Armored Core ~Day after Day Sweet Lily~   作:一織

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とある人にACVDの小説を書きたいと言ったら、君にはその責任と義務があると返されたのでここが!このサイトが!私の魂の場所よ!と答えて書き始めました。


Dark Ravens Vestige

昔話をしてあげる。世界がまだ破滅に向かっていた頃の話よ。神様は人間を救いたいと思っていた。だから、手を差し伸べた 。

でもその度に、人間の中から邪魔者が現れた

神様の作る秩序を、壊してしまうもの

神様は困惑した人間は救われることを望んでいないのかって

でも、神様は 人間を救ってあげたかった。

 

 

 

だから

 

 

 

先に邪魔者を見つけ出して、殺す事にした

 

 

そいつは「黒い鳥」って呼ばれたらしいわ、何もかもを黒く焼き尽くす、死を告げる鳥

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

『おはようございます。メインシステム通常モードを起動しました。あなたの帰還を歓迎します。』

 

 

 

「………んぁ…おはよう、〝Rise(ライズ)〟」

 

 

 

そう言い、1人の少女…〝水無瀬 澪(みなせ みお)〟がAC…アーマードコアと呼ばれる兵器のシステムボイスに返事を返す。

当然システムボイスなので返答など必要ないのだが、

 

澪は返すようにしていた。

 

自分の命を預ける相棒に挨拶されたら返さない人間は居ないだろう。

 

澪はそのようにACを考えていた。

 

 

 

 

「おはよう、ミオ今日もライズに挨拶してたの?」

 

 

 

「おはようございます、マグノリアさん。」

 

 

 

澪は礼儀正しく同じ同僚のマグノリア・カーチスに挨拶をする。 半ば呆れた目でマグノリアと呼ばれた女性は

 

 

「マギーでいいって、これで20回目よ?」

 

と返答しながら澪に近づく

 

 

 

 

「それで、ファットマンさんは?」

 

 

 

澪は恐らく〝仕事〟の依頼だろうと思いそう切り出す

 

 

 

「今その交渉してる所」

 

 

 

「そうですか、今日はライズちゃん調子良いみたいなのでキツめでも大丈夫かもです。」

 

 

 

 

澪が笑顔で返すとマグノリアは少し複雑な表情を浮かべた後にそれは頼もしいわね。と返した。

 

 

 

マグノリアは自分よりも一回り年下の少女がACを操縦して戦場に立っているというのに自分はもう戦えない。そんな現実がマグノリアの胸を痛めつける。

 

 

「おう、今回の仕事が決まったぞ。」

 

 

 

そう軽い口調で言ってくるのは先程話題に上がったファットマンだ

 

 

 

「あ、ファットマンさん。どんな依頼ですか?敵対勢力の殲滅?」

 

 

無邪気な子供の様な笑顔で恐ろしい事を言う澪

 

 

 

「いや、そんな物騒なもんじゃないと否定はしきれない。今回は敵領域から脱出を図る味方ヘリの援護だ。」

 

 

 

「そっかー…まあ、でも向かってくる敵は全部壊していいんだよね?」

 

 

 

「そうだな、今回も楽に終わるといいな!」

 

 

 

「じゃあ、行こっか。」

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

「貴様らこのまま何もなければ大儲けだな。」

 

 

 

 

などと軽口を叩く味方ヘリの奴だが、そんなことは起こらないのがこの職業だ

 

 

 

「……(アイツムカつくなぁ…金だけぶんどって殺してやろうかしら?でも私達の評判は下げたくないし仕方ないから迫ってくるのだけ撃ち落とすか)」

 

 

 

 

澪は心の中でそんな事を思いながらACの武装であるAM/RFA130でヘリに近づくHELLKITE とか言うのを撃ち落としていく。正直に言って面倒だ、そう思い、左腕武装のAu-E-B04も使っていく。

 

 

 

(今回はハンガーのAM/LBA-160とAu-Q-D57はおやすみかな?)

 

 

 

澪の戦闘スタイルは言葉で表すなら狂戦士だ、初めて傭兵として任務の敵部隊の殲滅の依頼では銃器を一切持たずにD/ULB-13を2本つまりはレーザーブレード二刀流というアセンブルで敵対勢力を殲滅したのだ。

 

 

 

それ以降も彼女はレーザーブレード二刀流というアセンブルを続けていたが、ある日の任務でどうしても銃を使わざるを得ないという任務が回ってきたため、仕方なしに銃を練習し始めた程だ。

 

 

 

 

「ねえマグノリアさん、退屈なんですけどー。」

 

 

 

澪はマギーに通信を入れて愚痴るレベルだ。それほどまでに銃を使うと敵を呆気なく撃墜できるのだ

 

 

 

 

「油断は禁物よ、何があるかはわからないから」

 

 

 

「はーい…あと、帰ったらマグノリアさんの事ハグさせてねー」

 

 

戦場に居るとは思えないふわっとした会話だが、澪は着実に敵勢力を削っていく。

 

 

 

 

そして撃墜数が20を超えたあたりで、思わぬ敵が訪れた

 

 

 

「お前で28人目…恐れるな死ぬ時間が来ただけだ」

 

 

 

 

「死神部隊!?ヘリ何をやっている!!早く離陸を!!」

 

 

 

「すまないがトラブルで出力が上がらない、敵ACを撃破してくれ。」

 

 

 

「クソッ!やっぱりか!!」

 

 

 

 

「ふふっ…遠慮なく壊すよ!」

 

 

 

 

そうつぶやくと同時にブーストを吹かせながら澪は武装をレーザーブレード2本へと持ち帰る。

 

 

 

「死ぬ時間…ねえ…残念だけど、貴方が死ぬ時間だよぉ!」

 

 

 

そう言うと澪は、ブーストからさらに速度を早めハイブーストにし、一瞬で敵ACの前に立つと同時に両手のレーザーブレードを振り抜いた。

 

が、それでは仕留めきれない。

 

 

そう判断したのか、一気にハイブーストで加速し一旦距離をとりながら右腕だけレーザーブレードをハンガーユニットに戻して、ライフルを装備し発砲しながら敵ACにハイブーストで近づいていき、再び左腕のレーザーブレードを振り抜き、完全に敵ACを爆散させる。

 

 

 

「これで最後ですね。」

 

 

 

「え……ええ、報酬を受け取って帰還しましょう…」

 

 

 

わずかな時間で行われた一方的な蹂躙

 

 

 

 

 

まるでそれは

 

 

 

 

何もかもを焼き尽くす

 

 

 

 

 

黒い鳥の様に思えた




ロボット系の戦闘描写むっず!しかも文字数多い!


とりあえず後書きで主人公ちゃんのACのアセンと設定書きます




AC名『Rise』


Head/HA-111

Core/MATSUKAZE mdl.1

Arm/AA-207L

Leg/Le2H-J-E13(改造)

Booster/Bo-C-H11

FCS/FA-108

RECON/D/STK-16


Shoulder Unit/MURATORI mdl.1

Right Arm Unit/AM/RFA-130

Left Arm Unit/Au-E-B04

Right Hanger Unit/AM/LBA-160

Left Hanger Unit/Au-Q-D57

少し前まではレーザーブレード2本+ブレード内蔵武器腕で軽量二脚というキチガイ機体だったが流石に見てて怖いとマグノリアに言われこのアセンブルになった。ぶっちゃけるとこれが一番かっこよかったからこのアセンブルにした。

搭乗者 水無瀬 澪
性別 女
年齢 15
容姿 肌は白く銀髪のボブで眼は赤(ただしアルビノではない)

美少女を絵に書いたような容姿だが、物心つく頃には既にACを乗り回して傭兵をやっていたので、世間一般的な趣味と呼べるものが無く、戦いが趣味と自称している。
好きな物はレーザーブレードとマグノリア
嫌いな物は退屈
別に男が嫌いとか、男にトラウマがある訳では無いが、女の人の方が可愛いから好きらしい。

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