第六戦隊と!   作:SEALs

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お待たせしました。
今回は気分展開に、深海棲艦以外との戦いであります。
サブタイトルからして、ネタバレですが。
気難しく考えずに改めて……

本編であります。どうぞ!


第9話:イノシシ大戦略 前編

X-day

時刻 1330時

柱島泊地鎮守府・執務室

 

「加古、これもよろしく頼む」

 

「うん!♡」

 

テーブルには先ほど纏めておいた資料と作戦報告書などを書き終えた提督と、今日の秘書艦を務める加古はふたりで各書類整備や報告書の処理などをしていた。

今日が秘書艦任務に就く加古は朝から幸せかつ、ルンルン気分とともに普段は眠り癖がある彼女だが、いまは眠気なんてないほど戦意高揚なのである。

 

「古鷹たちはもう少しで帰投できる時間かな……」

 

提督は独り言を呟くように、古鷹・青葉・衣笠の帰りを待っていた。

古鷹は沖ノ島沖哨戒戦で、扶桑たちとともに攻略を終えて帰投中。

青葉は明石たちとともに、各艤装及び新型兵装の開発中。

衣笠は睦月たちを率いり、提督の親友がいる鎮守府で演習を行なっている。

なお《震電改二》の妖精こと相棒は、古鷹とともに出撃中。

練度と実戦を重ね、今では水上偵察機でありながらも深海艦載機相手に奮闘しており、撃墜王として活躍している。

そして提督と同じく、古鷹たちに似た艤装妖精とハーレムを築いている。

寧ろ提督・古鷹たちと同じようになってきたと言っても良いが。

 

「ねぇ、提督〜♡」

 

「どうした、加古?」

 

「た〜い〜く〜つ〜」

 

加古は仕事を終え、彼女は提督にあすなろ抱きをして報告する。

 

「いつも通り、書類や報告書などが少なかったからな」

 

提督は書類や報告書などが溜まらないように、コツコツと少しずつ片づけていた。

少しでも古鷹たちに迷惑を掛けないようにするためでしているが、頼るときは頼ることを忘れない。

 

「とは言っても早めのお茶は、まだする気がないからな……」

 

提督はお茶の時間まで、どうしようかなと悩んでいた。

 

「午後からは演習だけど、それまで自由に過ごす?」

 

加古の意見に、提督は頷いた。

 

「そうだな、今日は特別に忙しいと言うわけでもないからな……」

 

提督は顎を撫でながら、考えていた。

古鷹たちが帰投するまで加古と一緒にこの執務室でゲームか、またはまだ読み終えていない架空戦記を読んで時間を潰すと言う選択肢もあるが……

 

「演習時間まで、提督は♪♡――」

 

『みんなと一緒に仮眠するって選択肢もありますよ♪♡♡♡』

 

ひょいっと加古の傍から顔を出したのは、古鷹たちだった。

 

「みんな、お帰り////」

 

『はい、ただいま♡♡♡』

 

「みんな、いつの間に?////」

 

「先ほど、提督が考えている間に帰ってきました♡」

 

「そうか、気が付かなくてすまない」

 

提督は謝ったが、古鷹たちは『いいよ』と首を短く横に振った。

 

「古鷹たちの戦果は?////」

 

提督は訊ねると、古鷹たちはピースサインをした。

 

「敵空母機動部隊を捕捉、無事空母ヲ級3隻を撃破しました!♡」

 

「はい、青葉が開発したのは20.3cm(2号)連装砲と零式水観、そして五連装酸素魚雷です!♡」

 

「演習もバッチリ、衣笠さんと睦月ちゃんたち完全勝利Sだよ!♡」

 

「そして、提督とあたしも仕事が早く終わったよ〜!♡」

 

「今回もありがとう、みんな////」

 

『えへへ、愛する提督(司令官)のためです♡♡♡♡』

 

提督に優しく頭を撫でられた古鷹たちは嬉しくなり、仔猫のように甘える。

 

「……それじゃあ、みんな帰ってきたから少しの間だけ仮眠しようか?////」

 

「はい、もちろん司令官が抱き枕です♡」

 

「分かっている////」

 

「今日はどんな夢を見るだろうね、提督?♡」

 

「きっと良い夢だ、愛する嫁たちと寝ればな////」

 

提督の口説きを聞いた古鷹たちは、心身ともどもキュンとした。

感謝の言葉を聞いただけでもそうなってしまうのだから喜ばれずにはいられない。

 

「提督に口説かれました〜♡」

 

「あたしも口説かれちゃった♡」

 

「青葉も口説かれちゃいました〜♡」

 

「衣笠さんも口説かれちゃった〜♡」

 

「俺だけの古鷹たちだからな////」

 

『にゃ〜ん♡♡♡♡』

 

そうこう言いながら夫婦の会話をしていると、急に扉がドンッと壊れるかのように開いた。

 

「提督、やばい!マジパナイ出来事が!」

 

藪から棒にどういう状況なのかを全く説明しないのは、長良型5番艦・鬼怒。

活気あふれる元気な性格に伴い、提督・古鷹たちにも好意的な娘だ。

なお提督は、青葉を助けてくれた川内と彼女に感謝している。

 

「鬼怒さん…早いです……」

 

息をゼェゼェと切らしながら話しているのは、睦月型10番艦・三日月。

礼儀正しく真面目な努力家かつ、みんなを護るために努力を惜しまない真摯な娘。

また闘いの時は、その内に秘めた熱い闘志を滾らす。

 

「うーちゃん、もう…疲れたぴょん…」

 

三日月と同じく息を切らしたのは、睦月型4番艦・卯月。

明るく常におちゃらけたハイテンションな元気かつ、提督と古鷹たちと他愛ないいたずらが大好きっ娘。

 

「どうしたんだ?」

 

「どうしたの、鬼怒さん?」

 

「何だよ、提督との安眠前に邪魔するなよ」

 

「いくら鬼怒さんでも、青葉たちの邪魔をすると怒りますよ」

 

「もうこれから提督と私たち寝るところだったのに〜」

 

「寝ることよりもマジでやばくて、パナイことが起きたの!」

 

両腕をブンブン振り回しながら状況を一から説明する鬼怒だが、提督たちにとってはいまいち状況が分からない。

 

「もっと間接的丁寧に分かりやすく説明してもらいたいな」

 

「どうせ、大したことなんかないんじゃない?」

 

「……あれ、先ほど工廠で見かけた瑞穂さんは?」

 

『あっ……』

 

青葉の言葉に、鬼怒たちは鎮守府近場の海上護衛任務時にともに遠征に出ていた瑞穂がいないことに気づいた。

歩くのにもゆっくりであるため、瑞穂は機関部の不調を常日頃から気にしている。

提督は彼女のために新型機関部を明石たちと開発はしているものの、これが完成するまでには時間が掛かるとのことだから致しかないかと呟くと―――

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!」

 

執務室まで、キーンと耳鳴りがするのかと言うぐらいの悲鳴が聞こえた。

 

「あの悲鳴は瑞穂だ!」

 

執務室の窓から様子を見ると―――

 

「なんで、私ばかり〜!」

 

何かに追われ、叫びながら必死に逃げているのは瑞穂型 1番艦・瑞穂。

礼儀正しく朗らかで奥ゆかしい日本の姫君に思わせるが、基本的に押しに弱い。

なお、艦隊の縁の下の力持ちとして務めている。

その彼女を追い掛けているのは―――

 

『なんだ、あれは……』

 

提督・古鷹たちはそれを見た瞬間、ギョッとしたあまりに言葉を失った。

 

「あれだよ、提督!鬼怒たちが報告しようとした化け物は!」

 

深海棲艦は分かるが、あんな化け物なんて聞いてはいないぞと鬼怒に突っ込みたいが、ともあれ危険な状況なことに変わりない。

 

「古鷹、加古、青葉、衣笠! 好きな銃を取ってあの化け物を追い払うぞ! 鬼怒たちは警報を鳴らした直後、警戒部隊に出撃するように命じてくれ!」

 

「了解しました!」

 

「分かった、まかせとけ!」

 

「了解しました、司令官!」

 

「衣笠さんにおまかせ!」

 

『了解!提督!(司令官)!!!』

 

提督は古鷹たちに告げると壁に掛けているM870MCSを手にした。

古鷹はM249分隊支援火器《MINIMI》を、加古はMK14(M14近代化モデル)を、青葉はAK-12を、衣笠はドラグノフ狙撃銃を各々と手にし、そして鬼怒たちは鎮守府に緊急事態を促すためサイレンを鳴らした。

彼は着任してからは、自宅や執務室護身用に各軍用銃を所持している。

執務机の引き出しにはお馴染みのAtlas 45自動拳銃を隠していることはもちろん、壁には少数だが執務室などに掛けられているか、収納ボックスの中に隠されている。

言い換えれば、とある艦隊頭脳の口癖『備えあれば憂いなし』と言うことだ。

なお、古鷹たちにもある程度は護身用に所持していることもある。

睦月たちには殺虫剤と着火マンを持たせて作り上げた“即席火炎放射器”で不審者たちを追い出すことに成功している。

このアイデアは親友提督の鎮守府でも駆逐艦の娘たちはもちろん、各艦娘たちもこれを所持して不審者たちを追い払ったと言う功績を持っている。

なおとあるクジラを保護する海のテロリストに対し、神通がスクリューに日本刀を刺し、そして止めに船首を切り落として沈めてあげたと言う戦果もある。

親友提督は、これに対して褒めたと言う……

提督の親友たちでも笑顔で彼女たちの悪口を平然と言った輩を、笑顔でフルボッコにした者もいれば、社会的抹殺をして再起不能にしたなど鉄槌を下している。

例え上手く生き残れた輩は、元帥による異動が待っている。

良くて更迭、悪くて激戦地送りになると言うことであるが、大抵生き残る確率は低い。

よほど強運の持ち主でないと生き残れないのだ。

現状に戻る。

 

「誰か助けてーーー!」

 

必死にある化け物から逃げている瑞穂は、時々後ろを振り返った。

呼吸と心臓の鼓動が高まることすらも恐怖を覚え、ただひたすら逃げまくることが必死となる。

彼女を追い掛けているのは深海棲艦ではなかったことだ。

そいつは4足歩行をして、全身の茶色い身体に所々黒のライン、特徴的な豚のような鼻と、そして長く生えた牙がある普通のイノシシだった。

しかし、身体が軽自動車かワゴン車並みの大きさを除けば……

巨大イノシシは大きく吠え、そして瑞穂に向けて一直線に突進し続けると、まさに彼女を吹き飛ばそうと一気にスピードを上げてきた。

 

「今日は厄日だわ!」

 

そう叫んだ瞬間、狂暴化したイノシシの体当たり攻撃を喰らったのかなと思ったが―――

 

「……えっ? わ、私、飛んでいる?」

 

フワッと自身の身体が空中に浮かんでいることに驚いた。

瑞雲が自分を支えて飛んでいるのかと思いきや、先ほど明石たちに預けていたから不可能であり、もしかしてと思い、瑞穂はゆっくりと顔を見上げた―――

 

「……て、提督!?」

 

提督は装着しているエグゾスーツ・カスタムに装備されている機能―― ブーストジャンプを利用して、間一髪と言うところで瑞穂を抱えて彼女を助けることが出来た。

 

「大丈夫か、瑞穂?」

 

「は、はい。ありがとうございます////」

 

「無事ならば、良かった」

 

瑞穂は今の状況を見て、両頬を紅く染めた。

彼女はいま提督にお姫様抱っこで抱えられており、直視するほど恥ずかしいのだ。

古鷹たちがこの状況を見たら、絶対に妬くだろうなと提督は考えた。

あとできちんと説明すれば大丈夫だが、提督は彼女たち以外とケッコンする気はない。

ただし古鷹たち以外の娘たちや仲間たちは家族同然であり、心から大切にしている。

 

「よし、ここならば安全だ」

 

提督は短いバーストで落下を制御して着地すると、工廠近くで警備に当たっているストライカー装甲車部隊の傍に瑞穂を下ろした。

 

「瑞穂はここで待機してくれ! 俺は古鷹たちとあの化け物イノシシを倒してくる!」

 

「は、はい」

 

「瑞穂を頼むぞ」

 

「まかせて下さい、提督!」

 

提督の命令を聞いたストライカー装甲車部隊指揮官隊長は、警備兵たちとともに瑞穂の護衛を務めた。

 

「提督は大丈夫でしょうか?」

 

「大丈夫ですよ、提督はエグゾスーツ・カスタムも使いこなせていますし―――」

 

「それに古鷹さんたちが付いているから大丈夫よ!」

 

工廠ドッグから出てきた明石とともに、夕張も外の様子を見に来た。

一応自衛用として、ふたりともP226自動拳銃を所持している。

 

「そうですね、古鷹さんたちが付いていますし信じないといけませんね」

 

「そうですね、私たちに今できることはここを守るですから」

 

「もし来ても迎撃準備は出来ているからね♪」

 

「はい、そうですね」

 

明石と、夕張の言葉を聞いた瑞穂はニッコリと笑い、提督と古鷹たちの健闘を祈った。

 

 

 

瑞穂の安全を確保した提督は、急いで例の巨大イノシシを倒すため現場に駆け付けた。

イノシシは人間を喰うことはないが、害獣であることは変わらない。

提督は偶然ネットで見つけた話では山道で車を運転している最中にイノシシとぶつかってしまい、車は大破したがイノシシは何事もなかったかのように立ち去った。

またあるハンターがイノシシを仕留めたと思い近づくと、死んだと思いきや、突然と起き上がり怪我をしたハンターもいる。

しかし、あれほど特大なイノシシは初めてではある。

アメリカでは脱走した家畜用の豚が野生化すると、牙が伸びてイノシシに先祖帰りすることがあるという話も聞いたこともあるが、元々この柱島の山にいたか、それともアメリカの巨大ブタと同じようになったか、または本土の山奥に生存していたものがエサや繁殖を求めて、海を泳いで渡って来たのかもしれないと提督は考えたときだ。

 

『こちら《ウォーバード》部隊、上空から援護します』

 

「分かった、相手はイノシシだが侮るな!」

 

『了解しました』

 

イヤマフから連絡が来たのは、《ウォーバード》部隊だった。

ここ柱島泊地にも、漸く最新鋭VTOL機《ウォーバード》が配備されたのだ。

念のために今回は航空支援として、本機とともに出撃するのは―――

 

「頼むぞ、相棒!」

 

もはやベテランの域を越した相棒こと《震電改二》の妖精パイロットも参加する。

万が一逃がした場合に備えて、何処に逃げたか追尾するないし援護射撃すると言う重要な役割を務めている。

巨大イノシシに関しては過剰とまで言えるが、野生動物に襲われて怪我をしたならば生きているだけマシだが、そいつらに喰われて命を落としたと言う事件ならば話は別である。

 

例えば海に関しては大東亜戦争後期、日本に原爆を投下しようと輸送任務を終えた米重巡洋艦《インディアナポリス》が伊号潜水艦《伊58号》により撃沈した際に、脱出後の負傷した乗組員たちに血の匂いを嗅ぎ分けてきたサメたちによって食い殺された。

この悲劇を教訓に、米軍はサメ除けの薬を開発したほどである。

1975年12月、セレベス島のマリリ川で約100人が乗ったボートが沈んだ直後、その近くに群がっていたイリエワニに襲われ、そして42人がワニの餌食になった。

本来イリエワニは汽水域か、または入江や三角州のマングローブ林を好んで生息する。

しかし、地域によっては、河川の上流域や湖、池沼などの淡水域にも生息する。

海水への耐性が強く、海流に乗って沖合に出て、島嶼などへ移動する姿も目撃されている。

オーストラリア北部・ダーウィンの観光業のさかんな地域では、捕獲されたこのワニの胃の中から7歳の少女が発見されたという事件が発生した。

 

日本でもかつて『三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)』と言う事件が起きたがある。

1915年(大正4年)12月9日から12月14日にかけて、北海道苫前郡苫前村三毛別(現:苫前町三渓)六線沢で発生した。

エゾヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った。

この人食い羆事件を受けて討伐隊が組織され、問題の熊が射殺されたことで事態は終息した。

 

数多くの害獣被害による大参事は放っておくわけには行かない。

ここからもしも逃がしてしまえば甚大な被害が出るため、ここで仕留めるしかない。

そう考えてくると古鷹たちが一斉射撃をしている銃声が鳴り響いていた。

提督も急いで駆け寄ると―――

 

「こいつ7.62mm弾が効かないぞ!?」

 

「MINIMIの制圧射撃も効かないよ!?」

 

「青葉のAK-12だって当たっているのにケロっとしています!?」

 

「あれだけの銃撃に耐えているなんて、一体どんなイノシシよ!?」

 

巨大イノシシは古鷹たちの銃撃を喰らっているのにも関わらず、ケロッと平然としている。

 

「みんな、距離から離れてレーザー照準機でターゲットをマークしろ!」

 

提督の言葉を聞いた古鷹たちは距離を離れて、各銃器の銃身にくっ付けてあったレーザー照準機のスイッチを入れて、赤い光を巨大イノシシに当てた。

攻撃力はない代物だが、強烈な攻撃の前触れでもある。

 

「《ウォーバード》! レーザー照準を当てている、そっちの機銃であの化け物を撃ってくれ!」

 

『了解。これより巨大イノシシを攻撃する』

 

《ウォーバード》はホバーリング(空中静止)すると、機内に搭載したガンタレットが回り、標的に照準を合わせる。

上空に待機していた《震電改二》の妖精パイロットも攻撃を開始しようと急降下に移る。

 

「銃撃来るぞ!」

 

M870MSCに装備されたハイブリットサイトを覗き見した瞬間、《ウォーバード》に搭載されているガンタレットが火を噴いた。

巨大イノシシは上空を睨んだ時には遅く、誰もが放たれた銃弾がボロ雑巾の如く力なく崩れ落ちるだろうと思ったが―――

 

「あれだけ浴びてもまだ生きている!?」

 

ある程度の出血はしているものの、未だにピンピンしていると言っても過言ではない。

再び機銃掃射をお見舞いしようとしたが、危険を察知したのか雄叫びを上げた直後、巨大イノシシは負傷しながらも全力疾走で鎮守府から逃げ出した。

 

「奴は森の中に逃げ込むつもりだな、島全体に警戒を張るように報せろ!」

 

仕留めることができなかったなと、提督は頭を抱えた。

ともあれ近くの山に逃げ込んだことは確実なため、そこに警戒態勢を張りつつ夜戦で仕留めるしかないかと提督は考えた。

 

「これは古鷹たちとともに、夜戦が得意な川内たちとかを集めて狩るしかない……」

 

深海棲艦を撃退するもだが、こういう害獣退治を自衛隊が行った事例がある。

過去に航空自衛隊のF-86《セイバー》と、陸上自衛隊のM2重機関銃やM1ガーランドによる実弾射撃が行われていたこともある。

今回はイノシシだが、ワゴン車並みの大きさになると今度はM2重機と対物ライフル、ロケットランチャーが必要になるなと思いつつ、提督たちは柱島泊地全体に警戒態勢を張り、夜戦と言う名の、夜のイノシシ退治の準備に移るのだった―――




今回は本編でようやく前編・後編に分けてのハンティングです。
実際にあの大きさのイノシシは、アメリカにいるイメージが高いですね。
脱走した豚が、イノシシに先祖帰りした話は聞いたことはあるそうですね。
実際に遺伝子改良して生まれましたからね、我々が食べている豚肉は。
なお人食い動物事件はおぞましいものですね、調べましたが。
一部はWikipediaから得ましたが、ゾッとしました。

なお今回登場した《ウォーバード》は同じく『CoD AW』からですが、一部オリジナルとして機内に搭載可能なガンタレットを装備させています。
ゲーム本編では機首下部に機銃がついています。

なお古鷹たちが所持した銃は、私の趣味ですが、衣笠さんはスナイパーライフルが一番似合いますからね。
では積もり話もいろいろありますが、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回はこの続き且つ、夜戦で狩りたいと思いますのでお楽しみに!
それでは後編こと、第10話までДо свидания((響ふうに)

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