元人形とその仲間達も異世界から来るそうですよ?   作:血濡れの人形

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箱庭に到着!らしいですよ?

~霊騎達が大蛇と遭遇している頃の霊夢達~

 

霊夢達は、巨大な建造物らしき物の入り口まで来ていた。

 

「ジン坊っちゃん、連れてましたよ~」

 

そこで座っていた緑色の髪の少年に、黒うさぎがそう話しかける。

 

あの少年が、恐らくコミュニティのリーダーなのだろう。霊夢は思わず驚いてしまう。

 

「黒うさぎ、連れてきたってことは、その十二人がそうなのかな?」

 

「Yes!この十五かたがって、あれ?あと三人ほどいらっしゃいませんでしたか?

 

ドールさんにそっくりなお方と、霊夢さんを小さくしたような女の子と、俺問題児!って感じのお方が」

 

黒うさぎは、今ごろになって気が付いたのか、若干汗を流している。

 

「今気が付いたの?あの三人なら、世界の果てなる場所を見に行ってくる!

 

っていって、そのまま走っていったわよ?」

 

霊夢がそう言うと、黒うさぎはうさみみをへにょらせる。

 

「黒うさぎ!世界の果てには幻獣が!」

 

「幻獣?ファブニールとか、ニーズヘッグとか、ティアマトとか、ミドガルズオルムのこと?」

 

「それは幻獣じゃなくて龍ですよ!?て言うか、何でそんなものが最初の例に上がるんですか!?」

 

霊夢の完全なボケ発言に対して、黒うさぎがツッコミを入れる。

 

だが、それに対しての霊夢達、霊騎の仲間達の反応は、

 

「「「「「「「「「だって、そのくらいじゃないと霊騎なんてかすり傷一つつかないし」」」」」」」」」

 

と言うものだった。ルナだけは、そんなのと会うようなこともなくいたので、

 

なにをいっているのかわからない様子だが、それ以外の四人と一匹は、驚いた表情のまま固まってしまった。

 

「まあ、もう一人はどうかは分からないけれど、多少は戦えるはずよ?」

 

涼華のその言葉で、黒うさぎはわれにかえったのか、アワアワしたと思ったら、

 

「最低でも十六夜さんだけでも確保するのですよ~!」

 

と言って、髪を青に近い色から、ピンク色にかえ、大きくジャンプをし、すぐに姿が見えなくなった。

 

「案外速く跳べるものだな、流石はうさぎと言うことか」

 

幻夜がそう呟くと、少年はうなずきながら、

 

「はい、僕たちも彼女に助けられてばかりです」

 

と言って、そのままうつむいたが、すぐに正面を見て、

 

「それでは、僕が案内したいと思いますが、残念ながら、彼女に準備を任せていたので、好きな店を選んでください」

 

と言って、巨大な建造物の中に入っていったので、霊夢達も続いて、建物の中に入っていく。

 

そして、建物の中に入ったはずなのに、何故だか太陽が見えていた。

 

そんな光景に、霊夢達は思わず声をこぼしたのだった。




・・・はい、原作キャラがまともに喋ってなくてすみません。

感想や疑問、誤字脱字、ここをこうしたほうがいいかもなど、意見待ってます。

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