Armored Core ~Day after Day Sweet Lily~ 作:一織
「今回の任務は領域内の敵対勢力の殲滅だ」
「わかりました、じゃあ壊して来ます。」
「かなりの数だ、ちと不味いかもな…」
「大丈夫よ…ミオならできる。」
ファットマンの少し不安気な言葉と反対にマグノリアは澪を信頼…いや、激励にも似た言葉を掛ける
「マグノリアさん、見ててください!ぱぱっと片付けて来ますから!」
どうやら澪はマグノリアに激励されて殺る気充分の様だ
いつものアセンブル+気分で連れてきたUNACが敵を蹂躙するのだろう
だが前回から変わったのが右腕武装がAu-L-K29になり、左腕武装がISONOKAMI mdl.1に変わっている
最近レーザーライフルにカッコイイのが合った!と言って目を輝かせて買って積んでいた
(まあ、試し撃ちには丁度いいかも)
そんなことを思いながらレーザーライフルのエネルギーをチャージしながら、敵に照準を定める。幸い向こうの射程内ではない様だ。
フルチャージしたレーザーライフルを発砲すると同時にハイブーストで接近しながら左腕の武装をレーザーブレードに変え、GOLEMをすれ違いざまに切り裂く
(まだ遅いかな…最初から左腕レーザーブレードに変えてた方が良かったかな…)
一瞬思考するが、即座に切り替え、壁を蹴り建物の上に上昇しながら左腕と右腕の武装を同時に切り替えて左腕にライフルを右腕にレーザーブレードを装備する
こちらに気づいたであろうビルの上のWETAが狙撃体勢に入るが遅い。ハイブーストで接近するとWETAは狙撃体勢をやめようとレールキャノンを折りたたむが
「遅いんだよねぇ」
右腕に装備したレーザーブレードで切り裂く
こうしている間にもUNACがWETAを破壊していく
(なら…あのミサイル撃ってくるセントリーが邪魔だ…)
澪は建物の上に設置されているセントリーがUNACにチクチクとミサイルを撃っているのを見てそう判断し、
左腕のライフルで破壊していく
「残り敵勢力およそ半数!」
「わかりました。ファットマンさん。」
ここで残りの敵が約半分だと分かったのはありがたいが
ここで聞き捨てならない通信が入る
「クソッ!ACだ!」
「うわぁ…」
(どこだ…どこから仕掛けてくる…?)
澪は一瞬思考する。一般的なアセンブルなら狙撃型は重量逆関節型とかいう線もある。そうなると確実にどうにか地面に引き摺り落とす必要がある。
別に撃ち合っても良いのだが確実にこちらが不利だ
ならば一つの選択として
敢えて今ACに向かわずに無視する
という選択をする。
するとUNACから通信が入る
『敵AC確認重量逆関節』
澪は心の中でやはりと思い、UNACを囮にして雑魚の撃破に向かう。
半数と言われただけあって、5分掛からずに始末できた、
幸いUNACはまだ生きてるらしい。囮してくれてる間に一気に接近してブレードをありったけ叩き込んでやろう
「よし…」
澪はハイブーストで一気に接近して行く。
「死に晒せぇええええええええ!」
ブースト中に武装は両腕レーザーブレードにしておいた。
両腕レーザーブレードが全段ヒットするという圧倒的な力がACに襲いかかり、ACは沈む
ついでにUNACも沈めた気がしたがそこはご愛嬌だ