アクセル・ワールド 君の隣にいるために   作:フラっぴー

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こんにちはこんばんは!

フラっぴーです!
お久しぶりです!
最近投稿が深夜になってしまってますね。
もう少し早く投稿できるように頑張らないと。


第12話 黄の王とドSモード白雪姫

大量のエネミーが俺たちに襲いかかる。だが、俺たちもそれに対抗するために武器を持ち、構える。相手の数も多いが、俺たちも人数は多い。だから二人一組で分散した。

 

 

俺とキリト、楓子とアスナさん、リズとジャンヌ、レミとフィリア、シリカとプレミア、エギルとオルタ、クラインとアッシュ、リーファとタクム、シノンさんとういうい、ストレアと藤乃、先生と蓮、白雪とサッチ、ニコとハルユキと美早で別れた。

 

 

キリト「いくぞ!!」

 

 

奨真「おお!!」

 

 

俺とキリトはエネミーのど真ん中に入り込み、回転して斬りつける。そして俺は高くジャンプし、空中で投影してエネミーに剣の雨を降らせる。キリトにも当たってしまうと思ったが、キリトは俺の剣を自分の剣や足を使い、軌道を変えてエネミーに当てたりして避けていた。

 

 

キリト「エイト!もっと剣を降らせても構わないぜ!」

 

 

奨真「なら、お望み通りに!ちゃんと避けろよ!」

 

 

キリトの望み通りに剣の数を増やしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキside

 

 

うわーあの二人すごいなー。ボクは呑気にキリトと奨真君の戦いを見ていた。あの二人のコンビネーションはすごいなぁ。本当にチーターみたいだよ。あ、チーターはチーターでも動物って意味じゃないよ!

 

 

蓮「ユウキさん!ボサッとしてないで手伝ってください!」

 

 

ユウキ「あ、ごめんごめん!」

 

 

目の前の敵に集中しなきゃね。そういえば蓮君って人形みたいなのを使って戦うんだね。傀儡師?なんか面白いかも!

 

 

ユウキ「ボクを楽しませてよ!!」

 

 

ボクは高速でエネミーの目の前にいき、バーチカルスクエアを放つ。一瞬でポリゴン状になったけど、一体一体倒してたらキリがないかな。あ、そうだ!

 

 

ユウキ「パペット君!エネミーを一纏めにできるかな!」

 

 

蓮「できますが、何かあるんですか!」

 

 

ユウキ「それは見てのお楽しみ!」

 

 

蓮「なら。はあああ!!!」

 

 

蓮君は人形に繋いでる糸を抜くと、エネミーに放った。手先を器用に使い、糸をエネミーに絡めていって、大量のエネミーが一纏めになった。そしてそれをボクがまとめて倒す!!まだ未完成だけど、あの技を使おう!!

 

 

ユウキ「これがボクのもう1つのOSS、『コメットアーツ』!!」

 

 

マザーズロザリオよりは数が少ない5連撃のOSSを放つ。コメットアーツとマザーズロザリオの違いは単体と全体。マザーズロザリオは単体に特化していて、コメットアーツは全体に特化している。だからこそ、ボクはこの技を選んだ。彗星のように早く剣を使い、エネミーはポリゴン状になってボクたちの周りのエネミーは全滅した。

 

 

蓮「す、すごい……」

 

 

ユウキ「ブイ!」

 

 

さて、そろそろ他のみんなのところも終わってるかなー?

 

 

 

ユウキside out

 

 

 

 

 

 

奨真side

 

 

俺たちの周りのエネミーは全滅した。他のみんなのところはどうなってるだろう。周りを見ると、みんなも全滅したみたいだった。

 

 

奨真「イエローレディオ!お前の駒はもうないぞ!」

 

 

レディオ『ぐぬぬ……』

 

 

オルタ「あ、なんか出てきたわ」

 

 

楓子「これって異界へのゲート?」

 

 

ストレア「そうみたいだね」

 

 

アスナ「もしかしたらこの先にいるかもしれないわね」

 

 

シノン「とりあえず進みましょ」

 

 

俺たちはゲートの中に入る。その先で待っていたのは、腐食林ステージだった。

 

 

フィリア「うぅ……なんか気持ち悪い」

 

 

美早「あの沼には迂闊に近づかないほうがいい」

 

 

ニコ「あのピエロにはうってつけの場所だな」

 

 

辺りを見渡すと、メリーゴーランドのようなものが見えた。中心にはイエローレディオがいて、その近くにベルが倒れていた。

 

 

ハルユキ「ベル!!」

 

 

レディオ「くくくくく……よくたどり着きましたね」

 

 

オルタ「あんな雑魚を倒すだけなら苦労しないわ」

 

 

レディオ「ですが、こっちには人質がいます」

 

 

レディオは倒れたベルを無理やり起こして、首元に刃を向ける。ちょっとでも動けばベルが危ない。

 

 

楓子「どうすれば……」

 

 

レディオ「そうですねぇ。黒と赤と白の王で殺しあってください」

 

 

黒雪姫「何っ!?」

 

 

ニコ「チッ!そうきたか……」

 

 

白雪姫「ですが、私たちが殺しあっても、あなたにポイントは行きませんよ?」

 

 

レディオ「そんなことは分かってますよ。残り一割になったら参戦させていただきます」

 

 

ニコ「相変わらずセコいやつだぜ」

 

 

3人はレディオのいいなりになってしまい、戦闘を始めてしまう。3人が時間を稼いでる間に考えろ。じゃなきゃ本当に3人が死んでしまう。

 

 

キリト「俺に考えがある」

 

 

キリトはシノンさんとういうい、プレミアとオルタを連れて何か話していた。

 

 

キリト「4人とも、頼んだぜ!」

 

 

4人は散らばり、キリトが考えた作戦が開始した。レディオが3人の戦いに夢中になってる隙に、プレミアが懐に入る。気づかれないようにベルを救出する。そしてレディオから少し離れた背後からオルタが黒い槍で攻撃する。突然の痛みに驚いたレディオは後ろを見るとオルタに気づく。オルタに気を取られてるうちに、さらに離れたところからシノンさんとういういが弓で追い討ちをかけた。

 

 

レディオ「うぐぅ……い、いつの間に……」

 

 

オルタ「あんたがあの3人の戦いに夢中になってる間よ」

 

 

プレミア「キリト、作戦成功です。つまり、私はできる子です」

 

 

キリト「よし、4人ともよくやった!」

 

 

キリトは4人に作戦を伝えてたみたいだ。でもなんでこの4人なんだ?俺は疑問に思い、キリトに問いかける。

 

 

奨真「なんでこの4人なんだ?」

 

 

キリト「そうだなぁ。まずはプレミア。プレミアは体が小さいのもあるから、隠蔽スキルを使えばバレることはない。だからあいつの懐に入ってベルを助ける。そして攻撃力のあるオルタがあいつを吹っ飛ばす。最後に遠距離攻撃のできる2人で追い討ちをかける」

 

 

楓子「でも追い打ちなら接近戦でもよかったんじゃ……」

 

 

キリト「いや、接近戦なら近づくのに少し間ができる。でも弓ならあらかじめ吹っ飛ばす位置に矢を放てば、そこにあいつが行けばすぐに攻撃が当たる」

 

 

アスナ「だからあの2人にしたのね」

 

 

なるほど。キリトの言う通りかもな。俺はレディオを見ると、背中に矢が何本か刺さって倒れていた。

 

 

レディオ「み、見事なコンビネーションですね。褒めて差し上げましょう」

 

 

白雪姫「そんなこと言う余裕がありますか?

 

 

白雪はレディオに近づき、椅子から降りて思い切り蹴飛ばす。あれ?白雪ってあんなことする子だったか?

 

 

白雪姫「私たちにあんなことさせて、無事で済むと思ってます?」

 

 

ハルユキ「あのぉ……コスモスさんってあんなキャラでしたか?」

 

 

タクム「笑ってますけど、絶対に心の中では笑ってませんよね……」

 

 

蓮「あれって……まさかドSモード」

 

 

全員「「「「ドSモード?」」」」

 

 

白雪のドSモードという聞いたことのない単語に俺たち全員は反応する。

 

 

蓮「1%というかなり少ない確率で出てくるモードです」

 

 

リズ「随分と低いわね」

 

 

蓮「お嬢のドSモードは本当にやばいですよ。俺土下座させられて頭踏んづけられましたから」

 

 

黒雪姫「あ……あれか」

 

 

一体何をしたんだ!?でもドSモードか……。楓子のドSモードもなかなかやばいからな。

 

 

リーファ「止めた方がいいんですか?」

 

 

蓮「いや、あのまま放置しておきましょう。下手に止めに入ると巻き込まれますから」

 

 

俺はチラッと白雪の方を見る。そこでは、白雪がレディオの背中に刺さってる矢を抜いたり刺したりしていた。あれだけ見るとかなりグロテスクだな。

 

 

レディオ「いいい痛いですよ!!あなたそんなキャラじゃないでしょ!!」

 

 

白雪姫「キャラ?今はそんなこと関係ないですよね?私は今あなたにお仕置き中なんですから」

 

 

フィリア「パペットの言う通りにした方がいいかもね」

 

 

プレミア「お仕置き……。つまり、調教中?」

 

 

プレミアってそういう単語なんで知ってるんだろう。あ、今度は頭を踏んづけてる。しかもめちゃくちゃ速い。

 

 

ジャンヌ「イエローレディオは大丈夫なのでしょうか?」

 

 

楓子「大丈夫……じゃなさそうね」

 

 

白雪が何度も何度も踏んづけたせいか、イエローレディオの体が消滅した。そして黄色いオーブがドロップした。

 

 

白雪姫「あれ?イエローレディオは?」

 

 

蓮「お嬢、あなたが倒したんですよ」

 

 

シノン「なんか呆気なかったわね」

 

 

キリト「えっと、『クリプトコズミックサーカス』?」

 

 

レミ「あいつのレギオンの名前ですね」

 

 

アスナ「これで2つ目ね」

 

 

ストレア「あとは神殿探しだね」

 

 

チユリ「う、うぅん……」

 

 

気を失っていたベルが目を覚まし、頭を押さえながら立ち上がる。パイルが心配して近づいた。

 

 

タクム「チーちゃん!大丈夫!?」

 

 

チユリ「アタシは大丈夫。ってなんか人多いね」

 

 

キリト「そのことについては帰りながら説明するよ」

 

 

俺たちはゲートに入り、腐食林ステージを後にした。ダンジョンも無事脱出して、フィールドに戻る。街に戻るためにポータルに向かう俺たち。その時、誰かが小さな悲鳴をあげる。

 

 

奨真「誰か悲鳴をあげたか?」

 

 

キリト「俺も聞こえたな」

 

 

周りを見てみるが、俺たち以外誰もいない。そうなると、小さなエネミーか?その時、リーファが悲鳴をあげた。

 

 

アスナ「リーファちゃん!?」

 

 

リーファ「だ、誰かがあたしの胸を!?」

 

 

???「柔らかいなぁ!この人のおっぱい!」

 

 

胸の大きい子の胸を揉む、そしてこの声は。

間違いなくあいつだな。そういえば俺と楓子はこいつも連れてきてるの忘れてた。

 

 

奨真「おい寿也。それ以上はやめろ」

 

 

寿也「ちぇー」

 

 

リーファから引き剥がすと、寿也は残念そうな顔をする。

 

 

リズ「この子まさにドスケベね。ある意味尊敬するわ」

 

 

リーファ「リズさんがそんなこと言ったら冗談に聞こえません!!」

 

 

リズ「ごめんごめん」

 

 

でも寿也とアルトリアが一緒に行動してなかったのは幸運だな。あいつは間違いなく暴走するからな。

 

 

ういうい「とりあえず街に戻るのです」

 

 

俺たちは街へ戻り、エギルの店に入る。一息をついてると、一般プレイヤーが何か話してるのを聞いた。

 

 

「草原に急に現れた剣士知ってるか?」

 

 

「どんな挑戦でも受けるってやつだろ」

 

 

「でも誰も勝ってないらしいぜ」

 

 

草原に現れた剣士か。ちょっと気になるな。

 

 

楓子「草原に行くの?」

 

 

奨真「えっ?あ、まあ」

 

 

楓子「気になるのはわかるけど、奨真君も休まないと」

 

 

ういうい「そうなのです!しょーにぃは休むのです!」

 

 

奨真「わ、わかったから」

 

 

ユウキ「ならボクが行くよ!」

 

 

アスナ「ユウキが?なら私も」

 

 

ユウキ「アスナもゆっくり休んで。心配しなくても大丈夫!」

 

 

キリト「1人だと危険だぞ?」

 

 

黒雪姫「なら、私が付き添おう」

 

 

サッチも行くなら安心だな。その剣士のことは2人に任せるとしよう。

 

 

ユウキ「じゃあ行ってくるねー」

 

 

黒雪姫「行ってくる」

 

 

俺たちは2人の背中を見送り、ゆっくりと休むことにした。

 

 


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