昭和58年6月9日金曜日
「きりーつ きよつけ れーい」
「「「「おはようございまーす」」」」
挨拶をしたあと全員席に着いた
そして、授業が始まった
「圭ちゃん!」
「どうしたんだ魅音そんな大声出して」
俺は魅音の元に駆け寄った
「へへ~ここがわからないんだけど教えてくれない?」
なんだ問題がわからないだけか、とその問題を見た瞬間目を見開いた
「魅音こんなのがわからないのか!?」
魅音がわからなかったのは少数のかけ算だった
俺が驚いているとそこにレナが駆け寄ってきた
「どうしたの圭一くん?」
そう言ってレナは魅音が解いている問題の答えを見て苦笑いをして自分の席に戻っていった
「やばいぞ!お前これじゃあ高校なんて通れねーぞ!」
「え~!それは困るな~」
魅音が珍しく悩んでいた
そしてたどり着いた答えがこれらしい
「今度私の家で勉強会しない?」
「まぁいいけど」
「じゃあ決まりだね」
そう魅音はが喜んでいると
「どうしたんですの圭一さん?」
そう言って沙都子が近寄ってきた
「ん?あっ、いや今度魅音の家で勉強会しようっていう話をしてたんだ」
「いいですわね、わたくしたちも行っていいですこと?」
「そうだな魅音、沙都子たちも誘っていいか?」
「ん、.... いいよ」
そう言ったとき魅音は顔をそらした
「じゃあ梨花ちゃんも来るっていうことでいいんだな」
「はいなのです、僕もいきますのです」
それじゃあレナも誘わないと
「レナーお前も来るか?」
「えっ、そんなに行っても迷惑じゃないかな?」
そう言うと
「あ、ああ大丈夫、大丈夫私がちゃんと言っとくから.. .... 」
そう言ったときレナは少し表情を明るくして言った
「それならレナも行くよ」
「よし!それじゃあ決まりだな」
そう喜んでいると頭に衝撃がわたった
ベシッ!
「圭一さん、そういう話は授業中にすることではありません」
そう言ってクラスの皆が大声で笑った
なんで、レナたちもくるんだろ?
今回は圭ちゃんだけを誘って二人で勉強しようと思っていたのに、特に沙都子と梨花ちゃんは遠慮位してほしかった。くそっ!全部あいつらが悪いんだ!!
次の日
「おう!皆揃ったか?」
「全員いるよ!」
「遅刻しないようにちゃんと早く来たんですのよ」
「みー、早く中にはいろうなのです」
園崎家の門が開いて魅音が出迎えてくれた
「全員揃ってるね、じゃあ皆入って」
敷地内に入るとやはり思う
「魅音の家って」
「やっぱりでけー!」
そう言うと魅音の顔が一気に緩んで
「でっしょー!やっぱ圭ちゃんさすがだねー」
そういいながら入っていった
ネタキレタ