こんにちはこんばんは!
フラっぴーです!
新章突入!
OP8『ツナガルオモイ(藍井エイル)』
第1話 ショッピング
「奨真君!買い物に行こう!」
「いきなりだな…」
「夏休みなんだし水着も買いたいと思って」
「なら、今から行くか?」
「ええ♪」
「ジャンヌは?」
「ジャンヌはマシュの家に行ったわよ」
「なら2人だけだな」
「そうね!さ、行きましょう!」
「ひ、引っ張るなよ」
俺は楓子に手を引っ張られながら玄関を出て、バイクに乗ってショッピングモールに向かった。
ショッピングモールについてバイクを駐車場に停めて、楓子からヘルメットを貰ってメットインの中にしまって、中に入った。
「奨真君!私に似合う水着を選んでね!」
「お、俺が選ぶのか?」
「ええ!期待してるわ!」
こんなに期待されちゃあ、最高の水着を選ぶしかないな!
そうと決まれば水着売り場へ直行だ!
白雪姫side
「綸さん!これはどうですか!」
「えっと……ちょっと派手すぎませんか?」
うーん。これは派手なのかな?
まあ確かに布面積は少し少ない水着ですが……。これを小動物系の可愛い綸さんが着たら男の人たちを悩殺だと思うけど…。
「これを着たら男の人たちを悩殺出来ると思いますが?」
「そ、それは勘弁してほしいです……。それなら……奨真さんを…悩殺したいです」
うーん。どれがいいかなぁ……。
あ、これなら綸さんも気にいるはずです!
私が綸さんに見せた水着はクローバーの柄が入った緑色のビキニです。
「これならどうです!」
「か、可愛いです!これにします!あ、今度は私が白雪さんのを選びますね!」
そう言って綸さんは私の水着を選び始めました。
「これかな………やっぱりこれ?うーん……白雪さん何でも似合うから……迷う……。ここはあえて黒も………やっぱり白?」
凄く悩んでますね……。
ここまで必死に選んでくれるなんて……。
凄く楽しみです!
「白雪さん、凄く悩んだんですが……やっぱり白が一番似合うと思いまして……」
見せてきたのは、花の模様が入った白いビキニでした。
わあ!凄く可愛いです!
「ありがとうございます!これにしますね!」
「お互いに…プレゼントですね…」
ふふっ、そうですね。あれ?
「?白雪さん?」
「綸さん、あそこなんだか騒がしいですね。行ってみましょう」
「は、はい!」
私たちは水着を持って、騒がしいところに向かった。
そこには奨真さんと楓子さんが買い物をしていた。
『きゃあああ!何あのカップル!!美男美女すぎるわ!!』
『あの女の子胸デカッ!!』
『あのカップルが雑誌に載ったらすぐに買うわ!!』
凄く騒がしいですね……。
まあ確かに楓子さんは美人ですし、奨真さんはかっこいいし……。
それに比べて私は………はあ……。
「うーん。悩むなぁ」
「しょ、奨真君。私は奨真君が選んだものならどんなものでもいいのよ?」
「いや、それだと俺の気が治らない。やると決めたら全力で決めないと」
「こ、これはどう?」
「ほとんど紐だろそれ。ダメだダメだ」
「これなら奨真君もメロメロだと思うけど」
「俺は最初からお前にメロメロだし、それに選んでほしいって言ったのは楓子だろ?」
「そ、そうね。じゃあ任せるわね」
「任せとけ!」
奨真さんサラッとあんなこと言っちゃうんですから。
「し、白雪さん……」
「は、はい?」
「あの……なにか見られてる気がするんですが…」
「へっ?」
『あの巨乳の女の子もいいけど、この子たちもレベル高いぞ』
『小動物系で守ってあげたい!』
『まるで雪の女王のように綺麗!』
ど、どうしましょう……。
ここはお会計を済ませてここから離れなきゃ…。
「り、綸さん……お会計を済ませてからここを離れましょう」
「は、はい」
私たちはお会計を済ませて、水着売り場から離れた。
白雪姫side out
奨真side
小動物系の女の子と雪の女王のような女の子……?
なんかピンとくるな…。
「奨真君?」
「何でもない。おっ!これいいんじゃないか?」
俺は水色のビキニを持って楓子に合わせてみた。
うん!これだ!
「決めた!これだ!早速買ってくる!」
「えっ!?しょ、奨真君!?」
俺はレジに向かって店員さんに水着を渡した。
「か、かっこいい!はっ!いけないいけない…。こちら彼女さんにプレゼントですか?」
「はい!」
「かしこまりました!」
店員さんはプレゼント用の袋の中に品を入れて渡してきた。
俺はニューロリンカーに入ってるお金を店員さんに支払って店を出た。
あれ?楓子いないな…。
しばらくして楓子は店から出てきた。
ん?何か持ってるな。
まあいい。
「ほい」
「プレゼントまで……ありがとう!」
「気にするな」
「そんなに奨真君には……はい!」
「これは?」
「奨真君の水着よ!」
「えっ!?いいのか?」
「いいも何ももう買っちゃったんだから♪」
「ありがとう」
「あとは……」
そう言って楓子は俺に顔を近づけて、キスをしてきた。
軽いキスだからすぐに唇は離れた。
「こんな場所だと恥ずかしいって……」
「いいじゃない!さ、帰ろう!」
楓子は俺の腕に抱きついてきた。
腕には柔らかい感触があるが、もう慣れた。
駐車場に向かってバイクに乗り、俺たちは家に帰った。