Re:ゼロから始めるIS生活   作:傍観者×

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「ねぇ ちゃんと風呂入ってる?」



「入ってるわ!」




「ええ~?姉ちゃんと風呂入ってるの?ラブラブやなー」




「入ってないわ!」








という小学生の会話を聞いていてああ自分も小学生くらいの頃こんな会話してたな~今の小学生もこんな会話するんやな あんまり昔も今も変わらないものもあるんやな~としみじみしていた傍観者です。









ようやく季節外れの大掃除も終わったので投稿です。











では第1話どぞ!


微熱

俺の名前は菜月昴。少し目つきは悪いがそれ以外は特に何もないごく普通の高校3年生だ。

 

さて今日も日課のマンガの立ち読みをするか。

 

あ~みんなが授業を受けている中で読むマンガは背徳感にあふれていて最高だぜ☆。

え?学校には行かないのかだって?おいおいジョニーたまには息抜きも必要だろ?固いこというなよ。人間の努力は風船と同じ、適度に空気を抜かないと破裂して全てが無駄になっちまうってわけさ。

 

 

 

 

    ジョニーって誰だよ 

 

 

 

 

自分の発言に自分で突っ込みいれるって俺相当末期だな・・・

 

まあいいや俺の名前は菜月昴 ごく普通の引きこもりだ。訳あって1年近く学校に行っていない。代わりに深夜アニメ、夕方アニメ、アニメにカテゴライズされるものは全て見てきた。キリィ

 

などと心の中でカッコをつけてマンガを読んでいた。

 

ワンピー〇でエースが死んじまったよ・・・

 

銀〇ももう終わりそうだな・・

シリアスも悪くないけどやっぱり日常回の方が昴さんは好きだなー。

 

店員がこっちを睨んでるけど知ったことか。こちとら天下不動の無一文にしてぼっちで引きこもりでニートでオタクなコミュ障なんでな。

 

というかこんだけ属性があるんだからそろそろ主人公になれねえかな?

 

今週もジャン〇がおもしろかったので何度も読み返してるうちに2時間ほどか経過しただろうか。読み終えたジャン〇に敬礼を捧げ顔を上げた瞬間カップルが視界に写っていた。

菜月昴はもともと社交的な方ではないし、目つきの悪さと相成って彼女どころか心を許せる友達すらいなかった、否 不登校なので作りようもなかったという方が正しい。まあもし仮に不登校じゃなかったとしてもできたかどうかは不明であるが・・・

 

だからカップルを見かけたとき爆発しろと思った。だいたい恋人なんて宝くじと同じだ。同じ!告白して付き合うかどうかだろ?ちょっと振られた時に負う心の傷と今後の人間関係にリスクを生じるからしてないだけだ。俺もこの目つきがなかったらもう彼女なんてできてるんだからね 勘違いしないでよねー

・・・やっぱり男のツンデレは需要がないな・・・などと考えつつリア充破ぜろ☆と念じながら買い物をしていた。

 

新発売 ダイヤモンドよりも硬いガムと普通のサイズのカップラーメン醤油味と期間限定ミルク味という絶対不評になりそうな味のラーメンを買っていた。

ミルク味って絶対に売れないだろ?なんでも期間限定と書いとけば売れると思ってやがるな まあ怖いもの見たさで買う俺みたいな客も少しはいるんだろうな・・・などと適当なことを考えていると

 

「296円になりゃーす」

 

 

「ありがとう ございやした」

 

やる気のない店員の声が聞こえ会計も終わり、コンビニを出ようとした。自動ドアが開き来た時と変わらぬ風景が昴の視界に入る。

 

「はあぁ 地味に自宅からコンビニって距離あるよな~面倒くせぇ カッコいいバイク欲しいぜ バイク 盗んだバイクで走り出す~ ってそれ犯罪じゃない?」

 

などと考えながら自動ドアをくぐり店を出ようとしたその時に

 

視界が真っ白になった。

 

「なんだこれ?どうなってる?車の光か?それとも誰かがライトでいたずらしてやがるのか?うわぁぁ  眩しっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付くと景色がずいぶんと変わっていた。コンビニをでたら道路を挟んで何個か小さい釣具専門店やガソリンスタンドがあったはずだ。それがビル、ビルあたりを見回しても大きいビルが立ち並んでいた。

 

そして何より決定的に違っているのが夜ではなく昼になっていたのだ。

 

今の状況を端的に説明するならまぶしい光を浴びたと思ったら夜が昼になり知らない世界にいた。何を言ってるかわかんねぇと思うが俺自身何が起こったのかわからねぇ白昼夢とか車の光とかそんなちゃっちいもんじゃねぇもっとすごい何かの片鱗を見たぜ

などとおどけて見せたナツキスバルだが、本当は相当焦っていた。

 

「おいおい さっきまで夜だっただろどうしていきなり昼になってるんだ?それにここはどこだ?」

 

ナツキスバルが見たそこには眩しいくらい太陽が照り付け、巨大な高層ビルが建ち並んでいた。

 

 よ~し落ち着けナツキスバル 普通の主人公なら慌てるだろうがお前は察することが出来るクール系の主人公だ。だからこんなことろでパニックったりしない

 まずは状況を整理しよう。俺がコンビニから出たのは間違いなく夜だった。しかし今はどう見ても昼だ。そしてコンビニでダイヤモンドガムと醤油とミルクのカップラーメンを買った。スバルは手に持ってる袋から中身を見た。

うんやっぱりあるな。これでさっきの光が夢だって可能性は消えた。

そしてコンビニなんだが・・・ スバルは後ろを見てみるがコンビニはなく大きいビルが建っていた。日本っぽいけど場所が違う。時間も夜から昼になっている。

 

 

「つまりこれはテレポーテーション!?」

 

 

空間だけでなく時間すらも超越できる最強の空間魔法の使い手になったのかオレ・・

いや〜アニメとかで夢は信じていればいつか叶うんだ。ってセリフあったけどオレはほとんど信じてなかったんだよな。何か特殊な異能が使えたり世界がゾンビだらけになったり正義のために法で裁けぬ悪を裁く非合法の正義の殺し屋集団の一員になる妄想を良くしていたな。こんなの所詮フィクションだ。現実にあるわけがないと思いながら世界は広いんだしもしかしたらそういうことになるかもしれないとほんの、ほんの僅かに期待していた。でもそれが叶ったんだ。オレは空間と時空を支配する能力を手に入れた。つまりこの能力は俺の力、俺の手足、俺のものだ。だからこの力を使ってまずは金儲けをする。

まず過去に飛んで宝くじなり株なりFXなりの為替相場の変動や株の動きを覚える。そして一生遊んで暮らす金を手に入れるんだ。普通の主人公ならここで誰かのために正義のために力を使おうとするがこの俺ナツキスバルは違う。まあ誰か可愛い俺のメインヒロインが現れたら使うかもしれないがどちらにしろ金がいる。メインヒロインを助けるためでも自堕落なネトゲジャージでゴロゴロな生活を送るにしても金は持っていて損はないだろう。結局世の中金とコネだ! ってどっかの堕天使も言ってたしね

 

というわけで 行くぜテレポート

 

・・・

 

あれかなこれはもっと強く心に念じて専用の呪文とか唱えないとダメなのかな?

 

我こそは時空間の支配者なり。全てを超越する我が乞い願う。我をこの地より先たる未来へ飛ばしたまえ。飛ばしたまえ。飛ばしたまえ。我が願い奉る。我が真名菜月昴の名において命ず。時空を超越せよ。テレポーテーション

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

これはあれかな?ゲームでいうところのMP切れかな?まあ初めて異能を使ったわけだしというか全然まだこの能力を把握してないからね まあ後々使えるようになるだろう

それにもうこの能力を使えなくても能力を使ったという記憶さえあればそれだけで期待できるからな

 

と前向きなのか後ろ向きなのかよくわからないことを考えていた時にスバルはふと周りの人の視線が気になった。

 

スバルの発言は幼少期のころからややエキセントリックというか常人とは違うちょっとズレた思考回路をしていた。まあ簡単に言うとちょっと変わった子ども扱いされていたので昔から変人扱いを受けていた。

だから多少の視線などならスバルは気にならない。そういった視線には慣れているのだ。

 

ただ今回の視線は何かねっとりとした絡みつくような得体のしれない気持ち悪さを感じた。せっかく俺が考えた最強の呪文を盛大に空振りした恥ずかしさも相まってささささっと人のいなさそうな路地裏の方に移動していった。

 

 

 

 

移動してる最中にチラッと見たが向けられた視線のほとんどが女性だったのは気になった。

も、も、もしかして俺の顔は東京受けするのか?ついにあの都市伝説のモテ期が到来したのかとバカな思考に走っていった。ちなみになぜここが東京だと分かったのかというと、走っている最中に ようこそ東京へ という看板が見えたからだ。

というか埼玉から東京って電車で3120円じゃん・・・

俺の不思議体験3120円で経験できちゃうのかよ

テレポートするならもっと沖縄とか北海道とかオーストラリアとか遠い所にしろってーんだよ。神様

ああ でも海外だと不法入国になるのか。というか太平洋のど真ん中や空中にテレポートしなかったのを喜ぶべきなのか?

 

想像してナツキスバルは少し冷や汗をかいた

 

そしてスバルは路地裏を歩いていると駄菓子屋を見つけた。木造1階建てで窓ガラスにはヒビが入り、ツタが屋根まで伸びていた。

さびて熟れたトマトのような赤い屋根に緑のツタが伸びていてより一層不気味さを醸し出していた。

入ろうかどうか迷ったが少しでも情報が欲しいと思い入ることを決めた。

そもそも自分は勝手に一日前の夜から昼にテレポートしたと思いこんでいたが、自分のいた2017年3月1日より過去なのか未来なのか情報を確かめたくてちょっと薄気味悪い駄菓子屋に入っていった。

 

 




今後の大まかな展開や方針は先にある程度は決めています。



あと原作と似たような展開になる部分もありますがそこは勘弁してください。
ではでは感想評価 お待ちしております。



あと出来たら評価をつけるときは感想をくれるとありがたいです・・・



無言で低評価をつけられるとギルガ○ッシュ ボイスで



「貴様など評価する価値もない 失せろ雑種」



と言われてる気分になります。





ただ低評価が悪いかというとそうではなく低評価の理由を知ることでそれを改善していき、自らの力になると私は思っています。



どっかの偉い教授が言ってた言葉ですが最も悲しい作品は低評価の作品ではなく評価されない作品である。と



ああ別に評価されない作品を貶しているのではなくあくまで悲しいってだけです。貶す意図はありません・・・



はぁ・・・
様々な人に必要以上に様々な配慮が必要な息苦しい社会になってオイラは悲しい・・・










では近いうちにまた次話で  ノシ

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