アクセル・ワールド 君の隣にいるために   作:フラっぴー

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第3話 意外な助っ人

 

「奨真さん!?」

 

 

 

「ロータス。ここでリアルネームはNGだ。ちゃんとデュエルアバター名で呼んでくれ」

 

 

 

「あ、ああすまない」

 

 

 

ここに他の奴がいたらどうするんだよ。

ん?

 

 

 

「シアンパイル。ネガ・ネビュラスに入ったのか」

 

 

 

「は、はい!」

 

 

 

「……そうか。もう問題を起こすなよ」

 

 

 

「はい……」

 

 

 

「ええとここではなんて呼べば……」

 

 

 

ああそうだった。

旧ネガ・ネビュラスのみんなや一部の者以外俺のことをなんて呼べばいいか言ってなかったな。

 

 

 

「俺のことはエイトって呼べばいい。クリエイトなんて言いにくいだろ」

 

 

 

「「わかりました!」」

 

 

 

「で、黒いの。エイトを呼んだのはお前か?」

 

 

 

「ああ。強力な助っ人も必要かと思って頼んだんだ」

 

 

 

「レイン、もうすぐで来るんだよな。『クロムディザスター』が」

 

 

 

「そのはずだ」

 

 

 

災禍の鎧を待っていると何故か俺たちの周りが囲まれていた。

まあこんなことをする奴なんてあいつ以外いないか。

 

 

 

「お前が仕組んだのか!!イエローレディオ!!」

 

 

 

「お久しぶりですねえ。黒の王、二代目赤の王。さあお前たち!!あいつらを始末しろ!!」

 

 

 

レディオが命令して他のバーストリンカーが襲いかかって来た。

必殺ゲージを溜めておいて正解だったな。

 

 

 

 

「数が多すぎる!」

 

 

 

「来い!インビンシブル!!」

 

 

 

「くっ!ライトニングシアンスパイク!!」

 

 

 

「デスバイピアーシング!!」

 

 

 

まだ使うには早いな。

あれも時間制だし。

俺は背中のバスターソードを手に取り、構えた。

 

 

 

「油断するな!相手はあの無限の剣製だ!!一斉にかかれ!!」

 

 

 

10人以上のバーストリンカーが全方位から一斉に飛びかかってきたが俺は剣を重ねて、上のやつを攻撃して高く飛び上がった。

あいつらから少し離れたところに着地し、俺はブースターレッグを装備して突っ込んだ。

 

 

 

「はあ!」

 

 

 

ザシュッ!

 

 

 

「ぐああああああ!!!」

 

 

 

「やつを止めろ!」

 

 

 

「ダメだ!止まらない!!」

 

 

 

俺は襲いかかってきたバーストリンカー全員を斬っていった。

 

 

 

「ふう……。呆気なかったな」

 

 

 

「やはり強いですね。ブラウンクリエイト。でも今度はそうはいけませんよ!!」

 

 

 

まだまだいるみたいだな。

ならそろそろ使うか。

 

 

 

「「「くたばれえええ!!!」」」

 

 

 

unlimited blade works(アンリミテッドブレイドワークス)!」

 

 

 

俺は必殺ゲージを全て使いきり、無限の剣を作る結界を作り出した。

結界はクレーター全体に貼ることができた。

 

 

 

「やつに剣を握らせるな!!」

 

 

 

「うおおお!!」

 

 

 

「遅い!!」

 

 

 

剣を吸い寄せ、突っ込んできたバーストリンカーを斬りつけた。

 

 

 

「「「まだまだ!!」」」

 

 

 

「はあ!!」

 

 

 

俺は相手を斬る度に剣を吸い寄せ、新しい剣を作っていった。

 

 

 

「ぐああああ!!」

 

 

 

っ!?今のはパイルか!!

まずい!無限PKになってしまう!

頼む!早く来てくれ!!

 

 

 

「タク!!」

 

 

 

「ぐっ!くそ!!離れろ!!」

 

 

 

「ニコ!!」

 

 

 

「クロウはパイルを頼む!!ロータス!!一緒にレインを助けるぞ!!」

 

 

 

「は、はい!!」

 

 

 

「ああ!!」

 

 

 

「どけ!!」

 

 

 

俺は他のバーストリンカーを蹴散らし、レインのもと向かった。

結構な数だな。

結界の時間はあと少しか。

俺は剣を吸い寄せ、レインに群がっているバーストリンカーたちに投げつけた。

 

 

 

ザシュッ!!

 

 

 

「「「ぐああ!!」」」

 

 

 

「す、すまねえ助かった」

 

 

 

「油断するなよ。ロータス。お前はレディオのところに行け!」

 

 

 

「ああ!デスバイピアーシング!!」

 

 

 

クロウたちは大丈夫か?

クロウのところに行くとかなり苦戦していたみたいだ。

 

 

 

「クロウ!一旦離れろ!!」

 

 

 

「でもタクが!!」

 

 

 

「巻き込まれたくなかったら離れろ!!」

 

 

 

「わ、わかりました!!」

 

 

 

俺はブースターレッグで一気に近づき、高速回転をしてカマイタチを作った。

 

 

 

「ストームソード!!」

 

 

 

「お前たち一旦離れろ!!ひっ!」

 

 

 

ロータスがレディオのところまで行ったようだな。

 

 

 

「初めて会った時からお前のことが大嫌いだったよ!!」

 

 

 

「くっ!!」

 

 

 

敵の数もかなり減ってきたな。

そろそろあれを使うか。

 

 

 

「デュアルクロス!!ガンブレード!!」

 

 

 

二つのバスターソードとショックリボルバーをデュアルクロスしてガンブレードを作った。

同時にあいつも来たみたいだ。

 

 

 

「リザレクト・バイ・コンパッション!」

 

 

 

「うう…。あれ、まだ1時間経ってないはずじゃ」

 

 

 

「すぐに構えなさい。来ますよ」

 

 

 

「「「!?」」」

 

 

 

「遅いぞコスモス」

 

 

 

「すみません。道に迷ってしまって」

 

 

 

「ホワイトコスモス!!何故ここに!!」

 

 

 

「ロータス!今は私のことは気にせず、目の前の敵に集中しなさい!!話は後でするから!」

 

 

 

「わ、わかった…」

 

 

 

俺はここに来る前にホワイトコスモスに連絡しておいた。

理由は助っ人ってのもあるがロータスと仲直りさせるためだ。

 

 

 

「エイトさん。この人は?」

 

 

 

「純色の七王の一人、白の王ホワイトコスモスだ」

 

 

 

「「ええ!?」」

 

 

 

「お、おいエイト!どういうことだよ!!なんで白の王がここに来るんだ!!」

 

 

 

「助っ人だ」

 

 

 

「おしゃべりはもうおしまいです。来ますよ!」

 

 

 

「白の王が来たからどうした!!俺たちはまだまだいるんだ!!かかれ!!」

 

 

 

俺たちは一斉に構えて襲いかかってきたバーストリンカー全員を相手にした。

 

 

 


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