フラっぴーです!
久しぶりの投稿ですね。少しFate寄りになってしまいましたが、気にしないでください。(土下座)
加速世界で俺はアーチャーに鍛えてもらっていた。鍛えるというより簡単な模擬戦だ。もちろん勝ち目はないと思っているが、俺は同じ戦闘スタイルのアーチャーと戦って、戦闘スタイルを研究する。
「せやああああ!!!」
「甘い!!」
「そうくると思ったぜ!」
アーチャーに軌道をずらされたのをうまく使い、足を引っ掛ける。予想外だったのか、アーチャーはバランスを崩し、それを狙いにいった。だが、アーチャーはそれをうまく対応し、手を地面について後ろに飛んだ。着地する場所に狙いを定めてガンブレードを投げた。
「っ!?」
「決まった!」
「ロー・アイアス!!」
「何!?」
アーチャーが何か叫ぶと、紫色の透けた盾のようなものが出てきた。ガンブレードはそれに当たると簡単に跳ね返り、地面に突き刺さった。
「惜しかったな」
「決まったと思ったんだがな」
「なかなかよかったぞ。かなり成長している」
「ありがとう」
「さて、私は少し用があるから失礼するよ。すぐに帰ってくる、君はゆっくりしていたまえ」
「わかった」
俺は地面に寝転び、体を休めることにした。あの盾、俺も心意で使えるのかな……。
「何事も訓練だな」
そんなことを言って俺は目を閉じた。その時、俺は何かが来るのに気づき、咄嗟にその場から離れた。
「何だ!?」
「ほお……今のを避けるか」
俺がいた場所はいくつかの剣が突き刺さっていた。これは……アーチャー?いや、声が違う。
「誰だ!?」
「ふん、貴様に名乗るわけがなかろう。図が高いぞ!!」
「人?英霊級エネミーか!」
「貴様は聖杯を手に入れるためには邪魔でなぁ。だからここで退場してもらおう」
そう言ってエネミーの背後から無限の剣が矢のように降ってきて俺に襲いかかってきた。
「この!!」
ガンブレードで弾くが、数が多すぎるため、全て弾くことはできず、足や体に突き刺さった。
「くっ…………」
「フハハハハ!!無様よなぁ!」
「聖杯が欲しいなら加速研究会を襲えばいいだろ!!」
「それは最初に考えたが、我にとって最も脅威なのはお前だと判断した」
「何っ!?」
「だから先に貴様を始末するとっ!?」
「そこまでだ!」
振り向くと、そこには矢を構えたアーチャーがいた。
「貴様……王に刃向かうとどうなるかわかっておるのか?」
「ふん、知らんな」
「貴様も始末してくれる!!
「エイト!手伝え!!」
「ああ!!ジ・イクリプス!!」
俺は心意技、アーチャーは投影した剣で対抗した。だが、いくら弾いても終わる気配はまったく来なかった。
「エイト!このまま突っ込むぞ!」
「ああ!!」
俺は剣を弾きながら、エネミーに突っ込みにいった。そのまま剣を振り落としたが、最後まで振り切れなかった。
「な、何だこれ……」
「天の鎖、惜しかったな」
「後ろがガラ空きだ!!」
アーチャーは後ろから襲うが、エネミーは剣を取り出し、アーチャーの攻撃を受け止めた。
「ふん、甘いな。雑種」
くそ!この鎖のせいで動けない!
「これで邪魔者は消えた」
「今ここで俺を倒してもバーストポイントが減るだけだ」
「なら何度でも殺せばよい。さらばだ……っ!?」
俺は覚悟したが、辺りの景色が一斉に変わった。これはアーチャーの技だ。
「ふん、雑種が」
「その鎖に無限の武器、貴様は英雄王ギルガメッシュだな」
「ほお、我を知ってるのか。まあよい」
ギルガメッシュと名乗るエネミーはアーチャーのほうを向くと、鎖は消えて俺は地面に落ちた。
「エイト、今すぐここから逃げろ」
「んなことできるかよ!!」
「いいから逃げるんだ!!今の君ではこいつには勝てない!!私が足止めするから早く!!」
「足止めか?なら俺も手伝うぜ」
「っ!?誰だ君は!」
「黒くて糸を操るアバター。デスパペットか!?」
「俺の糸は簡単には切れない。こいつを止めることなら出来るぜ」
「しかし!」
「ごちゃごちゃの喧しいぞ!」
「なめるな!!」
デスパペットは糸をふってきた剣にくくりつけ、他の剣を一斉に弾いていた。
「エイト、お前は白の王……お嬢に知らせてこい!」
「…………絶対死ぬなよ」
俺はそう言ってその場から走り出した。
絶対……絶対にあいつを倒せる力を身につけてやる!!
「行ったか」
「もう面倒だ。この一撃で終わらせる」
「何?」
「来るぞ君!」
パペットとアーチャーは咄嗟にギルガメッシュから離れた。ギルガメッシュは後ろからある剣を抜き、飛んだ。
「起きろエア」
「まずいぞ……君!私の後ろに回れ!!」
「っ!?」
パペットはすぐにアーチャーの後ろに回り込んで攻撃に備えた。
「エヌマ・エリシュ!!!」
強烈な一撃がアーチャーたちに襲いかかるが、アーチャーも防ぐために対抗した。
「ロー・アイアス!!」
だがギルガメッシュのほうが力は上で、盾は一瞬で壊れて2人に襲いかかった。2人は一瞬で吹き飛び、場所は崩壊して、そこには誰1人いなかった。