元人形とその仲間達も異世界から来るそうですよ?   作:血濡れの人形

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少し変えました。(2017/6/26)


白夜叉VS涼華らしいですよ?

~白夜叉のゲーム盤~

 

結局、涼華が一番強いと言うことで、涼華が戦うことになった。

 

「はぁ、なんで私がこんな目に会いやすいのかしら・・・」

 

涼華はそう言いながら、ただの鉄の剣を取り出し、

 

「まあいいわ。力の一部程度なら、出しても問題無いでしょうし、ねえ、私の旦那様たち?」

 

と、なにもいない場所に話しかける。すると、

 

『あぁ、何も問題は無し、かのものらに我が妻を止める権利も無し』

 

という複数の声と共に、蒼い鱗の竜、人のような姿をしながら、短い角を生やした鬼、

 

白き毛に覆われている一匹の狼が現れる。

 

「お母さん、私もいるよ?」

 

その声と共に、白髪の少女が現れる。

 

「あら?ジャックも来てたのね。ならいいわ、一緒に解体しましょうか」

 

涼華がそう言うと、一枚の白い紙が落ちてきて、それを黒うさぎが取ると、ギフトゲーム名を読む。

 

「えっと、ギフトゲームの名前は『白き夜叉の魔王おとし』って、なんですかこれは!」

 

「ちょ、涼華ストップ!お前これお前が敵対者絶対ぶっころのときの奴だろ!白夜叉死んじゃうから!」

 

そこに書いてあったのは、

 

『白き夜叉の魔王おとし

 

主催者 霧雨 涼華

 

参加者 白夜叉

 

参加者側クリア条件 霧雨 涼華の殺害

 

参加者側敗北条件 上記の条件が満たせないか、降参した場合

 

特殊ルール 主催者、参加者死亡時、ギフトゲーム終了後に生き返る

 

霧雨 涼華印』

 

とかかれていた。

 

「さあ、早くやりましょう?世界を恨んではいないけれど、魔王なんて名乗れるほど強くもないけど、

 

子供が見てるの。絶対に負けないわよ?かかってきなさいな、小娘」

 

涼華はそう言うと自身のリミッターを一つ解除する。

 

直後、いままで抑えていた威圧も全て解放し、白夜叉に向けて放つ。

 

それを、意地からなのか、白夜叉は涼しい顔をして流そうとするが、

 

冷や汗が出ているし、顔も若干青い。

 

「まさか、この程度で気絶したりなんてしないわよね?まだたかが第一段階ですし」

 

「お母さん、そんなことより、私はやくあの人を解体したい」

 

ジャックと呼ばれていた少女が、両手にナイフの様なものを持ちながら涼にそう言う。

 

「そうね、それじゃあ、どこまで戦えるようになったか見てあげるわ。

 

あれだったら、私が後でもう少し鍛えてあげるわ」

 

涼華がそう言うと、ジャックは満面の笑みを浮かべ、

 

「約束だよ!」

 

と言うと、そのまま白夜叉の方へ向かっていく。

 

「お母さんとはやく遊びたいの!だから、最初から本気でやるよ?」

 

白夜叉は、二人が会話しているうちに、気合いを入れ直したのか、真っ直ぐとジャックの方を見ている。

 

そして、体は、どんな攻撃にも対処できるようにか、すこししゃがむようにしている。

 

「・・・今宵は地獄、私達は、炎、雨、力、殺戮をここに、解体聖母(マリアザリッパー)!」

 

直後、ジャックの体がぶれる。白夜叉はとっさの判断で、横にジャンプをして回避する。

 

白夜叉がさきほどいた場所は、特になにも傷がなかった。

 

しかし、白夜叉は、なぜ自分が横に飛んだのか、自分が相対していたのは何者なのかを忘れ、

 

涼華の方を向く。

 

「解体するよ?」

 

白夜叉は、すぐ後ろから聞こえたその声に反応出来ず、そのまま意識を失うことになったのだった。

 

「あーあ、バラバラになっちゃった。まあいいや、お母さんにほめてもらおう♪」

 

そんな声が白夜叉に聴こえたのは、幻聴だったのか、

 

それは、ジャック以外知ることはないだろう。




これ、涼華戦って無いですね・・・竜も鬼も動いてないですし・・・

意見や疑問、誤字脱字、ここをこうした方がいいなど、感想待ってます。

ちなみに、白夜叉は死んだのではなく気を失っただけです。死んだのではありません。

大事なことだから二回言いました。

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