元人形とその仲間達も異世界から来るそうですよ? 作:血濡れの人形
と言うわけで、ストスト様の作品、『転生レ級の鎮守府生活』より、
リヴァイア・サンズです。上手く使えているかは分かりませんが、
楽しんで頂けたら幸いです。
~???~
これは、涼華達がギフトゲームを行っているときの、十六夜と光です。
この二人、何をしているかと言うと・・・
「すまん光、海の上はさすがに想定外だった」
「安心して十六夜、わたしも同じだから」
海の上に浮いたまま、のんびりと空を眺めている。
そもそも、なんでこうなったかと言うと、それは数分前に遡る。
~回想~
涼華に言われるまま、十六夜と光は外に出掛けていた。
お金は十六夜がギフトカードの中に収納している。
「しかし、なんでこんな大金持ってるんだ?それぞれ百枚ずつとかなにやったらこうなるんだよ」
もちろん、サウザンドアイズ通貨の話である。
「とりあえず、近くで出てるって言うギフトゲームやりにいくか」
「まぁ、目的もなくフラフラするよりは良いかもね」
二人はそう言うと、ルナテックドールに言われたことをたよりに、
道を歩いていく。
~それから少しして~
「見つけたが・・・さわればいいのか?これ」
「そう書いてあるし、そうなんじゃない?」
目的の物を見つけた二人は、その紙に書いてある文字をしっかり読んだあとに、
互いにうなずきあい、ギアスロールに触る。
そのギアスロールには、
『深海から来た者
参加者側勝利条件 ???????の気絶、もしくは捕獲、無力化
参加者側敗北条件 上記が満たせなくなった場合
参加資格 ギアスロールに触る』
と書かれていた。
~回想終了~
「それで、まずいなければ気絶とかさせられないんだが」
「このゲームの名前っからして深海から来るってことは、
このままだと下から突然「それじゃあ楽しくないからやらないよ」!?」
突然聞こえた声に、二人はそちらの方を向く。
そこには、ヘルメットのような頭をして、上半身は裸、下は鎧のようなブーツを付けている。
その見た目からは、何処か爬虫類のようなものを感じる。
「俺の名前はリヴァイア・サンズ、サンズで良いぞ?」
「そう、じゃあサンズ、とりあえず、貴方が主催者で良いのかしら?」
サンズはそれを聞くと、楽しそうに笑いながら、
「あってるよ、ほらいくぞ!」
サンズはそう言うとショットガンの様なもので攻撃を仕掛けてくる。
「水の中じゃあ不利になっちゃうけど、とりあえず!『水壁よ』、『加速せよ』!」
その攻撃を防ぐために、光は海水を壁の代わりに使い、
さらに、自分と十六夜の台になるように、時を高速で進め、海水を塩に変える。
しかし、足場ができたまではいいものの、勢いを落としながらも、
海水の壁を貫通して弾が飛んでくる。
「っ!『風壁よ』!」
今度は水がないので、風を使い壁を生成する。
「いつのまにか足場ができてるって、どんな手品使ったのさ」
しかし、いつも付けている装備にあるプラス補正が全くなく、
媒体を通さなかった事で、魔力を多く消費した光は、苦笑いを浮かべながら、
種を明かしたらつまらないでしょう?ということしかできないのであった。
二話構成でいきたいと思います。次回は十六夜の出番マシマシです。