元人形とその仲間達も異世界から来るそうですよ? 作:血濡れの人形
その時、マシュ達が見たのは、落ちてきた弓矢を落ちていた石で砕き、
アーラシュに魔力を送り、即座に体を修復させた涼華だった。
「・・・で、言いたいことがあるなら聞くけど?」
涼華は怒気を纏いながら五人に対して話しかける。
マシュは頬を膨らませながら、
「先輩が相手してくれないのが悪いんです」
と呟く。
「マシュ嬢にあんな頼み込まれたら断れなくて・・・すまん」
アーラシュは頭を下げてそう言う。
「まぁ、マシュの言うことも一理有るがな。この頃カルデアに全然来ないではないか」
アルトリアオルタはそう言いながら目を逸らす。
「マスターが私を置いていったのが悪いんです」
清姫もそれに続く様にそう言う。
「そう、それに関してはごめんなさいね?でも」
涼華はそこで一旦区切ると、大きく息を吸い込み、
「それとこれとは話が別です!お説教の時間です!大人しくそこに正座しなさい!」
と、大きな声を出しながら地面を指さす。
「まずはマシュ!お願いするならアーラシュ意外にしなさい!
貴女は地形を変えるつもりですか!
次にアーラシュ!貴方は緊急時以外ステラ禁止だと言いましたよね!?
頼まれたのは緊急性がかなり少ないものです!ならば普通に撃てば良いでしょうが!
沖田は被害が一番少ないからまだ良いとして、オルタ!
危うく近くの家が吹き飛ぶ所でしたよ!?私が防壁張ったから良いものの、
あれがなければここら一帯抉れてますからね!?
最後に清姫!森ごと燃やすつもりですか!燃えるものが近くにあるときに使うなとあれほど・・・!
ああもう、大体貴女たちは会うたび会うたび似たようなことを・・・」
~説教中~
「反省しましたか?」
「「「「「はい・・・」」」」」
「ならばよろしい!さて、飛鳥達を見に行きますよ?」
涼華はそう言って、五人を立たせる。
「見に行く?えっと、私達もですか?」
「これでも主催者側なんだが・・・」
マシュとアーラシュが気まずそうにそう言う。
「あら?なら貴女達を気絶させればいいのかしら?なら・・・」
涼華はまず、マシュと清姫の肩を掴むと、魔力を練り、
「『肉体は動きを止め、その魂は自律して動き出す』」
と言う。すると、二人は意識を失ったようにバタリと音を立てて倒れる。
すると、二人の中から少し薄くなった二人が出てくる。
「これなら、肉体が動かないから、もう気絶してる判定で良いんじゃないかしら?」
涼華はニヤリと笑みを浮かべそう言う。
「・・・まあ、意識を失っているっていっても良いから、セーフ・・・か?」
アーラシュは苦笑いを浮かべながらそう言った。
第四回 涼華と作者の雑談コーナー
意識って、起きていないから失っている判定で大丈夫・・・ですよね?
「ネットで調べたんだから少しは信用したら?」
まあ、間違ってるなら教えてもらえると嬉しいですね。
「そうね、この馬鹿作者に多少でも知識をつけてくれると嬉しいわ」
涼華、流石にバカはひどいよね
「あら?説教終わって直ぐ呼び出された私の事も考えていってるのかしら?」
あの、涼華さん?スペカ取り出すのやめない?
「うるさいわよ?少し黙ってなさい。復讐『復讐を誓った原初の魔王』」
グハァァ
「こんな作品だけど、次回も楽しみにしてくれていると嬉しいです。それではまた!」