカレンは結婚を前提に付き合ってるんだ」
ライが恥ずかしそうに言うと、カレンも赤くなり俯いた。
「この2人最強のカップルじゃないかしら?」
「確かにそうですわね」
「セシリアと鈴は知らないと思うが、あの模擬戦でこの2人のことを双璧と言ったんだ」
「双璧ね。納得できる言葉だわ」
「ええカレンさんの紅蓮とライさんの月下確かに双璧に相応しいですわ」
ライとカレンは顔を見合わせた。
(今度こそ最後まで双璧でいようねカレン)
(ええ。よろしくねライ)
ライとカレンは小声で言った。
「ところでシャルは弁当持って来たの?」
「ううん。食堂で買おうと思ってたから持ってないよ」
「じゃ、僕のを分けてあげる」
「私も」
「いいの?」
「2人分にしては作りすぎたからね」
「え!?これライの手作り!!?」
ライとカレンの弁当がライの手作りと知りシャルルは驚いた。一夏達も声に出していないが驚いていた。
『1年1組蒼月及び紅月は生徒指導室の私の所に直ちに来い』
「呼ばれたから行くね。シャル残り食べといてもいいよ。行こうかカレン」
「ええ」
ライとカレンは千冬に呼ばれ生徒指導室に向かった。
「「失礼します」」
ライとカレンが生徒指導室に入ると、そこには千冬と楯無がいた。
「何故会長がここに?」
「私が此処にいる訳、ライ君なら分かってるんじゃないの?」
「シャルの事ですね?」
「そうだ。蒼月単刀直入に聞く。デュノアの事どう思う?」
「正直怪しいですね。デュノア社の事を調べたんですがデュノア社社長と正妻に子供はいません。ただ愛人との子はいます。女の子ですけどね」
「お前は最初からデュノアの事を疑っていたのか?」
「まぁそうですね。発表されなかった事もそうですが、代表候補生という事にも疑問を持ちました。発見されたのが最近なら代表候補生はおかしいですよね?」
「そうね」
「ただ何故男装させたのかが疑問です」
「それは同じ男子同士の方が接触しやすいからじゃないの?」
「カレンの言ってる事はもっともだけど、バレた時のデメリットの方が大きいと思うよ。世間を騙していただけじゃなく、スパイをさせてたと知られたらデュノア社は叩かれるよ。それで本題は何ですか?」
「何故そう思う」
「シャルの事を聞くだけなら僕だけでも良かったはずです。それなのにカレンも呼んだって事は、そちらの方が本題じゃないんですか?」
「そうだ。紅月を呼んだのは部屋割りの事だ」
「・・・僕がシャルと同室ですか?」
「そうよ。カレンちゃんを呼んだのはそう言う事よ」
「え?私にどんな関係があるんですか?」
「2人は付き合っているのに、彼女以外の女性と同室になるなら最初に教えといた方がいいと思ってね」
「そう言う事ですか」
「ただ紅月もデュノアの事を警戒して欲しい。蒼月は出来るだけ自然に接して観察して欲しい」
「後出来るだけギアスは使わないでね。知られないと思うけど念のために」
「分かりました」
「話は以上だ。戻っていいぞ」
「はい。失礼します」
「失礼します」
ライとカレンは生徒指導室を出た。
ライとのカップリングで好きな組み合わせは?ライカレは殿堂入りの為除外
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ライ×ナナリー
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ライ×C.C.
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ライ×シャリー
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ライ×ミレイ
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ライ×神楽耶
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ライ×千葉
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ライ×ユーフェミア
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ライ×コーネリア
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ライ×ヴィレッタ
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ライ×天子
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ライ×ノネット
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ライ×アーニャ
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ライ×モニカ