もう一人のカンピオーネ   作:@マークマン

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まつろわぬ神

正史編纂委員会(せいしへんさんいいんかい) 東京分室

 

少し遅れて護堂達もやって来た。

 

「さて一体どういうことだ」

『実は富山の農村でまつろわぬ神が出現したとの報告があったんだ』

「それで、俺達にどうしろと」

『すまないが御身達には調査を依頼したいんだ』

「んで、富山の山奥まで行けと」

『本当にすまないと思っているがお願いする』

『分かりました』護堂達は乗り気のようだ・・

「リーシャ、麗子どう思う?」

『いいんじゃないでしょうか『わたしもいいと思います』』

二人とも賛成か、ここで俺だけごねるのも格好悪いな。

「分かったその依頼受けよう、ただし戦闘になった時にどちらが戦うか決めておこうか」

『今回は東城先輩にお任せします『護堂』いいんだエリカ、先輩の戦いを見てみたいんだ』

『護堂がそう言うのなら今回はこれ以上は言わないわ』

「分かった今回は俺が戦おう、但し余程危なくなったら援護頼むぞ」

『はい任せてください』

俺は疑問に思っていたことを尋ねる事にした。

「ところでリーシャと麗子は戦えるのか?」

『私は少しは戦えますが神となると苦しいですね』

『私も同じです、戦えないことはありませんが神は無理だと思います』

「そうかー、援護くらいは出来そうか?」

『はい、それくらいは大丈夫だと思います』

『私もですね』

こうして自分の権能もわからぬままに戦いに赴くのであった。

 

*****

 

富山県 山奥の村

 

なんかゾワッとする、力が溢れて来る感じだ。

近くにまつろわぬ神がいる予感がひしひしする。

取り敢えずは村を見て回ることにした。

「護堂は、東から村を回ってくれ。俺は西から回るから」

『分かりました何かあればスマホで連絡しますので』

「ああ、よろしく頼む」

こうして西周りで村を見て回る事にした。

「なあ、二人ともどうやって戦うんだ?」

『私は魔術と細剣(レイピア)で戦います』とリーシャは言う

『私は呪術ですね犬型の式神をつかいます』と麗子は言った

リーシャが言う

『和也さんはやはり古武術ですか』

「いや空手も使えるぞ、どちらかと言うと空手の方が得意だな」

ん?

気配が強くなった気がする

「近くにいそうだ気をつけろ『『はい』』」

前方から気配を強く感じる、そこにはボロボロになったお堂があった。

確実にいる、何故かそう確信した。

突然お堂に雷が落ちた、そしてそこにはまつろわぬ神が顕現していた。

『おお、神の力を持つ者か我と戦え』

なんだこいつ、いきなり戦えとか言い出したぞ。

「おい、神さん良かったら名前教えてくれないか」

『我が名は雷帝インドラさあ勝負だ神の力を持つ者よ』

いきなりバトルとかヤバイわ、こっちは権能も分からんのに護堂来てくれんかな。

 


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