自己紹介をするために、全員は集まる。まずはバーストリンカーである奨真たちがキリトたちに自己紹介をする。黒のレギオン『ネガ・ネビュラス』から順番に紹介する。
奨真「まずは俺からだな。ネガ・ネビュラスの1人、奨真かブラウンクリエイトって呼んでくれ。長かったらエイトで構わない。武器の生成が得意だ」
黒雪姫「ネガ・ネビュラスのレギオンマスター。黒雪姫、またはブラックロータスと呼んでくれ。デュエルアバターでわかると思うが切断系が得意だ」
楓子「ネガビュの幹部。楓子です。スカイレイカーと呼んでも構いません。妖精さんたちと同じように飛ぶこともできるわ」
ういうい「同じく幹部の謡、アーダーメイデンなのです。シノンさんと同じ弓が得意なのです。それ以外は火を使った技が使えるのです」
あきら「私も幹部なの。あきら、アクアカレントって呼んでほしいの。水を使った攻撃が得意なの」
白夜「ネガ・ネビュラスの1人、白夜だ。それかルークって呼んでくれ。武器はこのでかい盾だ」
ハルユキ「僕はハルユキ、シルバークロウです。ブレインバーストでは珍しい飛行アビリティを持ってますよ!」
タクム「僕の名前はタクム、シアンパイルとも呼んでください。攻防どちらもいけますので頼りにしてください」
チユリ「アタシはチユリかライムベルって呼んでね。ハルとタッくんとは幼馴染なんだ。ハルとは別の珍しいアビリティを持ってるから、役にたつよ!」
レミ「はいはーい!私はレミと言いまーす!タンタルアンクルとも呼んでください!趣味は奨真さんを弄ることです!」
リサ「私はリサ、ナイトライドウニカとも言うよ。踊りを使った戦いが得意だよ」
アルトリア「私はアルトリア、トパーズキングと言います。剣術には自信があるので、ぜひ手合わせ願いたいです」
ジャンヌ「ジャンヌです。もしくはアンバーフラッグと呼んでください。攻防どちらもいけます。主な武器はこの旗です」
マシュ「私はマシュ。サクラシルドでもどちらで呼んでくれても構いません。略すならシルでお願いします。私も白夜さんと同じく盾で戦います」
ネガ・ネビュラス全員が終わると次はニコと美早の2人、プロミネンスの番だった。
ニコ「次はアタシらの番だな。アタシはニコ、赤の王スカーレットレインでもあるぜ」
美早「私は美早。ブラッドレパードとも言う。アバター名で呼ぶならブラッドではなくレパードで。略すならレパではなくパドで」
プロミネンスの次は白のレギオン、オシラトリユニバースの番だった。白雪姫と蓮は立ち上がり、話し始める。
白雪姫「白雪姫と申します。デュエルアバターはホワイトコスモス。サッちゃん、黒雪姫とは姉妹で私は姉です。よろしくお願いします。
蓮「軽く済ませるぞ。俺は蓮、デスパペットだ。知ってると思うが基本なんでもできる」
残ったのは無所属のオルタ、藤乃、式、寿也と緑のレギオン所属のアッシュだけだった。無所属組から自己紹介を再開する。
オルタ「ジャンヌオルタ。ダークアヴェンジャーとも言うわ。さっき紹介したジャンヌは私の姉だから。私のことを呼ぶならオルタって呼びなさい」
式「俺は式。デュエルアバターはブラッドバニー。切り刻むのが得意だぜ」
藤乃「藤乃、アメジストマインと言います。私の目はなんでも凶ることができる特殊なアビリティを持ってます」
寿也「寿也です!シャドウアサシンとも言います!好きなのはマシュお姉ちゃんです!」
アッシュ「俺様はアッシュローラーだぜ!最高にギガクールなバーストリンカー!!」
バーストリンカーたち全員自己紹介をし終わると、キリトがアッシュに気になったことを聞く。それはアッシュだけ緑のレギオンだったからだ。黒のレギオンと赤のレギオンは協力関係ということは知っているが、緑のレギオンとは敵対してると聞いていたからだった。
白のレギオンとは特に敵対はしていないが、常に協力関係ではない。マスターである白雪姫と側近の蓮は別である。
キリト「ん?アッシュだけ敵対してるレギオンなのか?」
アッシュ「まあそうなるが、そこのカラス野郎とは長え付き合いだから協力してやってんだ」
クライン「そうだアッシュ!おめえのかっこいいダミーアバターを見せてくれよ!」
アッシュ「何言ってんだミスタークライン!これが俺様だぜ!」
アッシュは何言ってんだみたいな感じでクラインに返す。だがクライン自身アッシュが何言ってるのかわからなった。そこに楓子がアッシュにクラインが言ってたことを詳しく説明する。
楓子「アッシュ、指を下にスライドするようにして下にあるボタンを押しなさい」
アッシュ「えっと……こうか?」
言われた通りにするとアッシュの体は光、みんなと同じようにダミーアバターになって出てきた。バーストリンカーたちは特に驚いてないが、ALO組全員は目を丸くして驚いた。
綸「ほえ?」
何故ならガイコツのアッシュが突然小柄な女の子に変わったからだった。特にクラインは開いた口が塞がらなかった。
アスナ「えっ……?ど、どうなってるの?」
奨真「これが本来のアッシュなんだよ。色々あってアバターはあんな感じなんだ」
クライン「てことは……アッシュは…ネカマの逆か……」
白雪姫「それは……合ってるのですか?」
綸自身がネカマの逆なのかは誰にもわからない。何故なら、アッシュローラーの正体は綸の実の兄で綸は兄のニューロリンカーを使ってるためこういう風になってるのだ。
クライン「アッシュが……そんな……」
オルタ「何落ち込んでるのよ。中身はあんたの好きな女の子じゃない」
クライン「そういうことじゃねえんだよ…。あの男らしいアッシュがこんなか弱い女の子だなんて……」
相当ショックだったのか、クラインは萎れていく。キリトたちは少しだけかわいそうと思っていた。
綸「えっと……ごめんなさい。デュエルアバターの時は兄さんですから……元気出してください。あ、この姿では綸と……呼んでください」
キリトたちはバーストリンカーの奨真たちのダミーアバターを1人ずつ見ていく。
奨真は頭にハチマキを巻いた鍛冶屋の姿。
楓子は背中に天使の羽を生やした女神のような姿。
黒雪姫は黒い蝶の姿。
ハルユキはピンクのブタの姿。
白夜は西洋騎士のような姿。
あきらは帽子を被った探偵の姿。
ニコはお伽話に出てきそうな騎士の姿。
ういういは動物の耳を生やした巫女のような姿。
タクムはブリキ人形の姿。
チユリは猫っぽい姿。
レミはあきらと同じ探偵の姿。
リサは獣人化した白虎の姿。
美早は猫の尻尾を生やして黒いジャージを着た姿。
ジャンヌは紫の鎧みたいな姿。
アルトリアは鎧を着た騎士の姿。
マシュは体のラインがはっきりと出る黒い鎧を着た姿。
綸は羊のような姿。
寿也は青色のジャージを着た姿。
白雪姫は女王様のような姿。
蓮はスーツをきた姿。
オルタはジャンヌの鎧の黒いバージョン。
式は着物に赤い革ジャンの姿。
藤乃は学校の制服のような姿。
全員こんな感じの格好をしていた。奨真たちの次はキリトたちの番だった。
キリト「俺はキリト。種族はスプリガンだ。武器は2本の剣を使う二刀流だ」
アスナ「私はアスナ。ウンディーネだよ。武器は細剣。回復魔法が得意だよ」
リーファ「あたしはリーファ。種族はシルフだよ。リアルでは剣道やってるから剣術には自信があるよ!」
シリカ「あたしはシリカといいます!種族はケットシーです。この子は相棒のピナです!ピナとの連携には自信がありますよ!」
リズ「リズベッドよ。リズでいいわ。種族はレプラコーンで鍛治が得意よ」
エギル「俺はエギル。種族はノームで腕力は結構あるぜ!」
ストレア「あたしはストレアだよー!種族はエギルと同じノームで両手剣を扱えるよ!」
フィリア「私はフィリアだよ。種族はスプリガンで、トレジャーハントが得意だよ」
ユウキ「ボクはユウキ!種族はインプでバトルが大好きさ!」
シノン「私の名前はシノン。種族はケットシーで遠距離攻撃が得意よ」
クライン「俺はクライン……。サラマンダーで…侍だぜ……」
落ち込みながら自己紹介するクラインをみんな哀れな目で見ていた。アッシュのことでここまでショックを受けるとは思わなかったのだろう。
レイン「レインだよ。種族はレプラコーンで特技は奨真君と同じように武器を一気に扱うことかな」
セブン「私はセブン。プーカっていう音楽妖精よ。槍と歌が主な攻撃手段ね」
スメラギ「スメラギだ。ウンディーネだが実力はある」
プレミア「プレミアと申します。種族はウンディーネで戦闘はまだ勉強中です」
ティア「ティアよ。種族はインプ。プレミアとは姉妹よ。武器は両手剣ね」
カムイ「カムイです。種族はインプで特技は早斬りです」
ルクス「私はルクス。種族はシルフで一応二刀流で戦えるよ」
ALO組も自己紹介を終えてひと段落つく。その時、メタトロンが出てきてハルユキの頭に座り何か豆知識的なことを言う。
メタトロン「下僕を除くバーストリンカーたちは新たな力が隠されてます。ダミーアバターになる時のボタンを長押ししてごらんなさい」
ハルユキ「僕以外のみんなにはあるの?それっていったい……」
メタトロン「やる前に男の妖精たちには後ろを振り向くようにしなさい」
アスナたちはメタトロンに言われた通りキリト、クライン、エギル、カムイ、スメラギを後ろに振り向かす。確認してから奨真たちはダミーアバターになる時のボタンを長押しする。すると奨真たちの体は光り、その中から服が全解除状態のみんなが出てきた。
奨真・白夜・蓮「「「は?」」」
楓子「あら?」
黒雪姫「なっ!?」
ニコ「はあ!?」
チユリ・レミ・リサ「「「へっ!?」」」
美早・式「「ん?」」
タクム・寿也「「えっ!?」」
白雪姫・綸「ふぇ!?」
ういうい「きゃあ!」
あきら・アルトリア「「っ!?」」
藤乃「まあ……」
ジャンヌ「うぇ!?」
オルタ「な、ななな!?」
マシュ「何ですかこれ!?」
もちろん全員この反応である。服がいきなり全解除になれば誰だって驚くだろう。一方キリトたち男性陣は後ろを振り向いてるためどういう状況なのかわかってない。
キリト「えっと……俺たち振り向いても」
アスナ「ダメダメ!絶対ダメ!!」
ユウキ「カムイ!振り向いたらマザーズ・ロザリオだからね!!」
カムイ「よ、よくわからないけど振り向かないよ!!」
パニックになってる中、楓子は1人分析を始める。あきらは白夜に今の状況を目に焼き付けないように目潰しをする。
あきら「えい」
白夜「目があああああ!!!!」
楓子「もしかしてデュエルアバターは装備でこのボタンを押せば装備を脱げる。さらに長押しすれば装備をさらに脱ぐことができるということかしら?」
奨真「いやいや呑気に分析してる場合か!?今の状況わかってるのか!?」
奨真はなるべく楓子の体を見ないように自分の大事な場所を隠しながら近づく。それに気づいた楓子は顔を笑顔にして奨真に抱きつく。
奨真「な、何してんですか?」
楓子「見ての通り抱きついてるの♪」
奨真(いやそうじゃなくて!?ダメだ……楓子の柔らかい感触が伝わってくる!?)
レミ「この変態があ!!」
イチャついてる2人を見つけたレミは、奨真に蹴りを放つ。恥ずかしさを捨てて楓子を助けに行ったのだった。
レミ「何先生を襲おうとしてるんですか!!」
奨真「ちょっと待て!まず隠せ!!」
レミ「貧相な体を見られても何も思いません!!」
奨真「馬鹿か!!」
ハルユキ「メタトロン!!どうやったら戻るの!?」
メタトロン「さっきのボタンを押すだけです」
黒雪姫「みんな聞いたか!もう一度ボタンを押すんだ!」
全員ボタンを押すと元に戻り、パニックは治る。キリトたちにはもう振り向いてもいいことを伝える。
カムイ「一体何が……」
ユウキ「何にもなかったよ!何にも!!」
ユウキの圧に押されたカムイは渋々了承する。キリトの方もアスナに同じことを言われていたようだ。
シノン「まあ事故が起きたけど、これで終わりね」
アルトリア「そうですね…。じゃあオーブ探しに戻りますか?」
レイン「そうしよっか」
パニックが起きた自己紹介になってしまったが、無事に終わることができた。そして再びオーブ探しに戻ることになった。