今回はこういう勘違い系に伴い、古鷹と二人っきりの回であります。
では改めて、いつも通りの予告に伴い、楽しめて頂ければ幸いです!
どうぞ!
柱島泊地
時刻 1530
『痛くないか、古鷹?』
『大丈夫です。このまま、続けてください♡』
執務室では、提督と古鷹の声が聞こえている。
ふたりの声を、執務室の扉に耳を当てて聞いているのは加古・青葉・衣笠である。
「提督と古鷹、絶対に……」
「していますね、アレを」
「うん、アレをね……」
『私たちだけの特別な夜戦を……!!!』
加古たちは小声で呟いた。
彼女たちも夫婦だからこそ、ふたりの行為を察し、今している想像を思い浮かべながら耳を澄ましている。
しかし、実際には――
「ここを指圧すれば……!」
「はぁ……んぅ、ぁ……そこです」
「分かった、ここだな」
「はい。お願いします♡」
提督は、古鷹にマッサージをしているだけだった。
どうしてこのような勘違いが起きたのか、時間を少しだけ、2時間前に遡ってみよう。
数分前――
「……古鷹たちがいないと寂しいな」
執務室でひとりしかおらず、この静かな雰囲気に釣られ、提督は独り言を呟いた。
今は明日の出撃編成に伴い、遠征組、演習部隊、そして明日の朝まで必要な報告資料などを纏めていた。
因みに古鷹たちは、全員とも訓練に励んでいる。
「面倒くさい後には、楽なことがある……と元帥が言っていたな」
提督は基本的に面倒くさいことは、こうして早々済ませたい主義である一方――
「だけど……くっしーたちから言われているが、重く受け止め過ぎる。自分を必要以上に悩み過ぎだ。とか言われているからな」
重く受け止めて徹夜をすること、自分自身を追い詰めるほど悩み続けていることが玉に傷と言われたことがある。提督に限らず艦娘や自衛官たちなどでも下手をすれば、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に深刻な問題になり兼ねない。
元帥たちは対策として、各鎮守府には娯楽施設設立に伴い、心理カウンセラーなどを配属させたり、そして安全や安心、落ち着きの効果及び、適度な健康的運動を提供するように特別に訓練されたPTSD介助犬なども積極的に進めている。
その結果は順調且つ、ストレスやPTSD減少に効果的な報告も多い。
「趣味も大切だからな……んっ?」
帰ってきたな、と知らせる古鷹たちの足音が聞こえてきた。
『ただいま〜♡ ♡ ♡』
加古たちが扉を開けて、入室した。
「おかえり……あれ、古鷹は?」
提督は、古鷹がいないことに気づいた。
いつもならば、一緒に帰って来るが、今日に限って珍しくいない。
「古鷹なら、まだ訓練していたよ」
「もう少し、やりたいからって自主トレを」
「ですから、青葉たち伝言を伝えに来ました」
「分かった。ありがとう」
彼女たちの伝言を聞き、提督は安堵した。
真面目なのは良いが、無理はしないで欲しい。と内心に呟いたとき――
「提督……それ、なに?」
加古が執務机に置いてある箱に気づいた。
「これか?これは明石たちが新しく酒保に入荷したアロマランプと言うものだ」
『アロマランプ???』
加古たちは、小首を傾げた。
「名前の通り、アロマポッドとランプが合体したものだと、明石と夕張が進めてくれたから試しに購入してみたのさ。ストレスを和らげ、身体の疲れなどを癒やしてくれるそうだ。
ふたり曰く『マッサージをする際に、これを使用すれば効果的だ』と教えてくれたが、まだ試していないのが現在進行形さ」
提督は、苦笑いした。
加古たちは、顔を見合わせ頷いた。
『じゃあ、私たちとマッサージする?♡ ♡ ♡』
加古たちは、声を揃えて言った。
「えっ、良いのか?」
提督が言った。
「はい。青葉たちも堪能したいですし……♡」
「提督のマッサージと、アロマランプ効果で……♡」
「気分も心もリラックス出来るなんて良いんじゃない?♡」
加古たちの言うことに一理あるな、と提督は頷いた。
それにせっかく明石たちが推してくれたアロマランプの感想も言わなくてはならない。
「分かった。試しにやってみるか」
『やったね〜♪♡ ♡ ♡』
加古たちが、提督のマッサージを楽しみにしていた頃――
「はあ!」
掛け声とともに、古鷹は携えていたM9銃剣付きのM16A4で、敵兵に銃床攻撃をお見舞いした。
古鷹に白兵戦を挑んだ敵兵は、アウ、と短い悲鳴を上げて倒れた。
《以上で、シミュレーション訓練を終了します》
ナビゲーターの知らせにより、シミュレーション訓練を無事に終了したことを確認した古鷹は、ふうっ、と短く呼吸を整えた。
艦娘たちも海上における戦闘はむろん、前記で述べたように自身の防衛と鎮守府の警備など必要に応じ、史実のように臨時に編成する海軍陸戦部隊や特別陸戦隊のほか、警備隊や防衛隊などの名称で陸戦隊、そして戦車及び、装甲車輌部隊が各鎮守府に存在している。
史実では日本海軍空挺部隊と言う海軍独自の空挺隊もあり、1942年1月にセレベス島メナドで日本最初の落下傘降下作戦を実施し、指揮官の堀内豊秋中佐はその功を讃えられ、特別に昭和天皇に拝謁したことも有名である。
緊急時に備え、陸戦訓練も欠かせないのだ。
「今日の陸戦訓練も上手く出来たけど、まだまだだね……」
短い呼吸。タオルで汗を拭いた古鷹は、シミュレーション訓練を終えたことを報告するために執務室に戻る準備を始めた。
――報告が終わったら、シャワーを……
古鷹が執務室の前に来たとき、声が聞こえた。
加古たちの声だが、何だか色っぽい声だ。
扉に耳を当てて、聞くと――
『提督、気持ち良かったよ♪♡』と加古。
『青葉たちも元気になりました♪♡』と青葉。
『身も心もほぐされて最高ね♪♡』と衣笠。
『そうか、それは良かったよ』
『贅沢言えばもっと長くやってほしかったけどな〜♡ ♡ ♡』
『あんまり長くやると、逆に身体が痛くなったりするから適度な時間、一気にほぐすのが大切だ』
古鷹は、もしかして愛の行為だよね、と察していた。
――私もするけど、抜け駆けはずるいな……
嫉妬心はたまにあるが、夫婦だから愛の行為に先を越されるときでも、最後はみんなで仲良くたくさん愛し合うことは提督と古鷹たち夫婦の約束だ。
しかし、たまには提督との二人っきりのチャンスもあればな、と呟いたとき――
『なにしてんの、古鷹?』
いつの間にか、加古たちが執務室の扉を開けていた。
「ふぇ……にゃ、にゃんでもないよ!」
思わず、ドキッとした古鷹は言葉を噛んだ。
「それなら良いけど、提督に報告忘れんなよ」
加古の言葉で、古鷹は漸く我に帰った。
「えっ。あっ……分かった」
「それじゃあ、あとはよろしくな」
「青葉たちはシャワー浴びて着替えてきますね」
「私たち、ここに戻る際に酒保に寄るけど、古鷹は何か買って来て欲しいものある?」
「えっと……スポーツドリンクをお願いね」
まかせて、とウインクする加古たちと別れたものの、古鷹は『やっぱり、アレだよね?』と呟いた。
ドアを数回ノックして、提督の許可を得た古鷹は入室した。
「おかえり、古鷹」
「はい。ただいま♪♡」
提督の迎えで、古鷹はにっこりした。
当たり前だけど、この瞬間が落ち着く。
「お疲れ、訓練はどうだったか?」
「はい。だいぶ上達は出来ましたけど、まだまだ精進が必要ですね」
「そうか。だけどあまり無理はするなよ。倒れたら元も子もないからな」
「はい。分かっています。もちろん提督も無理しないでくださいね」
「ああ、分かっているさ」
提督は微笑し、古鷹も微笑み返した。
――やっぱり、勘違いかな?でも……
古鷹は、入室した直後から部屋中に漂う香り、果実を切ったときのような爽やかな甘い香りが気になった。
やっぱり、思いきって聞いておかないと!と気が済まない古鷹は、提督に訊ねた。
「……あの、提督?」
「どうした、古鷹?」
「先ほど、加古たちにしていたことと、この甘い香りのことですが……」
「ああ、マッサージだ。このアロマランプを使ってな」
「アロマランプを使ってですか?」
小首を傾げた古鷹を見て、提督はアロマランプを出した。
「これを使って、マッサージすると、よりリフレッシュ出来ると明石たちが教えてくれたから、みんなで一緒に実践したのさ。一応換気はしたが、匂いはまだ残っていたのもこれなのさ」
提督の説明を聞き、古鷹は『なるほど』と頷いた。
「そうでしたか。だから果実のような甘い香りがしたのですね」
「あはは。そういうことだ。古鷹もマッサージしようか?頑張ったご褒美と訓練の疲れを癒えるために」
提督が言った。
――提督と、二人っきりのマッサージだよね。たまにはこういう偶然もあるんだね♪
古鷹は嬉しくなった。
「あ、あの……提督。私、今からシャワーを浴びて準備してきますね!二人っきりの雰囲気は大切ですから!」
「えっ……ああ。分かった」
古鷹は胸に手を当てて宣言した。
提督は驚きのあまり、こう答えるしかなかった。
「はい♪では、提督のシャワー室お借りしますね♡」
「あぁ……」
古鷹が喜んでくれるならば俺も嬉しいな、と思いつつ、提督は来るまでマッサージの準備を始めた。
「えへへ。提督と二人っきり、嬉しい♪」
シャワー室にいる古鷹は嬉々した。
提督とのマッサージを喜びながら、熱いシャワーで浴びつつ、身体中の汗を流し落としていた。
数分後――
「お待たせしました。提督♡」
古鷹はシャワーを浴びて戻ってきた。
マッサージだから、上着と靴は着用せず、今の古鷹は黒インナー姿である。
提督は、ドキッと心臓の音が高ぶるのを感じた。
マッサージするだけだが、シャワー上がりの古鷹は艶やかな笑みを浮かべるに伴い、女性特有の艶やかさと、少し火照った身体が伝わり、そして黒インナー越しでも肌の張り、それに纏っていない素肌の艶は綺麗と言うほかない。
髪はドライヤーで乾かしているものの、古鷹たちのお気に入りのシャンプーの香りに伴い、黒インナーに纏ったしなやかな身体からは微かに牛乳石鹸の香りがした。
「おかえり。それじゃあ、まずは椅子に座って、肘掛けに腕を乗せて、ゆっくりと力を抜くように深く腰を据えるようにな」
提督が用意した肘掛け付きの椅子に、古鷹は肘掛けに腕を乗せて、ゆっくりと自身の体重を背もたれにかけるように深く腰を据えた。
「こうですか。提督?」
「ああ。いや……この場合はもちろんです。お姫様だな」
「うふふ。よろしいです、私の王子様♡」
冗談を交わしつつ、お互いに微笑んだ。
「……それじゃあ、照明を落とすからな」
「はい♪♡」
提督は、執務室の照明を落とした。
アロマランプの優しい光に伴い、部屋中には新鮮なレモンをギュッと絞ったような爽やかで酸っぱい香りが漂い、夢のなかに誘うように古鷹を包み込んでいく。
「まずは目を閉じてリラックスだ。力を抜いて……」
古鷹は、提督の言う通りに双眸を落とした。
訓練の疲れを表すように、少し痛みを感じた。
「その調子だ。古鷹の両手から疲れを取るぞ」
提督は、古鷹の両手からマッサージを始めた。
双眸を瞑っている古鷹は、自分の腕を撫でられているようにも右手から、左手にくすぐられている動作が伝わってきて落ち着いてきた。
――目を瞑っても提督の温もりが伝わってくる。
優しさと愛情の声に伴い、レモンの香りが緊張感をほぐしてリラックスさせてくれる。
痛くもない、この心地いい動作が癖になっていく。
「だいぶ緊張感がなくなったな。次は肩のマッサージだ」
「はい♪お願いします」
提督は、古鷹の肩に指圧を与えた。
マッサージ特有の快楽な刺激が走るのが伝わる。
痛くもない、それに力強くもちょうどいい加減で揉みほぐされている。
「だいぶ緊張感もほぐれて、血行の流れも良くなって、温かくなり、疲れはみるみる内に取れていくのが分かっていくぞ」
「はい。ハンドマッサージも良いですが、肩のマッサージも良いですね」
提督の言葉通り、本当に血行の流れが良くなり、段々と肩が温かくなるのも感じてきた。
「今度は足つぼマッサージだ。痛くなったら言ってくれ」
特に足裏の内側部分が一番凝りやすい。
つぼに刺激を与えただけでも痛くもなり、敏感になりやすい。
「はい。分かりました」
古鷹は、はにかむように言った。
二人っきりの空間が嬉しくなり、いつまでも続いて欲しいなと考えてしまった。
一方、その頃――
シャワー上がりとともに、着替えを済ませ、そして酒保からの出撃を終えて、多種類の駄菓子や自分たちの飲料水、古鷹に頼まれたスポーツドリンクなどを抱えて、提督と古鷹が待っている執務室に向かって最中である。
買った者の特権として、少しぐらいならば、と加古たちはうまいけ棒を食べていた。
「うまうま♪」
「やっぱり、このうまいけ棒は良いですね♪」
「この飽きの来ない味が良いよね♪」
食べ歩きしていると、執務室から微かな声が聞こえた。
「なんか執務室から……」
「微かに聞こえますね」
「古鷹の色っぽい声が」
素早く音を悟られないように、加古たちは忍び足で執務室の扉に、そっと耳を当てた。
提督と古鷹の声が聞こえてきた。
提督の声も聞こえたが、特に古鷹の声、彼女の色っぽい声が目立っていたのだ。
『今度はここだな。古鷹の身体もぽかぽかして軽くなってきたな』
『んんっ! くぅ、うっ……はい、とても気持ち良いですよ。提督♡』
そして、ここまでの流れが勘違いを生んだのである。
自分たちが体験した普通のマッサージなのにも関わらず、二人の会話を聞いた加古たちは、『たまには二人っきりになりたいよね』と小声で囁いていた頃、執務室では――
「俺のマッサージ、どうだった?」
「はい。身体も軽くなって、とても良い気持ちです♡」
疲れも取れて、爽やかな気分になった古鷹は微笑んだ。
「それは良かった、嬉しいよ」
提督も微笑み返した。
「もう少し長くして欲しかったですが、あまり長くすると逆効果ですからね」
「そうだな。短い時間でやるのが大切だからな」
「提督も、ですよ?」
「どうした、古鷹?」
「今度はお礼に、古鷹がマッサージをしますね♪」
古鷹の答えに、提督は――
「じゃあ、お言葉に甘えて頼むな」
「では、始めます――」
古鷹が、提督にマッサージを始めようとしたとき――
「あたしも提督と!」
「青葉も司令官と!」
「衣笠さんも提督と!」
『一緒に特別な夜戦したいよ……あれ?』
『えっ……?』
勢いよく扉が開いたと同時に、提督と古鷹も驚いた。
しかし、加古たちが驚いたのは、本当に自分たちが体験したマッサージだったと言うことを――
「加古たちがしたアロマランプを使ったマッサージだが……」
提督の言葉に、数秒間の沈黙に包まれた。
「……いや、あたしらのマッサージの意味を間違えて……」
「司令官と古鷹が、二人っきりで夜戦をしているかと思ってしまいまして……」
「古鷹もマッサージで、色っぽい声が聞こえたから……」
『勘違いしちゃった。ごめんね』
と、加古たちは笑って誤魔化した。
苦笑いする提督だったが、古鷹はそうでもなかった。
「加古、青葉、衣笠〜〜〜!!!」
古鷹の後ろには両目に伴い、口から炎を発している般若面が浮き上がっていた。
「言わせておけば、久々に提督の二人っ切りの空間を邪魔しただけでなく……」
加古たちは、やばい、と呟き、後退りした。
「私をエッチな娘に決めつけるなんて、さすがの私たち夫婦でも怒るよ!」
「だ、だって……あの色っぽい声なら……」
「青葉たちだって勘違いのひとつやふたつは……」
「古鷹も積極的なのは分かるから、ね?」
各々と言った言葉が、止めを刺したのだった。
「言い訳無用だよ!これからみっちりお説教するからね!」
『やばい!逃げよう!!!』
「あっ。こら、待ちなさい!」
加古たちは脱兎の如く逃げ出し、古鷹は逃げた彼女たちを追い掛けた。
――俺にも責任はあるな。
と呟いた提督も、古鷹たちの後を追った。
「今日の遠征任務もバッチリだね!」
「うん。僕たちに任せれば大戦果だよ!」
「えへへ。司令官も喜んでくれるね♪」
「文月たちの戦果、聞いて驚くだろうね〜」
「遠征任務ならば、長月たちの十八番だからな!」
阿武隈と、皐月・水無月・文月・長月の第二十二駆逐隊メンバーが遠征から帰って、報告のために執務室に足を運んでいた。
あと数歩でたどり着くな、と思っていた最中――
「こら、待ちなさい!加古、青葉、衣笠!」
前方から古鷹に追い掛けられている加古たちがすれ違うと、その衝撃のせいか阿武隈たちは――
『ふぇ……目が!目が回るよ〜〜〜!』
数秒ほど回り、阿武隈たちは尻餅を着いたものの、めまいを起こしているためにまだ酔っている。
「阿武隈さん、皐月ちゃんたちごめんなさい!」
と、古鷹は再び加古たちを追い掛けた。
「あたし的には分かりません」
自分は何を言っているのか、分からずその場に酔いが覚めるまで阿武隈と、皐月たちは座り込むのだった。
「すまない。俺が執務室まで全員運ぶから、酔いが覚めたら報告を聞くから休んでおけ」
『ふぁ〜〜〜い』
提督は阿武隈たちを執務室まで運び、ソファーに寝かした。全員運び終わると、再び古鷹たちを追い掛けた。
その後、加古たちを捕まえた古鷹は、みっちり2時間のお説教に伴い、提督の仲介もあって解決した。
なお、夜は古鷹たち全員で提督の特別なマッサージで、何時も通り夫婦仲良く過ごしたのは別の話である。
大天使だって怒るときもあります。
怒っても古鷹は可愛い。さすが我が嫁です←
こういう勘違い系は好きな所以に、二人っきりのマッサージ、お嫁さんにマッサージするのは健全だから仕方ないねぇ(兄貴ふうに)
古鷹も提督LOVE勢のひとりですし、積極的なところもあっても良いと思います。時報ボイス願望です。
来月のイベントで浴衣古鷹に出逢う季節と思うと、嬉しくて堪らない、弾けます。
では、長くなり兼ねないのでここまでです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、第39話まで…… До свидания((響ふうに)